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事業承継におけるM&Aアドバイザー選びのポイント
2021.04.21 | M&A

事業承継におけるM&Aアドバイザー選びのポイント

事業承継に悩む経営者にとって、M&Aは一生に一度の取引です。一生に一度のM&Aの交渉をサポートするM&Aアドバイザーはどのように選べばいいか迷われている方も多いと思います。今回はそのM&Aアドバイザー選びの重要な5つのポイントについて解説します。

事業承継に悩む経営者にとって、M&Aは一生に一度の取引です。一生に一度のM&Aの交渉をサポートするM&Aアドバイザーはどのように選べばいいか迷われている方も多いと思います。今回はそのM&Aアドバイザー選びの重要な5つのポイントについて解説します。

円満な事業承継成立に欠かせないM&Aアドバイザー

いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

事業承継に悩む経営者にとって、M&Aは一生に一度の取引です。一生に一度のM&Aの交渉をサポートするM&Aアドバイザーはどのように選べばいいか迷われている方も多いと思います。

今回はそのM&Aアドバイザー選びの重要な5つのポイントについて解説します。

重要ポイント①M&A知識の柔軟性

M&A取引というのは、会社によってスキームが変化したり、契約内容も個別カスタマイズが当然のように行われる取引です。M&Aの基礎知識を持っていることはもちろんですが、じゅうなんな対応力をもっているかは重要なポイントであると言えます。

重要ポイント②スピード

交渉事はスピードが大切です。せっかくうまくいっている案件も、アドバイザーの動きが遅いと、両社の熱意が冷めてしまうことすら考えられます。アドバイザーの動きのスピード感についてはチェックすべきです。

重要ポイント③人脈

アドバイザーに求められる人脈は多岐に渡ります。買い手候補となる会社との人脈だけでなく、専門家同士のネットワーク、業種別のプロフェッショナルとのネットワークも重要です。

重要ポイント④実績

案件数だけでなく、案件のサイズも確認したほうがいいでしょう。譲渡対価が10億円の案件と、1,000万円の案件では、やるべきタスクが全く違いますし、注意する工程すらも変わります。自社の企業価値にマッチしたM&Aアドバイザーに依頼することがベストでしょう。

重要ポイント⑤寄り添う心

いちばん大切なことだと思っています。アドバイザーの役割は、あくまで売り手様と買い手様の交渉をお手伝いすることが仕事です。成功報酬のために動くアドバイザーに依頼するのは危険です。よく人間性を見定めるといいと思います。

皆さんのM&Aに対する取り組みが、より良い交渉になることを祈っています。
最後まで読んでいいただき、ありがとうございました。

市川 優
Writer 市川 優
市川 優
Writer 市川 優
株式会社サクシード 取締役 コンサルティング事業責任者  
MBA(経営学修士)  JMAA認定M&Aアドバイザー 
1984年千葉県柏市生まれ。専修大学法学部卒、グロービス経営大学院卒。
地元金融機関にて、融資係、融資渉外係として勤務。融資渉外係時は、中小企業支援を中心に尽力し、4年連続で優秀渉外賞、特別賞を受賞。中小企業が持つ様々な経営課題に対しては、金融面のみの支援だけではなく総合的なコンサルティング支援が必要であると考え、現職に転職。同社のM&A事業立ち上げを経験し、2020年1月には「地域特化型M&Aプラットフォームツグナラ」を事業責任者としてサービスローンチした。2018年より執行役員、2021年に取締役に就任し、現在に至る。著書に「事業承継 買い手も売り手もうまくいくリアルノウハウ」(ビジネス社)共著。

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