ツグナラ

ツグナラとは

about TGNR

設立趣意

~人と事業の縁結び「ツグナラ」~

地方創生の一丁目一番地、事業承継課題の解決に向けて

株式会社サクシード 代表取締役 水沼啓幸

弊社は2010年の創業以来、「次世代により良い社会を引継ぐ」との理念のもと一貫して中小企業の事業承継をご支援し続けて参りました。その過程で様々な中小企業の皆様と出会って参りました。リスクを取り果敢に新しいことに挑戦する経営者、社員の皆様はまさに地域経済の基盤を支える中核機能であり、新たな付加価値を創造する苗床でもあります。
しかし、今地域は人口減少、グローバル競争、IT化、都市間格差などの構造的な問題、そして新型コロナのパンデミックと激変する環境下で生き抜くことを迫られています。さらに、日本の中小企業の127万社において後継経営者不在で多くの企業が今後10年間で廃業の危機に瀕しているという状況にあります。このままでは地域は多くの雇用やこれまで培ってきた経験や技術、将来にわたっての付加価値の源泉を失うことになるでしょう。その地域課題解決の一助としてこのツグナラは誕生いたしました。

ツグナラが有する2つの機能

ツグナラは中小企業の経営者の皆様をはじめ金融機関、支援機関、専門家などが活用できる機能が大きく分けて2つ存在いたします。

1つ目が地域のご当地企業の経営や業界、地域に対する思いや方針、引継ぎや進出を希望する経営資源(会社、業界、エリア、社員、取引先、商品・サービス、技術、設備)の情報を数多く掲載して参ります。掲載する企業は、経営資源(社員、取引先、技術、設備)引継ぎを希望する地域の未来を担う、厳選した「ご当地」企業です。経営理念や地域貢献、業界への思いを日々の取り組みを通して商品、サービスとともに取り上げます。さらに、希望する企業や人、設備などの経営資源をエリア、業種ごとに情報発信して参ります。

2つ目の機能として地域内での事業承継課題を具体的に解決する「地域中小企業M&Aプラットフォーム機能」です。第3者承継のエコモデルを回していくために地域金融機関、支援機関、専門家の皆様と連携したM&Aを包括的に支援するリアル地域ネットワークです。複雑に絡み合う事業承継課題の解決に資する専門家ネットワークや課題解決に向けた知見の集約など一貫してM&Aを含めた経営資源の引継ぎに関するソリューションが提供できます。このすでにこのネットワークの中から新しい事業承継事例が生まれ、ネットワークは加速度的に広がりを見せています。

ツグナラが描く世界観

そして、ツグナラが地域内にて創造する3つの世界観があります。その一つ目は地域内での第三者承継事例の増加を促し社員や取引先、成長意欲の旺盛な経営者をその担い手とすることです。国が掲げた第3者による事業承継の目標数値である60万者に少しでも近づけるためのツールとなるようにして参ります。

二つ目に、ツグナラ企業の連携を促進し事業承継時におけるサーチファンドの組成や信頼をベースにした金融仲介機能を創造して参ります。事業承継を促進するには地域において経営人財を数多く輩出していくことと、その人財に対しての金融支援が欠かせません。ツグナラでは地域における経営資源を人(経営人財、社員、職人)、もの(取引先、商品・サービス、設備)、情報(技術、ノウハウ、人脈、歴史、文化)と包括的に規定してマッチングや信用創造を図ってまいります。

最後に、良質な第3者承継に関連する地域市場を地域事業承継エコシステムとして様々な機関の皆様と連携して構築して参ります。地域金融機関、支援機関、専門家のネットワークを形成しマッチング、アドバイザリー業務などを行うことにより地域事業承継エコシステムを構築し、健全な地域M&A市場の創造を図ってまいります。

次世代により良い地域を引き継ぐ

地域を思う、地域に根差した会社がこれまで蓄積された技術、販路、設備そして人材を引き継ぐことで1社でも多くの地域企業を地元に残していくことを念頭におき、多くの皆様と連携しツグナラを「地域企業の、地域企業による、地域企業のための事業承継支援サービス」として、日本全国の地域の皆様と連携を図り、地域に必要とされる経営資源引継ぎを数多く創造し地域の抱える事業承継課題の解決を図ってまいります。そして、ツグナラが創出するネットワークを用いることで次の世代に誇れる地域づくりの一助となることを念じて活動を続けて参ります。

株式会社サクシード
代表取締役 水沼 啓幸

株式会社サクシード 代表取締役 水沼啓幸

法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA)2000年株式会社栃木銀行へ入行。主に、融資、法人営業を経験し、事業承継、中小企業金融に精通している。また、法政大学大学院では中小企業において今後問題化すると予想される『後継者の育成方法の研究やその支援の在り方』について深く研究する。2010年4月に財務・金融、事業承継支援を専門とするコンサルティング会社 株式会社 サクシードを設立し代表取締役に就任。2014年より日本で一番の経営人財の養成機関を目指して「とちぎ経営人財塾」を開講、次世代経営者の育成をテーマに活動し、年間80社以上の経営計画策定支援業務を行っている。2020年1月より地域の成長意欲の高い企業を地域資源としての中小企業の引き継ぎ手として登録、PRする地域特化型M&Aプラットフォームサービス「ツグナラ」をローンチ、事業承継をテーマに地域課題の解決を図るべく活動を行っている。
現在、作新学院大学 客員教授、人を大切にする経営学会 事務局次長として全国のいい会社を訪問し次世代の企業経営の在り方について研究活動を行っている。
著書に「地域一番コンサルタントになる方法」出版(同文館出版)、「キャリアを活かす!地域一番コンサルタントの成長戦略」(同文館出版)「後継者の仕事」(PHP研究所)「さらば価格競争」(商業界)共著、「日本のいい会社」地域に生きる会社力(ミネルヴァ書房)共著、「いい経営理念が会社を変える」(ラグーナ出版)「ニッポン子育てしやすい会社~人を大切にする会社は社員の子どもの数が多い~(商業界)共著、「実践ポストコロナを生き抜く術!強い会社の人を大切にする経営」(PHP研究所)その他帝国ニュース(帝国データバンク)近代セールス(近代セールス社)等連載執筆多数。

資格等

中小企業診断士
作新学院大学 客員教授
人を大切にする経営学会 事務局次長
日本でいちばん大切にしたい会社大賞 実行委員会事務局
草加でいちばん大切にしたい会社大賞 審査委員
栃木県中小企業振興審議会委員(平成22年度)
法政大学大学院 地域研究センター 客員研究員
法政大学大学院 中小企業研究所 特任研究員
宇都宮市CSR推進協議会 委員
とちぎ経営人財塾 代表
松下政経塾 経営実践塾 講師

ツグナラが解決する課題

2019年、帝国データバンクの調査にて「向こう一年以内に日本の中小企業140万社のうち約31万社の中小企業が廃業する危機に瀕している」と報告されました。この結果からも地域における事業承継問題は雇用に直結する地方創生の1丁目1番地であり、その解決のニーズは日に日に高まっていると言えると考えます。地域の約半数の中小企業において後継者がいない実態、また地域企業の85%が小規模企業であるという現実を考えると、事業承継の一つの形として地域企業に合った使い勝手の良いM&Aサービスがあってしかるべきであるとの思いから本サービスを創案いたしました。本サービスにより以下の地域における事業承継課題を解消して参ります。

地域における中小企業、特に小規模企業のM&Aによる事業引き継ぎを促進する

地域におけるM&Aアドバイザリーサービスを地域企業が使いやすい形で構築する

地域において事業意欲旺盛な有力中小企業をクローズアップして円滑な事業の統合、集約を進める

グッドデザイン賞

ツグナラの特徴

ツグナラは人と事業の縁結び、地域経営資源引継ぎの
Webメディアプラットフォームです。

ツグナラは「人と事業の縁結び」と「地域経営資源引継ぎ」を担うプラットフォームです。企業の特徴を発信することで、地域における人材・販路の開拓の縁結びをお手伝いします。

ツグナラとは

BIに込めた思い

ツグナラのロゴマーク・ロゴタイプは栃木県在住のブランディングデザイナー、青柳徹氏によるものです。

ツグナラのテーマや目指すべき在り方を目で見える形に表現していただきました。

ツグナラロゴマーク

ツグナラの語源となる「継」という文字は「糸」の集合体で、旧漢字表記は「繼」という字形であった。昔から何かを繋ぐには「糸」という文脈は切り離せないものだったと考えられる。

ここから、ロゴマークでは継ぐ側と継がせる側を結ぶ「縁」を連想させるエレメントとして5本のライン(糸)を中央で1回転させ「御縁(五縁)」を表現。両サイドの端を上げることで、羽ばたく鳥のイメージとし、次世代へとお互いに協調し合い飛び立つデザインに。

地方で展開するM&Aがポジティブなイメージとなるよう、全体をおめでたい時に使用される「水引」を想起させるような形状に。メインカラーにも古来からおめでたい時に使われる「臙脂(えんじ)」を取り入れました。

ロゴタイプについても、継ぐという行為をより印象付けるために、エレメントに細い糸を想起させるラインを配置し、下に配置したアルファベットもブロック毎をラインでつなぎ繋ぐイメージを強調しています。

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