ツグナラ
成長戦略としてのM&Aで目指すべきもの
2021.07.19 | M&A

成長戦略としてのM&Aで目指すべきもの

経営外部環境がすごいスピードで変化する昨今、買収した企業の収益性を維持することは簡単なことではありません。得意先が大手で安定している企業であっても、競合企業の出現やコストカット対象になるリスクはゼロではないのです。そのようなリスク回避のためにも、買収前から既存事業とのシナジー効果(相乗効果)を戦略として考察しておく必要があります。買収先の収益性が高いから、大丈夫といった油断は禁物と言えます。

経営外部環境がすごいスピードで変化する昨今、買収した企業の収益性を維持することは簡単なことではありません。得意先が大手で安定している企業であっても、競合企業の出現やコストカット対象になるリスクはゼロではないのです。そのようなリスク回避のためにも、買収前から既存事業とのシナジー効果(相乗効果)を戦略として考察しておく必要があります。買収先の収益性が高いから、大丈夫といった油断は禁物と言えます。

いい会社への経営戦略、事業承継に強いコンサルティング会社サクシードの市川です。

成長戦略としてのM&Aで目指すべきポイントは、大きく分けて2つあると思います。

1つ目は、既存事業とのシナジー効果を狙うことです。

経営外部環境がすごいスピードで変化する昨今、買収した企業の収益性を維持することは簡単なことではありません。得意先が大手で安定している企業であっても、競合企業の出現やコストカット対象になるリスクはゼロではないのです。そのようなリスク回避のためにも、買収前から既存事業とのシナジー効果(相乗効果)を戦略として考察しておく必要があります。買収先の収益性が高いから、大丈夫といった油断は禁物と言えます。

2つ目は、既存事業と買収事業とで共有できる費用を算出することです。

M&Aメリットの一つとして、共有できる費用についてすぐに削減することができる点があげられます。買収時には対象会社の損益状況を把握しますが、買収後にはどの費用が削減対象となるのかを、具体的に計画しておくことが重要です。削減対象として最も多いのは、本部費であるといえます。一般的に管理費と呼ばれるコストは削減の可能性が高いため、買収前にしっかり確認しておくといいでしょう。

M&Aによる成長戦略は、いかに既存事業と新規事業を組み合わせて、高い効果が得られるかが大きなポイントです。既存事業とのシナジー効果と、共有できる費用の算出は、買収前に入念に精査し、考察しておくことをおススメします。

これからも皆様のM&Aが前向きに、そして素晴らしい結果を得られることを心から願っています!

市川 優
Writer 市川 優
市川 優
Writer 市川 優
株式会社サクシード 専務取締役 東京・埼玉エリア統括  
MBA(経営学修士)  JMAA認定M&Aアドバイザー 
1984年千葉県柏市生まれ。専修大学法学部卒、グロービス経営大学院卒。
地元金融機関にて、融資係、融資渉外係として勤務。融資渉外係時は、中小企業支援を中心に尽力し、4年連続で優秀渉外賞、特別賞を受賞。中小企業が持つ様々な経営課題に対しては、金融面のみの支援だけではなく総合的なコンサルティング支援が必要であると考え、現職に転職。同社のM&A事業立ち上げを経験し、2020年1月には「地域特化型M&Aプラットフォームツグナラ」を事業責任者としてサービスローンチした。2018年より執行役員、2021年に取締役に就任し、現在に至る。著書に「事業承継 買い手も売り手もうまくいくリアルノウハウ」(ビジネス社)共著。

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