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アスベスト対策工事に
ベクトル株式会社
社会問題の解決とお客様のニーズの実現を目指す「社員一丸」経営
経営理念
安心・安全・信用を基本に、お客様のニーズに社員一丸となって確実にお応えします。
代表者メッセージ
高校卒業後に建設業の世界に飛び込み、職人として10年間さまざまな工事に携ってきました。やがて独立を考えるようになり、私が選んだ仕事がアスベスト対策工事です。
アスベスト(石綿)は、建設現場において保温断熱の目的で長年使用されてきたものの、その有害性が確認され、健康被害等の問題も多数発生しました。中でも2005年にアスベストを取り扱う工場で働いていた社員や退職者、請負会社の社員、地域住民の間で、アスベスト関連疾患の患者が多数発生したことで改めて社会問題としてクローズアップされました。
私はそのさなかである2008年に個人事業として弊社を創業しました。職人としての自分の将来を考える中で、社会にとって必要とされる仕事をしたいと考えたのがスタートでした。
現在、アスベストは全面的に使用禁止になっているものの、使用した建物の数は膨大で、年間に解体・改造・補修工事が必要とされる件数は全国で100万件を超えると言われています。またアスベストを使用した建物の老朽化のピークは2030年頃と言われており、今後10年はアスベスト対策工事の件数も増え続けていくことが予想されます。
近年では10年後以降の新たな事業の柱を育てるべく、アスベスト対策工事だけではなく、内装解体工事やアスベスト対策工事用に導入した設備機材を活かす形での土木工事関連事業などにも進出しています。
現在はまだ小さな会社ですが、社名である「ベクトル」のごとく全員が常に同じ目標を目指し、「安全・安心・信用」をモット-に日々精進努力して参ります。
代表取締役社長 髙橋 毅光
私たちのこだわり
創業以来アスベスト対策工事を専門に行う企業
弊社は埼玉県入間市でアスベスト対策工事を中心に環境対策事業を展開する建設会社です。個人事業として創業した2008年から一貫して、アスベスト対策工事をメインに行ってきました。
現在、肺がんなどの健康被害を引き起こすことが確認されたアスベストを新たに製造・使用することは禁止されています。しかし、従前からあった建造物では、未だにアスベストを含むものも多数存在しています。さらにアスベストを含む建造物の老朽化に伴い、解体工事の需要が昨今では増えており、その需要は、国土交通省の推計によれば2030年頃がピークになるとされています。実際に、アスベスト対策工事を専門に行う弊社にも、全国各地から多数の依頼を頂いています。
アスベスト除去は高い専門性が必要とされるため、さまざまな知識、ノウハウ、資格が必要となります。特にここ数年間は、アスベストの関連法令が改正され、解体工事を行う際には事前調査にはじまり、届出、作業場所の隔離など厳格なルール運用が求められるようになりました。2023年10月からはその事前調査者に「建築物石綿含有建材調査者」の資格保有が義務付けられるようになります。弊社では既に14名の有資格者がおり、準備は万全です。また、現場で作業する社員の大半は「石綿作業主任者資格」を取得し、最終処理場への運搬に必要な「特別管理産業廃棄物収集運搬業」の許可も取得しています。弊社では、調査から処理までアスベストに関する一連の業務をワンストップで受託できることが強みとなり、「アスベストのことなら何でもベクトルに任せられる」とお客様から言って頂けるようになりました。
アスベスト対策工事が社会から求められる仕事だと感じて転職
私は、高校を卒業してすぐに職人として建設業界で働き始めました。24歳で結婚して長男が生まれた頃には独立したいという気持ちが芽生えたものの、専門分野が細分化している建築業界で、自分が極めたい道を決めきれずにいました。
そのような思いを抱いていた2000年代前半に、アスベストがもたらす健康被害が大きな問題になっていることをニュースで知りました。アスベストの有害性とそのアスベスト使った建物が数多く存在している事実に驚きつつ、建設業に携る者として、アスベスト対策事業は、社会から求められている仕事だと確信しました。
そこで2008年に個人事業主として弊社を創業し、アスベスト対策工事を取り扱う解体工事会社からの仕事をメインで受けるようになりました。当時、建設現場の職人として10年以上のキャリアがありましたが、解体工事の経験は少なかったため、新鮮な気持ちで仕事に取り組めたことを覚えています。また、当時はアスベスト除去に使用する機器類や薬剤はアメリカ製のものが多く、取扱説明書はすべて英語でした。今のようにインターネットの翻訳サービスも普及していなかったので、使い方を先輩に聞いたり、英和辞典で分からない単語の意味を調べたり、苦労して使い方を習得しました。
仕事に慣れ、お客様からご指名頂けるようになってきた2011年に、ベクトル株式会社を設立しました。
社名「ベクトル」に込めた想い
弊社の「ベクトル」という社名には「社員全員が同じ方向を向いて仕事をしよう」という思いを込めています。ただ、社長である私の言うことに「黙って従え」という意味ではありません。むしろ経営判断を求められる場面では、役員だけではなく、現場担当の社員ともよく話し合ってみんなが納得できる方法を検討しているのが弊社の社風です。
私たちが大切にしている経営理念は「安心・安全・信用を基本に、お客様のニーズに社員一丸となって確実にお応えします」です。これは社員の間でも合言葉になっています。この理念の中で「社員一丸」はベクトルを合わせる意味で使っています。また「お客様のニーズ」という部分も大切だと考えています。弊社が存続できているのは、お客様のニーズに応え続けてきたからに他なりません。「先義後利」の考え方で、目先の利益を追うのではなく、お客様のお役に立てるかどうかを第一に考えて仕事に取り組むようにと社員に伝えています。誠実に仕事に取り組んでいれば、きっと誰かが見てくれています。実際、弊社が受注している案件は、現場での社員の働きぶりを見たお客様から、ご指名いただくケースが大変多くなっています。「お客様のニーズ」に応えていくことで、信頼関係を築き、お仕事を頂くというスタンスはこれからも大事にしていきます。
また、私自身も現場に出ることが好きで、この夏も社員にお盆休みを取ってもらうために、私を含む役員が交代で現場で汗を流しました。そうした姿勢を示すことで、社員一丸になっていければと考えています。
さらなる成長を見据えて取り組んだ社内の制度改革
社員が増えるにつれて、働きやすい職場環境の整備が必要だと考えるようになり、会社としてのルールを整備していきました。その1つがボーナス制度です。職人の世界では「餅代」という形で、親方から年末にお小遣いのような形で少しばかりのお金をいただくことはありましたが、制度ではなく、あくまでも親方の好意という形でした。しかし、それでは社員が人生設計を描きづらいと考え、ボーナス制度を導入しました。経営者の立場としては、大きな責任を負うことになりますが、社員のモチベーションが上がったことを実感する機会も増えたので喜ばしい限りです。
モチベーション向上を強く感じるのは、アスベスト対策工事に必要な各種資格取得に対する社員の姿勢です。前述したように弊社では多くの社員が資格を取得していますが、「この資格を取れば現場でできることが増えて、より良い仕事ができる」という前向きな動機から、自分で考え、取得しているケースが大半です。こうした仕事への前向きな姿勢は、先輩から後輩へと脈々と受け継がれており、お互いに刺激し合える良い関係になっています。また、社員同士の心理的な距離感が近く、コミュニケーションが取りやすい雰囲気にもなっています。
かつての私のように独立志向がある社員に対しては、彼らの気持ちに寄り添ってアドバイスをしています。先日も勤続10年になる社員が30歳になり、「そろそろ独立でもしたらどうだ?」と声をかけたら、図星を突かれたような顔をしていました。そこで独立後を見据えて、新たな経験を積んでもらおうと、その社員に対して内装解体工事部門を統括する役員にならないかと打診しました。10年間、アスベスト対策工事一本で頑張ってきた社員だったので、まさかの人事に戸惑いはあったようですが、私の思いと10年後以降は縮小方向に向かうアスベスト対策工事のマーケットを伝える中で、「もう一度、学ばせてください」と言ってくれました。現在は内装解体工事部門を精力的に引っ張ってくれています。
次世代に向けた新たな展望
現在、弊社がメインの事業にしているアスベスト対策工事は、2030年をピークにあと10年は安定したニーズがあると思いますが、その先は徐々に縮小していくでしょう。アスベストという社会課題が解決に向かっていることはいいことです。一方で、経営者としては新たな事業の柱を見つけなければいけません。そのために内装解体工事や土木工事関連の新事業をスタートさせています。内装解体工事についてはアスベスト対策工事のお客様のニーズと重なることも多く、それぞれの事業で獲得したお客様から新たなお仕事をいただくケースも珍しくありません。また、土木関連工事については、アスベスト対策工事用に導入したウォータージェットを使った設備機材を転用しています。新たな市場を開拓するという面で今後に期待しています。
弊社が拠点を構える埼玉県入間市に限らず、建築業の同業者と話す際に、経営者が高齢となり、後継者不在を理由に廃業を検討しているという話をよく聞きます。今後、弊社が考えているのが、後継者問題に悩む経営者の相談役になっていくことです。私は来年で50歳になりますが、事業が軌道に乗っている今のうちから次世代に残せる会社作りを進めています。そのような弊社だからこそお力になれることはあるのではないかと考えています。ぜひ一度気軽にお話の機会を頂ければと思っています。
創業以来アスベスト対策工事を専門に行う企業
弊社は埼玉県入間市でアスベスト対策工事を中心に環境対策事業を展開する建設会社です。個人事業として創業した2008年から一貫して、アスベスト対策工事をメインに行ってきました。
現在、肺がんなどの健康被害を引き起こすことが確認されたアスベストを新たに製造・使用することは禁止されています。しかし、従前からあった建造物では、未だにアスベストを含むものも多数存在しています。さらにアスベストを含む建造物の老朽化に伴い、解体工事の需要が昨今では増えており、その需要は、国土交通省の推計によれば2030年頃がピークになるとされています。実際に、アスベスト対策工事を専門に行う弊社にも、全国各地から多数の依頼を頂いています。
アスベスト除去は高い専門性が必要とされるため、さまざまな知識、ノウハウ、資格が必要となります。特にここ数年間は、アスベストの関連法令が改正され、解体工事を行う際には事前調査にはじまり、届出、作業場所の隔離など厳格なルール運用が求められるようになりました。2023年10月からはその事前調査者に「建築物石綿含有建材調査者」の資格保有が義務付けられるようになります。弊社では既に14名の有資格者がおり、準備は万全です。また、現場で作業する社員の大半は「石綿作業主任者資格」を取得し、最終処理場への運搬に必要な「特別管理産業廃棄物収集運搬業」の許可も取得しています。弊社では、調査から処理までアスベストに関する一連の業務をワンストップで受託できることが強みとなり、「アスベストのことなら何でもベクトルに任せられる」とお客様から言って頂けるようになりました。
アスベスト対策工事が社会から求められる仕事だと感じて転職
私は、高校を卒業してすぐに職人として建設業界で働き始めました。24歳で結婚して長男が生まれた頃には独立したいという気持ちが芽生えたものの、専門分野が細分化している建築業界で、自分が極めたい道を決めきれずにいました。
そのような思いを抱いていた2000年代前半に、アスベストがもたらす健康被害が大きな問題になっていることをニュースで知りました。アスベストの有害性とそのアスベスト使った建物が数多く存在している事実に驚きつつ、建設業に携る者として、アスベスト対策事業は、社会から求められている仕事だと確信しました。
そこで2008年に個人事業主として弊社を創業し、アスベスト対策工事を取り扱う解体工事会社からの仕事をメインで受けるようになりました。当時、建設現場の職人として10年以上のキャリアがありましたが、解体工事の経験は少なかったため、新鮮な気持ちで仕事に取り組めたことを覚えています。また、当時はアスベスト除去に使用する機器類や薬剤はアメリカ製のものが多く、取扱説明書はすべて英語でした。今のようにインターネットの翻訳サービスも普及していなかったので、使い方を先輩に聞いたり、英和辞典で分からない単語の意味を調べたり、苦労して使い方を習得しました。
仕事に慣れ、お客様からご指名頂けるようになってきた2011年に、ベクトル株式会社を設立しました。
社名「ベクトル」に込めた想い
弊社の「ベクトル」という社名には「社員全員が同じ方向を向いて仕事をしよう」という思いを込めています。ただ、社長である私の言うことに「黙って従え」という意味ではありません。むしろ経営判断を求められる場面では、役員だけではなく、現場担当の社員ともよく話し合ってみんなが納得できる方法を検討しているのが弊社の社風です。
私たちが大切にしている経営理念は「安心・安全・信用を基本に、お客様のニーズに社員一丸となって確実にお応えします」です。これは社員の間でも合言葉になっています。この理念の中で「社員一丸」はベクトルを合わせる意味で使っています。また「お客様のニーズ」という部分も大切だと考えています。弊社が存続できているのは、お客様のニーズに応え続けてきたからに他なりません。「先義後利」の考え方で、目先の利益を追うのではなく、お客様のお役に立てるかどうかを第一に考えて仕事に取り組むようにと社員に伝えています。誠実に仕事に取り組んでいれば、きっと誰かが見てくれています。実際、弊社が受注している案件は、現場での社員の働きぶりを見たお客様から、ご指名いただくケースが大変多くなっています。「お客様のニーズ」に応えていくことで、信頼関係を築き、お仕事を頂くというスタンスはこれからも大事にしていきます。
また、私自身も現場に出ることが好きで、この夏も社員にお盆休みを取ってもらうために、私を含む役員が交代で現場で汗を流しました。そうした姿勢を示すことで、社員一丸になっていければと考えています。
さらなる成長を見据えて取り組んだ社内の制度改革
社員が増えるにつれて、働きやすい職場環境の整備が必要だと考えるようになり、会社としてのルールを整備していきました。その1つがボーナス制度です。職人の世界では「餅代」という形で、親方から年末にお小遣いのような形で少しばかりのお金をいただくことはありましたが、制度ではなく、あくまでも親方の好意という形でした。しかし、それでは社員が人生設計を描きづらいと考え、ボーナス制度を導入しました。経営者の立場としては、大きな責任を負うことになりますが、社員のモチベーションが上がったことを実感する機会も増えたので喜ばしい限りです。
モチベーション向上を強く感じるのは、アスベスト対策工事に必要な各種資格取得に対する社員の姿勢です。前述したように弊社では多くの社員が資格を取得していますが、「この資格を取れば現場でできることが増えて、より良い仕事ができる」という前向きな動機から、自分で考え、取得しているケースが大半です。こうした仕事への前向きな姿勢は、先輩から後輩へと脈々と受け継がれており、お互いに刺激し合える良い関係になっています。また、社員同士の心理的な距離感が近く、コミュニケーションが取りやすい雰囲気にもなっています。
かつての私のように独立志向がある社員に対しては、彼らの気持ちに寄り添ってアドバイスをしています。先日も勤続10年になる社員が30歳になり、「そろそろ独立でもしたらどうだ?」と声をかけたら、図星を突かれたような顔をしていました。そこで独立後を見据えて、新たな経験を積んでもらおうと、その社員に対して内装解体工事部門を統括する役員にならないかと打診しました。10年間、アスベスト対策工事一本で頑張ってきた社員だったので、まさかの人事に戸惑いはあったようですが、私の思いと10年後以降は縮小方向に向かうアスベスト対策工事のマーケットを伝える中で、「もう一度、学ばせてください」と言ってくれました。現在は内装解体工事部門を精力的に引っ張ってくれています。
次世代に向けた新たな展望
現在、弊社がメインの事業にしているアスベスト対策工事は、2030年をピークにあと10年は安定したニーズがあると思いますが、その先は徐々に縮小していくでしょう。アスベストという社会課題が解決に向かっていることはいいことです。一方で、経営者としては新たな事業の柱を見つけなければいけません。そのために内装解体工事や土木工事関連の新事業をスタートさせています。内装解体工事についてはアスベスト対策工事のお客様のニーズと重なることも多く、それぞれの事業で獲得したお客様から新たなお仕事をいただくケースも珍しくありません。また、土木関連工事については、アスベスト対策工事用に導入したウォータージェットを使った設備機材を転用しています。新たな市場を開拓するという面で今後に期待しています。
弊社が拠点を構える埼玉県入間市に限らず、建築業の同業者と話す際に、経営者が高齢となり、後継者不在を理由に廃業を検討しているという話をよく聞きます。今後、弊社が考えているのが、後継者問題に悩む経営者の相談役になっていくことです。私は来年で50歳になりますが、事業が軌道に乗っている今のうちから次世代に残せる会社作りを進めています。そのような弊社だからこそお力になれることはあるのではないかと考えています。ぜひ一度気軽にお話の機会を頂ければと思っています。
会社概要
社名 | ベクトル株式会社 |
創立年 | 2011年 |
代表者名 | 代表取締役 髙橋 毅光 |
資本金 | 1,000万円 |
URL |
https://t-vector.co.jp/
|
本社住所 |
〒358-0013 |
事業内容 | アスベスト除去工事、内装解体工事、超高圧洗浄WJ事業 |
事業エリア |
東京支店 |
会社沿革
2008年 | 創業 |
2011年 | 設立 |
2014年 | 建設業許可 埼玉県知事許可取得 |
2015年 | 入間市上藤沢に本社移転 |
2017年 | 埼玉県・入間市 競争入札参加資格取得 |
2019年 | 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可取得 全省庁統一資格取得 建築技術審査証明取得(ベクトル工法・除去工法) |
ベクトル株式会社の経営資源引継ぎ募集情報
人的資本引継ぎ
関東
アスベスト対策工事に強みを持つ建設会社が10年先を担う人財募集
事業引継ぎ
関東
アスベスト対策に強みを持つ建設会社が異業種含めて譲り手募集
公開日:2023/08/28 (2023/09/04修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年9月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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