香川・三豊市
香川 ・ 三豊市
多種多様な
F.B Bison株式会社
中小企業の強みを活かし、「いいものを安く・早く」をモットーにお客様へ満足を提供
経営理念
『作・造・創』
「作る – たったひとつのパーツをつくる」
「造る – 多種多様な特殊車をつくる」
「創る – ゼロから究極のカスタマイズカーをつくる」
代表者メッセージ
およそ半世紀前、急峻な斜面から切り出された材木の運搬作業の負担をなんとか軽減できないものかという地元の人たちの声に応えて、弊社の創業者である福本一 (先代会長)が「無いなら作ろう!」と、自らの手で図面を引き、加工、組立までを行い、自前で小回りの効くクローラー式運搬車を製造しました。それが”牛のように丈夫で優しく、よく働くように”という願いを込めた・バッファローシリーズ”でした。
それ以来、私たちは、自らの「頭で考え・手で作り・体を使って組む』ことでこそ、その製品に責任が持てるという「作・造・創」の理念のもと、お客様が期待している性能と信類性、使いやすさを兼ね備えた製品をお届けするために、部品調達から完成にいたるまでのすべての工程を一買して自社内で行う体制を構築してきました。
その理念は、現在に至るまで変わることなく受け継がれています。現在では、時代の流れとともに、現場で活躍する車両も変化を求められています。電動車やハイブリッドカーといった最先端分野にも裾野を広げ、F.B Bisonの活躍できるフィールドを広げていくことで、お客様の信用と信頼の輪を広げていきます。
代表取締役 福本 修一
私たちのこだわり
林業用に開発した特殊車両をきっかけに、時代に応じて事業を変遷
創業者である父は、山林から材木を切り出し販売するということで生計を立てていました。得られた利益を更なる山林の購入に投資して、新たな材木を調達・販売することで徐々に事業を拡大していったようです。
父がこの事業を開始した1950年代には舗装されていない道が多く、車両が山林に入っていくことが困難であったため、材木の運搬には牛や馬を利用することが一般的でした。しかし、牛や馬はこちらの意図するように進まないことも多く、それに不便さを感じた父は、舗装されていない狭い山道でも材木を運搬できる特殊車両を独自に開発して使用するようになりました。その車両は他の林業や農家の方々からも注目を集め、次第に販売を依頼されるようになりました。購入希望のお話をいただくごとに個別に対応を行っていた父ですが、あまりの問い合わせの多さに個人での商売に限界を感じるようになってきました。そこで特殊車両の製造に集中するため、香川県高瀬町に福本車輌という会社を設立しました。こちらが弊社の前身です。
福本車輌の事業開始後、時代の変遷を経て道の舗装が進み、特殊車両を必要とする山道は減っていきました。山道用の特殊車両の需要が減っていったことから、新たな市場へと販路を開拓する必要がありました。そこで、農業機械の分野に目を付けました。そこへ参入するきっかけとなったのが、農業機械のメーカーから「田畑の中に入り、効率的に消毒を行う車両を作りたい」というお話をいただいたことでした。その後、農業分野へ本格参入し、1970年には株式会社福本ボデーと社名を改めました。
近年は、国内の農業従事者が減少し、農業用車両のニーズも減少傾向にあります。再度、新たな市場へと参入する必要性を感じ、現在では重量搬送車の販売にも力を入れています。さらに、2024年には時代の変化に対応したブランディングを行うために、株式会社福本ボデーからF.B Bison株式会社へ社名を変更しました。
幼少期から父の背中を見て、経営者へ
私は、幼少期から父が経営者として仕事をする姿を間近に見て育ちました。そのため、小学校3年生の頃から将来父の後を継ぐと意識し始め、経営者になるためには何を身に着けるべきかを意識しながら育ったように思います。
1979年に、大学卒業を目前に控えた私に対して、父は「プログラミングを勉強してほしい」と依頼してきました。その背景には、時代の変遷に対応するために新たな製造機械設備を導入したタイミングであり、それを扱える人財が欲しいということでした。私はこの背景を理解したうえで、父の依頼を快諾し、プログラミングを勉強したうえで、大学卒業後に株式会社福本ボデーに入社しました。
私が入社後は、プログラミングを活用することで、新たな設備を効率的に稼働させることができ、製造現場において人的リソースに余裕ができるようになりました。私は、これを好機と判断し、新たに精密板金加工業をスタートさせました。この新事業はこれまでの株式会社福本ボデーとは異なる顧客を対象に販路を拡大し、1996年にはNC機械部門をメインとする別会社である株式会社イングを設立しました。私は、株式会社イングで代表を務め、その後、2003年には株式会社福本ボデーも父から事業承継し、両社の代表を務めるに至りました。
中小企業ならではの強みを発揮することで付加価値を提供
弊社が専門にしている特殊車両の製造は、現場でのお客様のニーズに応じて製造されるものであり、全てが一点ものです。大手の車両メーカーは、大量生産が得意であり、弊社のような一点ものの生産では採算が取れないため、あまり参入してきません。弊社のようなお客様のニーズに寄り添ったスタイルは、中小企業ならではの強みであると考えています。
その強みを最大限に発揮するために、弊社ではお客様ごとに担当者をつけるという体制を構築しています。車両製造の業界においては、製造工程が細分化されており、各工程に担当者を配置することが一般的であることから、お客様も工程ごとに異なる担当者とコミュニケーションを図る煩雑さがあります。弊社では、各工程ではなく、お客様ごとに担当者を配置することで、お客様のニーズを柔軟かつスピーディーに製造現場の全工程へ反映できる体制を構築しています。
結果として、お客様の細かな要望を反映させながらも、特殊車両の納期も大手メーカーに比べて約三分の一で製造が可能となっています。この中小企業ならではの強みを活かした付加価値を提供することでお客様の信頼や満足度の向上に繋がっています。
お客様に納得いただける工夫を凝らし、満足度の向上に取り組む
弊社では、創業以来『作・造・創』という言葉を経営理念に掲げて、妥協なきモノづくりを追求しています。この言葉は、私の代になっても引き継いでおり、その背景には先代である父から商売についての考え方を聞かされていたことがありました。中でも印象的だった父の言葉に「お客様に納得して購入してもらうことで、立派な商売が成り立つ」というものがありました。
この考え方を基に、私たちは「いいものを安く、早く供給できる会社」というスローガンも掲げています。後段の「早く供給」については、前述したとおりですが、前段の「いいものを安く」については、価格競争していこうという意図ではありません。どれだけ品質が高いものであっても、お客様の費用感に合わない価格で提供しても「納得して購入してもらえた」とは言えません。品質の高いものこそ、体制や仕組みを構築し、お客様の納得いただける価格で提案できる工夫を施すことでお客様の満足を得られると考えています。これからも中小企業である弊社にしかできない工夫を凝らし、その強みを磨いていくことで更なるお客様満足度の向上に日々取り組んでいきます。
新たな挑戦を続けることで、社会的な波及効果も及ぼしていきたい
弊社は、これまでの時代の変遷に応じて、新たな市場や販路を目指す挑戦を繰り返してきたことで会社として発展してきました。今後もこのスタンスは崩さずに、お客様に寄り添った提案ができるという弊社の強みが発揮できるような新事業に積極的に取り組んでいきたいと考えています。特に、創業時に林業から車両製造業へと転身したように、同業者が挑戦しないようなダイナミックな挑戦も続けて行きたいです。リスクを取らない経営では、時代の流れとともに会社も廃れていってしまうため、ある程度のリスクをとった挑戦を繰り返していくことで、次世代を担う人財が入ってくる受け皿になるような企業にしていきたいです。そうすることで、業界をも超えて弊社の人財が社会的な波及効果を及ぼしていくことを期待しています。
林業用に開発した特殊車両をきっかけに、時代に応じて事業を変遷
創業者である父は、山林から材木を切り出し販売するということで生計を立てていました。得られた利益を更なる山林の購入に投資して、新たな材木を調達・販売することで徐々に事業を拡大していったようです。
父がこの事業を開始した1950年代には舗装されていない道が多く、車両が山林に入っていくことが困難であったため、材木の運搬には牛や馬を利用することが一般的でした。しかし、牛や馬はこちらの意図するように進まないことも多く、それに不便さを感じた父は、舗装されていない狭い山道でも材木を運搬できる特殊車両を独自に開発して使用するようになりました。その車両は他の林業や農家の方々からも注目を集め、次第に販売を依頼されるようになりました。購入希望のお話をいただくごとに個別に対応を行っていた父ですが、あまりの問い合わせの多さに個人での商売に限界を感じるようになってきました。そこで特殊車両の製造に集中するため、香川県高瀬町に福本車輌という会社を設立しました。こちらが弊社の前身です。
福本車輌の事業開始後、時代の変遷を経て道の舗装が進み、特殊車両を必要とする山道は減っていきました。山道用の特殊車両の需要が減っていったことから、新たな市場へと販路を開拓する必要がありました。そこで、農業機械の分野に目を付けました。そこへ参入するきっかけとなったのが、農業機械のメーカーから「田畑の中に入り、効率的に消毒を行う車両を作りたい」というお話をいただいたことでした。その後、農業分野へ本格参入し、1970年には株式会社福本ボデーと社名を改めました。
近年は、国内の農業従事者が減少し、農業用車両のニーズも減少傾向にあります。再度、新たな市場へと参入する必要性を感じ、現在では重量搬送車の販売にも力を入れています。さらに、2024年には時代の変化に対応したブランディングを行うために、株式会社福本ボデーからF.B Bison株式会社へ社名を変更しました。
幼少期から父の背中を見て、経営者へ
私は、幼少期から父が経営者として仕事をする姿を間近に見て育ちました。そのため、小学校3年生の頃から将来父の後を継ぐと意識し始め、経営者になるためには何を身に着けるべきかを意識しながら育ったように思います。
1979年に、大学卒業を目前に控えた私に対して、父は「プログラミングを勉強してほしい」と依頼してきました。その背景には、時代の変遷に対応するために新たな製造機械設備を導入したタイミングであり、それを扱える人財が欲しいということでした。私はこの背景を理解したうえで、父の依頼を快諾し、プログラミングを勉強したうえで、大学卒業後に株式会社福本ボデーに入社しました。
私が入社後は、プログラミングを活用することで、新たな設備を効率的に稼働させることができ、製造現場において人的リソースに余裕ができるようになりました。私は、これを好機と判断し、新たに精密板金加工業をスタートさせました。この新事業はこれまでの株式会社福本ボデーとは異なる顧客を対象に販路を拡大し、1996年にはNC機械部門をメインとする別会社である株式会社イングを設立しました。私は、株式会社イングで代表を務め、その後、2003年には株式会社福本ボデーも父から事業承継し、両社の代表を務めるに至りました。
中小企業ならではの強みを発揮することで付加価値を提供
弊社が専門にしている特殊車両の製造は、現場でのお客様のニーズに応じて製造されるものであり、全てが一点ものです。大手の車両メーカーは、大量生産が得意であり、弊社のような一点ものの生産では採算が取れないため、あまり参入してきません。弊社のようなお客様のニーズに寄り添ったスタイルは、中小企業ならではの強みであると考えています。
その強みを最大限に発揮するために、弊社ではお客様ごとに担当者をつけるという体制を構築しています。車両製造の業界においては、製造工程が細分化されており、各工程に担当者を配置することが一般的であることから、お客様も工程ごとに異なる担当者とコミュニケーションを図る煩雑さがあります。弊社では、各工程ではなく、お客様ごとに担当者を配置することで、お客様のニーズを柔軟かつスピーディーに製造現場の全工程へ反映できる体制を構築しています。
結果として、お客様の細かな要望を反映させながらも、特殊車両の納期も大手メーカーに比べて約三分の一で製造が可能となっています。この中小企業ならではの強みを活かした付加価値を提供することでお客様の信頼や満足度の向上に繋がっています。
お客様に納得いただける工夫を凝らし、満足度の向上に取り組む
弊社では、創業以来『作・造・創』という言葉を経営理念に掲げて、妥協なきモノづくりを追求しています。この言葉は、私の代になっても引き継いでおり、その背景には先代である父から商売についての考え方を聞かされていたことがありました。中でも印象的だった父の言葉に「お客様に納得して購入してもらうことで、立派な商売が成り立つ」というものがありました。
この考え方を基に、私たちは「いいものを安く、早く供給できる会社」というスローガンも掲げています。後段の「早く供給」については、前述したとおりですが、前段の「いいものを安く」については、価格競争していこうという意図ではありません。どれだけ品質が高いものであっても、お客様の費用感に合わない価格で提供しても「納得して購入してもらえた」とは言えません。品質の高いものこそ、体制や仕組みを構築し、お客様の納得いただける価格で提案できる工夫を施すことでお客様の満足を得られると考えています。これからも中小企業である弊社にしかできない工夫を凝らし、その強みを磨いていくことで更なるお客様満足度の向上に日々取り組んでいきます。
新たな挑戦を続けることで、社会的な波及効果も及ぼしていきたい
弊社は、これまでの時代の変遷に応じて、新たな市場や販路を目指す挑戦を繰り返してきたことで会社として発展してきました。今後もこのスタンスは崩さずに、お客様に寄り添った提案ができるという弊社の強みが発揮できるような新事業に積極的に取り組んでいきたいと考えています。特に、創業時に林業から車両製造業へと転身したように、同業者が挑戦しないようなダイナミックな挑戦も続けて行きたいです。リスクを取らない経営では、時代の流れとともに会社も廃れていってしまうため、ある程度のリスクをとった挑戦を繰り返していくことで、次世代を担う人財が入ってくる受け皿になるような企業にしていきたいです。そうすることで、業界をも超えて弊社の人財が社会的な波及効果を及ぼしていくことを期待しています。
会社概要
社名 | F.B Bison株式会社 |
創立年 | 1963年 |
代表者名 | 代表取締役社長 福本 修一 |
資本金 | 2,000万円 |
URL |
https://fbbison.co.jp/skill/
|
本社住所 |
〒767-0013 |
事業内容 | 農業用機械製造業(農業用器具を除く) 各種機械・同部分品製造修理業(注文製造・修理) |
事業エリア |
本社工場【塗装】 〒767-0014 |
第二工場 【開発・資材・受入・製造・組立・品管・業務】 〒767-0021 |
|
大阪営業所【営業】 〒542-0064 |
|
関連会社 |
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会社沿革
1963年 | 特殊車輌の製造販売として、 香川県高瀬町に福本車輌を創業 |
1966年 | 陸運局自動車分解整備事業の認定取得 |
1970年 | 株式会社 福本ボデー設立 |
1979年 | 第二工場および特殊運搬車用テストコースを新設 本社工場にアマダ NCT COMA557を導入、 板金加工を開始 |
1980年 | 業務拡大に伴い資本金を2,000万円に増資 本社工場の COMA 557 を使用した板金加工をNC部門として営業活動を開始 |
1983年 | 第二工場の増築と無人加工ラインを構築 本社工場をNC 機械部とし、 アマダ NCT COMA567 を導入 ローディング装置アンローディング装置と併設し、無人加工ラインを完成 |
1984年 | 運輸省告示第 353 号小型特殊自動車農 1569 号にて認定製造工場となる |
1986年 | 本社ビル建設 |
1987年 | 本社工場(NC機械部)2階にNC機械部事務所を移転、 東芝 QE20 にて事務管理を本社 事務所とオンライン化 |
1988年 | アマダレーザー加工機 LC667U を導入し、 特殊精密部品加工分野に参入 |
1989年 | 板金自動プログラム アマコムAP40を導入し、 NC機械部門における板金加工の、 受注 展開能力の増加補強をはかる |
1990年 | 第二工場に、 営業部・特装部工場を増設する |
1991年 | 本社工場の増設に伴いアマダ (CNC PEGA-357 ミニ FMS) など、 一連の自動機械加 エラインを導入し、 稼動を開始 |
1992年 | 第二工場部品管理倉庫に立体倉庫システムを設置 コンピューターオンライン制御システムを導入 |
1994年 | 本社技術部・第二工場開発課にPC キャドシステムを導入し、 設計管理のコンピュータ化 に着手 |
1996年 | NC 機械部門を別会社 「株式会社イング」 とする |
2000年 | 海外からの部品調達として、 台湾企業との取引を開始 |
2004年 | 複合電気自動車特許が特許原簿に登録 |
2006年 | 株式会社イングの新工場を建設 3 リニアドライブ炭酸ガスレーザーマシン導入 |
2008年 | 第二工場に機械加工工場を増築 海外部品調達として韓国企業と取引契約を締結 |
2009年 | 三豊市第一回ものづくり大賞を受賞 |
2010年 | 大阪営業所を開設 |
2011年 | 開発部、 3D キャドシステムを全面更新 |
2012年 | ショットブラスト工場新設竣工 |
2013年 | 太陽光発電を開始 第二工場に産業車輌製造工場を竣工 農業用小型特殊車輌製造等の分野で県知事表彰 |
2014年 | 物流倉庫完成と第二工場拡張 |
2015年 | 3 リニアドライブファイバーレーザーマシン導入 |
2016年 | 開発部 3D キャド全面更新 CNC課フライス盤新設(スーパーミル YZ-500WR) |
2017年 | ベトナムより実習生2名 (初受入) 常州に福本車輌車体有限公司、 台湾に福本車輌産業有限公司を設立 |
2018年 | 第二工場に新工場、 新倉庫新築落成 NC 自動& 角度付小型形鋼切断機設置 常州に福本新輝貿易有限公司を設立 |
2019年 | 品質管理課に三次元測定機導入 |
2020年 | e-FILING システム更新 携帯型極間式磁粉探傷器導入 |
2022年 | クリーンルーム仕様の塗装工場を新設 |
2023年 | 創業60周年 |
2024年 | 時代の変化に対応したブランディングを行うべく「株式会社福本ボデー」から「F.B Bison株式会社」へ社名変更 |
公開日:2024/06/10
※本記事の内容および所属名称は2024年6月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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