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引継ぎ実績あり
ものづくりを
大矢伝動精機株式会社
製造業界のさらなる発展を目指し、課題解決に取り組む 瞬発力と行動力の持ち主
経営理念
社是定義
「信頼を買ひ親切を売れ」
理念定義
会社理念「感謝と笑顔があふれる会社づくり」
経営理念「ものづくり業界の課題解決を通じて、ワクワクする社会を創る」
ビジョン定義
「ものづくり業界で必要不可欠な役割を果たす愛知県NO1ワクワクする会社」
方針定義
「Excellent servise, One for All All for One, Gather the technology」
代表者メッセージ
当社は昭和29年会社設立以来、約半世紀にわたり伝動機器・機械工具の卸商社として、「伝動機器・機械工具のスペシャリスト」をめざし、経験豊富なスタッフと共に、お客様のニーズに対して絶えず「ワントゥワン」を意識して日々努力、精進してまいりました。
WIN WINの実現をあなたと…
ここから始まる未来への挑戦!をキャッチコピーとして仕事と商品の質を高め知恵と熱意をもってぶつかっていき、お客様のニーズに合わせたたった一つの商品、装置を提供していきます。
またビジネルマッチングをいかに成立させるか!に注目していきます。弊社の強み、仕入先様の強み、お客様の強みを最大限に生かしてビジネスできるODSネットワークを強化していきたいです。いい出会いを待っております。
TRUST
私たちが売上げを拡大していく為に必要なのは「信頼」を貯金していくことです。
お客様と一緒に仕事をつくっていきたい!
新たな気持ちでWINWIN関係を築きたい!
代表取締役 大矢 顕
私たちのこだわり
3年間の修行期間と、入社前に挑んだ「5ヶ年計画」
弊社は私の祖父が立ち上げ、2023年で70期目を迎える機械工具・伝動機器の総合商社です。祖父は伝動部品専門の機械商社で番頭役を務めており、お客様を分けていただく形で1954年に独立しました。機械商社で扱っていたチェーンやベアリングのほか、曽祖父が経営していた宮崎精鋼株式会社の作る、みがき磨棒鋼などを扱う商社としてスタートしました。大矢家に婿として入った父が2代目を継いだのち、2020年に私が社長に就任し、現在3代目となります。
男3人兄弟の長男だった私は、幼少の頃から「あなたが会社を継ぐのよ」と言われ、教育熱心な母のもとで育てられました。数学や物理の偏差値は65以上でしたが、文系は苦手という完全な理系タイプで、関西大学の工学部機械工学科に進学します。当時は将来の目標が定まっておらず一番ベーシックな学科に進みましたが、大学に入って家業とピッタリ合致していたことに少し運命を感じました。とはいえ親が敷いたレールに乗ることへの反発もあり、大学2年生の時には資格取得予備校TACに通い、中小企業診断士を目指しました。結果的に合格しませんでしたが、経営の基本を学ぶことができ、良い経験になりました。
大学卒業後は修行期間として、家業の仕入れ先である株式会社日伝に3年間勤めました。日伝は伝動部品を取り扱う商社で、営業マンとして大阪のさまざまな会社を担当しました。修行期間が定められていたため、この経験が家業に活かせないかと常にアンテナを張って仕事に従事していました。また修行期間が終わる1年前には父から「大矢伝動精機の5ヶ年計画を書け」というミッションを与えられ、家業と似た立ち位置の会社を参考に経営のイメージを膨らませていきました。このとき培った長期計画を立てる思考は、現在の業務にも活きています。
3年間の修行期間を終えて2007年に大矢伝動精機に入社すると、当初からナンバー2として仕事を任されました。婿養子である父は、お酒が入るたびに「自分は創業者とお前の架け橋だから」と語っていたので、2020年2月に39歳で社長に就任したときも、すでに経営者としての覚悟はできていました。父は代表交代を発表した1ヶ月後、ステージ4のがんが見つかりました。翌年に父は亡くなりますが、1年の猶予期間があったのは気持ちを整理するうえで、ありがたかったです。
新たな会社や団体を設立 ものづくり環境を生み出す
弊社はFA(生産ラインや検査の自動化システム)機器や金属加工品の販売を主とし、300社ほどの得意先をルートセールスしています。必要なものをより安く、より良い状態で提供することで市場に貢献したい、製造業の場を楽にしたいという軸は、先代からずっと変わっていません。弊社が何を負担すれば、製造業がもっと円滑に回るか、周囲が安定するかと、常にアンテナを張っておくことを重要視しています。
より良い製品を提供するという点では、自社に検査室を設置し、三次元測定器も搭載しています。これにより一流メーカーの基準もクリアできる製品の販売も可能になりました。大掛かりな設備投資は、小さな町工場では難しいものがあります。町工場でできないことを弊社が請け負うなど、協力し合って製造業を一層盛り上げていきたいと考えています。
また2013年には「工場のものづくりをお手伝いする総合メーカー」という位置づけで、株式会社ODSを立ち上げました。商社としての将来を考えたとき、右から左へと流すだけでは厳しいと感じたからです。提案型のブラシ開発をメインに、バリ取りや機械加工品の販売等を行っています。2年後には、横浜にあるラッピング装置メーカー・テクノライズ株式会社とM&Aも行いました。メーカー部門の拡大にはM&Aが不可欠と考えたからで、こちらも順調に進んでいます。
さらに2022年7月には、コンサルや外資系投資銀行出身の友人らと社団法人ものづくりパートナーズを立ち上げました。製造業の課題を共有し、一緒に解決するための場づくりが目的で、事業再生コンサル(資金繰り相談等)、社員向け金融教育(NISA,IDECO,確定拠出年金等)、設備投資・法人税減税コンサル(補助金、助成金等、企業ブランディング、M&Aや事業継承などについて相談に乗り、手続き代行などを行います。2023年5月には1件のマッチングが゙成立しました。今後も「製造業で日本を変えよう」「世界を変えよう」という人たちと一緒に盛り立てていきたいと考えています。
「最適化社会」に向けて、滞留在庫を売買するサイトを立ち上げ
オムロン株式会社の創業者・立石一真さんが1970年に発表した「SINIC理論」があります。20世紀は機械化社会、自動化社会、情報化社会と変化し、今後は最適化社会、自立社会へと移行するという未来予測です。確かに現代はSDGs(持続可能な開発目標)が提唱されるなど、最適化社会に向かっています。そうした中、私がいま最も目指しているのは「製造業のメルカリ」です。
製造業では、作ったものの3割が捨てられています。そこには大手の問屋では3年経つと在庫を処分しなければならないといった事情もあります。そこから弊社で立ち上げたのが「製造業の滞留在庫.com」です。同業者にも声をかけ、手配ミスや過剰生産で生じた在庫の買い取りのほか、夏季のみスポットクーラーを貸し出すといったレンタル事業も行うサイトです。
最適化社会が進めば、物々交換できるコミュニティが大事になるといわれます。すでに物余りで、人口減少が進む日本では、製造業の需要は落ちていきます。そうした中、ものづくりパートナーズの会員には滞留在庫を半額で卸すといったことも考えています。
また、ものづくりパートナーズでは、会員の社長に私がインタビューするYouTubeも制作しており、弊社の公式サイトからも見ることができます。そして2023年8月より毎月ものづくり企業の未来を語り、GIVE&GIVEな共創する場「ものぱ交流会」を実施します。また2023年9月よりFMあいちの毎週土曜日9時30分から9時55分の番組内のオリジナルコーナー(5分枠)で大矢が製造業ゲストを交えて放送しています。
今後はSNSメタバースを立ち上げ、会員はメタバース(仮想空間)で求人募集するといった仕組みも構築する予定です。ものづくりパートナーズに入ることで、製造業同士がつながれるような組織に成長させていきたいと思っています。
部長や課長を撤廃、一人一人が自立するティール組織を目指す
弊社では2023年から、部長や課長といった役職を撤廃しました。社員一人一人が自立的に働くティール組織に向けてのもので、私の下にナンバー2とリーダー3名を置き、それまでの部長はアドバイザーという役職にしました。ナンバー2でも36歳と若く、私とリーダーたちは情報をすべて共有します。将来的には社員たちに命令指示を出さず、給料も自分たちで決められる仕組みにしたいと考えています。評価制度も廃止し、給与はリーダーが決めるスタイルにしています。お金を自由に使わせてこそ、経営者意識も育つと思うからです。
また弊社の社是は、創業者である祖父が考えた「信頼を買ひ親切を売れ」です。弊社の仕事は命懸けでものを作っている人や会社の応援です。「このお客様に何をすれば喜んでもらえるか」と考えられるのが、ルートセールスの醍醐味です。お客様との信頼を積み上げていくことが大事で、人間力が上がるほど数字も上がると考えています。そのための勉強会も社内で行ったりしています。
さらに10年ほど前、新たに企業理念「感謝と笑顔があふれる会社作り」と、経営理念「もの作り業界の課題解決を通じてワクワクする社会を作る」を作りました。2つの「会社作り」という言葉に、「社員一人一人が全員主役」という気持ちを込めています。私自身、両親から経営者になるための環境を与えられて育ちました。同じことを社員たちにもしていきたいと思っています。
もの作りから、まち作りへ
愛知県は、製造業が全産業の中で4割を占めています。製造業に携わる社員一人一人が志を持ち、さらにそれに向き合うリーダーが増えれば、非常によい地域になると確信しています。鹿児島県の知覧特攻平和会館や山口県の松下村塾、東日本大震災で被災した宮城県の女川町などを訪ねて思ったのは、過去を大事にして明るい未来を描きながら、いまを大事に生きることの大切さです。全員がそう思う環境をまず弊社で作り、それが製造業界全体に広がり、さらに別の業界にも広がっていく。そうして愛知県が変われば、日本も変えられます。ひいては世界にも影響を与えられると思っています。
「もの作りから、まち作りへ」も私のテーマの一つで、そこから飲食店経営も始めたいと思っています。意外に思われますが、飲食店があれば体力的にルートセールスが厳しくなった高齢の社員にも働き口ができ、これはダブルワークの推進でもあります。さらに余った野菜やエネルギーを給料として社員に渡すといったことも考えています。作って供給することこそ、何よりも幸福につながると思うからです。いますぐ数字を出せなくても、将来に向けた種まき事業として取り組むつもりです。
一方で毎年10%伸ばせる事業も作っていきたいと考えています。2022年度の売上げは17億5000万円だったので、23年度は19億円を目指しています。たとえば機械工具商業組合の会員は2000年には300社でしたが、現在は180社まで減っています。そこに弊社が入っていくといった成長戦略も取れるように思います。
また日本は人口が減少していますが、世界的には人口が増えています。日本の製造技術は世界一で、ドイツよりもはるかに優秀です。すでにケニアでお茶の製造を自動化するといった話も来ています。私の娘と息子は二人ともインターナショナルスクールに通い、家でも英語で話しています。その妻と子供たちは毎年夏休みを東南アジアで過ごしており、東南アジアでの法人化も視野に入れています。
いずれにせよ大事なのは、いまの取引先との商売を続けることだと思っています。より接点を多くして、喜んでもらえるFA機器や金属加工品を販売する。もらうばかりでも、あげるばかりでもない、持ちつ持たれつの関係こそがメーカーと商社の一番幸せな関係である気がします。そして同じ考えの人たちが集まるコミュニティづくりも、もっと進めていきたいと思っています。
3年間の修行期間と、入社前に挑んだ「5ヶ年計画」
弊社は私の祖父が立ち上げ、2023年で70期目を迎える機械工具・伝動機器の総合商社です。祖父は伝動部品専門の機械商社で番頭役を務めており、お客様を分けていただく形で1954年に独立しました。機械商社で扱っていたチェーンやベアリングのほか、曽祖父が経営していた宮崎精鋼株式会社の作る、みがき磨棒鋼などを扱う商社としてスタートしました。大矢家に婿として入った父が2代目を継いだのち、2020年に私が社長に就任し、現在3代目となります。
男3人兄弟の長男だった私は、幼少の頃から「あなたが会社を継ぐのよ」と言われ、教育熱心な母のもとで育てられました。数学や物理の偏差値は65以上でしたが、文系は苦手という完全な理系タイプで、関西大学の工学部機械工学科に進学します。当時は将来の目標が定まっておらず一番ベーシックな学科に進みましたが、大学に入って家業とピッタリ合致していたことに少し運命を感じました。とはいえ親が敷いたレールに乗ることへの反発もあり、大学2年生の時には資格取得予備校TACに通い、中小企業診断士を目指しました。結果的に合格しませんでしたが、経営の基本を学ぶことができ、良い経験になりました。
大学卒業後は修行期間として、家業の仕入れ先である株式会社日伝に3年間勤めました。日伝は伝動部品を取り扱う商社で、営業マンとして大阪のさまざまな会社を担当しました。修行期間が定められていたため、この経験が家業に活かせないかと常にアンテナを張って仕事に従事していました。また修行期間が終わる1年前には父から「大矢伝動精機の5ヶ年計画を書け」というミッションを与えられ、家業と似た立ち位置の会社を参考に経営のイメージを膨らませていきました。このとき培った長期計画を立てる思考は、現在の業務にも活きています。
3年間の修行期間を終えて2007年に大矢伝動精機に入社すると、当初からナンバー2として仕事を任されました。婿養子である父は、お酒が入るたびに「自分は創業者とお前の架け橋だから」と語っていたので、2020年2月に39歳で社長に就任したときも、すでに経営者としての覚悟はできていました。父は代表交代を発表した1ヶ月後、ステージ4のがんが見つかりました。翌年に父は亡くなりますが、1年の猶予期間があったのは気持ちを整理するうえで、ありがたかったです。
新たな会社や団体を設立 ものづくり環境を生み出す
弊社はFA(生産ラインや検査の自動化システム)機器や金属加工品の販売を主とし、300社ほどの得意先をルートセールスしています。必要なものをより安く、より良い状態で提供することで市場に貢献したい、製造業の場を楽にしたいという軸は、先代からずっと変わっていません。弊社が何を負担すれば、製造業がもっと円滑に回るか、周囲が安定するかと、常にアンテナを張っておくことを重要視しています。
より良い製品を提供するという点では、自社に検査室を設置し、三次元測定器も搭載しています。これにより一流メーカーの基準もクリアできる製品の販売も可能になりました。大掛かりな設備投資は、小さな町工場では難しいものがあります。町工場でできないことを弊社が請け負うなど、協力し合って製造業を一層盛り上げていきたいと考えています。
また2013年には「工場のものづくりをお手伝いする総合メーカー」という位置づけで、株式会社ODSを立ち上げました。商社としての将来を考えたとき、右から左へと流すだけでは厳しいと感じたからです。提案型のブラシ開発をメインに、バリ取りや機械加工品の販売等を行っています。2年後には、横浜にあるラッピング装置メーカー・テクノライズ株式会社とM&Aも行いました。メーカー部門の拡大にはM&Aが不可欠と考えたからで、こちらも順調に進んでいます。
さらに2022年7月には、コンサルや外資系投資銀行出身の友人らと社団法人ものづくりパートナーズを立ち上げました。製造業の課題を共有し、一緒に解決するための場づくりが目的で、事業再生コンサル(資金繰り相談等)、社員向け金融教育(NISA,IDECO,確定拠出年金等)、設備投資・法人税減税コンサル(補助金、助成金等、企業ブランディング、M&Aや事業継承などについて相談に乗り、手続き代行などを行います。2023年5月には1件のマッチングが゙成立しました。今後も「製造業で日本を変えよう」「世界を変えよう」という人たちと一緒に盛り立てていきたいと考えています。
「最適化社会」に向けて、滞留在庫を売買するサイトを立ち上げ
オムロン株式会社の創業者・立石一真さんが1970年に発表した「SINIC理論」があります。20世紀は機械化社会、自動化社会、情報化社会と変化し、今後は最適化社会、自立社会へと移行するという未来予測です。確かに現代はSDGs(持続可能な開発目標)が提唱されるなど、最適化社会に向かっています。そうした中、私がいま最も目指しているのは「製造業のメルカリ」です。
製造業では、作ったものの3割が捨てられています。そこには大手の問屋では3年経つと在庫を処分しなければならないといった事情もあります。そこから弊社で立ち上げたのが「製造業の滞留在庫.com」です。同業者にも声をかけ、手配ミスや過剰生産で生じた在庫の買い取りのほか、夏季のみスポットクーラーを貸し出すといったレンタル事業も行うサイトです。
最適化社会が進めば、物々交換できるコミュニティが大事になるといわれます。すでに物余りで、人口減少が進む日本では、製造業の需要は落ちていきます。そうした中、ものづくりパートナーズの会員には滞留在庫を半額で卸すといったことも考えています。
また、ものづくりパートナーズでは、会員の社長に私がインタビューするYouTubeも制作しており、弊社の公式サイトからも見ることができます。そして2023年8月より毎月ものづくり企業の未来を語り、GIVE&GIVEな共創する場「ものぱ交流会」を実施します。また2023年9月よりFMあいちの毎週土曜日9時30分から9時55分の番組内のオリジナルコーナー(5分枠)で大矢が製造業ゲストを交えて放送しています。
今後はSNSメタバースを立ち上げ、会員はメタバース(仮想空間)で求人募集するといった仕組みも構築する予定です。ものづくりパートナーズに入ることで、製造業同士がつながれるような組織に成長させていきたいと思っています。
部長や課長を撤廃、一人一人が自立するティール組織を目指す
弊社では2023年から、部長や課長といった役職を撤廃しました。社員一人一人が自立的に働くティール組織に向けてのもので、私の下にナンバー2とリーダー3名を置き、それまでの部長はアドバイザーという役職にしました。ナンバー2でも36歳と若く、私とリーダーたちは情報をすべて共有します。将来的には社員たちに命令指示を出さず、給料も自分たちで決められる仕組みにしたいと考えています。評価制度も廃止し、給与はリーダーが決めるスタイルにしています。お金を自由に使わせてこそ、経営者意識も育つと思うからです。
また弊社の社是は、創業者である祖父が考えた「信頼を買ひ親切を売れ」です。弊社の仕事は命懸けでものを作っている人や会社の応援です。「このお客様に何をすれば喜んでもらえるか」と考えられるのが、ルートセールスの醍醐味です。お客様との信頼を積み上げていくことが大事で、人間力が上がるほど数字も上がると考えています。そのための勉強会も社内で行ったりしています。
さらに10年ほど前、新たに企業理念「感謝と笑顔があふれる会社作り」と、経営理念「もの作り業界の課題解決を通じてワクワクする社会を作る」を作りました。2つの「会社作り」という言葉に、「社員一人一人が全員主役」という気持ちを込めています。私自身、両親から経営者になるための環境を与えられて育ちました。同じことを社員たちにもしていきたいと思っています。
もの作りから、まち作りへ
愛知県は、製造業が全産業の中で4割を占めています。製造業に携わる社員一人一人が志を持ち、さらにそれに向き合うリーダーが増えれば、非常によい地域になると確信しています。鹿児島県の知覧特攻平和会館や山口県の松下村塾、東日本大震災で被災した宮城県の女川町などを訪ねて思ったのは、過去を大事にして明るい未来を描きながら、いまを大事に生きることの大切さです。全員がそう思う環境をまず弊社で作り、それが製造業界全体に広がり、さらに別の業界にも広がっていく。そうして愛知県が変われば、日本も変えられます。ひいては世界にも影響を与えられると思っています。
「もの作りから、まち作りへ」も私のテーマの一つで、そこから飲食店経営も始めたいと思っています。意外に思われますが、飲食店があれば体力的にルートセールスが厳しくなった高齢の社員にも働き口ができ、これはダブルワークの推進でもあります。さらに余った野菜やエネルギーを給料として社員に渡すといったことも考えています。作って供給することこそ、何よりも幸福につながると思うからです。いますぐ数字を出せなくても、将来に向けた種まき事業として取り組むつもりです。
一方で毎年10%伸ばせる事業も作っていきたいと考えています。2022年度の売上げは17億5000万円だったので、23年度は19億円を目指しています。たとえば機械工具商業組合の会員は2000年には300社でしたが、現在は180社まで減っています。そこに弊社が入っていくといった成長戦略も取れるように思います。
また日本は人口が減少していますが、世界的には人口が増えています。日本の製造技術は世界一で、ドイツよりもはるかに優秀です。すでにケニアでお茶の製造を自動化するといった話も来ています。私の娘と息子は二人ともインターナショナルスクールに通い、家でも英語で話しています。その妻と子供たちは毎年夏休みを東南アジアで過ごしており、東南アジアでの法人化も視野に入れています。
いずれにせよ大事なのは、いまの取引先との商売を続けることだと思っています。より接点を多くして、喜んでもらえるFA機器や金属加工品を販売する。もらうばかりでも、あげるばかりでもない、持ちつ持たれつの関係こそがメーカーと商社の一番幸せな関係である気がします。そして同じ考えの人たちが集まるコミュニティづくりも、もっと進めていきたいと思っています。
会社概要
社名 | 大矢伝動精機株式会社 |
創立年 | 1954年 |
代表者名 | 代表取締役 大矢 顕 |
資本金 | 2,000万円 |
URL |
https://www.ods-co.jp/
|
本社住所 |
〒460-0016 |
事業内容 | 伝動機器・軸受・変減速機・ベルト・機械工具を主とする卸・小売業 |
事業エリア |
本社 〒460-0016 |
南営業所 〒457-0801 |
|
関連会社 |
会社沿革
1954年 | 名古屋市中区門前町に有限会社大矢商店として設立 創業者 大矢巖が資本金50万円にて伝動用品及び機械工具の販売を開始する |
1962年 | 名古屋市中区門前町7丁目に本社社屋(鉄筋3階建て)を増築 資本金を300万円とする |
1969年 | 名古屋市南区明豊町1丁目に南部配送センター設立 資本金を600万円とする |
1974年 | 資本金を1200万円とする |
1983年 | 名古屋市南区丹後通3丁目6番地に南営業所設立(南部配送センター廃止) 大矢伝動精機株式会社に組織変更、資本金を2000万円とする |
1990年 | 名古屋市中区橘1丁目5番1号に本社新社屋完成 |
1996年 | 代表取締役に大矢誉宏就任 |
2008年 | ISO14001取得 (以後平成23年社内仕組できた為取りやめ) |
2014年 | メンタリング制度導入 |
大矢伝動精機株式会社の経営資源引継ぎ募集情報
事業引継ぎ
神奈川県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
福岡県
佐賀県
経営資源引継ぎでまち作り、製造業の未来づくりを手助けしたい
人的資本引継ぎ
神奈川県
愛知県
ヤル気重視、「社員一人一人が主役」の弊社で一緒に働きましょう
公開日:2023/07/20 (2023/07/21修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年7月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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