茨城・土浦市
引継ぎ実績あり
「一人ひとりが
株式会社チャンプホールディングス
個性を活かし人・地域・世界の「幸せ」を目指す自己実現のビジョン
経営理念
みんなで一緒に幸せになろう
【ビジョン】
We are the champions.
〜私たちは1人1人が主役である〜
わたしたちは、この世に誕生したこと自体が奇跡であり、世界で唯一無二の存在です。
チャンプグループは、その人の持つ個性を活かし共に発展していく、そんな会社です。
誰もがその人の人生のチャンピオン
【社是】
いい会社をつくりましょう
幸せ・成功を感じる上で相互作用するファクターとして6つの分野における自己実現目標を達成していくなかで「みんなで一緒に幸せになる」ことをビジョンとして取り組んでいます。
家庭生活面
仕事とプライベートは別という考え方ではなく職場でできる事は本番である家庭にいきていくと考える会社です。
苦手なことにチャレンジしていきながらより最終的な本番に生かせる環境を作っているので女性男性関係なく育休や家族雇用にも力を入れています。
経済面
給与所得の改善だけでなく・業界所得水準を上げる努力をしています。
教養面
社員研修に力を入れています。
健康面
事務設備福利厚生のほか、希望者に食堂でお弁当を作り配達することで健康面のサポートをしています。
社会生活面
「倫理法人会」「ヘアドネーション」「薬物乱用防止活動」「献血活動」などの活動を通じて持続可能なより良い社会へ参画しています。
精神面
私たちは失敗を恐れず、経験を大事にしています。
失敗から学べることもあるので失敗にフォーカスをあてるのではなくチャレンジしたことに対してフォーカスをしていきます。
私たちは1人1人が主役であるということを常に意識し、成長し続けていきます。
チャンプホールディングスが目指すものは、
一人ひとりが世界で唯一無二の存在である
私たちは「個性」を大切にする職場である
あらゆる人が活躍できる場にしていく。それこそが私たちが大切にしていることです。
代表者メッセージ
幸せとは何か?仕事とプライベートは別だという意見を聞くことがあります。確かに、それも人生を楽しむ考え方かもしれません。しかし、私はそうは思いません。もちろん、人が最も大切にしたいものはプライベートの時間でしょう。そこをモチベーションとすることは分かります。しかし、人は人生のほとんどの時間を仕事に費やすのが現実です。だからこそ、職場を練習の場として人生の「幸せ」を目指せる環境を生み出したいのです。
私は「幸せ」とは「成長すること」と考えています。以前できなかったことができるようになる。知らなかったことを知り、分からなかったことを理解できるようになる。その達成感がまた新たな挑戦を可能にする。 そのことが肯定感をもたらし、幸せに導いてくれるのではないでしょうか?そして、それを会社に当てはめることによって、個人の能力や会社の規模が変わり、より多くのことが試せるようになるでしょう。
さて、それでは「働くこと」とは何でしょうか?「働くこと」とは「人の役に立つこと」です。製造者やエンジニアは人のために作り、営業は人のために売り、事務方はそれらの人を支えるために働く。様々な働きの裏側や先には必ず「人」がいるものです。チャンプ・グループは会社のためだけでなく、研修や地域活動を通じて、どんな自分になりたいかを追求し続ける企業団体です。
株式会社チャンプ・ホールディングス
取締役 富島純一
私たちのこだわり
10代で家を出て働きながら世の中を学び、21歳で起業
私は茨城県土浦市で生まれ育ちました。実家はガラスやふすま、障子などを取り扱うサッシ業を営んでいました。小学校低学年の頃から夏休みや冬休みにはふすまや障子を張り替える手伝いをしており、商売が常に身近にある環境で育ちました。しかしなかなか学校や社会に馴染めず、中学生になると徐々に学校からは足が遠のくようになりました。父の仕事を手伝いながら過ごしていましたが、親子だからこそ上手くいかないこともあり、家を出て知り合いを頼りながら住む場所を転々としていました。
当時はまだ10代半ばでしたが、社会で生きていくために働かなければならないと強く感じていました。そこで、知人の紹介などを通じて、土木や塗装などの建設に関わる現場で日雇いの仕事をして働くようになりました。働き始めてからは、頑張った分だけ給料や評価に繋がることにやりがいを感じ、自分には働きながら世の中を学んでいく方が合っていると思うようになりました。
しかし、中卒で特別な資格や免許を持たない私が働けるところは限られていました。職人として働いても、縁故の紹介であることから多少無理を聞くこともあり、給料の限界も見えるようになっていきました。この環境から抜け出すには独立するしかないと決心し、2005年、21歳の時に有限会社オートチャンプを創業しました。挑戦をするなら全く違う領域にしようと考え、中古車自動車業でスタートすることに決めました。
お客様の声を軸に展開する創業当初のビジネスモデル
創業当初は私1人でスタートしました。自動車については未知の領域であり、初めのうちは依頼が来ても何から始めればいいのかも分からず、ノートを持って車検場に駆け込み、担当者に教えてもらいながら技術を習得していきました。知識がないことで損もしましたが、若いうちから起業した私にとっては後に引けない、誰にも負けたくないという強い想いがありました。人に与えられた時間は限られており、時間をどれだけ有効に使えるかで未来が変わることもあります。学歴も資格も特殊な技術をもっているわけではない私は、限られた時間の中で経営者としての能力を磨き、人脈を広げていくしかないと自分を奮い立たせ、がむしゃらに突き進んで行きました。
起業してからは人の縁に恵まれ、自ら先輩経営者の話を聴きに行き、経営者としてより高みを目指すためにはどのように取り組んできたかを伺いながら、試行錯誤を続けました。セミナーや講演会にも足を運ぶようになり、経営や働くとはどんなことかを真剣に勉強しました。
過去と家族に向き合い、対話を重ねる大切さを実感
家を出てから、しばらく家族とは疎遠になっていました。父とは10年以上まともに口を聞いておらず、母とは年に数回短い電話をする程度の関係性でした。しかし、自身で会社を立ち上げ、セミナーや講演会で学びを深めていくうちに、自分が今ここに存在するのは両親のおかげであり、家族を大切にすることは自分や周りの人も大事にすることにもなると気付かされました。このままではいけないと思い、27歳の頃に実家に戻り、10数年にわたり迷惑をかけてきたことへの謝罪をしました。互いの状況を話すうちに父からは自営のサッシ業が立ち行かず借金も抱え、ほとんど廃業に近い状態であることを告げられました。どうにかして家業を引き受けることで家族に恩返しをしたいと思い、事業承継を決意しました。
父はいきなり帰ってきた私を疑わず、信頼して家業を任せてくれました。普段は思っていることを口にしない家族ですが、私自身が過去と向き合い事業承継を決めた時から、互いの感謝の気持ちが伝わるようになりました。
家業の事例もあって父方や母方の親族の相続の相談も受けることになりましたが、その頃には親族間でのコミュニケーションも活発になっており、身内だけではなく会社、事業者間でも、対話を重ね互いを頼れる関係性を構築することで、事業承継などもスムーズになるだろうと思うようになりました。
株式会社家族という不動産会社を立ち上げ、さらに今ある事業をさらに発展させながら、売り上げに繋げていけるように、有限会社オートチャンプからレッカー事業を分離独立して、株式会社ITYという会社を立ち上げました。年3店舗のペースで展開を進め、軌道に乗るまでは苦労の連続でしたが、徐々に安定した経営ができるようになっていきました。
事業を展開する中で、障がいのある方々の雇用や農業で苦労している人々との出会いを通じて、障がい福祉や新しい農業事業を立ち上げることになりました。2013年には、株式会社家族からチャンプホールディングスに社名を変更し、各会社をホールディングス化することを決定しました。当初は、私がすべての会社の代表取締役を務めていましたが、現在ではオートチャンプ、ITY、県南物流、ありがとうの4社を子会社化し、既存スタッフに事業承継を進めながら、経営をある程度任せられるようになってきました。
社員一人ひとりの人生とその家族の幸せを願う環境づくり
人が生きる一番の目的は「幸せになること」だと思っています。会社という場所は社会人が最も長い時間を過ごす場所であり、環境を整えることが経営者の大事な仕事になります。弊社では「みんなで一緒に幸せになろう」という理念を掲げ、最近では、人を大切にする経営を実勢にしている伊那食品工業の塚越会長から許可をいただき「いい会社をつくりましょう」という社是を加えました。
会社の規模拡大とともに社員も200名程に増えましたが、営利を第一の目的とするのではなく、社員一人ひとりの人生が豊かになれるような環境づくりを心がけています。職場と家庭は一続きであり、力を最大限に発揮してもらえるようにするには、仕事だけではなく家庭のことも安心して相談できる相手の存在と環境づくりが大事だと思います。特にマネージャー以上の役職者には、仕事を通じて部下その人を気遣えるコミュニケーションを大事にしてもらっています。
弊社では社内の交流を促進し、社員同士の理解を深めるため、毎月1回の研修を行っています。研修にはカウンセラーとして活動する「株式会社打つ手は無限」の鈴木稔代表を講師として招き、若手、管理職など受講者に合わせて内容を工夫し、1年を通してグループ会社も含めた全員が学ぶ機会を得られるようにしています。社員は研修でよく家族の話をしてくれるようになり、会社の文化として人を大切にすることが根付いていると実感しています。
マネージャー以上の役職者にはアドラー心理学と倫理法人会の倫理教育を取り入れた研修を行っています。社員20人~30人規模では経営理念などの会社としての軸が必要となり、社員100人を越えれば経営理念を越えた共通言語が必要になっていきます。現在186人となった弊社ではアドラー心理学を共通言語に選びました。今後は社員1,000人を目指して拡大を続けており、大所帯となっても理念が浸透できるように、2023年度の発行に向けてコーポレートブックを作り始めました。
弊社のルールは、会社に縛りつけるためのものではなく、個性をいかに活かすかを重視しています。社員それぞれが目指すフィールドにたどり着けるよう、事業の分野を整理していくとともに、会社のルールブックを制作しています。このルールブックには社員の家族も申請できる福利厚生がまとめられており、企業活動を支える社員の家庭も守り支えられるようにと準備を進めています。
地域を超え社会課題とまちづくりに取り組む
弊社を立ち上げ4年経った25歳当時は、社員3人ほどの小さな会社でした。その頃には地域に根づいた経営の仕組みを構築していこうと考えるようになり「35歳までに100人を雇用する企業になり、茨城県に根づいた企業になる」という目標を掲げました。人口が多く発展している都市でのビジネスは軌道に乗りやすいのは当然であり、生まれ育った土地で、地元に関わる人たちを大切にしながら事業を伸ばす方が難しくやりがいがあると考えました。
目標に向かい10年にわたって取り組み、社員100人の目標を達成した今、今後のテーマは「地球の声に耳を傾ける」としています。世界的な脱炭素の流れを受けて車載バッテリーをリユース、リサイクルをするための特許を取得し世界的に展開しようと別会社での運営を始めたところです。また、地元の茨城県では就労支援にもさらに力を入れ、障がいのある方の力を借りながら薬に代わるような野菜を栽培できるようにしていきたい考えです。現在は車のローン審査が通りにくい方向けの仕組みをつくり、全国900店舗のフランチャイズ運営を通じて全国規模での仲間づくりをしながら、地域の枠を超え世界で役立つビジネスモデルの構築を始めています。
企業を経営することはすなわち、まちづくりをすることだと考えています。街が発展すれば企業の成長にも繋がりますし、逆も然りです。弊社の働きが地域や国のためにもなり、互いに成長していける関係性を築いていきたいと思います。愛知県豊田市に行けばトヨタ車が走っているように、地域の方に受け入れられ愛される企業を目指していきたいです。
地域に残る財産を引き継ぎ守る覚悟
弊社ではこれまで、運送会社、建設会社、旅館の3件をM&Aにより引き継ぎました。社長がいくら望んでも、社員が続けていきたいと思っていなければ、引き継いだ後その会社を守っていくことはできません。どんなに小さな理由でも社員が働き続けたいという意思を持っていることが大事だと思っています。
また、事業を引き継ぐ際は利益よりも「街に必要な会社であるかどうか」を優先したい考えです。今回弊社でM&Aした筑波山にある温泉施設は、筑波山という魅力ある土地に古くからある財産であり、弊社が引き継ぎ守りながら観光で輝かせたいと考えから譲り受けることにしました。今後、他社や事業を引き継ぐ場合も、譲渡側の会社の理念や文化を尊重し、互いの長所を伸ばしながら共存できる方向性を互いに探っていきたいと思っています。
独自のネットワーク構築と海外展開を進め、架け橋となる企業へ
創業からは約20年、ホールディングス設立からは10年が経ちました。今後は国内の拠点を増やし、アジアを始めとした海外まで拠点を広げていきたいと思います。事業として展開するというよりは、海外の先進的な仕組みや技術を積極的に日本に取り入れ、全国各地に拠点をつくり、持ち帰ったものを一気に拡散、拡大できる独自のネットワークを形成したいと思います。また、日本が誇れる商品やサービスを輸出していきたいとも考えています。
困っている人を助けるという面では、開発途上国の支援などにも興味があります。もともと建設の現場で働いていたこともあり、私自身も現地に赴いて開発や物資調達に携わりながら、自分自身が日本と海外を繋ぐ架け橋になりたいと思っています。現在では、国内での事業活動、街づくりへの奉仕活動、海外事業が3分の1ずつを占めていますが、約10年後の50歳の時には海外現地での活動ができるようになっていたいと思っています。
現状の課題としては、会社のブランディング強化や事業拡大のための資金確保があります。今まではブランディングとして大々的なPR活動は行ってきませんでしたが、弊社やグループ会社をより多くの方に知ってもらえるようになることで新たな縁が生まれ、困っている方の助けとなることができるかもしれません。今後は広報企画部を設けて対外的な発信ができるようにしていこうと計画しています。
また、補助金のほかファンドやエンジェル投資なども活用しながら事業の原資を調達し、自社だけではなく地域の繁栄のためにも役立てられるようにしたいと思っています。将来的には財団を設立し、次世代のリーダーを育成することで未来に地域の企業や資源、文化を残していきたいと思います。誰もが主役になれる会社を目指し、地域や社会に愛される会社として成長できるようこれからも活躍の場を広げていきたい考えです。
10代で家を出て働きながら世の中を学び、21歳で起業
私は茨城県土浦市で生まれ育ちました。実家はガラスやふすま、障子などを取り扱うサッシ業を営んでいました。小学校低学年の頃から夏休みや冬休みにはふすまや障子を張り替える手伝いをしており、商売が常に身近にある環境で育ちました。しかしなかなか学校や社会に馴染めず、中学生になると徐々に学校からは足が遠のくようになりました。父の仕事を手伝いながら過ごしていましたが、親子だからこそ上手くいかないこともあり、家を出て知り合いを頼りながら住む場所を転々としていました。
当時はまだ10代半ばでしたが、社会で生きていくために働かなければならないと強く感じていました。そこで、知人の紹介などを通じて、土木や塗装などの建設に関わる現場で日雇いの仕事をして働くようになりました。働き始めてからは、頑張った分だけ給料や評価に繋がることにやりがいを感じ、自分には働きながら世の中を学んでいく方が合っていると思うようになりました。
しかし、中卒で特別な資格や免許を持たない私が働けるところは限られていました。職人として働いても、縁故の紹介であることから多少無理を聞くこともあり、給料の限界も見えるようになっていきました。この環境から抜け出すには独立するしかないと決心し、2005年、21歳の時に有限会社オートチャンプを創業しました。挑戦をするなら全く違う領域にしようと考え、中古車自動車業でスタートすることに決めました。
お客様の声を軸に展開する創業当初のビジネスモデル
創業当初は私1人でスタートしました。自動車については未知の領域であり、初めのうちは依頼が来ても何から始めればいいのかも分からず、ノートを持って車検場に駆け込み、担当者に教えてもらいながら技術を習得していきました。知識がないことで損もしましたが、若いうちから起業した私にとっては後に引けない、誰にも負けたくないという強い想いがありました。人に与えられた時間は限られており、時間をどれだけ有効に使えるかで未来が変わることもあります。学歴も資格も特殊な技術をもっているわけではない私は、限られた時間の中で経営者としての能力を磨き、人脈を広げていくしかないと自分を奮い立たせ、がむしゃらに突き進んで行きました。
起業してからは人の縁に恵まれ、自ら先輩経営者の話を聴きに行き、経営者としてより高みを目指すためにはどのように取り組んできたかを伺いながら、試行錯誤を続けました。セミナーや講演会にも足を運ぶようになり、経営や働くとはどんなことかを真剣に勉強しました。
過去と家族に向き合い、対話を重ねる大切さを実感
家を出てから、しばらく家族とは疎遠になっていました。父とは10年以上まともに口を聞いておらず、母とは年に数回短い電話をする程度の関係性でした。しかし、自身で会社を立ち上げ、セミナーや講演会で学びを深めていくうちに、自分が今ここに存在するのは両親のおかげであり、家族を大切にすることは自分や周りの人も大事にすることにもなると気付かされました。このままではいけないと思い、27歳の頃に実家に戻り、10数年にわたり迷惑をかけてきたことへの謝罪をしました。互いの状況を話すうちに父からは自営のサッシ業が立ち行かず借金も抱え、ほとんど廃業に近い状態であることを告げられました。どうにかして家業を引き受けることで家族に恩返しをしたいと思い、事業承継を決意しました。
父はいきなり帰ってきた私を疑わず、信頼して家業を任せてくれました。普段は思っていることを口にしない家族ですが、私自身が過去と向き合い事業承継を決めた時から、互いの感謝の気持ちが伝わるようになりました。
家業の事例もあって父方や母方の親族の相続の相談も受けることになりましたが、その頃には親族間でのコミュニケーションも活発になっており、身内だけではなく会社、事業者間でも、対話を重ね互いを頼れる関係性を構築することで、事業承継などもスムーズになるだろうと思うようになりました。
株式会社家族という不動産会社を立ち上げ、さらに今ある事業をさらに発展させながら、売り上げに繋げていけるように、有限会社オートチャンプからレッカー事業を分離独立して、株式会社ITYという会社を立ち上げました。年3店舗のペースで展開を進め、軌道に乗るまでは苦労の連続でしたが、徐々に安定した経営ができるようになっていきました。
事業を展開する中で、障がいのある方々の雇用や農業で苦労している人々との出会いを通じて、障がい福祉や新しい農業事業を立ち上げることになりました。2013年には、株式会社家族からチャンプホールディングスに社名を変更し、各会社をホールディングス化することを決定しました。当初は、私がすべての会社の代表取締役を務めていましたが、現在ではオートチャンプ、ITY、県南物流、ありがとうの4社を子会社化し、既存スタッフに事業承継を進めながら、経営をある程度任せられるようになってきました。
社員一人ひとりの人生とその家族の幸せを願う環境づくり
人が生きる一番の目的は「幸せになること」だと思っています。会社という場所は社会人が最も長い時間を過ごす場所であり、環境を整えることが経営者の大事な仕事になります。弊社では「みんなで一緒に幸せになろう」という理念を掲げ、最近では、人を大切にする経営を実勢にしている伊那食品工業の塚越会長から許可をいただき「いい会社をつくりましょう」という社是を加えました。
会社の規模拡大とともに社員も200名程に増えましたが、営利を第一の目的とするのではなく、社員一人ひとりの人生が豊かになれるような環境づくりを心がけています。職場と家庭は一続きであり、力を最大限に発揮してもらえるようにするには、仕事だけではなく家庭のことも安心して相談できる相手の存在と環境づくりが大事だと思います。特にマネージャー以上の役職者には、仕事を通じて部下その人を気遣えるコミュニケーションを大事にしてもらっています。
弊社では社内の交流を促進し、社員同士の理解を深めるため、毎月1回の研修を行っています。研修にはカウンセラーとして活動する「株式会社打つ手は無限」の鈴木稔代表を講師として招き、若手、管理職など受講者に合わせて内容を工夫し、1年を通してグループ会社も含めた全員が学ぶ機会を得られるようにしています。社員は研修でよく家族の話をしてくれるようになり、会社の文化として人を大切にすることが根付いていると実感しています。
マネージャー以上の役職者にはアドラー心理学と倫理法人会の倫理教育を取り入れた研修を行っています。社員20人~30人規模では経営理念などの会社としての軸が必要となり、社員100人を越えれば経営理念を越えた共通言語が必要になっていきます。現在186人となった弊社ではアドラー心理学を共通言語に選びました。今後は社員1,000人を目指して拡大を続けており、大所帯となっても理念が浸透できるように、2023年度の発行に向けてコーポレートブックを作り始めました。
弊社のルールは、会社に縛りつけるためのものではなく、個性をいかに活かすかを重視しています。社員それぞれが目指すフィールドにたどり着けるよう、事業の分野を整理していくとともに、会社のルールブックを制作しています。このルールブックには社員の家族も申請できる福利厚生がまとめられており、企業活動を支える社員の家庭も守り支えられるようにと準備を進めています。
地域を超え社会課題とまちづくりに取り組む
弊社を立ち上げ4年経った25歳当時は、社員3人ほどの小さな会社でした。その頃には地域に根づいた経営の仕組みを構築していこうと考えるようになり「35歳までに100人を雇用する企業になり、茨城県に根づいた企業になる」という目標を掲げました。人口が多く発展している都市でのビジネスは軌道に乗りやすいのは当然であり、生まれ育った土地で、地元に関わる人たちを大切にしながら事業を伸ばす方が難しくやりがいがあると考えました。
目標に向かい10年にわたって取り組み、社員100人の目標を達成した今、今後のテーマは「地球の声に耳を傾ける」としています。世界的な脱炭素の流れを受けて車載バッテリーをリユース、リサイクルをするための特許を取得し世界的に展開しようと別会社での運営を始めたところです。また、地元の茨城県では就労支援にもさらに力を入れ、障がいのある方の力を借りながら薬に代わるような野菜を栽培できるようにしていきたい考えです。現在は車のローン審査が通りにくい方向けの仕組みをつくり、全国900店舗のフランチャイズ運営を通じて全国規模での仲間づくりをしながら、地域の枠を超え世界で役立つビジネスモデルの構築を始めています。
企業を経営することはすなわち、まちづくりをすることだと考えています。街が発展すれば企業の成長にも繋がりますし、逆も然りです。弊社の働きが地域や国のためにもなり、互いに成長していける関係性を築いていきたいと思います。愛知県豊田市に行けばトヨタ車が走っているように、地域の方に受け入れられ愛される企業を目指していきたいです。
地域に残る財産を引き継ぎ守る覚悟
弊社ではこれまで、運送会社、建設会社、旅館の3件をM&Aにより引き継ぎました。社長がいくら望んでも、社員が続けていきたいと思っていなければ、引き継いだ後その会社を守っていくことはできません。どんなに小さな理由でも社員が働き続けたいという意思を持っていることが大事だと思っています。
また、事業を引き継ぐ際は利益よりも「街に必要な会社であるかどうか」を優先したい考えです。今回弊社でM&Aした筑波山にある温泉施設は、筑波山という魅力ある土地に古くからある財産であり、弊社が引き継ぎ守りながら観光で輝かせたいと考えから譲り受けることにしました。今後、他社や事業を引き継ぐ場合も、譲渡側の会社の理念や文化を尊重し、互いの長所を伸ばしながら共存できる方向性を互いに探っていきたいと思っています。
独自のネットワーク構築と海外展開を進め、架け橋となる企業へ
創業からは約20年、ホールディングス設立からは10年が経ちました。今後は国内の拠点を増やし、アジアを始めとした海外まで拠点を広げていきたいと思います。事業として展開するというよりは、海外の先進的な仕組みや技術を積極的に日本に取り入れ、全国各地に拠点をつくり、持ち帰ったものを一気に拡散、拡大できる独自のネットワークを形成したいと思います。また、日本が誇れる商品やサービスを輸出していきたいとも考えています。
困っている人を助けるという面では、開発途上国の支援などにも興味があります。もともと建設の現場で働いていたこともあり、私自身も現地に赴いて開発や物資調達に携わりながら、自分自身が日本と海外を繋ぐ架け橋になりたいと思っています。現在では、国内での事業活動、街づくりへの奉仕活動、海外事業が3分の1ずつを占めていますが、約10年後の50歳の時には海外現地での活動ができるようになっていたいと思っています。
現状の課題としては、会社のブランディング強化や事業拡大のための資金確保があります。今まではブランディングとして大々的なPR活動は行ってきませんでしたが、弊社やグループ会社をより多くの方に知ってもらえるようになることで新たな縁が生まれ、困っている方の助けとなることができるかもしれません。今後は広報企画部を設けて対外的な発信ができるようにしていこうと計画しています。
また、補助金のほかファンドやエンジェル投資なども活用しながら事業の原資を調達し、自社だけではなく地域の繁栄のためにも役立てられるようにしたいと思っています。将来的には財団を設立し、次世代のリーダーを育成することで未来に地域の企業や資源、文化を残していきたいと思います。誰もが主役になれる会社を目指し、地域や社会に愛される会社として成長できるようこれからも活躍の場を広げていきたい考えです。
会社概要
社名 | 株式会社チャンプホールディングス |
創立年 | 2013年 |
代表者名 | 代表取締役 富島 純一 |
資本金 | 5,000万円 |
URL |
https://champ-group.jp/
|
本社住所 |
〒300-0007 |
事業内容 | 不動産賃貸事業・コンサル事業 |
事業エリア |
有限会社オートチャンプ 〒300-0007 |
株式会社ITY 〒300-0007 |
|
株式会社ありがとう 〒300-0007 |
|
県南物流株式会社 〒300-0007 |
|
関連会社 |
会社沿革
2005年 | 有限会社オートチャンプ 設立 |
2013年 | 株式会社家族 設立 株式会社 ITY 設立 |
2017年 | 株式会社ありがとう 設立 |
2018年 | 株式会社板谷物流 設立 |
2019年 | 株式会社板谷物流を県南物流株式会社へ 社名変更 |
2020年 | 株式会社家族を株式会社チャンプ・ホールディングスへ 社名変更 |
株式会社チャンプホールディングスの経営資源引継ぎ募集情報
人的資本引継ぎ
茨城県
東京都
福岡県
沖縄県
1人1人が主役の会社。あなたの個性を弊社で活かしませんか
事業引継ぎ
関東
引継ぎ実績複数あり。譲渡企業の理念や文化を尊重し、シナジーを追求したい
- 募集地域
- 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県
- 募集業種
- 農業・林業・漁業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 漁業 / 水産加工業 / 金融・保険業 / 保険代理業 / 金融業・保険業 / 不動産業 / 運輸通信業 / 運輸業(旅客運送業) / 運送業(貨物運送業) / 倉庫業 / 情報通信業 / 電気・ガス業 / 電気業 / ガス業 / サービス業 / 介護・福祉業 / 医療業 / 教育業 / 専門サービス業 / その他サービス業 / 広告サービス業 / 自動車整備業 / 警備業 / 放送業 / 娯楽・レジャー業 / 美容サービス業 / 理容・美容業 / 旅館・宿泊業 / 情報サービス業
公開日:2023/04/03 (2023/04/27修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年4月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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