ユニバーサルシティ株式会社

夢と思いが詰まった「家」を通じてお客様に感動を提供する

2013年9月に創業した埼玉県さいたま市に拠点を構える不動産会社です。個人向けの戸建て販売を中心に、賃貸物件の仲介や管理、中古戸建やマンションリフォーム、土地や建物の売買や有効活用など、不動産に関わる業務を幅広く行っています。
私は、幼少期に小さなアパートで過ごした経験があり、一戸建ての家に住むことに強い憧れを持っていました。その思いが高じて、気が付けば「家を扱う仕事に就きたい」と考えるようになりました。

20歳の頃に飛び込んだ不動産業界で感じたのが、ビジネスのスケールの大きさです。1つの案件で動く金額の大きさもさることながら、お客様の人生のターニングポイントに立ち会えることに醍醐味を感じて、生涯の仕事にしようと決意しました。
起業した大きな理由は、経営者として働く父の背中を見て育ったことにあります。家族旅行に出かけた先で、部下に電話で指示していた様子をよく覚えています。リーダーシップを発揮して、組織を束ねる父の姿は格好よく、自分もそのような経営者になりたいと思い、25歳の時に弊社を創業しました。前職の不動産会社で上司や先輩から、約5年間、しっかりと仕事のいろはを教えてもらえたことが大きな自信になっています。

十分な資金が貯まる前に熱意を先行させた形での独立だったこともあり、創業当初は、大きな資金がなくても始められる不動産の仲介業務からスタートしました。1つひとつの案件に対して誠実に向き合う中で良いご縁にも恵まれて、次第に会社も成長していきました。その後、資金も貯まり、より大きなビジネスに成長させるべく、不動産の売買事業にも進出して現在に至ります。

「お客様第一主義」を実践する社員こそが最大の強み

弊社の強みは、お客様第一主義を実践してくれている社員です。マイホームの購入など、大きな買い物に不安を抱えつつも、弊社に足を運んでくれるお客様に対し、どの社員もお客様の不安な気持ちを理解し、寄り添うところから始めてくれています。お客様も心を開いて、本音で話してくれるので、的確にお客様の要望をつかみ、それを実現することで信頼を獲得できています。そのおかげもあり、新規のお客様の大半は、既存のお客様からの紹介や口コミがきっかけです。
お客様の要望や人生プランに適した物件をご案内して、お客様の喜ぶ顔を見ている時が、「この仕事をしていて良かった」と思える一番の瞬間です。

この強みを維持するために行っているのが、不動産業界未経験者の採用です。業界経験者の場合、不動産業界の慣習や常識が、時として弊社が目指すお客様第一主義から外れてしまうことがあると感じたからです。未経験の状態からスタートしてもらう方が、結果として弊社が目指す不動産業界の慣習や常識に縛られない、「お客様第一主義」を実践できると考えています。実際、飲食店、携帯電話ショップ、ダーツ店など、弊社は不動産業界以外の職種から転職した社員ばかりで構成されています。「未経験者採用」にこだわってきたことが、いい結果に繋がっているので、今後もこの方針は続けていきたいと思います。

目指す理想形は「正直で真面目な人が損をしない経営」

弊社が目指す理想形は、お客様が100％満足した状態でご契約いただくことです。簡単なことではありませんが、お客様第一主義を目指す上では、大切なことだと思っています。同時に「正直で真面目な人が損をする構図」を無くしていきたいと常々思っています。
そのために、まずは弊社が、お客様に対して誠実な不動産会社でありたいと考えています。

例えば不動産売却の仲介を行う際も、お客様の利益を最優先にした取り組みを行っています。不動産業界の商習慣として、売却の仲介を行う際には、まずは自社内のネットワークで買い手を探し、売り手・買い手の双方から手数料がもらえる「両手仲介」を狙うのが一般的です。しかし、その手法だと、売り時を逃してしまったり、最適な売り手に出会えなかったりします。
そこで弊社では、お客様の利益を最大化させ、最適なお相手を見つけるべく、最初から社外のネットワークを積極的に活用するようにしています。その場合、弊社は売り手側からの手数料しかいただけませんが、目先の利益よりも、得られる信頼の方が弊社にとっては大切だと考えています。

営業手法についても工夫をしています。インターネットを活用して、必要としているお客様に効率的に情報が届くように取り組んでいます。コストを抑え、その分を、お客様に還元していきたいと考えているからです。
また、弊社を頼ってくださったお客様とは、その時だけのお取引で終わらせるのではなく、そのお子様、お孫様まで、末永いお付き合いをできればと考えています。

お客様の利益のために挑戦し続ける会社

弊社は常に新しいことに挑戦し続けてきました。先ほどの「両手仲介」の話と関連しますが、6年前に業者を介さずに売り手と買り手が、直接マッチングできるプラットフォームを立ち上げました。不動産業内で当たり前に行われている「物件の囲い込み」により、売りたいお客様が機会損失してしまい、不当な値下げ交渉に応じざるを得ない状況に問題意識を感じていたというのが理由です。
まだ成功には至っていませんが、売らざるを得ない事情があるお客様の足元を見るような商売はしたくないと思っているので、次の挑戦のチャンスをうかがっているところです。

一方、これから注力していきたいことが、「市街化調整区域」など、開発が制限されている土地でのトレーラーハウスを活用した事業になります。トレーラ―ハウスは、「市街化調整区域」でも、許可が不要だからです。
そうしたトレーラ―ハウスを、同好の士が集うコミュニティスペースにしたり、ひとりの時間を過ごしたい人の秘密基地にしたり、別荘のように使ってもらうのが面白いのではないかと考えています。

不動産の事業には、今よりさらにお客様の生活を豊かにするためのアイデアが眠っていると考えています。今後も、住むため、滞在するための心地よい空間を提供することによって、地元の皆様に喜んでもらうための提案と挑戦を続けていきたいと考えています。

自社施工ができる体制を目指す上でM&Aを検討

今後、弊社が強化していきたいのが自社施工部門の設置です。現在、施工については協力会社に依頼していますが、自社で施工することで事業の幅が広がり、お客様に喜んでもらえるサービスを提供できるのではないかと考えています。

そのために、後継者不在でお困りの町の工務店や建築事務所などを引継いでいきたいと考えています。建築業界の後継者不足の問題は、仕事でご一緒する建築業界の方々からもしばしば見聞きしています。どうしても身近に引き継ぎ手がいない、体力的に継続が難しいなどいった理由から会社を手放そうとご検討されている場合は、ぜひご相談ください。責任をもって引継がせて頂きます。
もちろん大きな決断となることは理解しております。お互いに現状を包み隠さずに話しあい、確かな信頼関係を築いたうえで、お引き受けできたらと考えています。