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お客様
株式会社さくら住宅
「五方良し経営」で会社に関わる全ての人を幸せにする
経営理念
リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる
代表者メッセージ

1997年の創業以来、「リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる」という企業理念のもと、地域の皆さまのお役に立ちたいという一心で、着実に事業を拡大してまいりました。
住宅に関わるあらゆるご相談を承り、お客様にご安心いただけるよう努めた結果、おかげさまで年間約2000件のリフォーム工事を手掛けています。
近年はコロナ禍を経て、住まいのあり方や働き方に対する価値観も大きく変化し、これまで以上に「住まいは快適で楽しい空間にしたい」と考える方が増えていると実感しています。
弊社では、常に新しいトレンドを取り入れながらも、長年培ってきた丁寧な工事を大切にすることで、皆さまの快適な住まいづくりをこれからも全力でサポートしてまいります。
社内には、建築関連の豊富な知識と経験を持つ有資格者が多数在籍しており、お客様に満足していただけるご提案と、質の高い工事をお約束いたします。
今後とも、地域の皆さまに必要とされ、愛されるリフォーム会社を目指し、社員一同邁進してまいります。
住まいのことでしたら、どんな些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
代表取締役社長 小林 久祉

私たちのこだわり
お客様を大切にする会社
弊社は1997年に創業した総合リフォーム会社です。創業者の二宮生憲は30年ほど住宅業界に携わり、大手住宅メーカーで取締役も務めていました。中古住宅よりも新築住宅の方が高品質だとする「新築神話」の価値観が今よりはるかに強い時代でしたが、二宮はスクラップ&ビルド(取り壊して新しく立て直す)を繰り返すやり方に疑問を感じ、リフォーム事業を志したそうです。
また、「会社は社会の公器であるべき」という創業者自身の信念を体現するため、「もっと地域に根差して、お客様を大切にする会社、お客様が本当に幸せになる会社、お客様の方を向いた会社を立ち上げたい」と考えて弊社を設立しました。現在は、神奈川県横浜市、鎌倉市、逗子市を中心に、年間約2000件の住宅リフォーム事業を展開しています。リフォームの他には、耐震補強工事、新築工事、増築・改築工事、建築計画設計、そして小規模工事を手掛けています。
「リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる」ために
創業後はリフォームニーズを掴むため地道なポスティングなどの営業活動を行いましたが、順調にはいかず、お客様との接点を創る大変さを感じる日々だったと聞いています。お客様との信頼関係を築けていないのに、一足飛びに「リフォームは弊社にお任せください」と訴えても地域の方々には響きません。そこで、地域のお客様の「お困りごと」を解決させていただくことから始めました。同業他社が採算が合わないと避けるような、電球交換、網戸の張り替えや水回りトラブルといった小さな困りごとに対してスピーディかつ丁寧に対応することで、地域のお客様からの信頼を着実に築き上げていきました。
現在でも、大規模な工事と並行して、急な困りごとへの対応など小規模工事を重視しています。大規模工事と小規模工事の受注件数はほぼ半々ですが、売上ベースで見ると小規模工事は全体の1割にも満たしません。それでも弊社が積極的に小規模工事を請け負うのは、金額だけでは測れない地域の方々への想いがあるためです。日々地域の方々に感謝をし、日常的にお役に立つ会社でありたいと考えています。
この背景には、弊社の経営理念に加え、大切にしている「五方よし経営」の考え方があります。人を大切にする経営学会の坂本光司先生が提唱するこの理念に基づき、「社員とその家族」「社外社員とその家族」「現在顧客と未来顧客」「地域や地域の社会的弱者」「株主・関係機関」という五者の幸せを追求することこそが、事業の発展はもちろん、関わる全ての人々の幸福に繋がるというものです。
また、お客様との直接的な関わりを通じて感謝の言葉をいただく経験は、社員にとって大きな喜びであり、小規模な工事にも積極的に取り組む風土を育んでいます。社員はお客様の日々のお困りごとを解決する小規模工事を通じて、そのお客様の暮らし方や生活動線を理解し、よりお客様を知ることが出来ます。お客様のことを真に考えた提案ができ、社員一人一人のプロ意識の高さは随一です。
地域の方にとって身近な存在になれたらと、毎年カレンダーの直接配布を行ったり、年賀状や暑中見舞いには心のこもったメッセージを添えたりしています。降雪時には自然と社員自ら高齢のお客様宅に出向き、雪かきを行っています。
注文ありきの関係ではなく、日々の信頼の積み重ねが結果として、弊社が創業2年目以降27期連続の黒字を達成している所以だと思います。
証券会社勤務や海外勤務を経てさくら住宅へ
私は福井県で生まれ育ち、大学進学を機に上京しました。金融業界への関心から大手証券会社に就職し、個人・法人双方に対しての株式や債券、投資信託の営業を担当しました。金融マーケットに触れることで、金融知識や分析力、コミュニケーション能力など多くのスキルが身に付きました。次第に海外で働きたいという思いが募り、欧州に拠点を置く日本企業の現地法人に転職し、イギリスとドイツで計7年間経営企画職として勤務しました。M&A、工場の閉鎖や新規拠点の開設に伴う情報収集など、何事もやってみるという環境で多様な経験を積んだことが、現在の経営に活きていると感じています。
海外での仕事は充実していましたが、縫製会社を営んでいた実家から「経営を立て直してほしい」と頼まれたことで帰国を決意しました。福井に戻り、専務取締役として4年間家業の再生に尽力しました。新規顧客獲得のための営業、協力工場の開拓、新事業への取り組みなど様々な手を打ちましたが厳しい状況は変わらず、残念ながら会社をたたむという決断に至りました。
家業を存続できなかったことは痛恨の極みでした。経営の厳しさを身をもって痛感し、この経験を通じて得た学びは現在の社長としての経営判断や社員への向き合い方など、会社経営の糧となっています。
その後、ご縁があり2012年にさくら住宅に入社しました。当時の弊社には、旧来の住宅会社や証券会社のような厳しい一面も残っていましたが、すでに10期以上連続で黒字を達成しており、その実績は事業の堅調さを示していると考えました。何よりも、地域に根ざし、地域のお客様一人ひとりに思いを寄せる社風に強く惹かれ、新たなキャリアをスタートすることを決意しました。
入社後は営業担当として、常にお客様の目線に立ち、お客様の理想の住まいづくりに尽力してきました。その後は地域密着型のビジネスにおけるお客様との深い関係性を理解した上で、営業部長を務めました。そして2022年、創業者より会社を受け継ぎ、代表取締役に就任しました。
創業以来、弊社の経営理念は「リフォームを通じて 社会のお役に立つ会社になる」であり、この理念こそが私たちの成長の礎です。
私が社長に就任した際、まず明確にした方針は「変わらないこと」でした。具体的には、創業者が確立した経営理念、五方良し経営やお客様との緊密な関係性といった、弊社がこれまで大切にしてき本質は、決して揺るがせるべきではないと考えました。
その一方で、時代の変化に対応するため、やり方は柔軟に変革していく必要があるとも考えています。就業時間の短縮やリフレッシュ休暇の導入はその一例です。また、採用活動におけるSNSの活用、新卒採用向けプレゼン資料を若手社員にブラッシュアップしてもらうといった取り組みも、変化への適応を示すものです。
五方良し経営について
先述の通り、弊社では、人を大切にする経営学会の坂本光司先生が提唱する「五方良し経営」を経営の根幹に据えさまざまな取り組みを行っています。
「社員とその家族」「社外社員とその家族」の幸せを追求する「社員第一主義」はその最たる例です。弊社では個別の目標はありますが営業ノルマを設けていません。そして、資格手当、3人目100万円の出産手当、入園・入学祝い、子育て支援時短勤務、習い事補助手当、業務中の通院可能、定年制の廃止、そして、社員の誕生日プレゼントなど手厚い福利厚生を整えています。
その結果、就業時間の短縮やリフレッシュ休暇の導入といった働きやすい環境づくりと相まって、近年離職率は大幅に低下し、直近1年間ではゼロを達成しています。現在、約50名の社員がそれぞれの個性を活かして活躍しています。
弊社の事業を支える住宅設備メーカーの皆様、そして質の高い施工を提供してくださる社外の職人の方々も、「五方良し経営」において不可欠なパートナーです。彼らの幸せを守ることは弊社の重要な責務と考えています。特に職人の方々とは、単なる業務委託という関係を超えた深い繋がりを大切にしています。コロナ禍で仕事が減少した際には、生活に困窮した職人の方々へ約700万円の見舞金を支給し、新聞にも取り上げられました。
また、目標達成に貢献してくださった協力会社の社員には月別の「大入」を支給し、普段交流の少ない職人同士の親睦を深めるための会合を定期的に開催するなど、横の繋がりを強化しています。これらの取り組みが実を結び、最近では、弊社に共感した職人の方々が新たな仲間を紹介してくれることも増え、建設業界全体で深刻化する職人不足という状況において、大変心強く感じています。
このように、五方良し経営を愚直に実践することで、多方面に好影響が生まれていると実感しています。外部からも高く評価されており、2015年には「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞や、経済産業省の「先進的なリフォーム事業者表彰」を受賞することができました。
さらに、2016年にはテレビ東京「カンブリア宮殿」でも取り上げられ、その独自の経営手法をご紹介いただきました。弊社の「五方良し経営」は、単なる利益追求ではなく、関わる全ての人々の幸せを追求することで、結果として安定した黒字経営や高いリピート率といった経営的な強みを築いています。
お客様株主制度について
「地域の役に立つ会社を作りたい」という弊社の熱い想いが、地元のお客様からの長年の支持に繋がっていると感じています。その感謝の形として創業者が始めたのが、独自の「お客様株主」制度です。地域の皆様、そして日頃から弊社を応援してくださるお客様に、株主として会社の成長を共に歩んでいただきたいという願いから生まれました。現在、株主の約3割が個人株主であり、その大半がお客様です。
そのため、弊社の株主総会はまさに五方の関係者が一堂に会する場です。その後の株主懇親会も同様で、お客様と弊社の職人、営業担当者が和やかに交流するという、地域密着と人と人との繋がりを何よりも大切にする弊社ならではの光景が広がります。このような株主総会のあり方は、他に類を見ないと評されることも多くあります。
多くのお客様が長期にわたり株式を保有してくださっていることは、大変ありがたいのですが、一方で株式が市場に出にくい状況も生み出しています。そこで弊社では、わずかながら売りに出された株式については、まだ自社株を保有していない新入社員などに優先的に譲渡するようにしています。社員にも会社の成長を分かち合ってほしいという想いからです。
また、地域貢献の一環として、本社社屋の一画を「さくらラウンジ」として地域住民の皆様に無料で開放しています。お客様はもちろん、誰でも気軽に立ち寄れるこの場所では、コーヒーや紅茶をご用意しているほか、障害者サポートセンター径(みち)の皆さんが心を込めて作った無添加パンも販売しています。地域社会の一員として、温かい繋がりを育む活動を続けています。
関わる全ての人々の幸せの輪を広げる
今後も、1人でも多くの方により大きな幸せをお届けし、その幸せの輪をトルネードのように力強く拡大していく「幸せトルネード」をさらに広げてていきたいと考えています。
このビジョンを実現するため、足元を固めながら着実に成長する「年輪経営」を推進し、新たな地域で「役立つ」ことを目指します。具体的には、かつて店舗を展開していた神奈川県藤沢市の辻堂周辺での再出店 、そして横浜市の能見台や港北区といった近隣エリアでの新規出店を検討しています。出店方法としては、ゼロからの立ち上げに加え、理念を共有できる企業とのM&Aも視野に入れています。
特にM&Aにおいては、単なる事業規模の拡大ではなく、「人を大切にする」という弊社の根幹の哲学に基づき、関わる全ての人々の幸せの輪を広げるための重要な手段として捉えています。社員や職人、顧客といった大切な関係者を共に引き継ぐことができる点は、弊社のビジョンと深く共鳴するものです。売り手企業の社員や協力会社の皆様をも包み込み、共に幸福を増大させるような形を実現したいと考えています。
今後の具体的な動きとしては、現在第2社屋を建設しており、2025年中に完成予定です。この新社屋は、設計部門を集約し、社内のコミュニケーションをより一層深化させることを目的としています。また、この新社屋建設を機に、法人向けのオフィスリフォームなど、新たな事業領域への展開も計画しています。
創業30周年を迎える際には、これまでの感謝を込めて弊社に関わるすべての方々に喜んでもらえるような記念イベントを企画しています。
これらの取り組みを通じて、さくら住宅は地域社会に不可欠な存在として、皆様に愛され続けながら、関わる全ての人々の幸せの輪を広げていくことを目指します。

お客様を大切にする会社
弊社は1997年に創業した総合リフォーム会社です。創業者の二宮生憲は30年ほど住宅業界に携わり、大手住宅メーカーで取締役も務めていました。中古住宅よりも新築住宅の方が高品質だとする「新築神話」の価値観が今よりはるかに強い時代でしたが、二宮はスクラップ&ビルド(取り壊して新しく立て直す)を繰り返すやり方に疑問を感じ、リフォーム事業を志したそうです。
また、「会社は社会の公器であるべき」という創業者自身の信念を体現するため、「もっと地域に根差して、お客様を大切にする会社、お客様が本当に幸せになる会社、お客様の方を向いた会社を立ち上げたい」と考えて弊社を設立しました。現在は、神奈川県横浜市、鎌倉市、逗子市を中心に、年間約2000件の住宅リフォーム事業を展開しています。リフォームの他には、耐震補強工事、新築工事、増築・改築工事、建築計画設計、そして小規模工事を手掛けています。
「リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる」ために
創業後はリフォームニーズを掴むため地道なポスティングなどの営業活動を行いましたが、順調にはいかず、お客様との接点を創る大変さを感じる日々だったと聞いています。お客様との信頼関係を築けていないのに、一足飛びに「リフォームは弊社にお任せください」と訴えても地域の方々には響きません。そこで、地域のお客様の「お困りごと」を解決させていただくことから始めました。同業他社が採算が合わないと避けるような、電球交換、網戸の張り替えや水回りトラブルといった小さな困りごとに対してスピーディかつ丁寧に対応することで、地域のお客様からの信頼を着実に築き上げていきました。
現在でも、大規模な工事と並行して、急な困りごとへの対応など小規模工事を重視しています。大規模工事と小規模工事の受注件数はほぼ半々ですが、売上ベースで見ると小規模工事は全体の1割にも満たしません。それでも弊社が積極的に小規模工事を請け負うのは、金額だけでは測れない地域の方々への想いがあるためです。日々地域の方々に感謝をし、日常的にお役に立つ会社でありたいと考えています。
この背景には、弊社の経営理念に加え、大切にしている「五方よし経営」の考え方があります。人を大切にする経営学会の坂本光司先生が提唱するこの理念に基づき、「社員とその家族」「社外社員とその家族」「現在顧客と未来顧客」「地域や地域の社会的弱者」「株主・関係機関」という五者の幸せを追求することこそが、事業の発展はもちろん、関わる全ての人々の幸福に繋がるというものです。
また、お客様との直接的な関わりを通じて感謝の言葉をいただく経験は、社員にとって大きな喜びであり、小規模な工事にも積極的に取り組む風土を育んでいます。社員はお客様の日々のお困りごとを解決する小規模工事を通じて、そのお客様の暮らし方や生活動線を理解し、よりお客様を知ることが出来ます。お客様のことを真に考えた提案ができ、社員一人一人のプロ意識の高さは随一です。
地域の方にとって身近な存在になれたらと、毎年カレンダーの直接配布を行ったり、年賀状や暑中見舞いには心のこもったメッセージを添えたりしています。降雪時には自然と社員自ら高齢のお客様宅に出向き、雪かきを行っています。
注文ありきの関係ではなく、日々の信頼の積み重ねが結果として、弊社が創業2年目以降27期連続の黒字を達成している所以だと思います。
証券会社勤務や海外勤務を経てさくら住宅へ
私は福井県で生まれ育ち、大学進学を機に上京しました。金融業界への関心から大手証券会社に就職し、個人・法人双方に対しての株式や債券、投資信託の営業を担当しました。金融マーケットに触れることで、金融知識や分析力、コミュニケーション能力など多くのスキルが身に付きました。次第に海外で働きたいという思いが募り、欧州に拠点を置く日本企業の現地法人に転職し、イギリスとドイツで計7年間経営企画職として勤務しました。M&A、工場の閉鎖や新規拠点の開設に伴う情報収集など、何事もやってみるという環境で多様な経験を積んだことが、現在の経営に活きていると感じています。
海外での仕事は充実していましたが、縫製会社を営んでいた実家から「経営を立て直してほしい」と頼まれたことで帰国を決意しました。福井に戻り、専務取締役として4年間家業の再生に尽力しました。新規顧客獲得のための営業、協力工場の開拓、新事業への取り組みなど様々な手を打ちましたが厳しい状況は変わらず、残念ながら会社をたたむという決断に至りました。
家業を存続できなかったことは痛恨の極みでした。経営の厳しさを身をもって痛感し、この経験を通じて得た学びは現在の社長としての経営判断や社員への向き合い方など、会社経営の糧となっています。
その後、ご縁があり2012年にさくら住宅に入社しました。当時の弊社には、旧来の住宅会社や証券会社のような厳しい一面も残っていましたが、すでに10期以上連続で黒字を達成しており、その実績は事業の堅調さを示していると考えました。何よりも、地域に根ざし、地域のお客様一人ひとりに思いを寄せる社風に強く惹かれ、新たなキャリアをスタートすることを決意しました。
入社後は営業担当として、常にお客様の目線に立ち、お客様の理想の住まいづくりに尽力してきました。その後は地域密着型のビジネスにおけるお客様との深い関係性を理解した上で、営業部長を務めました。そして2022年、創業者より会社を受け継ぎ、代表取締役に就任しました。
創業以来、弊社の経営理念は「リフォームを通じて 社会のお役に立つ会社になる」であり、この理念こそが私たちの成長の礎です。
私が社長に就任した際、まず明確にした方針は「変わらないこと」でした。具体的には、創業者が確立した経営理念、五方良し経営やお客様との緊密な関係性といった、弊社がこれまで大切にしてき本質は、決して揺るがせるべきではないと考えました。
その一方で、時代の変化に対応するため、やり方は柔軟に変革していく必要があるとも考えています。就業時間の短縮やリフレッシュ休暇の導入はその一例です。また、採用活動におけるSNSの活用、新卒採用向けプレゼン資料を若手社員にブラッシュアップしてもらうといった取り組みも、変化への適応を示すものです。
五方良し経営について
先述の通り、弊社では、人を大切にする経営学会の坂本光司先生が提唱する「五方良し経営」を経営の根幹に据えさまざまな取り組みを行っています。
「社員とその家族」「社外社員とその家族」の幸せを追求する「社員第一主義」はその最たる例です。弊社では個別の目標はありますが営業ノルマを設けていません。そして、資格手当、3人目100万円の出産手当、入園・入学祝い、子育て支援時短勤務、習い事補助手当、業務中の通院可能、定年制の廃止、そして、社員の誕生日プレゼントなど手厚い福利厚生を整えています。
その結果、就業時間の短縮やリフレッシュ休暇の導入といった働きやすい環境づくりと相まって、近年離職率は大幅に低下し、直近1年間ではゼロを達成しています。現在、約50名の社員がそれぞれの個性を活かして活躍しています。
弊社の事業を支える住宅設備メーカーの皆様、そして質の高い施工を提供してくださる社外の職人の方々も、「五方良し経営」において不可欠なパートナーです。彼らの幸せを守ることは弊社の重要な責務と考えています。特に職人の方々とは、単なる業務委託という関係を超えた深い繋がりを大切にしています。コロナ禍で仕事が減少した際には、生活に困窮した職人の方々へ約700万円の見舞金を支給し、新聞にも取り上げられました。
また、目標達成に貢献してくださった協力会社の社員には月別の「大入」を支給し、普段交流の少ない職人同士の親睦を深めるための会合を定期的に開催するなど、横の繋がりを強化しています。これらの取り組みが実を結び、最近では、弊社に共感した職人の方々が新たな仲間を紹介してくれることも増え、建設業界全体で深刻化する職人不足という状況において、大変心強く感じています。
このように、五方良し経営を愚直に実践することで、多方面に好影響が生まれていると実感しています。外部からも高く評価されており、2015年には「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞や、経済産業省の「先進的なリフォーム事業者表彰」を受賞することができました。
さらに、2016年にはテレビ東京「カンブリア宮殿」でも取り上げられ、その独自の経営手法をご紹介いただきました。弊社の「五方良し経営」は、単なる利益追求ではなく、関わる全ての人々の幸せを追求することで、結果として安定した黒字経営や高いリピート率といった経営的な強みを築いています。
お客様株主制度について
「地域の役に立つ会社を作りたい」という弊社の熱い想いが、地元のお客様からの長年の支持に繋がっていると感じています。その感謝の形として創業者が始めたのが、独自の「お客様株主」制度です。地域の皆様、そして日頃から弊社を応援してくださるお客様に、株主として会社の成長を共に歩んでいただきたいという願いから生まれました。現在、株主の約3割が個人株主であり、その大半がお客様です。
そのため、弊社の株主総会はまさに五方の関係者が一堂に会する場です。その後の株主懇親会も同様で、お客様と弊社の職人、営業担当者が和やかに交流するという、地域密着と人と人との繋がりを何よりも大切にする弊社ならではの光景が広がります。このような株主総会のあり方は、他に類を見ないと評されることも多くあります。
多くのお客様が長期にわたり株式を保有してくださっていることは、大変ありがたいのですが、一方で株式が市場に出にくい状況も生み出しています。そこで弊社では、わずかながら売りに出された株式については、まだ自社株を保有していない新入社員などに優先的に譲渡するようにしています。社員にも会社の成長を分かち合ってほしいという想いからです。
また、地域貢献の一環として、本社社屋の一画を「さくらラウンジ」として地域住民の皆様に無料で開放しています。お客様はもちろん、誰でも気軽に立ち寄れるこの場所では、コーヒーや紅茶をご用意しているほか、障害者サポートセンター径(みち)の皆さんが心を込めて作った無添加パンも販売しています。地域社会の一員として、温かい繋がりを育む活動を続けています。
関わる全ての人々の幸せの輪を広げる
今後も、1人でも多くの方により大きな幸せをお届けし、その幸せの輪をトルネードのように力強く拡大していく「幸せトルネード」をさらに広げてていきたいと考えています。
このビジョンを実現するため、足元を固めながら着実に成長する「年輪経営」を推進し、新たな地域で「役立つ」ことを目指します。具体的には、かつて店舗を展開していた神奈川県藤沢市の辻堂周辺での再出店 、そして横浜市の能見台や港北区といった近隣エリアでの新規出店を検討しています。出店方法としては、ゼロからの立ち上げに加え、理念を共有できる企業とのM&Aも視野に入れています。
特にM&Aにおいては、単なる事業規模の拡大ではなく、「人を大切にする」という弊社の根幹の哲学に基づき、関わる全ての人々の幸せの輪を広げるための重要な手段として捉えています。社員や職人、顧客といった大切な関係者を共に引き継ぐことができる点は、弊社のビジョンと深く共鳴するものです。売り手企業の社員や協力会社の皆様をも包み込み、共に幸福を増大させるような形を実現したいと考えています。
今後の具体的な動きとしては、現在第2社屋を建設しており、2025年中に完成予定です。この新社屋は、設計部門を集約し、社内のコミュニケーションをより一層深化させることを目的としています。また、この新社屋建設を機に、法人向けのオフィスリフォームなど、新たな事業領域への展開も計画しています。
創業30周年を迎える際には、これまでの感謝を込めて弊社に関わるすべての方々に喜んでもらえるような記念イベントを企画しています。
これらの取り組みを通じて、さくら住宅は地域社会に不可欠な存在として、皆様に愛され続けながら、関わる全ての人々の幸せの輪を広げていくことを目指します。
会社概要
社名 | 株式会社さくら住宅 |
創立年 | 1997年 |
代表者名 | 代表取締役社長 小林 久祉 |
資本金 | 9,800万円 |
URL |
https://www.sakura-jutaku.co.jp/
|
本社住所 |
〒247-0035 |
事業内容 | 住宅リフォーム・新築・増改築・建築工事・建築企画設計 |
事業エリア |
鎌倉店 〒248-0034 |
平沼店 〒220-0024 |
|
戸塚サミット店 〒244-0815 |
|
桂台東店 〒247-0032 |
|
経営研究室 〒247-0006 |


会社沿革
1997年 | 創業 |
株式会社さくら住宅の経営資源引継ぎ募集情報
人的資本引継ぎ
神奈川県
「社会のお役に立つ」を実践するリフォーム会社が人財を募集
公開日:2025/05/20
※本記事の内容および所属名称は2025年5月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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