
神奈川・相模原市中央区
神奈川 ・ 相模原市
圧倒的な
AZAエンジニアリング株式会社
ウェルビーイング経営の元、ワクワクする職場を社員と共に創造する
経営理念
AZAの使命(MISSION)
設計技術に携わり、お客様の構想を形にする
モノづくりやサービス提供の頼れるパートナーとして、企業や社会に貢献します。
AZAの目標(VISION)
ハイレベルな総合エンジニアリング会社
働く社員が充実し「働きがいのある会社」「ワクワクする職場」を実現させます。
AZAの価値観(VALUE)
- お客様に感動を提供します!(お客様対応)
・お客様にファンになっていただくために、誠実な対応を心がけ要望以上の仕事を行います
・「親切丁寧」な対応を行い「謙虚さと感謝の気持ち」を忘れません - 仲間を大切にします!(チームワーク)
・Speed、Smile、Smartを意識することでワクワクする職場を実現します
・「報告・連絡・相談」に「尊敬」をプラスします - 自分で自分を育てます!(人材育成)
・3つの心を大切に、学ぼうとする姿勢を大切にします
・相談しやすい環境づくりで人材を人財にしていきます - プロ意識を持ちます!(仕事に対する誇り)
・「頼んでよかった」「任せてよかった」と言われる仕事をします
・自分の行う仕事に誇りを持、言い訳やごまかしは一切しません - ワクワクします!(仕事の取り組み)
・仕事ができることに感謝しワクワクの心を忘れません
・私たちの原動力は「新しいことへの挑戦」「完成した時の達成感」「信頼されたことへの感謝」です
代表者メッセージ

創業以来、半導体製造装置およびFPD製造装置の設計を専門として、多くのご支援をいただいてまいりました。
かつて日本が世界の半導体産業をリードした時代に創業し、そして今、半導体が再び国家の成長戦略の中核となる歴史的な転換点に、私たちは立っています。この変化の最前線で、長年培ってきた技術力と知見を最大限に発揮し、お客様のあらゆる課題を解決へと導くことが私たちの使命です。
これまで築き上げてきた信頼を礎に、社員一同、未来を見据えた新たな価値創造へ邁進してまいります。
私たちの目標は、パートナー企業の皆様はもちろん、日本の半導体産業全体のさらなる発展に貢献することです。
業界をリードする「ハイレベルな総合エンジニアリング会社」として、常に新しい価値を生み出し続けることをお約束します。
代表取締役社長 長谷川 孝

私たちのこだわり
半導体製造に必要な「真空装置」の設計・開発を得意とする会社
弊社は、1976年に個人設計事務所として先代の宮川が開業し、その後1989年に法人化し創業、AZAエンジニアリング株式会社として設立しました。
半導体製造装置やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置、各種電子部品製造装置など、最先端技術の分野で必要不可欠な「真空装置」と呼ばれる機器の設計・開発を中心に事業を展開しています。高い技術力と長年にわたり積み重ねた実績によって取引先からも信頼されており、大手メーカー企業も含めたお客様からのリピート率は90%に達しています。
生成AIの登場や社会のスマート化が加速する中、日本の半導体産業は、再び大きな活況の時代を迎えようとしています。このような成長市場を事業の中心に据えながら、弊社は近年、アミューズメントやデザインといった新たな事業領域にも挑戦し、多角的な視点と技術を培ってきました。
半導体関連事業を揺るぎない中核として技術革新を追求し、自社の成長を通じて日本の半導体産業全体の未来に貢献できる企業となることを目指しています。
先輩技術者を1年間かけて説得し、一緒に会社を設立
私は、高校時代はいわゆる「番長」でやんちゃな一面もありましたが、根は真面目で読書好きです。学生時代からパナソニックの松下幸之助氏や、ソニーの井深大氏、盛田昭夫氏といった日本を代表する企業の創業者たちに関する書籍を愛読し、いつかは自分も彼らのように夢を掲げて起業し、成功したいと考えるようになりました。また、矢沢永吉著『成りあがり』には強烈なインパクトを受け、「必ず成功者になる」という思いを胸に刻むきっかけとなりました。
家庭の事情で高校を中退後母の勧めもあり、現在は流量計やホース継手などの設計・製造・販売を手掛ける株式会社リガルジョイントに入社しました。当時は半導体製造装置メーカーの協力会社でした。正直なところ、この業種に特別な興味があったわけではありませんでしたが、入社後すぐに出向したNEC関連会社の技術部門での経験が、半導体製造装置の設計者としての道を歩む直接のきっかけとなりました。
私が入社した1980年代は、日本の半導体産業は世界の頂点にありました。学歴のない私にとって、そうした環境はあまりにもレベルが高いものでした。周囲の卓越した技術者たちとの実力差に圧倒され、当初は戸惑うばかりだったことを覚えています。この状況を乗り越えようと、通信教育で基礎を学び、現場では時間を忘れるほど仕事に没頭して実践的な知識と技術を磨きました。あの時の経験こそが、技術者としての私の揺るぎない土台であり、かけがえのない財産となっています。
そのような日々を過ごす中で、個人で設計事務所を営んでいた先代社長の宮川と出会います。その卓越した技術力と人柄に強く心惹かれ、「この人と起業したい」という思いで当時22歳だった私は会社設立を持ちかけました。17歳年上で業界での実績も豊富な宮川には、当初は全く相手にされませんでしたが、1年間かけて説得を続けた結果、熱意が伝わったためか承諾を得ることができました。
こうした経緯で宮川が初代社長に就任して株式会社を設立し、その際にはリガルジョイント社の社長にも監査役としてご就任いただきました。
ピンチをチャンスに繋げて事業成長
日本の半導体産業の追い風の中で創業し、翌年のバブル崩壊の影響も幸いなことに軽微でした。しかし、半導体業界特有の4年周期の好不況の波「シリコンサイクル」により、弊社も定期的に厳しい時期を経験していました。中でも最大の危機は2008年のリーマン・ショックで、売上は前年比9割減となり会社の存続も危ぶまれました。
しかし、「社員とその家族の生活だけは絶対に守る」という一心で、これまで取引のなかった企業へも必死に営業し、大手重工業メーカーから高難度の設計依頼を獲得しました。会社の未来がかかるこの依頼に対し、私自身、いつアイデアが浮かんでも書き留められるよう枕元にノートを置くほど知恵を絞り、その思いに応えるように社員も一丸となってこの難題を解決してくれました。完成した設計は『素晴らしい』と高く評価され、それを機に仕事が殺到しました。
結果として、わずか3ヶ月で売上のV字回復を遂げました。約10名だった社員では人手が足りなくなり、最終的に社員数を20名近くへと倍増させるまで会社の規模を大きく成長させることができました。この経験が、当社の「ピンチをチャンスに変える」精神の原点となったと感じています。
私が2代目社長に就任した2014年以降も試練はありました。主要取引先にて仕事が半減し、多角化へ方針転換したものの、不慣れな新規事業は赤字を拡大させてしまいます。
この反省から、自社製造を一時的に中止し、繁忙を極める半導体製造装置メーカーの請負設計に特化するという「選択と集中」を決断しました。この戦略転換が功を奏し、利益率の高い設計に注力したことで、リピート率90%超という高い顧客評価を得るに至りました。
近年、半導体業界はAIやIoTに支えられて安定成長期に入っています。この追い風と、自社の強みに回帰した戦略が噛み合ったことで、現在の順調な経営が実現できています。
「お客様に寄り添う姿勢」と「圧倒的な専門技術力」の両輪で期待を超える
弊社では、お客様に最高の価値を提供するため、他社とは一線を画す強みを追求してきました。その強みは、「お客様に寄り添う姿勢」と「圧倒的な専門技術力」という両輪で成り立っています。
私たちは設計のプロフェッショナルとして、お客様の要望に応えることはもちろん、その期待を常に超える価値を提供しつづけています。そして、誰よりもお客様のビジョンを深く理解し、共に課題解決を目指す最高のパートナーでありたいと考えています。その姿勢は設計を納品した後も変わらず、納品した装置が「現場で真に価値を発揮しているか」と、最後まで責任を持つ徹底したアフターケアを実践しています。
これらの真摯な取り組みが、お客様からの信頼の証である「リピート率90%」という結果に繋がっているのだと思います。そして、お客様からの信頼をより確固たるものにしているのが、私たちの専門的な技術力です。私たちは、数ある機械設計の中でも半導体製造装置の設計に特化しており、中でも特に、希少な「真空技術」の領域を最大の強みとしています。この極めて高度な分野に精通した技術者が多数在籍しているからこそ、多くのお客様から選ばれ続けているのです。
そして、こうした姿勢と技術力に絶対的な自信を持っているからこそ、私たちは自社の価値を正しくご理解いただき、正当に評価してくださるお客様と、真摯に向き合いたいと考えています。
そのため、提示するコストについては、その根拠を丁寧に説明し、納得いただくことを大切にしています。これは、私たちの技術と提供する価値への誇りであり、お客様に対する誠実さの表れであることに他なりません。
経営理念の軸は「社員ファースト」と「ワクワクする職場」
私が社長に就任した当時、会社には明確な経営理念がありませんでした。
そこでまず、会社の進むべき道を示す羅針盤として「使命(MISSION)」「目標(VISION)」「価値観(VALUE)」からなる経営理念を定めました。
中でも特に重要なのが、VISIONで掲げている「働く社員が充実した生活を送れるよう、『働きがいのある会社』『ワクワクする職場』を実現させる」です。その根幹には弊社が未来永劫変わることなく追求し続ける、「社員と従業員の家族を幸せにする」という柱があります。
しかし、どれほど立派な理念も、掲げるだけでは「絵に描いた餅」に過ぎません。理念を全社員の血肉とするため、私たちは具体的な行動指針を示した「クレド」を作成し、それを毎朝の朝礼で全員で唱和することを実践しています。
毎日繰り返し言葉にすることで、まるで身体に染み渡るように、その価値観が私自身と社員一人ひとりに浸透してきました。今では、日々の業務の中で誰もが自然と理念に立ち返り、それを判断の拠り所とすることができています。この日々の実践こそが、私たちの理念を本物にする力だと信じています。
「ウェルビーイング経営」を実現
私たちの事業の中核は、お客様の課題解決に寄り添う「設計請負」です。この事業は、製品の量産のように明確な数値目標を立てにくい側面がありますが、だからこそ私たちは、会社の計画的な発展を実現する術として「人への投資」、すなわちウェルビーイング経営にたどり着きました。「社員ファースト」を貫き、「ワクワクする職場」を追求することが、私たちの成長戦略そのものです。
まず、「健康経営」への取り組みです。私たちは健康経営優良法人に5年連続で認定されており、その基盤には創業以来毎日続けるラジオ体操があります。その他にも、スポーツクラブの会費補助や80鉢以上の観葉植物による職場環境の改善、重炭酸泉入浴剤の支給や、旬の野菜を配布する「食育マルシェ」の開催など、心と身体の健康を支える独自の制度を数多く実践しています。
年末には社員全員で納会として焼肉を楽しみますし、毎月1回は皆でケーキを食べる文化もあります。さらに、社員の誕生日には松阪牛を自宅へ贈っています。これは、テレワークが増えて直接顔を合わせる機会が減る中でも、「会社はあなたと、あなたを支えるご家族を大切に思っている」という感謝のメッセージです。
このような土台の上で、個々のライフプランに応じて働き方を柔軟にカスタマイズできるよう、希望制のテレワークや週休3日制といった選択肢も用意しています。また、年齢を重ねたベテランの経験と知識こそが会社の財産であると考え、定年を70歳まで延長しました。健康であれば75歳まで第一線で活躍できるため、社員たちからも喜ばれています。
また、社員が主体的に業務へ取り組めるよう、仕事に必要な備品は社員自身の判断で購入できるようにしています。計画書から財務状況に至るまで、全ての数字を社員にオープンにしているので各自経費に対する意識も高いです。
こうした一つひとつの取り組みが実を結び、社員同士の笑顔やコミュニケーションに繋がっていると実感しています。社員の定着率は大幅に向上し、ここ数年、退職者はほとんど出ていません。新しい文化や組織を築くには時間がかかりますが、「会社を良くしたい」という強い思いを胸に、これからもり良い組織づくりを続けていきます。
理念に共感してくれる人を積極的に受け入れていきたい 今後の展望
今後も大きな成長が見込まれる半導体産業を事業の主軸に据え、お客様の多様なニーズに「一品一様」で応え続けていきます。
弊社は、将来的に100人規模の会社を目指しています。設計という仕事は、個々の技術者の能力がそのまま企業の価値となる、量産のできないクリエイティブな領域です。請負設計という事業の性質上、スケールメリットを出しにくいため、多様なニーズに応えていくには、多くの「人財」を抱えることが不可欠となります。そして同時に、尊敬する経営者から「100人いると会社は安定する」と教わったように、組織としての安定性を確保するためにも一定の規模が欠かせないためです。
また、この100人体制への道のりは、単なる規模の拡大ではありません。私たちが創業時から貫く「ワクワクする職場」と「社員第一主義」という理念に、心から賛同してくれる仲間と共に歩んでいきたいと願っています。そのために、今後も私たちはウェルビーイング経営に注力していきます。一見すると「分かりづらいビジョン」かもしれませんが、社員一人ひとりの幸福度を高め、働きがいのある環境を築くことこそが、優秀な人財を惹きつけ、企業の持続的な成長を実現する最良の戦略だと確信しています。そして、高収益企業へと成長を遂げた暁には、「完全週休3日制」を実現することも、社員への大切な約束として掲げています。
社員が「この会社で働き続けて本当に良かった」と心から感じられる未来を築くために、将来を見据えた事業承継体制を整えることも、経営者としての私の重要な責務だと認識しています。
私たちの仲間を増やす手段としては、M&Aも「未来の仲間と出会うための有力な選択肢」だと捉えています。近年、大手取引先からのコンプライアンスやセキュリティに関する要求は年々厳しくなっており、卓越した技術を持ちながらも、組織体制の面で対応に苦慮している個人や10人以下の小規模な設計事務所は少なくありません。
私たちは、そうした方々と手を取り合い、お互いの強みを活かせるパートナーシップを築いていきたいと考えています。
私たちの経営基盤を活用いただくことで、売り手企業様は本来の設計業務に集中できます。私たちも新たな才能と共に成長できる前向きな機会となる事を確信しています。

半導体製造に必要な「真空装置」の設計・開発を得意とする会社
弊社は、1976年に個人設計事務所として先代の宮川が開業し、その後1989年に法人化し創業、AZAエンジニアリング株式会社として設立しました。
半導体製造装置やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置、各種電子部品製造装置など、最先端技術の分野で必要不可欠な「真空装置」と呼ばれる機器の設計・開発を中心に事業を展開しています。高い技術力と長年にわたり積み重ねた実績によって取引先からも信頼されており、大手メーカー企業も含めたお客様からのリピート率は90%に達しています。
生成AIの登場や社会のスマート化が加速する中、日本の半導体産業は、再び大きな活況の時代を迎えようとしています。このような成長市場を事業の中心に据えながら、弊社は近年、アミューズメントやデザインといった新たな事業領域にも挑戦し、多角的な視点と技術を培ってきました。
半導体関連事業を揺るぎない中核として技術革新を追求し、自社の成長を通じて日本の半導体産業全体の未来に貢献できる企業となることを目指しています。
先輩技術者を1年間かけて説得し、一緒に会社を設立
私は、高校時代はいわゆる「番長」でやんちゃな一面もありましたが、根は真面目で読書好きです。学生時代からパナソニックの松下幸之助氏や、ソニーの井深大氏、盛田昭夫氏といった日本を代表する企業の創業者たちに関する書籍を愛読し、いつかは自分も彼らのように夢を掲げて起業し、成功したいと考えるようになりました。また、矢沢永吉著『成りあがり』には強烈なインパクトを受け、「必ず成功者になる」という思いを胸に刻むきっかけとなりました。
家庭の事情で高校を中退後母の勧めもあり、現在は流量計やホース継手などの設計・製造・販売を手掛ける株式会社リガルジョイントに入社しました。当時は半導体製造装置メーカーの協力会社でした。正直なところ、この業種に特別な興味があったわけではありませんでしたが、入社後すぐに出向したNEC関連会社の技術部門での経験が、半導体製造装置の設計者としての道を歩む直接のきっかけとなりました。
私が入社した1980年代は、日本の半導体産業は世界の頂点にありました。学歴のない私にとって、そうした環境はあまりにもレベルが高いものでした。周囲の卓越した技術者たちとの実力差に圧倒され、当初は戸惑うばかりだったことを覚えています。この状況を乗り越えようと、通信教育で基礎を学び、現場では時間を忘れるほど仕事に没頭して実践的な知識と技術を磨きました。あの時の経験こそが、技術者としての私の揺るぎない土台であり、かけがえのない財産となっています。
そのような日々を過ごす中で、個人で設計事務所を営んでいた先代社長の宮川と出会います。その卓越した技術力と人柄に強く心惹かれ、「この人と起業したい」という思いで当時22歳だった私は会社設立を持ちかけました。17歳年上で業界での実績も豊富な宮川には、当初は全く相手にされませんでしたが、1年間かけて説得を続けた結果、熱意が伝わったためか承諾を得ることができました。
こうした経緯で宮川が初代社長に就任して株式会社を設立し、その際にはリガルジョイント社の社長にも監査役としてご就任いただきました。
ピンチをチャンスに繋げて事業成長
日本の半導体産業の追い風の中で創業し、翌年のバブル崩壊の影響も幸いなことに軽微でした。しかし、半導体業界特有の4年周期の好不況の波「シリコンサイクル」により、弊社も定期的に厳しい時期を経験していました。中でも最大の危機は2008年のリーマン・ショックで、売上は前年比9割減となり会社の存続も危ぶまれました。
しかし、「社員とその家族の生活だけは絶対に守る」という一心で、これまで取引のなかった企業へも必死に営業し、大手重工業メーカーから高難度の設計依頼を獲得しました。会社の未来がかかるこの依頼に対し、私自身、いつアイデアが浮かんでも書き留められるよう枕元にノートを置くほど知恵を絞り、その思いに応えるように社員も一丸となってこの難題を解決してくれました。完成した設計は『素晴らしい』と高く評価され、それを機に仕事が殺到しました。
結果として、わずか3ヶ月で売上のV字回復を遂げました。約10名だった社員では人手が足りなくなり、最終的に社員数を20名近くへと倍増させるまで会社の規模を大きく成長させることができました。この経験が、当社の「ピンチをチャンスに変える」精神の原点となったと感じています。
私が2代目社長に就任した2014年以降も試練はありました。主要取引先にて仕事が半減し、多角化へ方針転換したものの、不慣れな新規事業は赤字を拡大させてしまいます。
この反省から、自社製造を一時的に中止し、繁忙を極める半導体製造装置メーカーの請負設計に特化するという「選択と集中」を決断しました。この戦略転換が功を奏し、利益率の高い設計に注力したことで、リピート率90%超という高い顧客評価を得るに至りました。
近年、半導体業界はAIやIoTに支えられて安定成長期に入っています。この追い風と、自社の強みに回帰した戦略が噛み合ったことで、現在の順調な経営が実現できています。
「お客様に寄り添う姿勢」と「圧倒的な専門技術力」の両輪で期待を超える
弊社では、お客様に最高の価値を提供するため、他社とは一線を画す強みを追求してきました。その強みは、「お客様に寄り添う姿勢」と「圧倒的な専門技術力」という両輪で成り立っています。
私たちは設計のプロフェッショナルとして、お客様の要望に応えることはもちろん、その期待を常に超える価値を提供しつづけています。そして、誰よりもお客様のビジョンを深く理解し、共に課題解決を目指す最高のパートナーでありたいと考えています。その姿勢は設計を納品した後も変わらず、納品した装置が「現場で真に価値を発揮しているか」と、最後まで責任を持つ徹底したアフターケアを実践しています。
これらの真摯な取り組みが、お客様からの信頼の証である「リピート率90%」という結果に繋がっているのだと思います。そして、お客様からの信頼をより確固たるものにしているのが、私たちの専門的な技術力です。私たちは、数ある機械設計の中でも半導体製造装置の設計に特化しており、中でも特に、希少な「真空技術」の領域を最大の強みとしています。この極めて高度な分野に精通した技術者が多数在籍しているからこそ、多くのお客様から選ばれ続けているのです。
そして、こうした姿勢と技術力に絶対的な自信を持っているからこそ、私たちは自社の価値を正しくご理解いただき、正当に評価してくださるお客様と、真摯に向き合いたいと考えています。
そのため、提示するコストについては、その根拠を丁寧に説明し、納得いただくことを大切にしています。これは、私たちの技術と提供する価値への誇りであり、お客様に対する誠実さの表れであることに他なりません。
経営理念の軸は「社員ファースト」と「ワクワクする職場」
私が社長に就任した当時、会社には明確な経営理念がありませんでした。
そこでまず、会社の進むべき道を示す羅針盤として「使命(MISSION)」「目標(VISION)」「価値観(VALUE)」からなる経営理念を定めました。
中でも特に重要なのが、VISIONで掲げている「働く社員が充実した生活を送れるよう、『働きがいのある会社』『ワクワクする職場』を実現させる」です。その根幹には弊社が未来永劫変わることなく追求し続ける、「社員と従業員の家族を幸せにする」という柱があります。
しかし、どれほど立派な理念も、掲げるだけでは「絵に描いた餅」に過ぎません。理念を全社員の血肉とするため、私たちは具体的な行動指針を示した「クレド」を作成し、それを毎朝の朝礼で全員で唱和することを実践しています。
毎日繰り返し言葉にすることで、まるで身体に染み渡るように、その価値観が私自身と社員一人ひとりに浸透してきました。今では、日々の業務の中で誰もが自然と理念に立ち返り、それを判断の拠り所とすることができています。この日々の実践こそが、私たちの理念を本物にする力だと信じています。
「ウェルビーイング経営」を実現
私たちの事業の中核は、お客様の課題解決に寄り添う「設計請負」です。この事業は、製品の量産のように明確な数値目標を立てにくい側面がありますが、だからこそ私たちは、会社の計画的な発展を実現する術として「人への投資」、すなわちウェルビーイング経営にたどり着きました。「社員ファースト」を貫き、「ワクワクする職場」を追求することが、私たちの成長戦略そのものです。
まず、「健康経営」への取り組みです。私たちは健康経営優良法人に5年連続で認定されており、その基盤には創業以来毎日続けるラジオ体操があります。その他にも、スポーツクラブの会費補助や80鉢以上の観葉植物による職場環境の改善、重炭酸泉入浴剤の支給や、旬の野菜を配布する「食育マルシェ」の開催など、心と身体の健康を支える独自の制度を数多く実践しています。
年末には社員全員で納会として焼肉を楽しみますし、毎月1回は皆でケーキを食べる文化もあります。さらに、社員の誕生日には松阪牛を自宅へ贈っています。これは、テレワークが増えて直接顔を合わせる機会が減る中でも、「会社はあなたと、あなたを支えるご家族を大切に思っている」という感謝のメッセージです。
このような土台の上で、個々のライフプランに応じて働き方を柔軟にカスタマイズできるよう、希望制のテレワークや週休3日制といった選択肢も用意しています。また、年齢を重ねたベテランの経験と知識こそが会社の財産であると考え、定年を70歳まで延長しました。健康であれば75歳まで第一線で活躍できるため、社員たちからも喜ばれています。
また、社員が主体的に業務へ取り組めるよう、仕事に必要な備品は社員自身の判断で購入できるようにしています。計画書から財務状況に至るまで、全ての数字を社員にオープンにしているので各自経費に対する意識も高いです。
こうした一つひとつの取り組みが実を結び、社員同士の笑顔やコミュニケーションに繋がっていると実感しています。社員の定着率は大幅に向上し、ここ数年、退職者はほとんど出ていません。新しい文化や組織を築くには時間がかかりますが、「会社を良くしたい」という強い思いを胸に、これからもり良い組織づくりを続けていきます。
理念に共感してくれる人を積極的に受け入れていきたい 今後の展望
今後も大きな成長が見込まれる半導体産業を事業の主軸に据え、お客様の多様なニーズに「一品一様」で応え続けていきます。
弊社は、将来的に100人規模の会社を目指しています。設計という仕事は、個々の技術者の能力がそのまま企業の価値となる、量産のできないクリエイティブな領域です。請負設計という事業の性質上、スケールメリットを出しにくいため、多様なニーズに応えていくには、多くの「人財」を抱えることが不可欠となります。そして同時に、尊敬する経営者から「100人いると会社は安定する」と教わったように、組織としての安定性を確保するためにも一定の規模が欠かせないためです。
また、この100人体制への道のりは、単なる規模の拡大ではありません。私たちが創業時から貫く「ワクワクする職場」と「社員第一主義」という理念に、心から賛同してくれる仲間と共に歩んでいきたいと願っています。そのために、今後も私たちはウェルビーイング経営に注力していきます。一見すると「分かりづらいビジョン」かもしれませんが、社員一人ひとりの幸福度を高め、働きがいのある環境を築くことこそが、優秀な人財を惹きつけ、企業の持続的な成長を実現する最良の戦略だと確信しています。そして、高収益企業へと成長を遂げた暁には、「完全週休3日制」を実現することも、社員への大切な約束として掲げています。
社員が「この会社で働き続けて本当に良かった」と心から感じられる未来を築くために、将来を見据えた事業承継体制を整えることも、経営者としての私の重要な責務だと認識しています。
私たちの仲間を増やす手段としては、M&Aも「未来の仲間と出会うための有力な選択肢」だと捉えています。近年、大手取引先からのコンプライアンスやセキュリティに関する要求は年々厳しくなっており、卓越した技術を持ちながらも、組織体制の面で対応に苦慮している個人や10人以下の小規模な設計事務所は少なくありません。
私たちは、そうした方々と手を取り合い、お互いの強みを活かせるパートナーシップを築いていきたいと考えています。
私たちの経営基盤を活用いただくことで、売り手企業様は本来の設計業務に集中できます。私たちも新たな才能と共に成長できる前向きな機会となる事を確信しています。
会社概要
社名 | AZAエンジニアリング株式会社 |
創立年 | 1976年 |
代表者名 | 代表取締役社長 長谷川 孝 |
資本金 | 1,700万円 |
URL |
https://www.aza-eng.co.jp/
|
本社住所 |
〒252-0233 |
事業内容 | 【エンジニアリング事業部】 精密機械設計・電気設計・ソフト設計全般の請負設計 及び強度解析等の業務・翻訳図面作成・3Dモデル作成(アニメーション) 【アミューズメント事業部】 遊戯施設・テーマーパークの総合技術コンサルティング・各種遊戯 及び駆動展示物の製作演出装置等の企画・開発・監修・設計・施工・メンテナンス 【デザインGr】 TVCM用絵コンテ・グラフィック用カンプ制作・デザインの企画 及び請負、販売・イラスト制作・動画の制作 |
関連会社 |

会社沿革
1976年 | アザエンジニアリングを個人設計事務所として設立 |
1989年 | アザエンジニアリング株式会社として設立 |
1990年 | 神奈川県相模原市中央区淵野辺本町に事務所開設 |
2008年 | 事務所拡張のため、神奈川県相模原市中央区淵野辺4丁目に事務所を移転 |
2013年 | 設計・製作一括受注サービス開始 事務所拡張のため、神奈川県相模原市中央区鹿沼台プロミティふちのべビルに事務所を移転 |
2014年 | 本店登記を町田市から相模原市の上記ビルに移転 |
2015年 | 本社フロアを207㎡に拡大 アミューズメント事業部新設:テーマパーク・遊園地の技術コンサルタント業務開始 |
2016年 | デザイン事業部新設:似顔絵・絵コンテ・各種企画書イラスト・企業マンガ等の業務開始 建設業認可取得 |
2017年 | 首都圏産業活性化協会「ブランド企業認定」 資本金を1000万→1700万に増資 特定派遣認可→労働者派遣事業認可取得 |
2018年 | コスメティクス事業部新設(Azaコスメティクス):化粧品、医薬品、医薬部外品、健康食品、美容機器の企画・開発・製造・販売・輸出入業務開始 中小企業等経営強化法に基づく「経営革新計画承認企業」となる |
2020年 | 神奈川県CHO構想推進事業所登録 認定 以降毎年認定 東京商工会議所入会 |
2021年 | 健康経営優良法人認定(2021年度)以降毎年認定 相模原市・仕事と家庭両立支援推進企業認定 |
2022年 | さがみはらSDGsパートナー登録 |
2023年 | 週休3日制導入 かながわSDGsパートナー登録 中小機構と連携し専門家派遣支援を受ける 横浜商工会議所入会 アザエンジニアリングの採用ページを公開 |
2024年 | ホームページリニューアル 神奈川県庁と連携しウェルビーイング経営導入 |
AZAエンジニアリング株式会社の経営資源引継ぎ募集情報
人的資本引継ぎ
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
「社員第一主義」の会社で、未来を設計しませんか
公開日:2025/07/09
※本記事の内容および所属名称は2025年7月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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