帳簿や経理をお願いしたい、または自社で財務管理をしたいから教えてほしいなどのご要望にも幅広く対応できるのが強みです。また、お客様に合った経営分析用のソフトを導入して経営の数字をグラフ化し、経営を可視化できるようにしています。現状が可視化されれば、次に達成すべき目標が明確になり、持続可能な経営につながります。

併せて、経営者様との月次面談の機会をつくり、資料をもとに利益率や資金繰りまで丁寧に説明することで、会社の現状を健康診断のように把握できるようにしています。
税務や財務会計は、どちらかといえば過去の会計であり、事業計画や数字にあらわれない部分もあります。より経営者に近い目線で提案をするには、管理会計について勉強をする必要があると考え、私自身の学びを深めるために大学院に通い直し、MBAを取得しました。今後も、会社経営の未来を見据えたあらゆる面でのサポートを追求していきたいと思っています。

地域の中小企業をあらゆる面からサポートするには、組織化により仕事を分担する必要性があり、各業務のプロフェッショナルを育てていくことが当事務所の使命だと思っています。

当事務所のサービスの根幹には「お客様のニーズやお困りごとに応えられる何でも屋になりたい」という思いがあり、「お客様＝自分」を合言葉として、幅広く深い対応ができるような社員教育に努めています。お客様のお困りごとを自分ごととして受けとめることで、本気で伴走し、改善に向けて行動できるようになると考えています。

社員には、資格保有者も、試験に向けて勉強中の方も、未経験者もおり、入社後は顧問先との打合せの場に同席してもらったり、実務強化研修として動画やロールプレイ研修などで力をつけてもらっています。消費税の申告や法人税といった定型的な業務は外部研修を使い、当事務所が最も力を入れている試算表の説明や、時事的な情報共有などのコミュニケーションに関わる部分は、私や社員が教えるようにしています。

経営者の方と接する仕事は、経験の有無よりも人柄の方が大事であり、未経験でも仕事が身につく仕組みづくりに力を入れ始めたところです。私自身も、仕組みづくりや組織化に向けてセミナーや講演に参加し、勉強を続けています。

永続経営ができる会社を地域に残していくには、今ある資源や財産を引き継いでいく必要があり、M&Aは事業承継の一つの選択肢として提案できるようにしていきたいと思っています。

当事務所の顧問先の経営者は若い方が多く、会社設立からお手伝いをしていますが、税理士の高齢化により当事務所が顧問となるケースが多くなってきています。同様に、経営者の方が高齢化し、後継者が見つからないことで事業継続を諦めてしまう会社は増え続けており、中にはM&Aはよくわからないからという理由で廃業に至る方もいるようです。大手仲介業者は知名度がありますが、手数料が高額で中小企業向けとはいえず、当事務所もお客様のニーズにより事業承継に関心はありましたが、二の足を踏んでいました。

そのような中でスモールM&Aを推進しているツグナラのことを知りました。小さくとも意欲のある優良企業は地域に多くあり、成長意欲のある企業を集めて、引き継いでもらいたい企業につなげていくシステムは斬新であり、社会貢献にもなると感じました。

当事務所としては、後継者がおらず低迷している会社を、事業再生のようなイメージで改善し、現時点で順調な会社様も先を見据えて企業価値をさらに高めていきたいと思っています。働く社員の方が継続雇用され、リタイアした経営者の生活が少しでも楽になるように、出口戦略のお手伝いをしたいと考えています。