香川・三豊市
香川 ・ 三豊市
引継ぎ実績あり
くみ取り、
株式会社アドバンス
他者を思うまなざしと地道な行動力が美しい故郷の循環を支える
経営理念
株式会社アドバンスは、衛生事業活動を通じて豊かで清潔な生活文化の実現に貢献することを使命としています。
企業経営方針
“継続は力なり”
代表者メッセージ
株式会社アドバンスは、衛生事業活動を通じて豊かで清潔な生活文化の実現に貢献することを使命としています。
社会的責任(CSR)の認識がさけばれている時代に、これらの使命を果たすために、単なるし尿処理及び浄化槽管理の機能や性能に優れるだけでなく、地域住民の心に訴え共感を呼ぶ、毎日の暮らしに密着した衛生維持管理が大事になってくると私は考えています。
代表取締役社長 田邊 経喜
私たちのこだわり
暮らしと環境を支える衛生事業をスタート
弊社は、1965年に私の父が香川県三豊市で創業しました。し尿のくみ取りや浄化槽の清掃という弊社の業務は誰もが嫌がる大変な仕事です。父は、世のため人のためになる仕事をしたいという思いから、この会社を立ち上げたと聞いています。
創業時は、くみ取りと浄化槽の維持管理の2本柱でスタートしました。社員は3名ほどで、父も社員も、営業から現場作業まで何でもこなしていたそうです。
人口減社会に対応するため事業エリアと事業領域を拡大
私の若いころにはショットバーが流行っており、自分の店を持ちたいという夢がありました。しかし父から呼び戻され、22歳のときに弊社に入社することとなりました。一般社員として入社した時の社員数は4、5人ほどで、他の社員と一緒に頼まれた仕事は何でもこなし働きました。
父の後を継いで社長に就任したのは、入社してから20年後の42歳のときでした。事業は創業時と変わらず、くみ取りと浄化槽のみであり、私が社長に就任してからは、廃棄物処理の関連事業である一般・産業廃棄物の収集運搬、遺品整理へと領域を拡大していきました。また日本の人口は2008年をピークに減少を続けていたことから、地方はさらに厳しい状況になっていくだろうと考え、10余年前には丸亀市に新たな営業所を構えました。
日々市内を巡る収集運搬業だからこそ、他者を思う行動が大事
現在は、廃棄物関連や遺品整理の事業に加えて、仮設トイレのリースなどの周辺領域へと少しずつ拡大をしているところです。一般廃棄物の収集・運搬は、基本的にはごみ集積所を回って回収しますが、中には1軒1軒の玄関先まで廃棄物を引き取りにいく、戸別収集の契約もあります。回収の際には、収集対象としてまとめられたもの以外のごみが、庭や玄関先に落ちていることもあり、社員には、それらの落ちているごみも見つけたら拾って帰るように指導しています。こういった1つ1つの他者を思う行動の積み重ねが「アドバンスさんなら安心だ」という信頼に繋がっていくと思っています。
また、困っているお年寄りがいたら、必ず声をかけるよう伝えています。遺品整理の仕事を始めてからは、孤独に暮らすお年寄りの多さを改めて実感し、地域での何気ない声かけやコミュニティの大切さに気づかされました。それぞれのご家庭の事情はあるでしょうし、他人が口を挟めることではないことは重々承知していますが、もし自分や自分の親が孤独な生活を送っていたらと考えると、どうしても寂しい気持ちになってしまいます。身寄りのない方に悪意を持って近づく人もいるため、私は地域のお年寄りを見守り支える福祉活動を支援するため、地元の福祉協議会や福祉団体に毎年寄付を続けています。また、街が賑わうようにと、福祉団体の花火大会にも協賛しています。会社としても、個人としても寄付をすることで、少しでも地域社会のためになればと思っています。
地域の人たちと様々な形で交流することで、お客様や地域に住む皆様の声が私のもとにはよく届きます。今のところ「アドバンスの社員は優しい」という声が多く安堵していますが、地域からの信頼があってこそ仕事を任せていただけるのであり、社員には「見られていることを意識しなさい」と常日頃から言い聞かせています。
社員時代の苦労と、社員への感謝を忘れない
弊社では、勤続17年の社員から30歳前後の若手までの方が働いています。退職金や各種手当も含め、福利厚生の制度は一通り整えており、会社負担での飲み会を年2回開催しています。会社や私の自宅で飲み会を開催したこともあり、社員との距離は比較的近いといえるかもしれません。人は、顔や姿かたちが違うように、性格や心持ちも違いますが、自分で考えて行動しようとする前向きな気持ちさえあれば、会社の中でも協力していけると考えています。
社員の採用後の流れとしては、特定の育成担当の下につくのではなく、社員全員で仕事を教えていく形にしていて、働きやすい職場環境だと思っています。私自身も入社してからずっと現場で働いていたので、社員の苦労は痛いほどよくわかります。人手が足りないときには、私も作業車に乗って現場の仕事をすることで、社員への感謝の気持ちを忘れずにいたいと思っています。
今後は事業を拡大していくためにも人を増やしたいと考えていますが、経験問わず、弊社の社風に共感し、人のために頑張れるような方に仲間になっていただけたらと思っています。
タイヤ代やガソリン代の高騰によるコスト増への対応
ここ数年の物価高は、弊社の事業にも大きな影響を与えています。ごみの収集運搬は、トラックや大型の特殊車両を多く必要とする業務なので、タイヤ代やガソリン代の高騰がコスト増に直結するからです。特にタイヤは2022年以降、複数回にわたり値上がりが続いています。値上げ前にまとめて購入し、倉庫に保管するなどの工夫を凝らしてはいるものの、トラック用の大きなタイヤは保管するスペースを確保するのも一苦労です。
当面は物価の上昇傾向が続くといわれている以上は、弊社もどこかのタイミングで価格に反映させなければ経営が成り立ちません。日本では長年にわたり「安ければ安いほどいい」という価値観が支配的だったこともあり、値上げへの抵抗感は非常に強いものがあります。弊社のような中小企業がサービスの値上げを行うのは簡単なことではありません。しかし現在のようなインフレが続くのであれば、社員の生活を守るためにもどこかで決断しなければならないと思います。
M&Aは既存事業やエリアにとらわれず検討したい
本社の近隣には、約1kmの海岸が続く遠浅の海水浴場「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」があり、SNSで「日本のウユニ塩湖」として話題になったことで、今では年間約50万人が訪れる県内屈指の観光地になりました。弊社の衛生事業は、河川や海の水質汚染を防ぐ上でも重要な仕事です。社員には、我々の仕事が人々の生活を支え、父母ヶ浜を始めとする美しい景観や環境保全に貢献していることに誇りをもって働いてほしいと思っています。
弊社はこれまで、既存事業周辺領域を中心に少しずつ拡大を続けてきました。しかし、今後の人口減や少子高齢化の対応策には、これまでとは全く異なる拡大戦略が必要ではないかと考えるようになりました。M&Aもその選択肢の1つです。
M&Aについては、本社の近隣地域のみならず、香川県を含め四国全域も視野に入れて検討していきたいと考えています。そして業種も、例えば飲食業や建築業のような異業種も検討し、飲食業は良質な肉を使った焼肉店、建築業は一般住宅建築に携わることで、地域に新たな雇用の場を創出していきたいと考えています。楽しく、より良い地域づくりへのご縁があることを願っています。
暮らしと環境を支える衛生事業をスタート
弊社は、1965年に私の父が香川県三豊市で創業しました。し尿のくみ取りや浄化槽の清掃という弊社の業務は誰もが嫌がる大変な仕事です。父は、世のため人のためになる仕事をしたいという思いから、この会社を立ち上げたと聞いています。
創業時は、くみ取りと浄化槽の維持管理の2本柱でスタートしました。社員は3名ほどで、父も社員も、営業から現場作業まで何でもこなしていたそうです。
人口減社会に対応するため事業エリアと事業領域を拡大
私の若いころにはショットバーが流行っており、自分の店を持ちたいという夢がありました。しかし父から呼び戻され、22歳のときに弊社に入社することとなりました。一般社員として入社した時の社員数は4、5人ほどで、他の社員と一緒に頼まれた仕事は何でもこなし働きました。
父の後を継いで社長に就任したのは、入社してから20年後の42歳のときでした。事業は創業時と変わらず、くみ取りと浄化槽のみであり、私が社長に就任してからは、廃棄物処理の関連事業である一般・産業廃棄物の収集運搬、遺品整理へと領域を拡大していきました。また日本の人口は2008年をピークに減少を続けていたことから、地方はさらに厳しい状況になっていくだろうと考え、10余年前には丸亀市に新たな営業所を構えました。
日々市内を巡る収集運搬業だからこそ、他者を思う行動が大事
現在は、廃棄物関連や遺品整理の事業に加えて、仮設トイレのリースなどの周辺領域へと少しずつ拡大をしているところです。一般廃棄物の収集・運搬は、基本的にはごみ集積所を回って回収しますが、中には1軒1軒の玄関先まで廃棄物を引き取りにいく、戸別収集の契約もあります。回収の際には、収集対象としてまとめられたもの以外のごみが、庭や玄関先に落ちていることもあり、社員には、それらの落ちているごみも見つけたら拾って帰るように指導しています。こういった1つ1つの他者を思う行動の積み重ねが「アドバンスさんなら安心だ」という信頼に繋がっていくと思っています。
また、困っているお年寄りがいたら、必ず声をかけるよう伝えています。遺品整理の仕事を始めてからは、孤独に暮らすお年寄りの多さを改めて実感し、地域での何気ない声かけやコミュニティの大切さに気づかされました。それぞれのご家庭の事情はあるでしょうし、他人が口を挟めることではないことは重々承知していますが、もし自分や自分の親が孤独な生活を送っていたらと考えると、どうしても寂しい気持ちになってしまいます。身寄りのない方に悪意を持って近づく人もいるため、私は地域のお年寄りを見守り支える福祉活動を支援するため、地元の福祉協議会や福祉団体に毎年寄付を続けています。また、街が賑わうようにと、福祉団体の花火大会にも協賛しています。会社としても、個人としても寄付をすることで、少しでも地域社会のためになればと思っています。
地域の人たちと様々な形で交流することで、お客様や地域に住む皆様の声が私のもとにはよく届きます。今のところ「アドバンスの社員は優しい」という声が多く安堵していますが、地域からの信頼があってこそ仕事を任せていただけるのであり、社員には「見られていることを意識しなさい」と常日頃から言い聞かせています。
社員時代の苦労と、社員への感謝を忘れない
弊社では、勤続17年の社員から30歳前後の若手までの方が働いています。退職金や各種手当も含め、福利厚生の制度は一通り整えており、会社負担での飲み会を年2回開催しています。会社や私の自宅で飲み会を開催したこともあり、社員との距離は比較的近いといえるかもしれません。人は、顔や姿かたちが違うように、性格や心持ちも違いますが、自分で考えて行動しようとする前向きな気持ちさえあれば、会社の中でも協力していけると考えています。
社員の採用後の流れとしては、特定の育成担当の下につくのではなく、社員全員で仕事を教えていく形にしていて、働きやすい職場環境だと思っています。私自身も入社してからずっと現場で働いていたので、社員の苦労は痛いほどよくわかります。人手が足りないときには、私も作業車に乗って現場の仕事をすることで、社員への感謝の気持ちを忘れずにいたいと思っています。
今後は事業を拡大していくためにも人を増やしたいと考えていますが、経験問わず、弊社の社風に共感し、人のために頑張れるような方に仲間になっていただけたらと思っています。
タイヤ代やガソリン代の高騰によるコスト増への対応
ここ数年の物価高は、弊社の事業にも大きな影響を与えています。ごみの収集運搬は、トラックや大型の特殊車両を多く必要とする業務なので、タイヤ代やガソリン代の高騰がコスト増に直結するからです。特にタイヤは2022年以降、複数回にわたり値上がりが続いています。値上げ前にまとめて購入し、倉庫に保管するなどの工夫を凝らしてはいるものの、トラック用の大きなタイヤは保管するスペースを確保するのも一苦労です。
当面は物価の上昇傾向が続くといわれている以上は、弊社もどこかのタイミングで価格に反映させなければ経営が成り立ちません。日本では長年にわたり「安ければ安いほどいい」という価値観が支配的だったこともあり、値上げへの抵抗感は非常に強いものがあります。弊社のような中小企業がサービスの値上げを行うのは簡単なことではありません。しかし現在のようなインフレが続くのであれば、社員の生活を守るためにもどこかで決断しなければならないと思います。
M&Aは既存事業やエリアにとらわれず検討したい
本社の近隣には、約1kmの海岸が続く遠浅の海水浴場「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」があり、SNSで「日本のウユニ塩湖」として話題になったことで、今では年間約50万人が訪れる県内屈指の観光地になりました。弊社の衛生事業は、河川や海の水質汚染を防ぐ上でも重要な仕事です。社員には、我々の仕事が人々の生活を支え、父母ヶ浜を始めとする美しい景観や環境保全に貢献していることに誇りをもって働いてほしいと思っています。
弊社はこれまで、既存事業周辺領域を中心に少しずつ拡大を続けてきました。しかし、今後の人口減や少子高齢化の対応策には、これまでとは全く異なる拡大戦略が必要ではないかと考えるようになりました。M&Aもその選択肢の1つです。
M&Aについては、本社の近隣地域のみならず、香川県を含め四国全域も視野に入れて検討していきたいと考えています。そして業種も、例えば飲食業や建築業のような異業種も検討し、飲食業は良質な肉を使った焼肉店、建築業は一般住宅建築に携わることで、地域に新たな雇用の場を創出していきたいと考えています。楽しく、より良い地域づくりへのご縁があることを願っています。
会社概要
社名 | 株式会社アドバンス |
創立年 | 1965年 |
代表者名 | 代表取締役社長 田邊 経喜 |
資本金 | 1,000万円 |
URL |
http://kagawa-advance.jp/
|
本社住所 |
〒769-1406 |
事業内容 | 浄化槽清掃・し尿くみ取り・浄化槽保守点検 一般廃棄物収集運搬(事業系・家庭系・浄化槽汚泥) 産業廃棄物収集運搬 遺品整理 仮設トイレリース |
事業エリア |
営業所 〒763-0054 |
会社沿革
1965年 | 創業 |
株式会社アドバンスの経営資源引継ぎ募集情報
事業引継ぎ
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
異業種への挑戦と地域の雇用創出を目指す事業承継
公開日:2024/08/06
※本記事の内容および所属名称は2024年8月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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