栃木・宇都宮市
栃木 ・ 宇都宮市
引継ぎ実績あり
地域社会に
Educarealize Group
必要としてくれる人に恩を返し、向き合い、事業の力で解決する
経営理念
全職員の物心両面の幸せを追求し、職員が働きやすい環境を整え、企業価値を高め社会に貢献します
エデュケアライズグループは現在3つの法人、21事業で構成されています。上記の理念を実践しながら、教育と福祉を融合し、地域に新しい価値を生み出していけるグループを目指しています。
代表者メッセージ
今、私には実現したいことが3つあります。
-
- 1. 地方都市の本来あるべき”地域包括”のモデル開発
- 私の祖母は、私が社会人になった直後に亡くなりました。入社式前には元気な姿を見せてくれていましたが、入社式の翌日「すぐ栃木に帰りなさい」との家族からの連絡をうけて病室に入った時には、祖母は既に延命治療を受けていました。その時の無力感は今でも忘れません。今一緒に働いている職員の家族にそのような経験をさせたくない、そう考えています。そのために、グループの資源を活用しながら、まずは高齢者の健康状況を把握できる仕組みを作っていきたいと考えています。
-
- 2.教育・保育、介護・福祉業界で働いている人の給与を上げる
- 幼児保育は未来を創る大切な職業であり、介護・福祉は今の高齢化問題などを支えています。現場、働いている職員の処遇をどう上げるのかは私たちにとって大きな課題だと感じています。しかし、制度を変えるのは簡単なことではありません。ならば、現場で働いている人が仕事の延長線上で、経験を活かして活躍できる場を作れないかと考えて、現在新たな仕組みを開発しております。
-
- 3.地域で一番の介護福祉事業所を作り、後継者を支える仕組みを構築
- それぞれの地域で必要とされたい、高みを目指したいと思っている志の高い介護・福祉業界の経営者が集まる会、「21世紀型マネジメント研究会」を立ち上げました。入会された事業所様と切磋琢磨し、地域一番の事業所を作り上げたい、そう考えています。また2023年4月にリリースした業界初の後継者向けサービス「FGラボ(エフジーラボ)」を開発し、次世代の介護・福祉経営の一助のためのサービスを展開していきます。
この3つを実現するため、今後も事業活動に取り組んでいければと考えています。
Educarealize Group(エデュケアライズグループ)
一般社団法人Future Grip研究所
代表 山村 樹
私たちのこだわり
グループの生い立ちは祖母が立ち上げた学校法人金子学園。そこから…
Educarealize Group(以下、エデュケアライズグループ)の出発点は私の祖母が立ち上げた「まこと幼稚園」の運営を行う学校法人金子学園から始まりました。本法人は1969年にまこと幼稚園を設立し、その後は未就園児向けの施設や学童保育やフリースクールの運営など、幼稚園の入園前・卒園後も、子どもとその親が快適に過ごせるサービスを拡充してまいりました。2000年には、学校法人金子学園と私の父・山村達夫が設立した社会福祉法人藹藹会(あいあいかい)を総称してエデュケアライズグループとしてグループ化を行いました。そして2020年に一般社団法人Future Grip研究所、2023年度からは株式会社想を立ち上げて、現在の体制となりました。
現在、エデュケアライズグループの代表は私の父が務め、私自身はグループの後継者候補として一般社団法人Future Grip研究所の代表として現在に至っております。
同法人では、福祉・介護事業者向けのコンサルティングを中心に、経営幹部が集まる経営研究会、同業界で役立つSaaS(サービスとしてのソフトウェア)の展開を行っています。今後は学校法人金子学園、社会福祉法人藹藹会、一般社団法人Future Grip研究所、株式会社想の4つの法人の得意分野を活かしながら、サービスを拡充していき、グループ全体を盛り上げていきます。
地元凱旋となる講演会を経て栃木で働くと決心
栃木県で生まれ育った私は、大学に入学した頃から少しずつ弊グループで働くことを考え始めました。その準備の1つが教員免許の取得です。これはいざという時に祖母・父が運営する幼稚園をはじめ、弊グループの施設を手伝えるようにしておきたいという考えでした。
そして大学卒業後、就職先に選んだ理由は、医療・介護・福祉事業に強い経営コンサルティング会社・日本経営グループ(以下、日本経営)です。ゆくゆくは家業を引継ぐ可能性も視野に入れながら、幼稚園や介護・福祉施設の経営に活かせそうなコンサルティング会社を選びました。
サラリーマン時代は、全国約700の介護・福祉事業を運営している経営者の方にお会いし、色々と学びながら、介護・福祉事業に必要な経営のノウハウを学びながら約180施設のコンサルティングを行いました。そこで気付いたのが、祖母、父が築き上げた弊グループの革新性です。弊グループでは、幼稚園経営にとどまらず、未就園児の預かり施設や学童保育の運営、障がいを抱えている子どもたちの支援事業など、地域の子育て・福祉課題の解決に向けた包括的な取り組みをしていたからです。当たり前だと思っていたことが、珍しい取り組みだと知り、強みなのだと自覚できたことは大変貴重な経験になりました。
そのような私の元に届いたのが栃木県社会福祉協議会からの講演依頼です。講演のテーマは、介護・福祉事業者に向けた「職員の採用と経営戦略」でした。地元凱旋となる本講演は、私にとって人生の分岐点になりました。講演当日は会場いっぱいに200人が集まり、その中には父の姿もありました。講演は大成功のもとに終了したのですが、そのタイミングで家業に入る決断をしました。祖母の死をきっかけにそう遠くない将来、家業に入ろうと考えていましたが、講演で栃木県内の介護・福祉事業に携る経営者の目の前で話したことで、栃木県のために自分の知識やノウハウを活かしたいと強く思いました。
祖母は私が日本経営に入社した直後に急逝しました。日本経営に入社後、コンサルティングの仕事を通して、さまざまな形の訪問看護や在宅医療があることを知りました。もし祖母が存命だった頃に、栃木にそうしたサービスがあれば、祖母は長生きできたかもしれないと今でも思うことがあります。地元・栃木を介護・福祉事業の充実した環境にすることで、身近な人の命を救える状況にしていきたい、その思いを実現するタイミングだと感じたのがまさに講演会だったわけです。私は日本経営を退職し、2021年10月に弊グループ内に入社し、2023年4月に一般社団法人Future Grip研究所の代表に就任しました。
地域に新しい価値を提供するグループ
エデュケアライズグループ内に存在する3つの法人は、共に教育・福祉サービス、経営支援の領域を展開しつつも、各々に異なる機能を持っています。
最も歴史の長い学校法人金子学園は、幼稚園型の認定こども園・まこと幼稚園の運営をメインにして、約380人の子どもを預かっています。また、子育て支援のための親子が集えるコミュニティスペース「はぐかふぇ」や、基礎学力向上と体験学習を特徴にしている学童施設「夢の学び舎」なども運営しています。幼稚園入園前や卒園後も子どもたちの成長に合わせて、一貫した支援を行えるようにしているのが学校法人金子学園の特徴です。
父が創業した社会福祉法人藹藹会では、障がいのある方をワンストップで支援しています。保育園にはじまり、卒園後に利用できる放課後等デイサービス、さらに放課後等デイサービスの卒業生が利用できる就労支援施設、入所施設、グループホームなどを運営しています。
この藹藹会の取り組みの中で最も象徴的なのが小規模保育施設「クオーレ」です。この保育施設は定員が12名と非常に小さな施設ですが、そのうちの半数は肢体不自由の子どもを受け入れています。本施設は、これまでマンツーマンで子どもの面倒を見る必要があった保護者の方が、仕事に出たり、ご自身のために使う時間を創出できたり、新たな選択肢を提供できるようにしたいという思いからはじめました。地域に新しい価値を見出した象徴的な施設です。「地域社会に新しい価値を見出す」をミッションに掲げる弊グループにとっては、今後も事業を通して、より多くの選択肢を地域に提供していきたいと考えています。
学校法人金子学園と社会福祉法人藹藹会では展開できないサービスを展開するのが、私が代表を務める一般社団法人Future Grip研究所の役割です。
現在は介護・福祉サービス事業を対象に経営のコンサルティング、情報交換会や研修を展開しています。またモンゴルにて日本語学校を運営していますが、介護・福祉業界の働き手不足に向けた対策の一環として取り組んでいます。その他、SaaSの開発のほか、不登校支援のフリースクール、学習のつまづきを補うための学習塾を展開し、さまざまな事情から自宅に居づらい子どもが安心かつ安全に過ごせる居場所作りも行っていく予定です。
毎年行う方針発表会でグループの果たすべき役割を確認
私たちグループが果たすべき役割は「教育と福祉を融合し、多様性の実現と人材を育みながら地域社会に新しい価値を見出すこと」であると考えています。毎年3月に行っている方針発表会では、経営計画の発表とともに、この役割の確認を必ず行います。グループ化して10年以上経ちましたが、弊グループが培ってきた伝統です。また、職員に配布している手帳にはグループのレゾンデートル(存在意義)を記載しており、各事業所で読み合わせをしています。このようにグループ全体に進むべき方向と果たすべき役割、存在意義、経営理念を浸透させていくことで、理想の実現により近付けていきたいと考えています。
グループ内で大切にしていることは「お互い様」の文化
弊グループは、職員、利用する子どもたち、大人が和らぐ雰囲気を大切にしています。この雰囲気づくりのために、大切にしていることは「お互い様」の文化です。どのような人間にも長所と短所があります。それを職員間で受け入れ合い、「お互い様」の精神で助け合う、それが私たちの大切にしている文化です。また、この文化を根強いものにするために、人助けを行う時には自ら率先して、見返りを求めずに行うことを徹底しています。
あわせて、職員の多様な働き方を受け入れられる仕組みづくりにも力を入れています。ICT化をいち早く進め、教育・福祉業界では珍しく20年以上前から職員全員に対してパソコンを貸与し、テレワークの先取りと言えるような仕組みづくりを行ってきました。
これらの施策が功を奏してか、現在、弊グループはあるシンクタンクが実施している介護・福祉施設の職員満足度調査において、200施設近いノミネートの中で7年連続1位を獲得しています。今後さらなる人材不足が予測される業界ではありますが、働きやすい環境を整備することで、働きたいと思われる会社を作っていきたいと思っています。
地元栃木を介護・福祉の充実した街にしていきたい
私自身、出身地であり、家族が暮らす栃木には大きな思い入れがあります。前述したように栃木が介護・福祉の充実した場所になって欲しいという思いは常に抱いています。
また、地域に根付く介護・福祉事業を廃業させない、これも1つの地域貢献だと考えています。そのため、介護・福祉事業における経営ノウハウを学んでもらうためのオンラインコミュニティ「FGラボ」という取り組みをスタートさせました。介護・福祉業界では、経営コンサルに経営改善を依頼すると、施設の規模によっては多額の出資が必要となり、小規模事業者では投資金額の回収が難しくなることも多々あります。この現状に対応するために、「FGラボ」では少額で介護・福祉事業の経営ノウハウを学べ、明日から活用できるノウハウやツールがあることを特徴としています。本事業を通して廃業する介護・福祉事業を減らしていければと考えています。
また後継者不在による介護・福祉事業の廃業の話もよく聞きます。これを防ぐための1つの手段としてM&Aも検討していきます。スケールメリットという考え方は非常に有効で、単独では乗り越えられない課題も、同業で力を合わせれば解決できることもあります。力を合わせることで地域に新しい風を吹かす、そのようなパートナーと積極的に手を組んでいきたいと考えています。
子どもから親、高齢者といったワンストップに、今後も強く必要とされるグループを目指す
弊グループが直面している問題に少子高齢化があります。現在は各施設で定員まで受け入れていますが、今後、子どもの数が減少していけば、定員いっぱいでの運営は難しくなります。そうした状況になれば弊グループの売上低下にも繋がります。
現在実施している対応策が、より広範囲から園児が通える仕組みづくりです。遠くても通いたいという方は、確実にいると考えています。2023年4月からは幼稚園の登園・降園までの一時預かりと送迎を行う、送迎ラウンジの運営もスタートしました。送迎ラウンジとまこと幼稚園の間には送迎バスが行き来しており、交通アクセスがいい送迎ラウンジに子どもを預けていただければ、責任を持って子どもをまこと幼稚園に送り届けます。また、帰りの際も送迎バスが送迎ラウンジまで園児を送り届けるため、お迎えも送迎ラウンジに来ていただければ大丈夫です。
本施策を含め、今後はさらに広範囲から園児を受け入れられるように体制づくりを進めていきます。グループ全体では、時代のニーズに合わせて、能力やブランド力の向上させていきます。
弊グループが目指している理想は、子どもと親から必要とされる施設です。他の施設と競うことで顧客を取り合うのでなく、独自の付加価値を提供することで「あってよかった」といってもらえるような園や施設を作っていきたいと考えています。福祉事業も同様です。少子化で子どもの数が減れば、時間が経つにつれて教育事業だけでなく、福祉や介護事業にも影響します。だからこそグループとして、今後も地域から必要とされるために努力していく所存です。
グループの生い立ちは祖母が立ち上げた学校法人金子学園。そこから…
Educarealize Group(以下、エデュケアライズグループ)の出発点は私の祖母が立ち上げた「まこと幼稚園」の運営を行う学校法人金子学園から始まりました。本法人は1969年にまこと幼稚園を設立し、その後は未就園児向けの施設や学童保育やフリースクールの運営など、幼稚園の入園前・卒園後も、子どもとその親が快適に過ごせるサービスを拡充してまいりました。2000年には、学校法人金子学園と私の父・山村達夫が設立した社会福祉法人藹藹会(あいあいかい)を総称してエデュケアライズグループとしてグループ化を行いました。そして2020年に一般社団法人Future Grip研究所、2023年度からは株式会社想を立ち上げて、現在の体制となりました。
現在、エデュケアライズグループの代表は私の父が務め、私自身はグループの後継者候補として一般社団法人Future Grip研究所の代表として現在に至っております。
同法人では、福祉・介護事業者向けのコンサルティングを中心に、経営幹部が集まる経営研究会、同業界で役立つSaaS(サービスとしてのソフトウェア)の展開を行っています。今後は学校法人金子学園、社会福祉法人藹藹会、一般社団法人Future Grip研究所、株式会社想の4つの法人の得意分野を活かしながら、サービスを拡充していき、グループ全体を盛り上げていきます。
地元凱旋となる講演会を経て栃木で働くと決心
栃木県で生まれ育った私は、大学に入学した頃から少しずつ弊グループで働くことを考え始めました。その準備の1つが教員免許の取得です。これはいざという時に祖母・父が運営する幼稚園をはじめ、弊グループの施設を手伝えるようにしておきたいという考えでした。
そして大学卒業後、就職先に選んだ理由は、医療・介護・福祉事業に強い経営コンサルティング会社・日本経営グループ(以下、日本経営)です。ゆくゆくは家業を引継ぐ可能性も視野に入れながら、幼稚園や介護・福祉施設の経営に活かせそうなコンサルティング会社を選びました。
サラリーマン時代は、全国約700の介護・福祉事業を運営している経営者の方にお会いし、色々と学びながら、介護・福祉事業に必要な経営のノウハウを学びながら約180施設のコンサルティングを行いました。そこで気付いたのが、祖母、父が築き上げた弊グループの革新性です。弊グループでは、幼稚園経営にとどまらず、未就園児の預かり施設や学童保育の運営、障がいを抱えている子どもたちの支援事業など、地域の子育て・福祉課題の解決に向けた包括的な取り組みをしていたからです。当たり前だと思っていたことが、珍しい取り組みだと知り、強みなのだと自覚できたことは大変貴重な経験になりました。
そのような私の元に届いたのが栃木県社会福祉協議会からの講演依頼です。講演のテーマは、介護・福祉事業者に向けた「職員の採用と経営戦略」でした。地元凱旋となる本講演は、私にとって人生の分岐点になりました。講演当日は会場いっぱいに200人が集まり、その中には父の姿もありました。講演は大成功のもとに終了したのですが、そのタイミングで家業に入る決断をしました。祖母の死をきっかけにそう遠くない将来、家業に入ろうと考えていましたが、講演で栃木県内の介護・福祉事業に携る経営者の目の前で話したことで、栃木県のために自分の知識やノウハウを活かしたいと強く思いました。
祖母は私が日本経営に入社した直後に急逝しました。日本経営に入社後、コンサルティングの仕事を通して、さまざまな形の訪問看護や在宅医療があることを知りました。もし祖母が存命だった頃に、栃木にそうしたサービスがあれば、祖母は長生きできたかもしれないと今でも思うことがあります。地元・栃木を介護・福祉事業の充実した環境にすることで、身近な人の命を救える状況にしていきたい、その思いを実現するタイミングだと感じたのがまさに講演会だったわけです。私は日本経営を退職し、2021年10月に弊グループ内に入社し、2023年4月に一般社団法人Future Grip研究所の代表に就任しました。
地域に新しい価値を提供するグループ
エデュケアライズグループ内に存在する3つの法人は、共に教育・福祉サービス、経営支援の領域を展開しつつも、各々に異なる機能を持っています。
最も歴史の長い学校法人金子学園は、幼稚園型の認定こども園・まこと幼稚園の運営をメインにして、約380人の子どもを預かっています。また、子育て支援のための親子が集えるコミュニティスペース「はぐかふぇ」や、基礎学力向上と体験学習を特徴にしている学童施設「夢の学び舎」なども運営しています。幼稚園入園前や卒園後も子どもたちの成長に合わせて、一貫した支援を行えるようにしているのが学校法人金子学園の特徴です。
父が創業した社会福祉法人藹藹会では、障がいのある方をワンストップで支援しています。保育園にはじまり、卒園後に利用できる放課後等デイサービス、さらに放課後等デイサービスの卒業生が利用できる就労支援施設、入所施設、グループホームなどを運営しています。
この藹藹会の取り組みの中で最も象徴的なのが小規模保育施設「クオーレ」です。この保育施設は定員が12名と非常に小さな施設ですが、そのうちの半数は肢体不自由の子どもを受け入れています。本施設は、これまでマンツーマンで子どもの面倒を見る必要があった保護者の方が、仕事に出たり、ご自身のために使う時間を創出できたり、新たな選択肢を提供できるようにしたいという思いからはじめました。地域に新しい価値を見出した象徴的な施設です。「地域社会に新しい価値を見出す」をミッションに掲げる弊グループにとっては、今後も事業を通して、より多くの選択肢を地域に提供していきたいと考えています。
学校法人金子学園と社会福祉法人藹藹会では展開できないサービスを展開するのが、私が代表を務める一般社団法人Future Grip研究所の役割です。
現在は介護・福祉サービス事業を対象に経営のコンサルティング、情報交換会や研修を展開しています。またモンゴルにて日本語学校を運営していますが、介護・福祉業界の働き手不足に向けた対策の一環として取り組んでいます。その他、SaaSの開発のほか、不登校支援のフリースクール、学習のつまづきを補うための学習塾を展開し、さまざまな事情から自宅に居づらい子どもが安心かつ安全に過ごせる居場所作りも行っていく予定です。
毎年行う方針発表会でグループの果たすべき役割を確認
私たちグループが果たすべき役割は「教育と福祉を融合し、多様性の実現と人材を育みながら地域社会に新しい価値を見出すこと」であると考えています。毎年3月に行っている方針発表会では、経営計画の発表とともに、この役割の確認を必ず行います。グループ化して10年以上経ちましたが、弊グループが培ってきた伝統です。また、職員に配布している手帳にはグループのレゾンデートル(存在意義)を記載しており、各事業所で読み合わせをしています。このようにグループ全体に進むべき方向と果たすべき役割、存在意義、経営理念を浸透させていくことで、理想の実現により近付けていきたいと考えています。
グループ内で大切にしていることは「お互い様」の文化
弊グループは、職員、利用する子どもたち、大人が和らぐ雰囲気を大切にしています。この雰囲気づくりのために、大切にしていることは「お互い様」の文化です。どのような人間にも長所と短所があります。それを職員間で受け入れ合い、「お互い様」の精神で助け合う、それが私たちの大切にしている文化です。また、この文化を根強いものにするために、人助けを行う時には自ら率先して、見返りを求めずに行うことを徹底しています。
あわせて、職員の多様な働き方を受け入れられる仕組みづくりにも力を入れています。ICT化をいち早く進め、教育・福祉業界では珍しく20年以上前から職員全員に対してパソコンを貸与し、テレワークの先取りと言えるような仕組みづくりを行ってきました。
これらの施策が功を奏してか、現在、弊グループはあるシンクタンクが実施している介護・福祉施設の職員満足度調査において、200施設近いノミネートの中で7年連続1位を獲得しています。今後さらなる人材不足が予測される業界ではありますが、働きやすい環境を整備することで、働きたいと思われる会社を作っていきたいと思っています。
地元栃木を介護・福祉の充実した街にしていきたい
私自身、出身地であり、家族が暮らす栃木には大きな思い入れがあります。前述したように栃木が介護・福祉の充実した場所になって欲しいという思いは常に抱いています。
また、地域に根付く介護・福祉事業を廃業させない、これも1つの地域貢献だと考えています。そのため、介護・福祉事業における経営ノウハウを学んでもらうためのオンラインコミュニティ「FGラボ」という取り組みをスタートさせました。介護・福祉業界では、経営コンサルに経営改善を依頼すると、施設の規模によっては多額の出資が必要となり、小規模事業者では投資金額の回収が難しくなることも多々あります。この現状に対応するために、「FGラボ」では少額で介護・福祉事業の経営ノウハウを学べ、明日から活用できるノウハウやツールがあることを特徴としています。本事業を通して廃業する介護・福祉事業を減らしていければと考えています。
また後継者不在による介護・福祉事業の廃業の話もよく聞きます。これを防ぐための1つの手段としてM&Aも検討していきます。スケールメリットという考え方は非常に有効で、単独では乗り越えられない課題も、同業で力を合わせれば解決できることもあります。力を合わせることで地域に新しい風を吹かす、そのようなパートナーと積極的に手を組んでいきたいと考えています。
子どもから親、高齢者といったワンストップに、今後も強く必要とされるグループを目指す
弊グループが直面している問題に少子高齢化があります。現在は各施設で定員まで受け入れていますが、今後、子どもの数が減少していけば、定員いっぱいでの運営は難しくなります。そうした状況になれば弊グループの売上低下にも繋がります。
現在実施している対応策が、より広範囲から園児が通える仕組みづくりです。遠くても通いたいという方は、確実にいると考えています。2023年4月からは幼稚園の登園・降園までの一時預かりと送迎を行う、送迎ラウンジの運営もスタートしました。送迎ラウンジとまこと幼稚園の間には送迎バスが行き来しており、交通アクセスがいい送迎ラウンジに子どもを預けていただければ、責任を持って子どもをまこと幼稚園に送り届けます。また、帰りの際も送迎バスが送迎ラウンジまで園児を送り届けるため、お迎えも送迎ラウンジに来ていただければ大丈夫です。
本施策を含め、今後はさらに広範囲から園児を受け入れられるように体制づくりを進めていきます。グループ全体では、時代のニーズに合わせて、能力やブランド力の向上させていきます。
弊グループが目指している理想は、子どもと親から必要とされる施設です。他の施設と競うことで顧客を取り合うのでなく、独自の付加価値を提供することで「あってよかった」といってもらえるような園や施設を作っていきたいと考えています。福祉事業も同様です。少子化で子どもの数が減れば、時間が経つにつれて教育事業だけでなく、福祉や介護事業にも影響します。だからこそグループとして、今後も地域から必要とされるために努力していく所存です。
会社概要
社名 | Educarealize Group |
創立年 | 2020年 |
代表者名 | CEO 山村 達夫 |
資本金 | 3,000万円 |
URL |
https://educarealizegroup.jp/
|
本社住所 |
〒320-0856 |
事業内容 | 【学校法人金子学園】 ・(幼稚園型認定こども園)まこと幼稚園 ・(子育て支援)はぐかふぇ ・(子育て支援)アウリーキッズ ・(アフタースクール)夢の学び舎 ・(子育て訪問事業)はぐみー ・(不登校支援)フリースクール「Dream Tree」 ・(送迎ステーション)送迎ラウンジ はぶーぶ@駅東 ・(送迎保育ステーション)はぶーぶ@宝木 【社会福祉法人藹藹会】 ・(障害者支援施設)ハートフィールド ・(児童保育施設)ハートフルナーサリー ・(ハートフルナーサリー分園)ハーモニー ・(小規模保育施設)クオーレ ・(障害者グループホーム)アネーロ ・(放課後等デイサービス)ポコアポコ ・(複合型施設)Koga志Base 【一般社団法人Future Grip研究所】 ・コンサルティング、研究会、セミナー、研修・講座事業 ・地域包括ケアシステムの構築とサービスの提供 ・介護福祉事業の新設及び支援事業 ・国内外の介護施設等の紹介、斡旋及び入居相談 ・不動産の賃貸借及び管理業務 ・外国人受け入れ企業及び企業が雇用する外国人への支援事業 ・教育・介護福祉に関する物品販売、出版物等の刊行事業 ・諸外国における幼児教育支援事業、生活品、食品、化粧品、医薬品、医薬部外品の販売、輸出入貿易及び仲介業 ・AI・IOTに関する調査研究とサービスの提供 ・その他前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業 |
事業エリア |
東京オフィス(一般社団法人Future Grip研究所) 〒110-0016 |
関連会社 |
会社沿革
1969年 | 学校法人金子学園 設立 |
2000年 | 社会福祉法人藹藹会 設立 |
2020年 | 一般社団法人Future Grip研究所 設立 |
2023年 | 株式会社想 設立 |
Educarealize Groupの経営資源引継ぎ募集情報
事業引継ぎ
茨城県
栃木県
群馬県
地域に根付く介護福祉事業を廃業させないを合言葉に譲り手募集
人的資本引継ぎ
栃木県
お互い様の精神を社風に持つ教育・介護・福祉事業者が人財募集
公開日:2023/08/31 (2023/09/01修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年9月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。
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