さくら
さくら市
東日本大震災の被災経験がきっかけで生まれた建設会社
株式会社桜創建
目指すは地域に愛されるいい会社。桜創建が目指す建設業界の明るい未来
経営理念
1 私たちにとって『顧客』とは、仕事を依頼して頂ける皆様、社員、取引先様など関係する全ての方々です。皆様の満足を高めていくことが、私たちの使命です。
2 誰が見ても、どう見ても『いい会社』であると、自他共に認められるような企業を目指していきます。まだまだ道半ばですが、絶対に『いい会社』になります。
3 会社を存続していくことこそが、社員、お客様、取引先様、関係する皆様方の幸せにつながり、社会貢献につながると確信しています。
代表者メッセージ
お客様の最大のパートナーでありたい。
株式会社桜創建は、東日本大震災を機に設立し、土木工事、建築工事、電気や水道工事など、建設関連工事を広く手掛けております。
設立以来「お客様の最大のパートナーでありたい」という想いを抱き続け、社会貢献を第一の使命として、誠心誠意努力して参りました。たくさんのお客様からいただけた仕事の機会と多くの熱意ある社員に恵まれ、技術を日夜、磨き続け、事業推進の大きな力を得ています。信頼する社員たちと共に全社一丸となって、今後も「インフラのお医者さん」としてお客様の最大のパートナーになれるような建設会社を目指していきます。
株式会社桜創建 代表取締役 石川 実
私たちのこだわり
起業のきっかけは東日本大震災
弊社は2011年に栃木県さくら市で設立した建設会社です。2011年3月11日に発生した東日本大震災での被災経験をきっかけに、「地域のために事業を行おう」と強く思い、会社を立ち上げました。
震災発生当時、私は他の建設会社で働いており、栃木県内の山間部にある温泉施設の改修工事現場で責任者を務めていました。工事はほぼ完成しており、あとは掃除と検査をして足場を取り外せすだけという状態でした。2時46分に地震が発生すると、街灯につかまらないと立っていられないほどの非常に大きな揺れだったことを今でも鮮明に覚えています。
震災当日の栃木県さくら市では、震度5強を記録しており、温泉施設から慌てて出てきたお年寄りが逃げまどい、ケガ人が出るほど現場は騒然となっていました。工事がほぼ完成していたことで、作業中の職人はほとんどおらず、けが人を出さなかったことは不幸中の幸いだったといえます。ただ、職人たちが懸命に創り上げてほぼ完成していた温泉施設は、地震により足場が建物にぶつかったことで大きく破損し、皮肉にも後に私たちの手で解体工事を行うことになりました。
震災直後のさくら市内は全域で断水や停電が発生し、2,500棟以上の建物が損壊するなど大変な被害となりました。そうした街の様子を見たことや、工事現場での被災体験を通して、いつかまた災害が起きた際でも「インフラのお医者さん」として地域に貢献したいと強く考えるようになったのが、会社を設立した理由です。
厳しい決断が続いた前職時代の経営再建
栃木県で生まれ育った私は、幼い頃から困っている人を見ると「何とかしてあげたい」と強く思ってしまう気質です。成長するにつれ、周りから相談を受ける立場になることが増え、いつかは人をまとめる仕事に就きたいと考えるようになっていました。
就職先は迷うことなく建設会社を選びました。建設業のことは子どもの頃から「町になくてはならない仕事」だと考えており、憧れの職業だったからです。
前職の建設会社では30代半ばから役員として経営再建に従事しました。当時のことは、お世話になった先輩社員のリストラや社内の資産整理など、非常に厳しい決断ばかりしていた記憶しかありません。最終的に50人ほどいた社員は14人となり、そのような折に経験したのが東日本大震災でした。そして前述のような理由から弊社・桜創建を創業しました。ただ、前職の会社が経営再建中だったこともあり、「このまま辞めるわけにはいかない」と自身を奮い立たせて、しばらくは2社の経営をやりぬいたのがこの時期になります。前職の会社は徐々に業績も回復しはじめ、新たな社員を雇用できるようになったり、公共工事を受注できるようになったりと、無事に回復を果たしました。キャッシュフローも安定してきたとういうことで、私は前職の職場から身を引き、弊社・桜創建一本に絞った経営をスタートし、今に至ります。
業界を明るくする地域インフラのお医者さん
そうした経緯から生まれた弊社では建設だけでなく、土木、電気、水道などインフラに関わるさまざまな工事を扱えることが大きな強みです。「建設業は地域インフラのお医者さんである」という考えがベースにあり、暮らしに関わるお困りごとを引き受けられるようにすることで、災害などの万一の場合にも柔軟に対応していけると考えています。
弊社は設立から12年経ちましたが、2022年からは公共工事の入札に参加し、より地域の皆さまの力になれる仕事を受注できるようになりました。立ち上げたばかりの頃は実績も少なく、民間工事がメインで、少しずつ信頼を積み重ねてきたことでさまざまな工事に携われるようになったという自負があります。今後は民間と官庁の仕事の割合を半々にし、バランス型の経営を目指していく所存です。
また、弊社は建設業界の従来のマイナスイメージを払拭し、明るい印象に変えていきたいという思いのもと、さまざまな取り組みを行っています。象徴的な取り組みとしては、制服の色をピンクにしたことが挙げられます。桜創建という社名をモチーフにし、今までの建設業界にはなかったポップなピンク色の制服を採用したところ、現場でよく目立つようになり、目立つからこそ社員たちは背筋を伸ばして仕事をしてくれるようになりました。
社員が働きやすい環境づくりに注力
創業時に2人だった社員は、今では12人に増えました。理念にも掲げていますが、「いい会社を作る」が大きな目標の1つなので、今後も働きやすい職場環境づくりには特に力を入れていきます。
象徴的なところでは、官民協働によるオール栃木体制で働き方改革や女性活躍を推進している取り組み「とちぎ女性活躍応援団」への立候補や「とちぎ健康経営事業所」の認定などを取得しました。そうした取り組みを進める中で女性やハンディキャップを持った人でも働けるよう時短勤務や社員の家族まで大切にする風土ができつつあります。
特に女性は4名在籍しており、12名中4名という割合は建築業界としては多い方でしょう。弊社は性別を理由に挑戦したいことを我慢するのではなく、どんどん挑戦してほしいというスタンスです。今後は建設現場作業員など、これまで男性の仕事だと思われていた業務でも希望すれば積極的に女性を登用していく考えです。
会社の風土を作るには、社長の私一人が頑張るのではなく、社員にも「いい会社を作りたい」と思ってもらう必要があります。日頃から私は、社員に対して日常会話の中で経営理念やいい会社を作るための考え方を伝えるようにしています。その結果、感謝の言葉を社員や周りの方に対して積極的に言い合えるカルチャーが生まれてきました。
「一番早く会社に来て一番遅く帰る」を社長が毎日続ける理由
また、社員とのコミュニケーションは「いい会社」を作るという目標を目指す上で非常に重要だと考えています。社内の風通しが良くなるだけでなく、社内の健康状態の把握できるからです。
その一例として、私は毎朝一番早く会社に来て、一番遅く帰るようにしています。毎朝、社員が元気な顔をしているか、仕事帰りに体調が悪そうではないかと、どうしても気になってしまうからです。前職に勤めていた時の社員に、顔色が悪く病院の受診を進めたところ、大病を早期発見できて、事なきを得たことがあったのでなおさらそう思います。
地域のものづくりを守り続けていく
現在の建設業界は課題を多く抱えています。業界全体を見渡せば、働き方改革による労働時間の削減やコロナ禍やウクライナ危機による物価高騰など厳しい外部環境も無視できません。中でも2024年からは働き方改革関連法が適用されるため、人手不足・高齢化が顕著な建設業界では労働時間の上限規制や賃金引上げなどに対して何らかの対策を講じていくことが急務です。
それにもかかわらず建設業界に対するイメージは悪く、人財が集まりにくい状況にあります。重労働で、危険で、悪しき古い体質が根強く残る業界だと思われているのが現状です。
そうした状況下で、地方の建設会社は将来的には数が集約されていくと私は考えています。その中で生き残っていくには、何よりも「地域に愛されるか」がカギです。その考えに至った1つのきっかけが前職を辞めた時にお客様からかけられた言葉です。「会社と付き合っているのではなく、あなたと付き合っているんだ」と言っていただきました。その言葉に心から感激しましたし、そういってくれるお客様がいる地域のために、会社を成長させていきたいと奮い立たせられました。そのために目の前のお客様や社員を大切にし、業界にイノベーションを起こしていくことで「桜創建に仕事を頼みたい」と言われるような会社を目指しています。
M&Aについては前向きです。一番の目的は地域貢献であり、後継者不在や経営状況が厳しくて困っている地元企業を、弊社が引き継ぐことで地域の産業や雇用を守っていきたいと考えています。業種は弊社と同じ建設業や、シナジーを生むことができそうな設備会社をイメージしていますが、地域の企業を未来へ続けていくことにも重きを置いているため、異業種からのご相談も歓迎です。自動車整備工場や和菓子店など、2、3人で経営しているような地域の小さな会社で後継者にお困りの方がいれば、ぜひタッグを組みたいと思っています。
地元の企業が地域の人を雇って事業を継続していかなければ、地域は盛り上がっていきません。桜創建という社名は、所在地であるさくら市の「桜」、ものづくりの「創」、建設の「建」という由来があるため、地域のものづくりを支える企業として、より一層成長し、さらなる地域貢献を果たしていきます。
起業のきっかけは東日本大震災
弊社は2011年に栃木県さくら市で設立した建設会社です。2011年3月11日に発生した東日本大震災での被災経験をきっかけに、「地域のために事業を行おう」と強く思い、会社を立ち上げました。
震災発生当時、私は他の建設会社で働いており、栃木県内の山間部にある温泉施設の改修工事現場で責任者を務めていました。工事はほぼ完成しており、あとは掃除と検査をして足場を取り外せすだけという状態でした。2時46分に地震が発生すると、街灯につかまらないと立っていられないほどの非常に大きな揺れだったことを今でも鮮明に覚えています。
震災当日の栃木県さくら市では、震度5強を記録しており、温泉施設から慌てて出てきたお年寄りが逃げまどい、ケガ人が出るほど現場は騒然となっていました。工事がほぼ完成していたことで、作業中の職人はほとんどおらず、けが人を出さなかったことは不幸中の幸いだったといえます。ただ、職人たちが懸命に創り上げてほぼ完成していた温泉施設は、地震により足場が建物にぶつかったことで大きく破損し、皮肉にも後に私たちの手で解体工事を行うことになりました。
震災直後のさくら市内は全域で断水や停電が発生し、2,500棟以上の建物が損壊するなど大変な被害となりました。そうした街の様子を見たことや、工事現場での被災体験を通して、いつかまた災害が起きた際でも「インフラのお医者さん」として地域に貢献したいと強く考えるようになったのが、会社を設立した理由です。
厳しい決断が続いた前職時代の経営再建
栃木県で生まれ育った私は、幼い頃から困っている人を見ると「何とかしてあげたい」と強く思ってしまう気質です。成長するにつれ、周りから相談を受ける立場になることが増え、いつかは人をまとめる仕事に就きたいと考えるようになっていました。
就職先は迷うことなく建設会社を選びました。建設業のことは子どもの頃から「町になくてはならない仕事」だと考えており、憧れの職業だったからです。
前職の建設会社では30代半ばから役員として経営再建に従事しました。当時のことは、お世話になった先輩社員のリストラや社内の資産整理など、非常に厳しい決断ばかりしていた記憶しかありません。最終的に50人ほどいた社員は14人となり、そのような折に経験したのが東日本大震災でした。そして前述のような理由から弊社・桜創建を創業しました。ただ、前職の会社が経営再建中だったこともあり、「このまま辞めるわけにはいかない」と自身を奮い立たせて、しばらくは2社の経営をやりぬいたのがこの時期になります。前職の会社は徐々に業績も回復しはじめ、新たな社員を雇用できるようになったり、公共工事を受注できるようになったりと、無事に回復を果たしました。キャッシュフローも安定してきたとういうことで、私は前職の職場から身を引き、弊社・桜創建一本に絞った経営をスタートし、今に至ります。
業界を明るくする地域インフラのお医者さん
そうした経緯から生まれた弊社では建設だけでなく、土木、電気、水道などインフラに関わるさまざまな工事を扱えることが大きな強みです。「建設業は地域インフラのお医者さんである」という考えがベースにあり、暮らしに関わるお困りごとを引き受けられるようにすることで、災害などの万一の場合にも柔軟に対応していけると考えています。
弊社は設立から12年経ちましたが、2022年からは公共工事の入札に参加し、より地域の皆さまの力になれる仕事を受注できるようになりました。立ち上げたばかりの頃は実績も少なく、民間工事がメインで、少しずつ信頼を積み重ねてきたことでさまざまな工事に携われるようになったという自負があります。今後は民間と官庁の仕事の割合を半々にし、バランス型の経営を目指していく所存です。
また、弊社は建設業界の従来のマイナスイメージを払拭し、明るい印象に変えていきたいという思いのもと、さまざまな取り組みを行っています。象徴的な取り組みとしては、制服の色をピンクにしたことが挙げられます。桜創建という社名をモチーフにし、今までの建設業界にはなかったポップなピンク色の制服を採用したところ、現場でよく目立つようになり、目立つからこそ社員たちは背筋を伸ばして仕事をしてくれるようになりました。
社員が働きやすい環境づくりに注力
創業時に2人だった社員は、今では12人に増えました。理念にも掲げていますが、「いい会社を作る」が大きな目標の1つなので、今後も働きやすい職場環境づくりには特に力を入れていきます。
象徴的なところでは、官民協働によるオール栃木体制で働き方改革や女性活躍を推進している取り組み「とちぎ女性活躍応援団」への立候補や「とちぎ健康経営事業所」の認定などを取得しました。そうした取り組みを進める中で女性やハンディキャップを持った人でも働けるよう時短勤務や社員の家族まで大切にする風土ができつつあります。
特に女性は4名在籍しており、12名中4名という割合は建築業界としては多い方でしょう。弊社は性別を理由に挑戦したいことを我慢するのではなく、どんどん挑戦してほしいというスタンスです。今後は建設現場作業員など、これまで男性の仕事だと思われていた業務でも希望すれば積極的に女性を登用していく考えです。
会社の風土を作るには、社長の私一人が頑張るのではなく、社員にも「いい会社を作りたい」と思ってもらう必要があります。日頃から私は、社員に対して日常会話の中で経営理念やいい会社を作るための考え方を伝えるようにしています。その結果、感謝の言葉を社員や周りの方に対して積極的に言い合えるカルチャーが生まれてきました。
「一番早く会社に来て一番遅く帰る」を社長が毎日続ける理由
また、社員とのコミュニケーションは「いい会社」を作るという目標を目指す上で非常に重要だと考えています。社内の風通しが良くなるだけでなく、社内の健康状態の把握できるからです。
その一例として、私は毎朝一番早く会社に来て、一番遅く帰るようにしています。毎朝、社員が元気な顔をしているか、仕事帰りに体調が悪そうではないかと、どうしても気になってしまうからです。前職に勤めていた時の社員に、顔色が悪く病院の受診を進めたところ、大病を早期発見できて、事なきを得たことがあったのでなおさらそう思います。
地域のものづくりを守り続けていく
現在の建設業界は課題を多く抱えています。業界全体を見渡せば、働き方改革による労働時間の削減やコロナ禍やウクライナ危機による物価高騰など厳しい外部環境も無視できません。中でも2024年からは働き方改革関連法が適用されるため、人手不足・高齢化が顕著な建設業界では労働時間の上限規制や賃金引上げなどに対して何らかの対策を講じていくことが急務です。
それにもかかわらず建設業界に対するイメージは悪く、人財が集まりにくい状況にあります。重労働で、危険で、悪しき古い体質が根強く残る業界だと思われているのが現状です。
そうした状況下で、地方の建設会社は将来的には数が集約されていくと私は考えています。その中で生き残っていくには、何よりも「地域に愛されるか」がカギです。その考えに至った1つのきっかけが前職を辞めた時にお客様からかけられた言葉です。「会社と付き合っているのではなく、あなたと付き合っているんだ」と言っていただきました。その言葉に心から感激しましたし、そういってくれるお客様がいる地域のために、会社を成長させていきたいと奮い立たせられました。そのために目の前のお客様や社員を大切にし、業界にイノベーションを起こしていくことで「桜創建に仕事を頼みたい」と言われるような会社を目指しています。
M&Aについては前向きです。一番の目的は地域貢献であり、後継者不在や経営状況が厳しくて困っている地元企業を、弊社が引き継ぐことで地域の産業や雇用を守っていきたいと考えています。業種は弊社と同じ建設業や、シナジーを生むことができそうな設備会社をイメージしていますが、地域の企業を未来へ続けていくことにも重きを置いているため、異業種からのご相談も歓迎です。自動車整備工場や和菓子店など、2、3人で経営しているような地域の小さな会社で後継者にお困りの方がいれば、ぜひタッグを組みたいと思っています。
地元の企業が地域の人を雇って事業を継続していかなければ、地域は盛り上がっていきません。桜創建という社名は、所在地であるさくら市の「桜」、ものづくりの「創」、建設の「建」という由来があるため、地域のものづくりを支える企業として、より一層成長し、さらなる地域貢献を果たしていきます。
ツグナラコンサルタントによる紹介
石川社長は、自社成長のみではなく「地域と共に成長をする経営」をモットーに経営していらっしゃいます。社会貢献を第一に考え、さらに社員の働く環境を最適化することで地域に愛され、慕われる企業様です。M&Aの目的は地元救済。地域の産業活性化や雇用創出についてアクティブに取り組んでいます。
会社概要
社名 | 株式会社桜創建 |
創立年 | 2011年 |
代表者名 | 代表取締役 石川 実 |
資本金 | 3000万円 |
本社住所 |
329-1311 栃木県さくら市氏家1109-3 028-682-6347 |
事業内容 | 土木・建築・舗装・管・水道施設・電気・解体 |
URL |
http://sakura-sk.net/
|
会社沿革
2011年 | 設立 |
株式会社桜創建の経営資源引継ぎ募集情報
公開日:2023/05/23 (2023/09/22修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年9月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。