真岡
真岡市
リサイクルの意識を高め発信し、地域と共に社会貢献を目指します
有限会社平成
発泡スチロール・古紙・プラスチックの再生加工で未来に幸せをお届け
経営理念
企業理念
当社はリサイクルを通してより良い未来に貢献する
経営理念
顧客に寄り添った仕組みを構築する
古き良きものは残しつつ新しい事へのチャレンジ精神
社員が働いて幸せと感じる会社を作る
代表者メッセージ
発泡スチロールのリサイクル業として創業し、現在の事業承継に至るまで
創業は1989年(平成元年)、先代である母が栃木県宇都宮市のベルモール付近に100坪程度の土地を借りて、家族を中心に発泡スチロールのリサイクル事業を始めました。ブラウン管テレビが主流だった当時は、大手家電メーカーから出る緩衝材の発泡スチロール廃材を受け入れていました。その緩衝材の発泡スチロールを粉砕し、セメントに混ぜて塗料用のサンドを製造していました。当時は栃木県内だけでなく、国内でも発泡スチロールのみを分別してリサイクルする事業者はおらず、発泡スチロール単体のリサイクル業者も無かったと思います。
先代(母)が事業を始めたころ、会社を継ぐ気は微塵もありませんでした。高校を卒業した後は警備会社に務めていましたが、ちょうどその頃先代に仕事が忙しいから帰ってきてほしいと頼まれ、21歳の時に従業員として働き始めました。社長へ就任したのは、2018年(平成30年)で40歳のときでした。会社を引き継いだのは先代が引退してからで、事業承継後、先代はあまり事業へ介入しなくなったことから、独学で経営を進めてきました。会社で起こるトラブルや社内の問題などは全て自分の責任になるということを実感しながら、社長の責任の重さを実感していきました。先代もこの重圧に直面し、耐えてきたのだと経営を担うことで初めて知りました。
日本のリサイクルの実状と循環型の社会形成への課題
現在のリサイクル品の回収事業では、古紙やプラスチックも受け入れています。創業時から回収している発泡スチロールは、厳密にはプラスチックに属するため産業廃棄物として処理されています。何百種類もあるプラスチックのうち、ペットボトルは有価物として扱われるため分別が一番の肝になります。日本でリサイクルが進まない原因としては、日本人が分別を苦手としていること、そして衛生面での基準が厳しいことにあります。普段の生活の中でもそうですが、新品やキレイなものを求める日本の消費者は、再生品を手に取らない要因があるからだと考えています。ヨーロッパでは、再生品を優先的に購入しようという意識があります。日本でも同様に消費者の意識を変えていかなければリサイクルは進みません。弊社で加工、製造している原料もほとんどが中国へ輸出しているため、本心としては日本で循環できる仕組みを作っていくことが一番良いリサイクルだと考えています。
創業来の発泡スチロールの回収に拘る理由
弊社の強みは、創業当時から扱っている発泡スチロールの再生加工処理です。取引先の中でも、スーパーマーケットなど商品の仕入れのために発泡スチロールを使うため、新型コロナウィルスの感染拡大の影響がある中でも安定した取引が継続されていました。
発泡スチロールは産業廃棄物に分類されるため処理代が発生します。軽量ですがかさばるため運搬費をもらわないと割に合いませんが、通常の産業廃棄物の価格帯よりも処理代を安くできるので分別して持参する方もいます。弊社も少しでもリサイクルを促進したい点と処理代に困る事業者の手助けになればと、少量の持ち込みでも来ていただけるお客様は受け入れております。もともと小規模で始まった事業でもあり、長く続けてきたこともあり地域に根付いてきているのかもしれません。
地域の信頼を集める稀有なリサイクル業者に成長
トラックの荷台側面に会社名と「発泡スチロール再生」「プラスチックリサイクル専門」など業務内容を記載しています。街中で弊社トラックを見ていただき、リサイクル品を持ち込んでくれる方や仕事に繋がったケースもありました。トラックを使用した自社広告は、先代の時から変えていません。トラックは地域内の決まったルートやお仕事を受けて走り回っているので、先代が取り組んだトラック広告は地域に根付くことだけでなく、安全運転し地域に見られている意識をもつ必要もあります。弊社のように中間処分の許可を受け処理をおこなう事業者は少ないので、今後もコンプライアンスを遵守しお客様から選んでいただけるように信頼できる会社でありたいと思います。
私たちのこだわり
社員があっての会社、今でも社員個々から学べることが幸せ
運転指導や教育マニュアルは特段に用意はしていません。点呼や逐一で声をかけて注意を促すようにしています。以前になりますが、運転中に携帯電話の使用が原因で事故が起こったこともあり、10年ほど前になりますが会社から携帯電話を支給し個人の携帯電話は事務所へ置くよう徹底したことで事故は激減していきました。
社員教育は、各部署の上司が考えながら取り組んでいます。うまが合わない社員もいるため担当は考慮して分けています。コミュニケーションを重視し、議論を重ねて方針を固めるように指示はしていますが、教え方も千差万別になっており共通化して指導ができるマニュアルの必要性は感じており現在、準備を進めています。
今の社員教育については、過去に社員への直接指導がいきすぎてしまい指導方法の転換を考えた際に部署毎のコミュニケーションに辿り着きました。業績が低迷し、且つ多忙な時期が重なった時に、社員教育がうまくいかず悪循環に陥ったことがあり、そこで思い切って部署毎に任せてみたら、それぞれが責任感を持って頑張ってくれるようになりました。波乱の時期を経たのが、現在の常務と退職してしまった工場長がいた時でした。その工場長が退職した時に、普段あまり主張をしない現場責任者が「ここで働いて良かったと思える会社にしたいです」と話があり、早急に社員向けの取組みをまとめました。そこから少しずつ会社や自分たちにできることを企画したり、取組みを実行し継続できるようになってきました。このような自主性をもった取組みのおかげで社員に気付かされることで考えを改めることも多くあり、社員ありきの会社にしなければと実感しています。
以前は失敗を引きずることもありましたが、失敗から学ぶこともあったり不可抗力なものも含まれます。そのため、注意はしますがその場のみにして社員へ「反省したらすぐ忘れなさい」と話すようにしています。ただ、今までは目の行き届く範囲でもあり通用していた部分はありましたが、人も増えてきたことでルール化を進めていこうと考えています。
人を大切にする経営を実践し、新規事業開拓を目指す
現在(2021年10月時点)の社員は23人です。昔は血気盛んな人も多く、20年近い年月の中で今の社風や文化の中で社員が揃ってきました。社員の人柄には自信があります。個人的にも自慢の社員でもあり、今一緒にいる仲間には感謝もしているのと組織としても満足しています。今まで紆余曲折ある中で、ようやく笑い合えるようにもなりました。人は笑うために生まれてきたと思っているので社員全員が笑って仕事ができるようになればいいなと思っています。もっと社員とコミュニケーションをとりたいのですが、あまり話しかけても社長の発言が社員の成長の妨げになってしまう場合もあるので余計な発言は控えるようにしています。社長という肩書も仰々しいので「代表」と呼んでもらうようにはしています。
経営をしていく中で社員や顧客を含めた「人」は大切にしています。中でも社員を大切にしなければ、顧客に感謝を示すこともできなく、会社の利益に繋がらないと思っています。後継者には目まぐるしく変化するリサイクル業界に柔軟に対応できる人に会社を託したいと思っていますが、今の事業内容でどこまで継続できるのかは分かりません。現在の発泡スチロール再生加工処理は顧客の需要に応じて間口を広くしているだけなので、ゆくゆくは需要のある分野で少量多品種にシフトしていき、新規事業も立ち上げていかなければ生き抜いていくことは難しいと考えています。
次世代の若手や子どもたちに笑顔でいられる未来を創っていきたい
私の夢は、会社の規模を大きくすることではなく100年続く会社にすることです。会社を存続させて事業をうまく承継できるようにするためにも、社長になったらすぐに次世代の後継者を育てることが重要です。今は社内でも人材が育ってきており、事業承継の準備は着々と進んでいます。
これからの時代は、会社の大小関係なく新しい考えを入れていかなければなりません。弊社の経営理念も「リサイクルでより良い未来に貢献する」を実現するため、企業が元気に、よりよい未来に向かってモノ作りできることが一番と考えています。そのために様々な業者、同業ふくめ力を結集できるようにしていくことが重要です。考え方が変わったきっかけは、子どもが生まれてからです。未来の担い手となる子ども達に笑顔でいられる将来を形成するのも、我々の役目であり使命でもあります。
互いに歩み寄れる社員や会社とのM&Aを希望
社名は、平成元年の創業に由来しています。そのため令和への改元時は取材依頼が多く寄せられました。ただ、取材ふくめ表舞台に立つのは苦手なので全て断ってきました。ツグナラ企業の取材についても当初は断ろうと思っていましたが、経営資源の引継ぎであったり、今後はM&Aを通じて助けられる企業があればと初めて取材を受けました。
事業承継もM&Aにも言えますが、弊社の社員と合う、人の性質が良い会社とうまく融合させていくことが理想です。M&Aはそれぞれの文化や社風があり社員間の融合がとても難しいです。ただ、思想や考え方、地域のため、未来のためと接点を見出し突き詰めていくことで業種関係なく取り組みたいと考えています。後継者不在で廃業を選択する事業者も多く見てきており、技術や設備など地元に大きく貢献してきた産業を根絶やしたくないですし、弊社で引き継げれるものであればと考えています。
社員があっての会社、今でも社員個々から学べることが幸せ
運転指導や教育マニュアルは特段に用意はしていません。点呼や逐一で声をかけて注意を促すようにしています。以前になりますが、運転中に携帯電話の使用が原因で事故が起こったこともあり、10年ほど前になりますが会社から携帯電話を支給し個人の携帯電話は事務所へ置くよう徹底したことで事故は激減していきました。
社員教育は、各部署の上司が考えながら取り組んでいます。うまが合わない社員もいるため担当は考慮して分けています。コミュニケーションを重視し、議論を重ねて方針を固めるように指示はしていますが、教え方も千差万別になっており共通化して指導ができるマニュアルの必要性は感じており現在、準備を進めています。
今の社員教育については、過去に社員への直接指導がいきすぎてしまい指導方法の転換を考えた際に部署毎のコミュニケーションに辿り着きました。業績が低迷し、且つ多忙な時期が重なった時に、社員教育がうまくいかず悪循環に陥ったことがあり、そこで思い切って部署毎に任せてみたら、それぞれが責任感を持って頑張ってくれるようになりました。波乱の時期を経たのが、現在の常務と退職してしまった工場長がいた時でした。その工場長が退職した時に、普段あまり主張をしない現場責任者が「ここで働いて良かったと思える会社にしたいです」と話があり、早急に社員向けの取組みをまとめました。そこから少しずつ会社や自分たちにできることを企画したり、取組みを実行し継続できるようになってきました。このような自主性をもった取組みのおかげで社員に気付かされることで考えを改めることも多くあり、社員ありきの会社にしなければと実感しています。
以前は失敗を引きずることもありましたが、失敗から学ぶこともあったり不可抗力なものも含まれます。そのため、注意はしますがその場のみにして社員へ「反省したらすぐ忘れなさい」と話すようにしています。ただ、今までは目の行き届く範囲でもあり通用していた部分はありましたが、人も増えてきたことでルール化を進めていこうと考えています。
人を大切にする経営を実践し、新規事業開拓を目指す
現在(2021年10月時点)の社員は23人です。昔は血気盛んな人も多く、20年近い年月の中で今の社風や文化の中で社員が揃ってきました。社員の人柄には自信があります。個人的にも自慢の社員でもあり、今一緒にいる仲間には感謝もしているのと組織としても満足しています。今まで紆余曲折ある中で、ようやく笑い合えるようにもなりました。人は笑うために生まれてきたと思っているので社員全員が笑って仕事ができるようになればいいなと思っています。もっと社員とコミュニケーションをとりたいのですが、あまり話しかけても社長の発言が社員の成長の妨げになってしまう場合もあるので余計な発言は控えるようにしています。社長という肩書も仰々しいので「代表」と呼んでもらうようにはしています。
経営をしていく中で社員や顧客を含めた「人」は大切にしています。中でも社員を大切にしなければ、顧客に感謝を示すこともできなく、会社の利益に繋がらないと思っています。後継者には目まぐるしく変化するリサイクル業界に柔軟に対応できる人に会社を託したいと思っていますが、今の事業内容でどこまで継続できるのかは分かりません。現在の発泡スチロール再生加工処理は顧客の需要に応じて間口を広くしているだけなので、ゆくゆくは需要のある分野で少量多品種にシフトしていき、新規事業も立ち上げていかなければ生き抜いていくことは難しいと考えています。
次世代の若手や子どもたちに笑顔でいられる未来を創っていきたい
私の夢は、会社の規模を大きくすることではなく100年続く会社にすることです。会社を存続させて事業をうまく承継できるようにするためにも、社長になったらすぐに次世代の後継者を育てることが重要です。今は社内でも人材が育ってきており、事業承継の準備は着々と進んでいます。
これからの時代は、会社の大小関係なく新しい考えを入れていかなければなりません。弊社の経営理念も「リサイクルでより良い未来に貢献する」を実現するため、企業が元気に、よりよい未来に向かってモノ作りできることが一番と考えています。そのために様々な業者、同業ふくめ力を結集できるようにしていくことが重要です。考え方が変わったきっかけは、子どもが生まれてからです。未来の担い手となる子ども達に笑顔でいられる将来を形成するのも、我々の役目であり使命でもあります。
互いに歩み寄れる社員や会社とのM&Aを希望
社名は、平成元年の創業に由来しています。そのため令和への改元時は取材依頼が多く寄せられました。ただ、取材ふくめ表舞台に立つのは苦手なので全て断ってきました。ツグナラ企業の取材についても当初は断ろうと思っていましたが、経営資源の引継ぎであったり、今後はM&Aを通じて助けられる企業があればと初めて取材を受けました。
事業承継もM&Aにも言えますが、弊社の社員と合う、人の性質が良い会社とうまく融合させていくことが理想です。M&Aはそれぞれの文化や社風があり社員間の融合がとても難しいです。ただ、思想や考え方、地域のため、未来のためと接点を見出し突き詰めていくことで業種関係なく取り組みたいと考えています。後継者不在で廃業を選択する事業者も多く見てきており、技術や設備など地元に大きく貢献してきた産業を根絶やしたくないですし、弊社で引き継げれるものであればと考えています。
会社概要
社名 | 有限会社平成 |
創立年 | 1989年 |
代表者名 | 代表取締役社長 佐藤 浩 |
本社住所 |
321-4367 栃木県真岡市鬼怒ヶ丘1丁目15-5 |
事業内容 | 発泡スチロール製品の再生加工処理業 産業廃棄物の運搬並びに再生処理業 古紙リサイクル業 許可番号 栃木県産業廃棄物の収集・運搬(0900048345) 茨城県産業廃棄物の収集・運搬(0801048345) 埼玉県産業廃棄物の収集・運搬(1105048345) さいたま市産業廃棄物の収集・運搬(10100048345) 栃木県産業廃棄物の中間処理(0920048345) |
URL |
https://www.heiseisangyo.jp/
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会社沿革
1989年 | 発泡スチロール再生加工業を目的とし、栃木県宇都宮市に資本金500万円で有限会社 平成産業を設立 栃木県・宇都宮市より収集運搬と処理業の許可を受け操業開始。 大手電気メーカーの工場から排出される緩衝材を受入開始 |
2001年 | 茨城県より収集運搬業の許可を受ける |
2002年 | 資本金1000万円に増資 |
2003年 | 埼玉県より収集運搬業の許可を受ける |
2004年 | 国内リサイクルする為発砲スチロールペレット機を導入し原料化 大手化成品メーカーで断熱材の原料として再利用 |
2008年 | 真岡第五工業団地内に新工場完成 栃木県より処理業の許可を受ける |
2011年 | 古紙プレス機を導入し、古紙の受入れ開始 |
有限会社平成の経営資源引継ぎ募集情報
公開日:2022/01/07 (2023/01/25修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年1月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。