皆さん、Googleマップを使っていますか? PC向けの地図サービスとして、またスマートフォンの地図アプリとしても最大のシェアを持っているGoogleマップですが、最近では、Googleのwebサイトからの検索結果でも広告のすぐ下、オーガニック検索の検索結果の上の位置にマップの情報が表示されていることを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
皆さん、Googleマップを使っていますか? PC向けの地図サービスとして、またスマートフォンの地図アプリとしても最大のシェアを持っているGoogleマップですが、最近では、Googleのwebサイトからの検索結果でも広告のすぐ下、オーガニック検索の検索結果の上の位置にマップの情報が表示されていることを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
皆さん、Googleマップを使っていますか? PC向けの地図サービスとして、またスマートフォンの地図アプリとしても最大のシェアを持っているGoogleマップですが、最近では、Googleのwebサイトからの検索結果でも広告のすぐ下、オーガニック検索の検索結果の上の位置にマップの情報が表示されていることを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ここで表示されるお店や会社の情報は、Googleとそのユーザーによる投稿をもとに作られていますが、この情報は自分たちで管理することも可能です。
このマップ上の情報を活用できるサービスが「Googleビジネスプロフィール(旧 Googleマイビジネス)」です。
このサービスはスタートから約4年が経っていますが、私がご支援させていただいている店舗型のお客様では積極活用して効果が上がってきている方も非常に多いですが、一方で存在すら知らない方も多いのが事実です。
今回は、このGoogleビジネスプロフィールのメリットと有効活用する方法についてお話しさせていただきます。
地図サービスとして圧倒的に強いGoogleマップですが、最近のユーザーの検索行動として、「〜に行きたい」「〜が欲しい」といった、最終的な着地点が「来訪」となる検索の場合は、Googleの検索結果でも地図が上位に表示されるのは先に述べた通りです。
さらに、スマートフォンでは検索エンジン経由ではなく最初からGoogleマップアプリで場所を探すという行動パターンが増加し続けています。
下のグラフは弊社のお客様(都内の自動車関連サービス業)の、ここ1年間の検索に使われたサービス(検索とマップ)をグラフにしたものです。
検索経由のアクセスはほぼ変動がない一方で、マップ経由のアクセスが激増しているのが見て取れると思います。
これを見ただけでもマップの重要性がご理解いただけるのではないでしょうか。
こうした現象は業種・業態を問わずGoogleビジネスプロフィールをきちんと活用されているお客様においては時期の前後はあるにしても、ほぼ確実に再現されています。
そして、この現象は都市部だけではなく、地域でも広がってきています。
では、なぜこうした現象が起きているのでしょうか。
理由を何点かに分けてご説明していきます。
Googleビジネスプロフィールが導入されて以降、Googleの評価を見て決めるという行動パターンが(飲食分野における食べログや宿泊分野におけるじゃらんのように)業種・業態を問わず定番化しつつあります。
先にも述べた通り、地域+業種のキーワードや、地域性が高いローカルビジネスでの検索において、Google自身がマップに紐づいた情報を積極的に提供するようになってきています。スマートフォンという位置情報を利用できるデバイスが主流になったことで、その位置情報と紐付いて的確な情報提供ができるマップの位置付けが向上していると考えられます。
これらの状況変化により、閲覧するだけでなく、実際に評価をするという行動も増えてきています。Googleマップでナビゲーションをした時に、目的地に到着後しばらくして評価を求めるポップアップウィンドウが出るのを見たことがある方も少なくないのではないでしょうか。
Googleのユーザー登録さえしていればすぐに評価ができることから(星をつけるだけなら一瞬で終わります)、評価を行うことに対するハードルは他のCGM型サービスと比べても圧倒的に低いと考えられ、近年の評価数の増加ぶりからもそれは裏付けられるのではないかと思います。
では、実際にGoogleビジネスプロフィールに提供できる情報を概観していきます。
なお、業種・業態などにより、表示される項目は変動する場合があります。
店舗・会社の基礎情報として、「社名」「所在地」「電話番号」「営業時間」「URL」「予約サイトへのURL」「主な取扱商品」「主なサービス」「ロゴマーク」「カバー画像」などを掲載できます。
特にチェックしておいたほうが良いのが、「カバー画像」「営業時間」「取扱商品・サービス」「URL」です。
カバー画像は何もしないでいるとストリートビューの画像が充てられてしまいます。見栄えとして非常によろしくないので綺麗な画像に差し替えておきましょう。また、「営業時間」は、きちんと入力しておくと、マイビジネスが表示された際に営業中であるか否かを自動的に判別して表示してくれます。マップの絞り込み要素として「営業中」というものがあるので、対応必須です。
商品やサービスは別に項目も設けられていますが、概要として入力しておくことで検索耐性も上がりますのでできるだけ仔細に入力しましょう。
ブログのように記事と写真・動画等を投稿する機能です。1週間で表示がされなくなりますが、イベントとして登録するとイベント開催日まで表示されるようになります。ケースバイケースで利用しましょう。
この投稿機能はWebサイトに情報掲載するよりも検索行動で言えば手前の部分で情報を見てもらうことができますので、ぜひ活用していただきたい機能です。
投稿数のボリュームは前述の検索数の増加と密接に関連しているのではないかと考えています。WebサイトやSNSで発信した情報の再利用でも良いと思いますので、週1回以上のペースで投稿するのが望ましいです。
Googleビジネスプロフィールで最重要と言っても過言ではないコンテンツです。評価には可能であれば回答を行うことが望ましいですが、回答を迅速に行うことが難しければ一切対応しないという対応も考えた方が良いでしょう。
また、Googleビジネスプロフィールでは評価そのものも重要ですが、その評価分布も閲覧することができ、これも重要な情報の一つとなります。大衆向けの店では3にピークが来ることが普通ですし、高級店、満足度が高い店は5にピークがあり、4〜1へと評価数が減少していく分布が望ましいです。自店・自社が望むキャラクターと実際の評価分布が符合しないのであれば、自社の提供するサービスがユーザの期待値に見合っていないということが考えられます。
Googleビジネスプロフィールでは、総合評価は点数の総計を評価人数で割ったシンプルな数値で表現されます。評価プロセスは100%の信頼性が持てないとしても、評価数が一定の数(5〜60件以上が目安になってくると思います)になってくれば、一定の不当な評価があったとしても、ある程度ユーザの総意としての信頼度はあるものと見做せると考えています。
「高評価」のタグが付く評価数4.0を越えることを目標としてサービスの改善に取り組んでいくことが望まれます。
最近追加された機能で、ユーザーと直接メッセージのやり取りを行うことができます(LINEのメッセージ機能に比較的近いです)業種によっては予約の受付という名称でこちらのメッセージ機能が表示される場合もあります。明示的に「利用する」としない限りは使えませんが、対応できる体制を整えてぜひ活用いただきたい機能の一つです。
クチコミと並んで重要度が高いコンテンツです。前述のカバー写真のように自社で用意するものと、ユーザーが自発的に投稿する写真で構成されます。飲食店や小売店などでは比較的ユーザ投稿も増える傾向にあり、多いものは数万単位の閲覧がある場合もあります。閲覧の多い写真の傾向をつかんで、積極的に写真の投稿を行うと効果的です。
自社で取り扱っている商品やサービスを掲載するコンテンツになります。商品の画像や説明文、価格などをずらりと並べてマイビジネスの画面上で見せることができ、自店・自社がどんな会社・お店なのかをわかりやすく提示できます。
上記の項目を取りまとめてひとつのwebサイトとして見せられる機能です。
すでにwebサイトをお持ちであれば必要ありませんが、webサイトがない場合はこちらの項目も有用です。
ここまでは主な機能についてお伝えしてきましたが、簡易的なアクセス解析ができるのが「インサイト」です。検索方法(直接:名前で検索・間接:カテゴリや商品・サービスで検索・ブランド名:店舗・サービス)、検索回数(オーガニック検索からか・マップからか)や反応数(webサイトへのアクセス・ルート検索回数・電話の発信回数)写真の閲覧回数など、Googleビジネスプロフィール上の行動を確認することができます。
この情報は以前は4半期前の記録までしか確認することができませんでしたが、アップデートにより過去のデータを月単位で閲覧することが可能になりました。
マーケティングのツールとして有効活用するためには情報収集と分析は非常に重要な項目となります。少し面倒な作業ではありますが、継続的に打ち手に対する変化を計測しながら改善を図っていきましょう。
これらの対策を行うことで、若干の手間はかかりますが、無料で高い効果をもたらす集客ツールとしてGoogleビジネスプロフィールを活用できるはずです。
皆様のwebマーケティングのヒントとして活用して頂ければ幸いです。
この著者によるコラム
ほかのコンサルタントコラム
© Copyright 2024 TGNR Chiba All rights reserved. "ツグナラ" and logomark / logotype is registered trademark.