河内
河内郡上三川町
清須市
他社が真似できない高い品質管理(QCD)を実現・継続していきます
株式会社オノプラント
革新的な技術力で航空宇宙産業と社会貢献を実現していきます
経営理念
革新的な技術力で航空宇宙産業に貢献します。
3D加工技術を追求し、革新的な製造技術を確立していきます。航空機部品を効率良く製造する事で、航空宇宙産業に貢献していきます。
お客様から信頼を得られる会社になります。
顧客満足をオノプラントの存在意義と認識し、お客様から期待されている以上の製品とサービスを提供し続けます。他社がまねのできない高いQCDを求め続けます。
全社員が力を余すことなく発揮できる会社になります。
働きやすく公正でオープンな環境を提供し、活気ある会社を目指します。社員の社会的な自立と成長、オノプラント繁栄の整合を図り、利益の最大化を実現します。
常にお客様、社員、会社が良くなり、広く社会貢献をしていきます。
利害関係者全員が良くなる考え方を、オノプラントの価値判断とします。互いの合意点を見出し、全員が協力的になれる方策を考え実行します。
代表者メッセージ
次の時代へDream Technologyを世界に広げます
Dream Technology、それがONO PLANTの企業コンセプトです。1946年に縫製加工からスタートした当社のものづくりは、時代のニーズに沿って多様化してきました。現在では航空機部品や宇宙関連機器部品の製造、治具・試験装置の製造、半導体・液晶関連装置用架台の溶接組立などを中心に事業を展開しております。
航空機部品を中心とした当社の製品は、極めて高い安全性要求から、厳しい品質管理基準の中で製造されております。ONO PLANTは、部品メーカーとして航空宇宙産業に貢献し、また、その技術を他産業にも活かし新しい価値を創造していくという夢を実現するため、活気ある企業であり続けることを目指します。
創業の経緯と会社について
1946年(昭和21年)7月に小野商会として立ち上がりました。平成31年3月に事業承継と経営基盤強化を目的に新生企業投資(株)及び(株)レンブラント・インベストメントと資本業務提携しています。
最初は縫製工場という形で始まり、その後に航空機の仕事に入ったきっかけは、取引先の株式会社SUBARU様になります。以前に鉄道車両を宇都宮で作っていたことがあり、その連結器カバーを作ったことが取引の最初でした。その後、航空機関係のヘリコプターカバーや組立ジグのカバーの仕事の依頼をいただき、そのあと組立ジグも一緒に作ることになり製造の現場へ入っていきました。その後、機体の部品加工も手掛けるようになっていきました。1995年(平成7年)4月には同時5軸のマシニングセンタを導入して、かなり難しい部品加工までができるような体制になっていきました。私は、このマシニングセンタを導入した時期の少し前(1年くらい前)に入社しました。当時は会社として新分野への進出という位置づけでもあり、私自身もこのことが入社の決め手になっていました。それがちょうど同時5軸加工で機械加工部品事業拡大を狙う経営革新のタイミングでもありました。
会社の理念、行動規範を実現するにも人材育成から
会社の理念、行動規範を実現するメインは人事制度です。経営理念に対して、経営方針と人事戦略という大きな2つの柱でやっています。経営方針は、毎年4月に全社員を集めて経営方針発表会をやっていますが、部長級の人が自分の部署の方針を発表していきます。人事戦略は、役割等級制度を自社で作って運営しています。人材育成を重要視しているため、長い時間を掛けて構築してきました。それぞれの役割が果たせれば、会社の目標や理念が浸透して成長に繋がればという想いで作っています。従業員満足度を向上させながら経営理念を実現できるようになることが理想です。
人材育成は役割をきっちりと果たせるよう教育制度として考えています。それぞれの役割を明確にした上で教育しています。管理職の「係長の役割とは」、「部長の役割とは」を明確にして研修をおこなっています。目標も先ずは経営方針にしたがって部門別に売上目標、品質目標、顧客満足度を掲げ、その他に項目別に数値目標と期限がありこれらを個人別目標管理表に落とし込み、両面で管理しています。
ここまでの人事制度が確立されるまでの苦悩は
人事制度は私が入社してしばらくした頃から運用されてきましたが、個人の能力に依存するところが大きく、会社としても一体感はありませんでした。このままでは会社の成長に従業員の成長が伴わないと考え少しずつ仕組みを修正してきました。特に、各等級の役割が明確でないところから、名ばかりの管理職が多かったように思います。役割等級制度を作成し、それぞれの役割を明文化しました。まだまだ社内への浸透や仕組みがうまく動いている感はない中ではありますが、仕組みを作ったことで従業員の意識が少しずつ変わっていき満足度に繋がっているという感じはあります。単純な点としては、従業員個々のモチベーションを上げやすいこと、目標を定める時には上司と本人が面談して決めます。これは経営トップと部長の間でも目標は定めているのでそれをメンバーまで落としていくので、言わば個人目標も会社の共通目標となっていきます。
社長に就任してから新型コロナウィルスの感染拡大に突入してしまい、従業員とのコミュニケーションが著しく阻害されてしまった部分がありました。食事や呑みに行ったりすることに制限がかかってしまい個人的な付き合いも出来ない未曽有の事態となっています。社長就任前は、生産技術部の部長をしていたこともあり、生産技術部内では定期的に懇親会をおこなうなど一般的な付き合いはしていました。オンラインやメールなどを使ったコミュニケーションなどアフターコロナも意識した付き合い方は今も模索しているところです。
私たちのこだわり
ものづくりの強み・他社との違いと優位性
当社の特徴は、航空機関連の仕事の中で必要な機器への投資を選択と集中しておこなっているところにあります。航空機の部品は大きいものから小さいものまであります。当社は小さいものをターゲットとし、比較的小型のマシンを揃え、いかに品質を保ち早く納品できるかを常に考えています。コンセプトとして、なるべく長時間無人運転ができる同じ仕様の設備を選定し、価格競争力で他社を上回っていったことが競争力の源泉だと思います。
航空機部品加工の競争力を高めるために、先進的な技術を保有することは非常に大切です。新しい加工方法の研究をし続けることが弊社の強みにもなっています。新しい工具や、削り方、プログラムの作り方をここ数年じっくりとやってきました。
職業病かもしれませんが飛行機に乗るのは好きではありません
私は飛行機が好きです。ただ正直なところ、乗るのは苦手なのです。離陸の時も怖いですが、着地はもっと恐怖心が高まります。海外などで小さな飛行機に乗るのは危ないというか不安があります。そんなこともあって旅行でも、できるだけ乗らずに行きたいと思っています。当社は常日頃から品質を強く意識して良いモノを作っていますが、ものすごい部品点数があるので完成機がきちんと出来上がることが凄すぎて信じられないのかもしれません。航空機部品加工の仕事は、お借りしている材料を加工して返すため、失敗すると違う材料を有償支給依頼してもらわなければなりません。それだけではなく資料を揃え、失敗の原因を追求し、対策をどうするのかをお客様に報告して返します。慣れが禁物で、確認しないでも絶対大丈夫と思い込んでしまい、失敗するというケースも過去何度かありました。意識改革も非常に重要で、現場の管理者はまめにミーティングし、漏れが無いか確認不足やおかしな点が無いかなどチェックは徹底しています。責任者は自分のチームに対して、毎朝の声掛けと定期ミーティングの実施を徹底しています。決められた手順通りを徹底的にやることが重要です。同じ作業やルーチン化すると慢性化したり、手抜きしてしまったりするケースがあります。ほんの少し手順や経路、順番が入れ替わると、自分のやりやすいように替えてしまう人もいます。非常に細かいところですが、動作の順番や作業の時間が一致するよう確認しながらやっています。品証の管理者も定期的にパトロールを実施し、抜き打ちで見たりする時もあります。機械でいくら自動化してもその機械をセットするのは人であり、管理も監視も人でなければなりません。
前社長からの引継ぎ、事業承継時の社長の想い
前社長が会社を売却する話は、直前まで知りませんでした。株式を譲渡するとほぼ固まってから前社長に呼ばれ、「会社を売って私は社長では居られなくなるから社長をやってみないか」と唐突に言われました。当時の私は役員でもなく、序列としては3番目くらいでしたが年齢の部分でも私を選んでくれたのかと思います。ただ、いきなり経営者になると言われても、何をするのか、どんな準備が必要なのかなど不安の方が大きかったのを覚えています。前社長から「今の形のまま会社を存続させ、従業員の生活を守って、お客様に迷惑をかけないようにしっかりと会社を成長させていって欲しい。」と言われました。前社長から常日頃から言われ実践してきたことでもあり、この話を聞かされた時に私が適任だと思い引き受けました。従業員のことも考えれば私がやらなければいけないという想いと、何よりもお客様のためにも私が陣頭指揮をとろうと決意を新たにした瞬間でした。
ものづくりの強み・他社との違いと優位性
当社の特徴は、航空機関連の仕事の中で必要な機器への投資を選択と集中しておこなっているところにあります。航空機の部品は大きいものから小さいものまであります。当社は小さいものをターゲットとし、比較的小型のマシンを揃え、いかに品質を保ち早く納品できるかを常に考えています。コンセプトとして、なるべく長時間無人運転ができる同じ仕様の設備を選定し、価格競争力で他社を上回っていったことが競争力の源泉だと思います。
航空機部品加工の競争力を高めるために、先進的な技術を保有することは非常に大切です。新しい加工方法の研究をし続けることが弊社の強みにもなっています。新しい工具や、削り方、プログラムの作り方をここ数年じっくりとやってきました。
職業病かもしれませんが飛行機に乗るのは好きではありません
私は飛行機が好きです。ただ正直なところ、乗るのは苦手なのです。離陸の時も怖いですが、着地はもっと恐怖心が高まります。海外などで小さな飛行機に乗るのは危ないというか不安があります。そんなこともあって旅行でも、できるだけ乗らずに行きたいと思っています。当社は常日頃から品質を強く意識して良いモノを作っていますが、ものすごい部品点数があるので完成機がきちんと出来上がることが凄すぎて信じられないのかもしれません。航空機部品加工の仕事は、お借りしている材料を加工して返すため、失敗すると違う材料を有償支給依頼してもらわなければなりません。それだけではなく資料を揃え、失敗の原因を追求し、対策をどうするのかをお客様に報告して返します。慣れが禁物で、確認しないでも絶対大丈夫と思い込んでしまい、失敗するというケースも過去何度かありました。意識改革も非常に重要で、現場の管理者はまめにミーティングし、漏れが無いか確認不足やおかしな点が無いかなどチェックは徹底しています。責任者は自分のチームに対して、毎朝の声掛けと定期ミーティングの実施を徹底しています。決められた手順通りを徹底的にやることが重要です。同じ作業やルーチン化すると慢性化したり、手抜きしてしまったりするケースがあります。ほんの少し手順や経路、順番が入れ替わると、自分のやりやすいように替えてしまう人もいます。非常に細かいところですが、動作の順番や作業の時間が一致するよう確認しながらやっています。品証の管理者も定期的にパトロールを実施し、抜き打ちで見たりする時もあります。機械でいくら自動化してもその機械をセットするのは人であり、管理も監視も人でなければなりません。
前社長からの引継ぎ、事業承継時の社長の想い
前社長が会社を売却する話は、直前まで知りませんでした。株式を譲渡するとほぼ固まってから前社長に呼ばれ、「会社を売って私は社長では居られなくなるから社長をやってみないか」と唐突に言われました。当時の私は役員でもなく、序列としては3番目くらいでしたが年齢の部分でも私を選んでくれたのかと思います。ただ、いきなり経営者になると言われても、何をするのか、どんな準備が必要なのかなど不安の方が大きかったのを覚えています。前社長から「今の形のまま会社を存続させ、従業員の生活を守って、お客様に迷惑をかけないようにしっかりと会社を成長させていって欲しい。」と言われました。前社長から常日頃から言われ実践してきたことでもあり、この話を聞かされた時に私が適任だと思い引き受けました。従業員のことも考えれば私がやらなければいけないという想いと、何よりもお客様のためにも私が陣頭指揮をとろうと決意を新たにした瞬間でした。
ツグナラコンサルタントによる紹介
航空機部品の製造は何よりもその安全性が要求されます。オノプラント様の製造ラインは塵一つありません。厳しい品質管理を実現し、安全・安心、高品質な技術、そして何よりもここで働く全社員が社の宝ですと相澤社長は断言します。
インタビュアーのコメント
会社概要
社名 | 株式会社オノプラント |
創立年 | 1946年 |
代表者名 | 代表取締役 相澤 昌宏 |
事業エリア |
名古屋営業所
329-0524 愛知県清須市西田中長堀97 |
本社住所 |
329-0524 栃木県河内郡上三川町多功2570-2 |
事業内容 | 航空機用、宇宙関連機器用構成品(機械加工部品、板金加工部品、溶接組立及び縫製品)及び治工具の製造 半導体・液晶製造装置用構成品および治工具の製造 |
URL |
https://www.onoplant.co.jp/
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公開日:2021/09/21 (2023/03/23修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年3月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。