宇都宮
宇都宮市
川越市
佐倉市
引継ぎ実績あり
積極的かつ柔軟な提案力で物流品質の向上を約束
エヌエヌ商事株式会社
人と地域の未来を育む「感謝」の物流サービス
経営理念
社訓
人に感謝し 自を義み 真心で接し 生涯挑戦
経営理念
礼義心願
常に人を思いやる心と、感謝の気持ちを忘れることなく自我を強めず義むことを心掛け、広い心と視野を養い真意をもって接し生涯挑戦の志を胸に邁進奮闘する
代表者メッセージ
たった一人で創業した運送業
創業時は自分一人で始めました。大手企業のルートセールスを25歳までやっていましたが、将来を考えた際に 自分で何か始めたいと考えるようになりました。その際に、運送業なら一人でも始められると考えていました。創業約2か月後には中学校の友達を誘い入社してもらいました。ネットワークもコネもなかったのですが、何も無い状態からとりあえずやってみようと軽自動車だけを買ってがむしゃらに働きました。当初はお客さんから依頼を受けて運ぶだけだし、お客さんも簡単に仕事をくれるだろうと考え、鹿沼の流通センターや工業団地、清原工業団地など、100件近く営業しましたがことごとく断られ現実を見ました。
金銭面で苦労を重ねた創業当初
初めての取引は、高根沢にある一般貨物を運ぶ運送会社からの依頼でした。「何かあったら頼むよ」と言ってくれて1、2回依頼してもらえました。その時のことは今でもよく覚えています。それと同時に、軽貨物の宅配をあっせんしている会社を広告で見かけ、社長に会いに行ったら大手運送会社の宅配をお願いしたいと言われ。当時は何も仕事がなかったので、ここに仕事をもらいに行っていました。雀宮方面をずっと担当していたのですが、当時はアムウェイ、セシールなどの小口の通販の荷物がたくさんあって1日200件くらい届くのを運ぶのが日課でした。ゼンリンの住宅地図を調べて配達しなければいけなくて。一軒一軒調べるのが苦痛だったり、配達しても不在だったり。朝5時半から夜9時、10時まで配達しても全然配り切れなくて辛かったことを覚えています。それでもどんどん荷物は来てしまうので、逆に大手運送会社にお願いして手伝ってもらいこともありました。1日の稼ぎが8000円とか9000円とか、1万円にもならない日もざらでした。創業後1年ぐらいはこんな状況が続きました。
義兄をスカウトして社員3人に
仕事をしているうちに人手が足りなくなってきて、当時大手自動車会社に勤務していた姉の旦那をスカウトし、「会社辞めて手伝ってよ」、とお願いしました。その結果配達は軽自動車3台で行うようになりました。私は配達が本当に苦痛だったので、姉の夫にお願いして、自分は営業に回りました。しかし、一時は資金繰りのために今まで持ってた車とか貴金属とかも売って、当時でいう400万円くらいのお金になりましたが、半年くらいで全部なくなってしまいました。支払いも末で締めてから60日後だし、資金繰りでも最初は大変な思いをしました。
個人事業から手探りで法人格へ
平成2年頃、客先の社長やナンバーツーの方から「こんなに真面目にやっているんだから、法人化したら取引するよ」と言っていただき、これをきっかけに法人化する事にしました。しかし法人にする方法も、司法書士ってどんなところかもわからない。人に聞いたり本を読んだりして相談しながら、有限会社エヌエヌ商事を設立しました。
法人化により信用も増し、少しずつ仕事の量を増やしてもらいました。大手の運送会社からは中元、年末の配達は荷物が多く「何台くらい車を入れられる?」と聞かれるので、自分で車をレンタルしたり、繁忙期だけ人を増やしたりしながらやってきました。手伝ってくれた人の存在は本当にありがたかったです。
当時は宇都宮の産業通りにあった長屋を借りて、1階は事務所、2階では自分が寝泊まりしていました。配達が遅くなったときは2階で皆で寝たり、一緒に食事をしたりして、本当に家族のような付き合いをしていました。
365日需要のある食品・家電配送にシフト
現在主にやっているのは、食品の商業配送、それから量販店から依頼されて家電の設置配送を行っています。建材の配送は若干です。
平成6年以前にはトラック7台の最低台数で許可を受けて、その後20台30台と増やしていったのですが、工場間の輸送や大手運送会社の配送は頭打ちでした。運ぶものが一緒でトラックの大きさも一緒でしかないのであれば、値段で勝負するしかない。しかし、どこの会社も同じような金額なので、営業が知恵を絞り「他の同業者ができないことで付加価値をつけよう」と、家電の配送設置などを始めました。
当時は引っ越し業務も行っていましたが、大手と比べるとそんなに依頼があるわけではないので、今は得意先以外の引っ越しは受けないようにしています。家電は年度末の時期などはすごく売れます。365日依頼が来る仕事をしよう、とシフトチェンジを行いました。
創業当初の気持ちを保ち続ける
自分の中で変わらない言葉は、やはり「感謝」の一言ですね。社訓も、創業時に思い描いた「こういう会社、人でありたい」と思い描いたものだったりします。
ツグナラも、ぜひともたくさんの方に見てもらって、積極的にアクセスしていただきたいなと思います。
私たちのこだわり
地域との交流と徹底した運行管理
社会も会社も人で成り立っているので、何か貢献できる活動をできたらと考えています。トラックは大きいですから威圧感もありますし、通行人の方々に恐怖心を与えてしまっている部分もあるので、そういった部分を緩和できたらと思っています。「あそこの会社だったら大丈夫」と思ってもらえればと。近くには小学校もありますし、登下校の時間帯はその道を通ってはいけないとか、ルートを考えながら運行させています。
コロナ感染防止で今は行っていませんが、小学生の子供たちが会社の事務所を見学したり、トラックの荷台に載せたりと、職業体験のようなことは受け入れていました。すると子どもたちからお手紙が届くんです。「将来運転手になりたいです」とか届くので、「名前チェックしとけ」なんて冗談を言いながらやっています。何年後に面接来るんだろうとか楽しみにしています。
社員には、スピード超過は絶対にダメ、と厳しく言い聞かせています。今は全てデジタル化で管理できているので、そこは自信をもって言えます。他社も当然のようにデジタル化していますが、うちはまだ機器の値段も高かった初期から導入して、ドライバーの管理を徹底してやってきました。社速を1km/hでもオーバーしたら全部警告ですし、誰がいつどこで超過したのかもわかるようになっています。警告メールも入りますし、当人が帰ってきた段階で指導も入ります。運行管理は徹底してやっています。
新人研修、教育への投資
当社の特徴として教育を他社に比べて徹底して行っていることがあげられます。帰社したドライバーへの教育管理、出発時点呼など、たくさんの担当に分かれています。分担してやっているので手間暇がかかりますが必要な投資だと考えて取り組んでいます。
ドライバーの場合、入社後は2週間の研修に入ってもらっています。電車で本社に通勤して、朝9時から夕方4時半まで研修。1週目はペーパードライバー用の教育を受けてもらい、2週目は社員の横に乗ってもらって実地試験。だから教育だけでも1人40~45万円くらいかかっています。そのため、途中で辞められたらすごい損失になります。しかし、人で他社と差をつけたいので教育にはものすごくお金と時間をかけるようにしています。
同業者からの転職の方は基本的に採用しないようにしており、未経験の方を対象にしています。だから余計に時間がかかりますが、その分離職率も業界平均よりも低い状況です。
安全輸送を実現するために
研修時は、外部の講師にも来てもらっています。交通事故遺族の会に連絡して、事故で肉親を亡くした方に来てもらったり、警察やトラック協会の方に来てもらったり。遺族の会の方が涙ながらに語る話は、ドライバーの心にも刺さってずっと残るようです。
事故対策としては、週1回の戦略会議では各部署の執行役員が集まって、安全講習では事故対策課に所属する3名が指導をしたり意見を出し合っています。実技ができる施設があるからそこに行こうとか、事故を起こした者を対象にこれをやろうとか、年間スケジュールで計画しています。
会社のスローガンは「エヌエヌの社員を見習えと言われるような会社になろう」でずっと統一しています。フォークリフトを運転している人も、エヌエヌの社員が一番となるようにしていこうと取り組んでいます。
柔軟な姿勢で環境活動に取り組む
売り上げは当然伸ばさなければいけませんし、環境への取り組みも会社の使命ですし。ISO14001も10何年前に取得していますが、今はSDGsに取り組んでいきたいと考えています。今はトラックは燃費率も性能も良くなって排ガスも規制できています。私たちができることが何なのかを常に考えて環境活動を展開していきたいです。うちでは太陽光発電事業もやっていますが、今後はトラックの燃料が水素になったり、ここ5、6年くらいで色々なことが変わってくると思います。そういう時は自社で発電したものでトラックを動かすとか、色んな事に取り組んでいきたいですね。今後は環境面が一番大事になってきます。
今年の4月1日、ホールディングスを立ち上げました。今後は人材派遣や周辺事業を含めて成長していきたいと考えています。同業者や弊社の考え方に共感してくれる企業さんがいれば、NSGホールディングスをよりいっそう活性化させていきたいと考えています。
業界の集約化や広域化、周辺の製造業も含めたM&Aを希望
主事業になっている運送業を一緒にやってくれるいい会社があれば。それから、製造業など他業種でも、情報をいただければ相談に乗りたいです。「今は仕事量も少ないので提携できる仕事はありませんか」とか「後継者いないんで何とかならないかな」など情報をいただければ、うちのノウハウの中でマッチングできるよう検討していきたいですね。対象地域は主に栃木ですが、茨城など北関東でも検討します。
例えば群馬の企業で栃木に出たいなとか、一緒にやりたいなという会社があれば検討していきたいですね。売り上げ規模は、同業者以外で10億、同業者であれば1~3億でも。情報があればお聞きしたいですね。きちんとされている、話し合いのできる経営者であればお話したいです。うちの執行役や役員なんかも経営のノウハウとか利益や計算できるので、お力になれると思っています。これまで一緒にやってきた若い幹部が多くおりますので、タッグを組める会社さんがあればうれしいです。
地域との交流と徹底した運行管理
社会も会社も人で成り立っているので、何か貢献できる活動をできたらと考えています。トラックは大きいですから威圧感もありますし、通行人の方々に恐怖心を与えてしまっている部分もあるので、そういった部分を緩和できたらと思っています。「あそこの会社だったら大丈夫」と思ってもらえればと。近くには小学校もありますし、登下校の時間帯はその道を通ってはいけないとか、ルートを考えながら運行させています。
コロナ感染防止で今は行っていませんが、小学生の子供たちが会社の事務所を見学したり、トラックの荷台に載せたりと、職業体験のようなことは受け入れていました。すると子どもたちからお手紙が届くんです。「将来運転手になりたいです」とか届くので、「名前チェックしとけ」なんて冗談を言いながらやっています。何年後に面接来るんだろうとか楽しみにしています。
社員には、スピード超過は絶対にダメ、と厳しく言い聞かせています。今は全てデジタル化で管理できているので、そこは自信をもって言えます。他社も当然のようにデジタル化していますが、うちはまだ機器の値段も高かった初期から導入して、ドライバーの管理を徹底してやってきました。社速を1km/hでもオーバーしたら全部警告ですし、誰がいつどこで超過したのかもわかるようになっています。警告メールも入りますし、当人が帰ってきた段階で指導も入ります。運行管理は徹底してやっています。
新人研修、教育への投資
当社の特徴として教育を他社に比べて徹底して行っていることがあげられます。帰社したドライバーへの教育管理、出発時点呼など、たくさんの担当に分かれています。分担してやっているので手間暇がかかりますが必要な投資だと考えて取り組んでいます。
ドライバーの場合、入社後は2週間の研修に入ってもらっています。電車で本社に通勤して、朝9時から夕方4時半まで研修。1週目はペーパードライバー用の教育を受けてもらい、2週目は社員の横に乗ってもらって実地試験。だから教育だけでも1人40~45万円くらいかかっています。そのため、途中で辞められたらすごい損失になります。しかし、人で他社と差をつけたいので教育にはものすごくお金と時間をかけるようにしています。
同業者からの転職の方は基本的に採用しないようにしており、未経験の方を対象にしています。だから余計に時間がかかりますが、その分離職率も業界平均よりも低い状況です。
安全輸送を実現するために
研修時は、外部の講師にも来てもらっています。交通事故遺族の会に連絡して、事故で肉親を亡くした方に来てもらったり、警察やトラック協会の方に来てもらったり。遺族の会の方が涙ながらに語る話は、ドライバーの心にも刺さってずっと残るようです。
事故対策としては、週1回の戦略会議では各部署の執行役員が集まって、安全講習では事故対策課に所属する3名が指導をしたり意見を出し合っています。実技ができる施設があるからそこに行こうとか、事故を起こした者を対象にこれをやろうとか、年間スケジュールで計画しています。
会社のスローガンは「エヌエヌの社員を見習えと言われるような会社になろう」でずっと統一しています。フォークリフトを運転している人も、エヌエヌの社員が一番となるようにしていこうと取り組んでいます。
柔軟な姿勢で環境活動に取り組む
売り上げは当然伸ばさなければいけませんし、環境への取り組みも会社の使命ですし。ISO14001も10何年前に取得していますが、今はSDGsに取り組んでいきたいと考えています。今はトラックは燃費率も性能も良くなって排ガスも規制できています。私たちができることが何なのかを常に考えて環境活動を展開していきたいです。うちでは太陽光発電事業もやっていますが、今後はトラックの燃料が水素になったり、ここ5、6年くらいで色々なことが変わってくると思います。そういう時は自社で発電したものでトラックを動かすとか、色んな事に取り組んでいきたいですね。今後は環境面が一番大事になってきます。
今年の4月1日、ホールディングスを立ち上げました。今後は人材派遣や周辺事業を含めて成長していきたいと考えています。同業者や弊社の考え方に共感してくれる企業さんがいれば、NSGホールディングスをよりいっそう活性化させていきたいと考えています。
業界の集約化や広域化、周辺の製造業も含めたM&Aを希望
主事業になっている運送業を一緒にやってくれるいい会社があれば。それから、製造業など他業種でも、情報をいただければ相談に乗りたいです。「今は仕事量も少ないので提携できる仕事はありませんか」とか「後継者いないんで何とかならないかな」など情報をいただければ、うちのノウハウの中でマッチングできるよう検討していきたいですね。対象地域は主に栃木ですが、茨城など北関東でも検討します。
例えば群馬の企業で栃木に出たいなとか、一緒にやりたいなという会社があれば検討していきたいですね。売り上げ規模は、同業者以外で10億、同業者であれば1~3億でも。情報があればお聞きしたいですね。きちんとされている、話し合いのできる経営者であればお話したいです。うちの執行役や役員なんかも経営のノウハウとか利益や計算できるので、お力になれると思っています。これまで一緒にやってきた若い幹部が多くおりますので、タッグを組める会社さんがあればうれしいです。
ツグナラコンサルタントによる紹介
地域への思いが強い物流会社です。現在では社員教育に非常に注力されており、(見切り発車の創業だったとは思えないほどの)強い安心感があります。
インタビュアーのコメント
会社概要
社名 | エヌエヌ商事株式会社 |
創立年 | 1990年 |
代表者名 | 代表取締役 七井 伸樹 |
本社住所 |
321-3231 栃木県宇都宮市清原工業団地18-1 |
事業内容 | 運輸業・倉庫業・アグリ事業 |
URL |
http://www.nnshoji.co.jp/
|
エヌエヌ商事株式会社の経営資源引継ぎ募集情報
公開日:2021/10/05 (2023/01/25修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年1月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。