矢板
矢板市
千葉市
「従業員第一主義」を掲げて地域の未来を支える人財派遣会社
株式会社フィデス
「矢板の活気を未来に残していく」を目標に進める事業と地域貢献
経営理念
株式会社フィデスは、スタッフの皆様へ
「十分な人財育成」と、「働く喜び(就労満足:ES)」をご提供します。
これまでの経験と、希望を叶えるお仕事情報を紹介します。
「従業員第一主義」。
フィデスは採用広告に下記3つの約束を必ず記載しております。
(1) 比べて負けない高時給。
(2) 全事業所前給による給与随時払い。
(3) 充実の福利厚生。
スタッフの皆様に対し「他の派遣会社より厚待遇であることに自信をもって働いてほしい」という想いをもっています。
会社への帰属意識を持って働ける環境と育成。
株式会社フィデスは、お客様企業への売上・利益に直結する
人財育成を目指します。
スタッフの正社員登用や、正規社員への職業紹介を推進し、
「働く」に「未来」と「目的」を持てる仕組みを構築していこうと考えております。
「働く意味」をやりがいへ。
スタッフが、派遣会社に対する帰属意識をもって働くことは、お客様企業への売上・利益に直結します。そのような人財をお客様に配属する為に、間接費を極限まで削減し、スタッフに対する厚待遇を実現しました。金銭面での生活安定化を支える前給の導入や、帰属意識・仲間意識を高めるためのイベントも多く開催しております。
今後についても、更に「従業員就労満足度向上」を推進してまいります。まずは、スタッフと共に地域活動に参加していきます。
「社会の一員である」認識を高め、人とのつながりから「働く意味」を感じ、社会での役割を理解する。そして「働く意味」を知ると「やりがい」を見出す人財へと成長します。
派遣就労者が減少していく状況の中で、従業員就労満足度を高め、会社に帰属意識を持ってもらうこと。これがフィデスの派遣事業への考えです。
代表者メッセージ
従業員第一主義」という企業理念は、「ちょっと古い」と思われるかもしれませんが、 これからの派遣業では大切なキーワードになります。 派遣スタッフの満足度が高ければ、現場で最高のパフォーマンスを発揮し、結果的にお客様の高い満足度につながっていくからです。弊社では創業以来、社員と派遣スタッフが満足度高く働ける環境作りに一番力を入れてきました。
今後は、メインとなる派遣事業の他に、地元・矢板市の農業を活性化していく新事業にも注力していくところで、日本の食料自給率を上昇に貢献していきたいと考えています。さらにその農地には、子どもたちが動物や自然と触れ合えるような場所を作る構想も持っており、それが私の今一番の夢です。
CEO 千野根 友和
私たちのこだわり
派遣スタッフとの距離の近い会社を目指し創業
弊社は2012年に栃木県矢板市で私が設立した人材派遣会社です。社名の「フィデス」には、ラテン語で「誠実」という意味が込められています。
そもそも私が派遣業界に足を踏み入れたのは26歳の時に結婚したことがきっかけでした。大学卒業後、自動車ディーラーで営業として働いた後、バーテンダーをしていましたが、家族を養っていく必要が出てきたからです。
当時急成長中の業界だった人材派遣業界を選び、中でも大手の人材派遣会社に入社しました。同僚との関係性もよく、責任と誇りを持って働いていたものの、入社7年目のタイミングで先輩と仲の良かった同僚5人で独立、新しく人材派遣会社を設立しました。会社の不祥事が週刊誌に大きく取り上げられ、事業が立ち行かない状態に陥ったからです。
独立した会社では、先輩が社長を務め、私は取締役となりました。当初は「社長や役員が派遣スタッフの顔が覚えられるような規模の会社にしよう」と話していましたが、3年で年商20億円の売上になるほどの急成長を果たしました。皮肉にもその急成長の影響で、派遣スタッフの顔が分かるくらい距離が近い会社を作るという夢の実現が難しくなってしまいました。そのため、私は退社の意志を伝え、新たにフィデスを創業しました。
簿記検定の合格を期に落ちこぼれから不動の学年1位へ
私は栃木県宇都宮生まれで、高校、大学まで栃木県で育ちました。高校1年生までは勉強嫌いでしたが、転機になったのは、高校2年生の頃に受けた簿記検定に向けた補講です。軽い気持ちでの参加でしたが、簿記の勉強にはまり、結果、簿記検定に合格しました。その時にはじめて味わったのが、試験に受かる喜び、頑張ることで親や先生から褒められる喜びです。
以来、学校の勉強も頑張るようになりました。定期テストで最下位争いをしていた私でしたが、学年1位を取ってからは卒業までその順位を譲ることはありませんでした。
私の父は非常に厳しい人でしたが、私が大学に合格した時と就職した時に、男泣きをしてくれたのは今でも鮮明に覚えています。そこで父の涙を裏切れないという思いから、真面目に働き通していこうと決意し、すべて今につながっています。
競争力の源泉は派遣スタッフの満足度
弊社の強みであり、競争力になっているのが、「派遣スタッフの満足度が高いこと」になります。
派遣スタッフの満足度が高ければ仕事の質が上がり、長期で働いてくれるようになり、技量も上がっていきます。結果としてお客様の満足度にもつながっていくからです。
どのように満足度を上げていくのかという部分では、派遣スタッフへの還元率を特に意識し、賃金だけでなく、福利厚生も含めて満足してもらえるような体制を整えています。
例えば、他社では1着しか支給しない作業服を、弊社では汚れた時の洗い替えも含め2着、無償で支給しています。働く側の立場なら、汗臭い作業着で働きたくはありませんし、お客様から見ても、派遣スタッフが常に綺麗な作業着で働いている方が喜ばれるからです。
また、同一エリアの同業他社と比べて時給が100円以上程度高いことも特徴になります。これを可能としているのは、弊社が間接費を意識的に抑える経営を行っているからです。
人材派遣業は、派遣先の企業から派遣料をいただき、そこから会社としての必要経費や売上などを差し引き、派遣スタッフへ支払っています。つまりそこを抑えれば、派遣スタッフへの還元率を高めることが可能です。私が都会ではなく、矢板市で起業したのも販管費が抑えるという狙いがありました。一般的に大手では62~65%程度、中堅でも70%と呼ばれる派遣スタッフへの還元率ですが、弊社ではそれらを上回る還元率を実現できています。
掲げる経営理念は「従業員第一主義」
派遣スタッフの満足度を高めることにも関係しますが、弊社では経営理念に「従業員第一主義」を掲げています。「いつもありがとうを言い合える会社にしたい」というという思いで起業しているからです。そのためには、まずは会社や経営者が、社員や派遣スタッフに対して感謝を伝え、感謝してもらえるようなことを数多くしていかないといけないと考えています。
例えば、給与明細はあえて紙の明細書を手渡ししています。そうする理由は、明細書と一緒にお菓子やドリンク剤などを渡しつつ、「ありがとう」という感謝の言葉を伝えたいからです。
そして採用においても、「従業員第一主義」を強く意識しています。その1つが派遣スタッフの正社員登用です。現場の責任者が働きぶりや人柄を見て、「正社員に登用したい」という申し出を行えば、私は躊躇なく登用しています。新卒採用を行っていない理由も、未経験の新人を採用するなら派遣スタッフから登用していきたいという思いがあるからです。
なお、こうした経営理を浸透させるという部分では、会社に貼りだしたり、唱和はさせていません。私が率先して「いつもありがとう」の気持ちを示していくことで、その影響を受けた社員がさらに周囲の派遣スタッフに「いつもありがとう」を伝える会社に自然としていきたいからです。
子どもたちに優しい会社を目指して
現在、私はCEOで、代表取締役社長は私の妻が行っています。その妻のカラーが出ているようで、弊社は「子どもたちに優しい会社だ」というイメージを持たれています。
コロナ禍が続いたため、ここ3年は休止していましたが、以前は毎年、社員と派遣スタッフの家族が無料で参加できるバーベキュー大会を行っていました。そこでは子どもたち限定のビンゴ大会を行っていて、賞品は全員に行き渡るようにしつつ、上位には「Nintendo Switch」や「PlayStation」などの豪華賞品を揃えていました。
また入社3年以上の社員には、積極的にPTA活動や学校行事に参加してもらっています。学校行事がある日に会社を休む場合、有給休暇の消化に当たらない有給休暇扱いにする制度を作りました。
これは、授業参観に行った際に、お母さん、お父さんが来ていない子どもを多く見かけたことがきっかけです。おそらく仕事が忙しく参加できなかったのだと思いますが、その子たちは実に寂しそうで、社員の子どもたちにはそうした気持ちにさせたくないという思いから制度化したものです。
地元の子どもたちのために花火大会を続ける
近年では「矢板の子どもたちのためにこの街を盛り上げていく」という思いを抱くようになりました。私がこういう思いに至ったのは、地元・矢板市で1番大きい製材会社を経営し、商工会の会長を務めていた方との出会いです。
その方と親交を深める中で、毎年秋の恒例行事となっていた「やいたの花火大会」の実行委員会に加わる機会を頂きました。実行委員会としてはじめて参加した年、花火大会終了後に帰っていく人たちの顔を見ると、一様に笑顔であることに気付きました。中でも子どもたちがとびきりの笑顔をしていることに大きな感動を受けました。そして、心の奥から湧き上がってきたのが「この子どもたちのふるさと・矢板の活気を残していきたい」という思いでした。
地方都市の過疎化が全国的に進んでいますが、それは矢板も同じで、子どもたちの多くはやがて地元を離れ、東京や海外で仕事をするようになるのでしょう。それでも地元に戻ってきた時に花火大会が変わらずに続いていれば、それは非常にうれしいことだと思います。
さらにせっかくなら花火大会だけでなく、いろいろな形で活気作りができるのではないかと考えるようになり、「やいた片岡ロードレース」という自転車ロードレースの招致にも係わりました。矢板の子どもたちにトップスポーツの臨場感を身近に体感してもらいたかったからです。
イベントに限らず事業を通してできる地域貢献は数多くあると思うので、今後も積極的に地域に貢献することを考え、取り組んでいきたいと思います。
農業を通じた新事業と地域貢献が今後の目標
M&Aに関しては、救済的な意味合いの案件については積極的に検討していきます。とりわけ地元で昔から頑張っている企業で後継者問題や経営面でのお困りごとがあるなら一度ご相談ください。お互いの考えや希望をすり合わせて、双方納得できる形で引継げればと思います。
また、弊社が新事業として農業に取り組んでいることから、農家からの引継ぎ相談も歓迎です。
ここ1年は肥料の値上げで、8割、9割の農家が赤字になり、農業を辞めてしまうという話があります。そうした状況を食い止めるためにも、農業の事業化が必要だと感じています。農協から種や肥料などを仕入れ、育てた作物を農協が買い取り、その差額で細々と生活しているというのが、今の農業の実態だからです。
既に弊社のグループ会社では農業を事業化し、さつまいもやトマトを栽培しています。さつまいもは、矢板にある干し芋製造メーカーに卸しており、トマトはネット通販での販売をメインに好評を博しています。
農業事業を行っているのは、世界人口の増加に伴い、食料価格の高騰、食料不足が予想される中で、日本の食料自給率を高めていく必要性があると考えているからです。しかし、日本の農業は担い手不足の状況にあるため、増えていくどころか危機的な状況にあります。次世代の日本人が困らないためにも今から取り組んでいかなければと考えています。
若者獲得が弊社の喫緊の課題
今後、弊社が取り組むべき課題は、将来的な日本の人口減少に対する準備です。その準備の1つは外国人スタッフの採用になります。日本は人口が減少傾向にありますが、世界的には増加傾向にあるからです。一方で外国人のスタッフ頼みではなく、日本人の若い世代の採用にも力を入れようとしています。まだ企画中ではありますが、有名TikTokerとコラボして、弊社を若者に認知してもらう取り組みを考えているところです。まだまだ弊社の派遣スタッフの高い満足度を目指した経営が十分に知られていない部分もあるので、そこを訴求していければと考えています。
そうした課題をクリアしながら、地元・矢板の子どもたちに未来を残せるような会社として存続していきます。
派遣スタッフとの距離の近い会社を目指し創業
弊社は2012年に栃木県矢板市で私が設立した人材派遣会社です。社名の「フィデス」には、ラテン語で「誠実」という意味が込められています。
そもそも私が派遣業界に足を踏み入れたのは26歳の時に結婚したことがきっかけでした。大学卒業後、自動車ディーラーで営業として働いた後、バーテンダーをしていましたが、家族を養っていく必要が出てきたからです。
当時急成長中の業界だった人材派遣業界を選び、中でも大手の人材派遣会社に入社しました。同僚との関係性もよく、責任と誇りを持って働いていたものの、入社7年目のタイミングで先輩と仲の良かった同僚5人で独立、新しく人材派遣会社を設立しました。会社の不祥事が週刊誌に大きく取り上げられ、事業が立ち行かない状態に陥ったからです。
独立した会社では、先輩が社長を務め、私は取締役となりました。当初は「社長や役員が派遣スタッフの顔が覚えられるような規模の会社にしよう」と話していましたが、3年で年商20億円の売上になるほどの急成長を果たしました。皮肉にもその急成長の影響で、派遣スタッフの顔が分かるくらい距離が近い会社を作るという夢の実現が難しくなってしまいました。そのため、私は退社の意志を伝え、新たにフィデスを創業しました。
簿記検定の合格を期に落ちこぼれから不動の学年1位へ
私は栃木県宇都宮生まれで、高校、大学まで栃木県で育ちました。高校1年生までは勉強嫌いでしたが、転機になったのは、高校2年生の頃に受けた簿記検定に向けた補講です。軽い気持ちでの参加でしたが、簿記の勉強にはまり、結果、簿記検定に合格しました。その時にはじめて味わったのが、試験に受かる喜び、頑張ることで親や先生から褒められる喜びです。
以来、学校の勉強も頑張るようになりました。定期テストで最下位争いをしていた私でしたが、学年1位を取ってからは卒業までその順位を譲ることはありませんでした。
私の父は非常に厳しい人でしたが、私が大学に合格した時と就職した時に、男泣きをしてくれたのは今でも鮮明に覚えています。そこで父の涙を裏切れないという思いから、真面目に働き通していこうと決意し、すべて今につながっています。
競争力の源泉は派遣スタッフの満足度
弊社の強みであり、競争力になっているのが、「派遣スタッフの満足度が高いこと」になります。
派遣スタッフの満足度が高ければ仕事の質が上がり、長期で働いてくれるようになり、技量も上がっていきます。結果としてお客様の満足度にもつながっていくからです。
どのように満足度を上げていくのかという部分では、派遣スタッフへの還元率を特に意識し、賃金だけでなく、福利厚生も含めて満足してもらえるような体制を整えています。
例えば、他社では1着しか支給しない作業服を、弊社では汚れた時の洗い替えも含め2着、無償で支給しています。働く側の立場なら、汗臭い作業着で働きたくはありませんし、お客様から見ても、派遣スタッフが常に綺麗な作業着で働いている方が喜ばれるからです。
また、同一エリアの同業他社と比べて時給が100円以上程度高いことも特徴になります。これを可能としているのは、弊社が間接費を意識的に抑える経営を行っているからです。
人材派遣業は、派遣先の企業から派遣料をいただき、そこから会社としての必要経費や売上などを差し引き、派遣スタッフへ支払っています。つまりそこを抑えれば、派遣スタッフへの還元率を高めることが可能です。私が都会ではなく、矢板市で起業したのも販管費が抑えるという狙いがありました。一般的に大手では62~65%程度、中堅でも70%と呼ばれる派遣スタッフへの還元率ですが、弊社ではそれらを上回る還元率を実現できています。
掲げる経営理念は「従業員第一主義」
派遣スタッフの満足度を高めることにも関係しますが、弊社では経営理念に「従業員第一主義」を掲げています。「いつもありがとうを言い合える会社にしたい」というという思いで起業しているからです。そのためには、まずは会社や経営者が、社員や派遣スタッフに対して感謝を伝え、感謝してもらえるようなことを数多くしていかないといけないと考えています。
例えば、給与明細はあえて紙の明細書を手渡ししています。そうする理由は、明細書と一緒にお菓子やドリンク剤などを渡しつつ、「ありがとう」という感謝の言葉を伝えたいからです。
そして採用においても、「従業員第一主義」を強く意識しています。その1つが派遣スタッフの正社員登用です。現場の責任者が働きぶりや人柄を見て、「正社員に登用したい」という申し出を行えば、私は躊躇なく登用しています。新卒採用を行っていない理由も、未経験の新人を採用するなら派遣スタッフから登用していきたいという思いがあるからです。
なお、こうした経営理を浸透させるという部分では、会社に貼りだしたり、唱和はさせていません。私が率先して「いつもありがとう」の気持ちを示していくことで、その影響を受けた社員がさらに周囲の派遣スタッフに「いつもありがとう」を伝える会社に自然としていきたいからです。
子どもたちに優しい会社を目指して
現在、私はCEOで、代表取締役社長は私の妻が行っています。その妻のカラーが出ているようで、弊社は「子どもたちに優しい会社だ」というイメージを持たれています。
コロナ禍が続いたため、ここ3年は休止していましたが、以前は毎年、社員と派遣スタッフの家族が無料で参加できるバーベキュー大会を行っていました。そこでは子どもたち限定のビンゴ大会を行っていて、賞品は全員に行き渡るようにしつつ、上位には「Nintendo Switch」や「PlayStation」などの豪華賞品を揃えていました。
また入社3年以上の社員には、積極的にPTA活動や学校行事に参加してもらっています。学校行事がある日に会社を休む場合、有給休暇の消化に当たらない有給休暇扱いにする制度を作りました。
これは、授業参観に行った際に、お母さん、お父さんが来ていない子どもを多く見かけたことがきっかけです。おそらく仕事が忙しく参加できなかったのだと思いますが、その子たちは実に寂しそうで、社員の子どもたちにはそうした気持ちにさせたくないという思いから制度化したものです。
地元の子どもたちのために花火大会を続ける
近年では「矢板の子どもたちのためにこの街を盛り上げていく」という思いを抱くようになりました。私がこういう思いに至ったのは、地元・矢板市で1番大きい製材会社を経営し、商工会の会長を務めていた方との出会いです。
その方と親交を深める中で、毎年秋の恒例行事となっていた「やいたの花火大会」の実行委員会に加わる機会を頂きました。実行委員会としてはじめて参加した年、花火大会終了後に帰っていく人たちの顔を見ると、一様に笑顔であることに気付きました。中でも子どもたちがとびきりの笑顔をしていることに大きな感動を受けました。そして、心の奥から湧き上がってきたのが「この子どもたちのふるさと・矢板の活気を残していきたい」という思いでした。
地方都市の過疎化が全国的に進んでいますが、それは矢板も同じで、子どもたちの多くはやがて地元を離れ、東京や海外で仕事をするようになるのでしょう。それでも地元に戻ってきた時に花火大会が変わらずに続いていれば、それは非常にうれしいことだと思います。
さらにせっかくなら花火大会だけでなく、いろいろな形で活気作りができるのではないかと考えるようになり、「やいた片岡ロードレース」という自転車ロードレースの招致にも係わりました。矢板の子どもたちにトップスポーツの臨場感を身近に体感してもらいたかったからです。
イベントに限らず事業を通してできる地域貢献は数多くあると思うので、今後も積極的に地域に貢献することを考え、取り組んでいきたいと思います。
農業を通じた新事業と地域貢献が今後の目標
M&Aに関しては、救済的な意味合いの案件については積極的に検討していきます。とりわけ地元で昔から頑張っている企業で後継者問題や経営面でのお困りごとがあるなら一度ご相談ください。お互いの考えや希望をすり合わせて、双方納得できる形で引継げればと思います。
また、弊社が新事業として農業に取り組んでいることから、農家からの引継ぎ相談も歓迎です。
ここ1年は肥料の値上げで、8割、9割の農家が赤字になり、農業を辞めてしまうという話があります。そうした状況を食い止めるためにも、農業の事業化が必要だと感じています。農協から種や肥料などを仕入れ、育てた作物を農協が買い取り、その差額で細々と生活しているというのが、今の農業の実態だからです。
既に弊社のグループ会社では農業を事業化し、さつまいもやトマトを栽培しています。さつまいもは、矢板にある干し芋製造メーカーに卸しており、トマトはネット通販での販売をメインに好評を博しています。
農業事業を行っているのは、世界人口の増加に伴い、食料価格の高騰、食料不足が予想される中で、日本の食料自給率を高めていく必要性があると考えているからです。しかし、日本の農業は担い手不足の状況にあるため、増えていくどころか危機的な状況にあります。次世代の日本人が困らないためにも今から取り組んでいかなければと考えています。
若者獲得が弊社の喫緊の課題
今後、弊社が取り組むべき課題は、将来的な日本の人口減少に対する準備です。その準備の1つは外国人スタッフの採用になります。日本は人口が減少傾向にありますが、世界的には増加傾向にあるからです。一方で外国人のスタッフ頼みではなく、日本人の若い世代の採用にも力を入れようとしています。まだ企画中ではありますが、有名TikTokerとコラボして、弊社を若者に認知してもらう取り組みを考えているところです。まだまだ弊社の派遣スタッフの高い満足度を目指した経営が十分に知られていない部分もあるので、そこを訴求していければと考えています。
そうした課題をクリアしながら、地元・矢板の子どもたちに未来を残せるような会社として存続していきます。
会社概要
社名 | 株式会社フィデス |
創立年 | 2012年 |
代表者名 | 代表取締役社長 千野根 樹里 CEO 千野根 友和 |
資本金 | 2000万円 |
事業エリア |
250-0015 千葉県千葉市中央区富士見1-13-9千葉センタービル3C |
本社住所 |
329-2142 栃木県矢板市木幡1633番地2 |
事業内容 | 一般労働者派遣業 - 製造請負業 - 製造委託業 - 製造受託業 栃木県矢板市を拠点として、一般労働者派遣業や製造請負業、さらには製造委託業や製造受託業を行っている。機械操作補助や製品組み立て作業などの職種に対応する。また、人材派遣にも対応。 |
URL |
https://fides.jp.net/
|
会社沿革
2012年 | 矢板市で会社設立 |
2019年 | 那須塩原市に農業法人を設立 |
株式会社フィデスの経営資源引継ぎ募集情報
公開日:2023/04/13 (2023/04/27修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年4月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。