府中
府中市
引継ぎ実績あり
タイル工事業からサービス業に進出して大きく飛躍した地域密着型企業
株式会社タイレル
お客様・地域の方・家族から賞賛される会社を目指して
経営理念
企業理念
アドマイヤーカンパニー
「賞賛される会社」を目指す
「あの会社に勤めたい」
「あの会社なら子供を託したい」
「あの会社に任せておけば安心」
そう言われる会社を目指しています。
地域で評判の高い、その地域になくてはならない会社。
親族、親戚、友人、知人から「よい会社に勤めているね」と言われるような会社。
これが私たちの目指す「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)」です。
代表者メッセージ
私ども株式会社タイレルは1969年にタイル工事業者としてスタートして以来、多くのお客様をはじめ地域の皆さまに支えられて今日に至ります。
企業を取り巻く環境は、どの時代においても社会、政治、経済情勢に影響を受けながら刻々と変化を繰り返しています。そうした目まぐるしい変化が続く現代においても、企業活動の中心は「人」であり続けると確信しています。「人」は時に遠回りをしたり、非効率なこともしますが、そのマイナス面を補って余りあるのが、人が本来持っている豊かで多様な「感性」です。弊社ではその感性を成長への原動力にしていきたいと考えています。
株式会社タイレルは、これからもお客様ひとり一人との一瞬のふれあいを大切にし、お客様の心に届くサービスを提供してまいります。お客様からいただく笑顔は私どもにとって最高の贈り物です。その笑顔をいただく瞬間に思いをめぐらせ、皆さまから「賞賛される会社(アドマイヤ―カンパニー)」を目指してまいります。
代表取締役社長
田中 伸弥
私たちのこだわり
「いつかはホテル業」を胸にタイル工事業で起業
弊社は東京都府中市に本社を構え、建設事業からホテル事業、コンビニ事業、飲食業などを幅広く事業展開しています。私の父が1969年に創業した「田中タイル」というタイル工事を行う個人事業がルーツです。
父は20代前半に旅行会社に勤めており、地方から来たお客様に東京近辺の観光案内や宿泊の手配をする観光窓口業務に従事していました。これらの仕事を通じて、観光ビジネスの基本やホテルの運営方法を学び、お客様に喜んでもらうためのノウハウを身に付けたそうです。経験を積んでいく中で父を指名するリピーターのお客様が増え、社内から頼りにされることが増えていく中で、父は観光に係わる仕事に強いやりがいと誇りを感じるようになったといいます。
折しも子どもができたタイミングだったこともあり、給料が非常に低かった旅行会社では生活費を稼ぐことが難しく、随分と悩んだ末に転職を決断します。父は、給料がサラリーマンの2倍以上と知人から聞いていたタイル工事職人を未経験ながらも選びました。ただし、タイル工事の現場作業は肉体的にきつい仕事で、毎日フラフラになりながら働いたそうです。最終的には基本からしっかりと学ぶために職業訓練校にも通ったと聞いています。そのような紆余曲折を経て、1969年に「田中タイル」として独立しました。ただ、観光業に対する思いは捨てがたかったようで、いつかタイル工事業で成功したならば、ホテル経営という形で観光・レジャー業に戻ってくると心に決めていたそうです。
弊社の原点である「田中タイル」は、タイル工事業が当時の成長分野であったことと、バブル経済期という環境に恵まれたことで大きな成長を果たしました。ただ、決して順風満帆だったわけではありません。異業種への初参入となったラーメン店の経営で軌道に乗ることなく撤退したことを筆頭に、バブル崩壊、リーマンショックなど苦しい経営局面は何度も経験してここまで来ました。
会社の大転換期を最前線で支え続けた現社長
私が弊社に入社したのは20歳の頃です。高校を卒業後に一般企業に就職しましたが、1年半ほどで退職し、弊社でタイル工事の職人見習いとして再スタートを切りました。弊社に入社した当時は、タイル職人として一人前になることしか考えておらず、会社を継ぐという意識はまったくありませんでした。家業に入ってから特に印象に残っていることは、まず1989年8月に有限会社田中タイルから現在の社名である「株式会社タイレル」に社名変更と組織変更したことです。さらに翌年の1990年4月には、マンスリータイプのマンション運営とコンビニエンスストアのフランチャイズ経営をスタートさせました。この一連の出来事は弊社がタイル工事業から業態変更を果たした大きな転換期です。
ホテルの経営という夢がありながらも、マンスリータイプのマンション運営を始めたのは建物の立地に理由がありました。金融機関から融資の条件をクリアした土地として提案された場所が、用途制限のかかっていた場所で、ホテルを営業することのできないエリアでした。それでも知恵を絞り、ホテル業と同じく誰かに快適な空間を提供できる事業として、マンスリータイプのマンションを選んだそうです。
そのタイミングで私の仕事内容は激変します。当時はタイル職人として修業中の身でしたが、父からの社長命令でマンスリーマンションの事業責任者を任されることになったからです。それに加えて、マンスリーマンションの1階にオープンしたコンビニエンスストアの店長も兼任することになりました。技術を極めることに集中していた職人から、事業の責任者と店長というまったく異なる職種で重責を突然担うことになり、大きなプレッシャーを感じていたことはよく覚えています。
特にマンスリーマンション事業は何も分からない中で始めたため、近い業種だったウィークリータイプのマンション業界の経営手法を独自に研究し、手探りで実践しながら、ようやく軌道に乗せることができた思い出深い事業です。
1996年になると「調布アーバンホテル」をオープンし、父の念願だったホテル事業への参入が実現しました。そこから年月を重ねる中で、現在ではビジネスホテル16棟、マンスリーマンション2棟、河口湖に貸別荘2棟を運営するまでに成長できました。
他にもマンスリータイプのマンションと同時期にはじめたコンビニエンストアのフランチャイズも、現在で36店舗を運営するまでに成長しています。その後も飲食業、不動産業、リフォーム業にも進出しており、順調に成長中です。
多くの事業を手掛けてくる中で実感しているのは、どんな業種においても「愛される事業でなければ存続していくことはできない」ということです。お客様はもちろんのこと、社員や地域に愛されているからこそ、弊社の事業が成り立っているのだと日々、肝に銘じています。
複数の事業展開を進める中で育まれた挑戦し続ける社風
弊社の強みは、50年以上の歴史の中で育まれた、挑戦し続けるマインドです。弊社の歴史を振り返ると、創業者である父も、2代目である私も、そして社員たちも常に挑戦の連続でした。企業として存続するために、必死で事業を展開してきました。その結果、挑戦することが当たり前の社風になってきたと言えます。
そして挑戦をしていく上で根底に持ち続けているのが、経営理念である「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)を目指す」です。創業者である父の思いから作られた言葉で、家族、友人、地域の人などから「良い会社に勤めているね」と言っていただけるような会社にするという思いが込められています。現在、サービス業を中心とした事業展開を行っている弊社にとっての経営理念は、社員みんなが迷った時に立ち戻り、本質を問い直すための基軸です。
例えばホテル事業では、150室以上でなければ経営面で効率が悪いと業界では言われていますが、意図的に100室以下の小規模なホテルを運営しています。これは経営効率よりも「小さくても心温まるホテルづくり」というコンセプトを大切にしているからです。お客様の顔と名前を一致させ、お客様一人ひとりに心を込めて接客していくことで、アドマイヤ―カンパニーに近付けると思っています。
組織体制と人財教育を整備してより働きやすい職場へ
今後、弊社が注力していきたいことは、組織体制の構築や社員の育成など社内制度の充実です。
父の代では、事業の成長スピードが速すぎて、社内制度を充実させていく余裕がありませんでした。私の代では、研修制度などを整えながら、まずは組織力を高めていきたいと思っています。
そして採用の強化や働きやすい職場づくりも進めていかなくてはいけません。サービス業に従事する社員が多い弊社では土日や祝日に休みを取りにくいため、求人募集しても集まりにくいのが課題です。そうした求人が集まりにくい点を補うために、福利厚生を充実させ、働きやすい環境を整えていくことは優先的に取り組む課題だと認識しています。
この考え方の原点にも弊社の企業理念である「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)を目指す」が関係しています。戦時中生まれの父は、幼少期から食べること、生きることに必死にならざるを得ない厳しい時代で生きてきました。最終学歴が中卒だったこともあり、就職活動も苦労したそうです。そうした苦しい思いをしてきた中で、自分で会社を立ち上げた父は誰よりも「良い会社にしたい」という思いが強かったそうです。そうした思いを十分に理解しているので、なおさら社員のためにも「良い会社」にしていかないといけないと考えています。
950人の従業員に経営理念を浸透させるためにしていること
弊社は事業領域が多岐に渡り、合計で約950人の従業員が働いているため、全ての社員に企業理念や指針を浸透できるようにと2つの取り組みを行っています。
1つ目は、経営計画書を作成し、年に1度、役員と各事業部の責任者が集まる経営方針発表会を開くことです。経営計画書を踏まえ、前年度の反省や事業部ごとの目標を発表する場になっています。目標を設定するためには、企業理念や指針をしっかりと理解している必要があります。前回の経営方針発表会は、店長含めて100人程のスタッフが集まりました。
2つ目は、各事業部の責任者から、各スタッフに発信してもらうことです。身近な上司の言葉で伝えることで、深く浸透させられると考えています。
M&Aは1つの出会いであり、信頼関係から成り立つもの
M&Aについては、2017年に後継者不在でお困りだった信栄電気株式会社をグループ会社化した実績があります。その時に強く感じたのは、社会や地域から必要とされ、社員の生活を長年支えてきた優良企業でも、後継者不在により存続の危機に見舞われている状況です。経営者の思いをしっかりと引継ぎ、その上で事業と雇用を継続し、発展させていくことは、簡単なことではありません。しかし、弊社がこれまで50年以上に渡り培ってきた建設業、サービス業など様々な業種に事業展開してきたノウハウや経験を役立てられるお話であれば、業種を限定することなく前向きに引継ぎを検討します。
売上や経営状況などのビジネス的な視点は当然必要ですが、弊社ではそれがすべてだとは思っていません。引継ぐ企業の経営者や社員の方々が持つ事業への思いに共感できるかを大切にしています。信栄電気の引継ぎはまさに思いへの共感がベースにあったことが成功の要因だったと考えています。その上で地域産業の維持、発展に貢献しながら、弊社もさらなる成長をしていくことが我々の考える理想的なM&Aです。
成長を目指す理由は地域に貢献し賞賛される会社になるため
弊社の事業はサービス業主体のため、コロナ禍により大きな影響を受けました。今もまだ一部苦しんでいる部分はありますが、ようやく回復しつつあります。嬉しいことに社員からは、これまでのホテル、コンビニ、飲食業で培ったノウハウを活かして「新たな挑戦をしてみたい」という声が出てくるようになりました。その第一歩として始めたのが、「コンビニ事業部」と名付けていた部署を「フランチャイズ事業部」に改称したことです。これまでコンビニやカフェを中心にフランチャイズ経営をしてきましたが、より幅広い業種のフランチャイズ運営をし、さらなる多角化を進めていきたいという思いを込めています。
究極の目標は、経営理念に掲げる「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)」の実現です。もし実現できれば、創業の地である府中をはじめ、弊社が事業展開する各地域、社員と社員の家族、お客様と取引先への大きな恩返しになると思っています。弊社がさらなる成長を果たし、地域の産業や雇用を生み出していける「賞賛される会社」を目指してきたいと考えています。
「いつかはホテル業」を胸にタイル工事業で起業
弊社は東京都府中市に本社を構え、建設事業からホテル事業、コンビニ事業、飲食業などを幅広く事業展開しています。私の父が1969年に創業した「田中タイル」というタイル工事を行う個人事業がルーツです。
父は20代前半に旅行会社に勤めており、地方から来たお客様に東京近辺の観光案内や宿泊の手配をする観光窓口業務に従事していました。これらの仕事を通じて、観光ビジネスの基本やホテルの運営方法を学び、お客様に喜んでもらうためのノウハウを身に付けたそうです。経験を積んでいく中で父を指名するリピーターのお客様が増え、社内から頼りにされることが増えていく中で、父は観光に係わる仕事に強いやりがいと誇りを感じるようになったといいます。
折しも子どもができたタイミングだったこともあり、給料が非常に低かった旅行会社では生活費を稼ぐことが難しく、随分と悩んだ末に転職を決断します。父は、給料がサラリーマンの2倍以上と知人から聞いていたタイル工事職人を未経験ながらも選びました。ただし、タイル工事の現場作業は肉体的にきつい仕事で、毎日フラフラになりながら働いたそうです。最終的には基本からしっかりと学ぶために職業訓練校にも通ったと聞いています。そのような紆余曲折を経て、1969年に「田中タイル」として独立しました。ただ、観光業に対する思いは捨てがたかったようで、いつかタイル工事業で成功したならば、ホテル経営という形で観光・レジャー業に戻ってくると心に決めていたそうです。
弊社の原点である「田中タイル」は、タイル工事業が当時の成長分野であったことと、バブル経済期という環境に恵まれたことで大きな成長を果たしました。ただ、決して順風満帆だったわけではありません。異業種への初参入となったラーメン店の経営で軌道に乗ることなく撤退したことを筆頭に、バブル崩壊、リーマンショックなど苦しい経営局面は何度も経験してここまで来ました。
会社の大転換期を最前線で支え続けた現社長
私が弊社に入社したのは20歳の頃です。高校を卒業後に一般企業に就職しましたが、1年半ほどで退職し、弊社でタイル工事の職人見習いとして再スタートを切りました。弊社に入社した当時は、タイル職人として一人前になることしか考えておらず、会社を継ぐという意識はまったくありませんでした。家業に入ってから特に印象に残っていることは、まず1989年8月に有限会社田中タイルから現在の社名である「株式会社タイレル」に社名変更と組織変更したことです。さらに翌年の1990年4月には、マンスリータイプのマンション運営とコンビニエンスストアのフランチャイズ経営をスタートさせました。この一連の出来事は弊社がタイル工事業から業態変更を果たした大きな転換期です。
ホテルの経営という夢がありながらも、マンスリータイプのマンション運営を始めたのは建物の立地に理由がありました。金融機関から融資の条件をクリアした土地として提案された場所が、用途制限のかかっていた場所で、ホテルを営業することのできないエリアでした。それでも知恵を絞り、ホテル業と同じく誰かに快適な空間を提供できる事業として、マンスリータイプのマンションを選んだそうです。
そのタイミングで私の仕事内容は激変します。当時はタイル職人として修業中の身でしたが、父からの社長命令でマンスリーマンションの事業責任者を任されることになったからです。それに加えて、マンスリーマンションの1階にオープンしたコンビニエンスストアの店長も兼任することになりました。技術を極めることに集中していた職人から、事業の責任者と店長というまったく異なる職種で重責を突然担うことになり、大きなプレッシャーを感じていたことはよく覚えています。
特にマンスリーマンション事業は何も分からない中で始めたため、近い業種だったウィークリータイプのマンション業界の経営手法を独自に研究し、手探りで実践しながら、ようやく軌道に乗せることができた思い出深い事業です。
1996年になると「調布アーバンホテル」をオープンし、父の念願だったホテル事業への参入が実現しました。そこから年月を重ねる中で、現在ではビジネスホテル16棟、マンスリーマンション2棟、河口湖に貸別荘2棟を運営するまでに成長できました。
他にもマンスリータイプのマンションと同時期にはじめたコンビニエンストアのフランチャイズも、現在で36店舗を運営するまでに成長しています。その後も飲食業、不動産業、リフォーム業にも進出しており、順調に成長中です。
多くの事業を手掛けてくる中で実感しているのは、どんな業種においても「愛される事業でなければ存続していくことはできない」ということです。お客様はもちろんのこと、社員や地域に愛されているからこそ、弊社の事業が成り立っているのだと日々、肝に銘じています。
複数の事業展開を進める中で育まれた挑戦し続ける社風
弊社の強みは、50年以上の歴史の中で育まれた、挑戦し続けるマインドです。弊社の歴史を振り返ると、創業者である父も、2代目である私も、そして社員たちも常に挑戦の連続でした。企業として存続するために、必死で事業を展開してきました。その結果、挑戦することが当たり前の社風になってきたと言えます。
そして挑戦をしていく上で根底に持ち続けているのが、経営理念である「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)を目指す」です。創業者である父の思いから作られた言葉で、家族、友人、地域の人などから「良い会社に勤めているね」と言っていただけるような会社にするという思いが込められています。現在、サービス業を中心とした事業展開を行っている弊社にとっての経営理念は、社員みんなが迷った時に立ち戻り、本質を問い直すための基軸です。
例えばホテル事業では、150室以上でなければ経営面で効率が悪いと業界では言われていますが、意図的に100室以下の小規模なホテルを運営しています。これは経営効率よりも「小さくても心温まるホテルづくり」というコンセプトを大切にしているからです。お客様の顔と名前を一致させ、お客様一人ひとりに心を込めて接客していくことで、アドマイヤ―カンパニーに近付けると思っています。
組織体制と人財教育を整備してより働きやすい職場へ
今後、弊社が注力していきたいことは、組織体制の構築や社員の育成など社内制度の充実です。
父の代では、事業の成長スピードが速すぎて、社内制度を充実させていく余裕がありませんでした。私の代では、研修制度などを整えながら、まずは組織力を高めていきたいと思っています。
そして採用の強化や働きやすい職場づくりも進めていかなくてはいけません。サービス業に従事する社員が多い弊社では土日や祝日に休みを取りにくいため、求人募集しても集まりにくいのが課題です。そうした求人が集まりにくい点を補うために、福利厚生を充実させ、働きやすい環境を整えていくことは優先的に取り組む課題だと認識しています。
この考え方の原点にも弊社の企業理念である「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)を目指す」が関係しています。戦時中生まれの父は、幼少期から食べること、生きることに必死にならざるを得ない厳しい時代で生きてきました。最終学歴が中卒だったこともあり、就職活動も苦労したそうです。そうした苦しい思いをしてきた中で、自分で会社を立ち上げた父は誰よりも「良い会社にしたい」という思いが強かったそうです。そうした思いを十分に理解しているので、なおさら社員のためにも「良い会社」にしていかないといけないと考えています。
950人の従業員に経営理念を浸透させるためにしていること
弊社は事業領域が多岐に渡り、合計で約950人の従業員が働いているため、全ての社員に企業理念や指針を浸透できるようにと2つの取り組みを行っています。
1つ目は、経営計画書を作成し、年に1度、役員と各事業部の責任者が集まる経営方針発表会を開くことです。経営計画書を踏まえ、前年度の反省や事業部ごとの目標を発表する場になっています。目標を設定するためには、企業理念や指針をしっかりと理解している必要があります。前回の経営方針発表会は、店長含めて100人程のスタッフが集まりました。
2つ目は、各事業部の責任者から、各スタッフに発信してもらうことです。身近な上司の言葉で伝えることで、深く浸透させられると考えています。
M&Aは1つの出会いであり、信頼関係から成り立つもの
M&Aについては、2017年に後継者不在でお困りだった信栄電気株式会社をグループ会社化した実績があります。その時に強く感じたのは、社会や地域から必要とされ、社員の生活を長年支えてきた優良企業でも、後継者不在により存続の危機に見舞われている状況です。経営者の思いをしっかりと引継ぎ、その上で事業と雇用を継続し、発展させていくことは、簡単なことではありません。しかし、弊社がこれまで50年以上に渡り培ってきた建設業、サービス業など様々な業種に事業展開してきたノウハウや経験を役立てられるお話であれば、業種を限定することなく前向きに引継ぎを検討します。
売上や経営状況などのビジネス的な視点は当然必要ですが、弊社ではそれがすべてだとは思っていません。引継ぐ企業の経営者や社員の方々が持つ事業への思いに共感できるかを大切にしています。信栄電気の引継ぎはまさに思いへの共感がベースにあったことが成功の要因だったと考えています。その上で地域産業の維持、発展に貢献しながら、弊社もさらなる成長をしていくことが我々の考える理想的なM&Aです。
成長を目指す理由は地域に貢献し賞賛される会社になるため
弊社の事業はサービス業主体のため、コロナ禍により大きな影響を受けました。今もまだ一部苦しんでいる部分はありますが、ようやく回復しつつあります。嬉しいことに社員からは、これまでのホテル、コンビニ、飲食業で培ったノウハウを活かして「新たな挑戦をしてみたい」という声が出てくるようになりました。その第一歩として始めたのが、「コンビニ事業部」と名付けていた部署を「フランチャイズ事業部」に改称したことです。これまでコンビニやカフェを中心にフランチャイズ経営をしてきましたが、より幅広い業種のフランチャイズ運営をし、さらなる多角化を進めていきたいという思いを込めています。
究極の目標は、経営理念に掲げる「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)」の実現です。もし実現できれば、創業の地である府中をはじめ、弊社が事業展開する各地域、社員と社員の家族、お客様と取引先への大きな恩返しになると思っています。弊社がさらなる成長を果たし、地域の産業や雇用を生み出していける「賞賛される会社」を目指してきたいと考えています。
ツグナラコンサルタントによる紹介
その地域になくてはならない会社「アドマイヤーカンパニー(賞賛される会社)」を目指していらっしゃる企業様です。建設事業からホテル事業、コンビニ事業、飲食業など幅広い分野で事業を展開し、それぞれの事業でお客様の心に届くサービスを提供していらっしゃいます。新事業や多角化にも挑戦しており、事業展開する各地域の産業活性化や雇用促進にも貢献しています。
会社概要
社名 | 株式会社タイレル |
創立年 | 1969年 |
代表者名 | 代表取締役社長 田中 伸弥 |
資本金 | 5000万円 |
本社住所 |
183-0027 東京都府中市本町4-23-2 042-360-4461 |
事業内容 | ホテル経営、コンビニ店経営、飲食店経営、タイル工事施工、リフォーム工事施工 |
URL |
http://www.tilel.co.jp/
|
会社沿革
1969年 | 田中タイル創業、タイル工事業開始 |
1979年 | 有限会社田中タイル設立 |
1989年 | 株式会社タイレルに社名変更及び組織変更 |
1990年 | マンスリーマンション事業に参入、「東京ウエスト21」1号館業務開始 コンビニエンスストア事業に参入、「ファミリーマート府中美好町店」業務開始 |
1992年 | 有限会社美好を設立 |
1994年 | 東京都府中市本町4-23-2に本社を移転 |
1994年 | 有限会社美好を有限会社東京ウエストに社名変更 |
1996年 | ホテル事業に参入、「調布アーバンホテル」業務開始 |
1996年 | 飲食事業に参入、中国料理「酔八仙」業務開始 |
2000年 | 有限会社東京ウエストを株式会社東京ウエストに組織変更 |
2001年 | リフォーム事業に参入、「ライファ府中店」業務開始 |
2006年 | リゾート施設として「河口湖アーバンリゾートヴィラ」業務開始 |
2012年 | FC飲食1号店として「プロント野村不動産天王洲ビル店」業務開始 |
2015年 | 株式会社東京ウエストが株式会社タイレルを吸収合併し、商号を「株式会社タイレル」へ変更 |
2016年 | グループ売上高100億円達成 |
2017年 | 信栄電気株式会社をグループ化 |
2019年 | 「河口湖アーバンリゾートヴィラ」新館完成 |
株式会社タイレルの経営資源引継ぎ募集情報
関連リンク
公開日:2023/07/24
※本記事の内容および所属名称は2023年7月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。