江東
江東区
経営の迷いを計画策定と現状分析の徹底で「感動」に導く専門家
株式会社ティー・エー・リンク
経営経験を自他の企業成長に活かす熱意と実践の財務コンサル
経営理念
Mission
未来のありたい財務が、最高の意思決定へ導く
Vision
〜Value “The President Time”〜
経営者にとって『一番相談したい人』になる
Value
- 相手の立場に立つ
- 高い視点と広い視野を持つ
- 仕事を楽しむ
代表者メッセージ
私は横浜育ちで、横浜の商業高校から日本大学商学部会計学科に進学し卒業するまでの7年間、 簿記・会計の勉強をしておりました。大学卒業後は、経営計画のシミュレーションシステムを開発している会社へ就職し、販売先の会計事務所に対して、システム活用フォローアップや経営計画の立て方に関する教育研修の仕事に携わりました。
公認会計士や税理士などの資格を持つ方々に対して教育研修をするからには、自分自身も経営計画を立てる実務を経験する必要があったため、何社かの会社様に対して直接財務コンサルティングも行なっておりました。
その際にご縁をいただきました建設業の経営者の方から「これ(経営計画)は絶対に必要。これがあるからウチの会社は成長できている」とおっしゃっていただきました。
「自分が行なっている仕事は世の中に役立つのだ」と身に染みて実感しつつ、「経営計画を世の中にさらに広めていきたい!そのためには自分自身も経営者と同じ立場にならなければ」と感じたことが、2019年に弊社を設立した経緯でもあります。
私自身が独立してからは、「資金繰りが気になってしまうソワソワした気持ち」や「借入の際に印鑑を押す手が震える」など、社員の立場では見えてこなかった経営者のリアルな気持ちを体感しました。決算書上の数値だけでは見えてこない感情を知ったからこそ、ベテランの経営者から創業者や事業継承者まで「経営者の立場に寄り添ったコンサルティング」を心がけています。
現在も多くのお客様からの喜びの声や、自分が役立てていると実感できるようなお言葉を頂くたびに、やりがいを感じています。
今後の想いとしては、仲間をもっと増やしていき、経営計画を立てる事は会社経営をするうえで必要不可欠であることを世の中に広げていきたいと思っています。
代表取締役 田中 亮
私たちのこだわり
簿記会計の知識ゼロから商業高校、商学部へ進学
私は、父はサラリーマン、母は専業主婦という一般的な家庭で生まれ育ちましたが、子どものころから人と違うことを好むところがありました。中学生のときには、クラスメートの大半が普通科高校に進学する中、友人の1人が商業科に行くという話を聞き、興味をもちました。商業科ではパソコンや情報処理の勉強ができると聞いた私は、それまで商業科を全く知らなかったにもかかわらず、楽しそうだと思い商業高校への進学を決めました。
そのような経緯で入学したため、実は入学当初は商業科の必須科目である簿記がよくわからず、あまり好きではありませんでした。しかし次第にパズルを解くような感覚が楽しくなってきて、授業以外でも自発的に勉強をするぐらい夢中になっていきました。そして大学でもこのまま簿記・会計の勉強を続けたいと考えて日本大学商学部会計学科に進学し、大学卒業後も学んだ知識を活かしたいと考え、2007年に株式会社MAP経営に入社しました。
経営者をサポートするために自分自身も経営者に
MAP経営は、会計事務所向けの経営計画作成ツール開発で知られる会社で、経営計画の策定に関する教育・研修も事業の柱の1つでした。公認会計士や税理士などの資格をもつ方に、経営計画の立て方を伝えるには、私自身も実務を経験する必要があり、複数の会社様への財務コンサルティングを行っていました。
入社してすぐの20代のころは「将来的には独立したい」という漠然とした思いを抱いていましたが、会社の業務が楽しかったこともあり、その気持ちは年々薄れていました。しかし入社して12年が経ったときに、ふと「そういえば20代のころは独立して自分の会社を立ち上げたいと思っていたんだよな」と思い出しました。年齢が30代半ばに差し掛かったこともあり、チャレンジするなら今しかないと考えて、2019年3月にMAP経営を退社し、同年5月に弊社を立ち上げました。意を決して創業したものの、当時は期待よりも不安のほうが大きかったように思います。
経営者としての実感が、専門家としての評価とクオリティを上げる
前職で財務コンサルティングの実務に携わっていたときには「社長、そろそろ融資を受けましょう」などと言っていましたが、実際に自分が社長となり借り入れを申し込む立場になってみると、借金を負う不安で署名をするときに手が震えたことを今でもはっきりと覚えています。世の中の経営者は、規模の違いはあれど、不安を抱えながら経営を続けているということを身をもって実感しました。同時に、なんとしても借りたお金は返さねばならない、自分自身の力で事業をやり遂げなければならないという強い覚悟も生まれました。自らも経営者という立場になることによって、一社員という立場だったときには実感できていなかった経営者の様々な感情を深く理解することができたように思います。
独立当初は顧客ゼロからのスタートだったものの、前職で築いた人脈を活かして少しずつ仕事が増えていきました。私はどちらかといえば、大きなことを派手にやるよりもコツコツと1つ1つ積み上げていく方が性に合っていて、前職でも地道に仕事に取り組んでいました。お客様から「田中さんを信頼しているからお願いするよ」と仕事への高い評価をいただけた時には、自分がやってきたことは間違っていなかったと改めて実感することができました。
経営計画作成と実行管理で中小企業を財務面から支援
創業から5年が経った現在は、財務コンサルティングサービスを切り口に、補助金などのサポートも行っています。弊社が提供する財務コンサルティングは、経営計画の策定に加えて、管理会計にあたるサービスが強みとなっています。管理会計は、自社の業績評価や現状の可視化のためにまとめる社内向けの会計です。経営計画の通りに取り組みを実行できているか、どういうアクションで数字を達成しているかを、経営者の方や幹部の皆様にコミットしてもらいながら、丁寧に検証しています。
仮に目標の数字を達成できた場合でも、それがアクションの相応の結果なのかを確認しています。行動が伴っていないにも関わらず目標を達成できている場合は、ラッキーパンチのような一過性のものである可能性が高く、計画に沿って再挑戦する必要があります。一方で、アクションを起こしているにも関わらず数字が伴わなかった場合は、行動計画が誤っているか、方向性はあっていて継続すれば実を結ぶという可能性も考えられます。分析をして結果を見極め、目標にたどり着けるように軌道修正をしながら、次の行動に繋げる計画策定を行っていきます。
お客様の経営課題を現状分析により可視化
弊社では「経営計画の作成・実行」によって経営課題を見える化し、経営改善に向けた体制づくりをしていますが、複数の会社にコンサルタントとして入る中で感じるのは、自社の現状分析ができていない会社が多いことです。
例えば建設業であれば、工事ごとの利益の有無が、工事が完了するまで分からないというケースが少なくありません。そのため、未成工事(まだ完成していない工事)の支出明細を整理できるエクセルのワークシートを経営者様にお渡しして、取引先から請求書が届いたタイミングで工事番号や購入資材を入力してもらうことで、経過を可視化できるようにしています。その後は、見積原価通りに進捗しているかを経営者様に確認してもらいつつ、現状分析のサポートを継続することでデータを蓄積させていきます。
また、フランチャイズ(FC)型の語学教室の場合は、独自の料金システムがあり、クラスごとの生徒の増減や年齢層、履修する授業や授業数によって、単価やFC先への支払い額が変わります。さらに、語学教室のある地域の世帯や家族構成によっては営業の手法も変わり、小学校低学年が多い地域であれば、長く通い続けてもらえるような教室づくりが必要となります。タイミングを見計らってDMを出したり、教室で働く先生方の意欲向上のためにコミュニケーションをとったりと、マーケティングの領域にも関わることもあります。
弊社としては、業種業態のセグメントはしておらず、建設業や語学教室以外にも、小売りやサービス業などのお客様のお手伝いをしています。現状分析をしながら、経営者様の悩みや会社の課題を気兼ねのない対話から抽出しつつ、課題を強みに変えられるような提案を目指して取り組んでいます。
お客様の課題をワンストップで解決できるよう内製化を目指す
財務や会計といった領域は弊社の得意分野であり、弊社の強みでもあります。しかし、サポートをしているお客様の会社が成長していくにつれ、お客様のニーズがより多様化し、高度になっていると感じる機会が増えました。
例えばサービス業のお客様であれば、マーケティング面でのアドバイスを求められることが多々あり、ほかの業種の経営者様からは「顧問税理士さんとはそこまで親密ではないから聞きづらい」と税務面での課題や疑問を投げかけられることもあります。現在は、業務効率化と生産性向上に向けたDX推進へのニーズが高まっているため、今後は「生産性向上のためにITツールを導入したい」というご相談を受ける可能性もあります。
マーケティングやIT周りは、できる限り弊社で対応し、税務関係であれば弊社の提携税理士事務所の専門家に協力してもらえる環境ではあります。しかし、ほかの専門家の力を借りるだけではなく、お客様のご要望に自社で応えられるようにすることで、弊社もより経営者様に近い目線で成長していけると考えています。そのため現在は、現状分析や財務など、現在の弊社が得意とするコンサルティング領域以外にも対応できるように、内製化に向けて動き出したところです。税理士を雇い入れ、ITまわりの分析や業務効率化に対応できるパートナーと協業し、お客様のお困りごとをワンストップで解決できる体制を整えたいと思っています。
経営者の「一番相談したい人」を目指して
私は創業当時も現在も、会社を拡大したいとはあまり思わず、お客様に最高のサービスを提供することこそが大切だと考えています。お客様にご満足いただけるサービスのためには、私自身が経験者の目線に立てるように経験を積むことが必要です。初めて融資を受けた金融機関とのやり取りであったり、そのときに抱いた自分の感情であったり、入金や出金が気になって必要以上に会計ソフトを開いた日々だったりは、実際に自分が経営者となり体感してこそ共感できると思っています。
弊社が組織化を進める理由も、経営者様により近い感覚でサポートしていきたいと考えているからです。会社の組織化や人財の育成・採用で悩みを抱えている会社は多く、弊社が人財を採用し教育して組織作りに取り組み、私も同じ悩みを抱えながら経験値を上げることができれば、お客様の課題解決のヒントにもなるだろうと思っています。常に私自身や自社の経験値を上げ続けて、成功も失敗もお客様に惜しみなくお伝えすることで、経営の手がかりや経営者様の励みになればと思っています。
価値あるサービスのため「経営者」の時間を大切にする
弊社の経営理念やミッション・ビジョン・バリューは、私が大切にしていることや大事にしたいことを、私の言葉で表現し、定めています。ビジョンとして掲げている「Value “The President Time” 経営者にとって『一番相談したい人』になる」は、経営者様にとって価値ある時間を提供するために、私自身も経営者として時間を確保しようという、自戒の意味を込めて定めました。
お客様が「この人と時間を共有したい」「この人なら解決してくれるだろう」と思うコンサルタントは、コンサルティングの業務と同じくらい、お客様との時間や関係性を大切にしていると思っています。忙しいと目の前の業務に追われてしまいますが、私自身が経営者としてお客様に向き合う時間をつくることを最も大切にしています。
また、弊社の経営理念は、会社にどのような影響をもたらすかを検証するために、常に理念と方針の照らし合わせを行っています。中小企業のお客様には、理念を定めていないところもあり、理念が実際に業績に結びつけば、理念の大切さや、経営における理念と利益の共存がいかに必要を、自分自身の経験をもって伝えることができます。経営者として、また頼れる専門家として、経営者様の力になることが最大の使命だと考えています。
あらゆる情報を社員に開示するオープンな社風
現在、弊社は社員1人、業務委託5人という体制です。弊社では月2回コンサルの方に入ってもらい、私自身でカバーできる財務以外の理念作りや組織づくり等の相談相手になってもらっています。
その際には、社員にも立ち会ってもらい、私が普段何を考え、どういう疑問を持っているのかを客観的に見てもらっています。私の考え方を理解してもらうのと同時に、理念をつくり上げる過程を見ていてもらうことで、理念への理解度と愛着を深めてほしいと期待しているからです。また、財務コンサルティング会社の一員として、社員にも経営者の考え方や悩みを知っておいてほしいとも思っています。私も経営者の1人であることに違いはなく、弊社では財務内容や借り入れ額、社長報酬まで、様々な情報を包み隠さず共有することで、経営者の仕事への理解を深められるようにしています。
そして理念の照らし合わせの際に違和感を覚えるようになった時には、私の中で方針が変わりつつある兆候と捉え、社員立ち合いのもとで更新するようにしています。理念は創業から5年の間に3回ほど更新し、今の会社にフィットした内容に調整し続けています。
事業規模、領域ともに拡大しつつ郷土の新潟にも貢献したい
弊社は、お客様に経営計画を提供するコンサルティングの企業として、自社の経営計画を作成しています。現在の売上は3,000万であり、5年後には1億円超えを目指しています。弊社のお客様の企業には、売上1億円を超える会社が多くあり、経営者の方々と同じ目線でご支援していきたいと考えているからです。
今後は、現在の財務コンサルに加え、税務やマーケティング、DXといったお客様の多様なニーズにワンストップで応えられるような会社組織を目指していきます。組織づくりには、事業を支える社員の存在が必要であり、年1人のペースで採用を進めたいと思っています。人に仕事を負ってもらうのではなく、仕事に人をつける発想で、組織として力を発揮できるように整備していきたい考えです。自ら考え積極的に仕事に関わろうと努力できる、自立した方に入社してもらいたいと思っています。社員には、ゆくゆくはコンサルタントとして独立してもらい、私やお客様と同じ目線で、伴走支援ができるまでに成長してほしいという思いがあります。社内で働き続けたい場合は、成し遂げたい目標をもち、経営者にとって目標や指針がいかに大切さであるかを理解し職務にあたってほしいと思っています。
また、今後は事業エリアの拡大も視野に入れています。現在は東京都江東区に拠点を構えて、首都圏を中心に事業を展開してきましたが、近年は付き合いのある会計事務所からの紹介をきっかけに、新潟のお客様が増えてきました。私は物心がついてからはずっと横浜で暮らしてきましたが、実は私の両親は共に新潟出身で、私自身も生まれは新潟です。偶然とはいえ、ゆかりのある地と繋がりができたことに不思議な縁を感じており、今後は新潟にも拠点を構えてお客様を増やしていきたいと考えています。
新潟は東京以上に事業承継等の問題を抱える企業が多く、首都圏で培った財務や経営のノウハウを新潟の経営者の方に広げることで、郷土に貢献できればと思っています。新潟にも、事業を引き継ぎたいという気概のあるお客様がいらっしゃるので、事業改善とシナジー創出ができるよう支援し、活気ある地域づくりに貢献したい考えです。
簿記会計の知識ゼロから商業高校、商学部へ進学
私は、父はサラリーマン、母は専業主婦という一般的な家庭で生まれ育ちましたが、子どものころから人と違うことを好むところがありました。中学生のときには、クラスメートの大半が普通科高校に進学する中、友人の1人が商業科に行くという話を聞き、興味をもちました。商業科ではパソコンや情報処理の勉強ができると聞いた私は、それまで商業科を全く知らなかったにもかかわらず、楽しそうだと思い商業高校への進学を決めました。
そのような経緯で入学したため、実は入学当初は商業科の必須科目である簿記がよくわからず、あまり好きではありませんでした。しかし次第にパズルを解くような感覚が楽しくなってきて、授業以外でも自発的に勉強をするぐらい夢中になっていきました。そして大学でもこのまま簿記・会計の勉強を続けたいと考えて日本大学商学部会計学科に進学し、大学卒業後も学んだ知識を活かしたいと考え、2007年に株式会社MAP経営に入社しました。
経営者をサポートするために自分自身も経営者に
MAP経営は、会計事務所向けの経営計画作成ツール開発で知られる会社で、経営計画の策定に関する教育・研修も事業の柱の1つでした。公認会計士や税理士などの資格をもつ方に、経営計画の立て方を伝えるには、私自身も実務を経験する必要があり、複数の会社様への財務コンサルティングを行っていました。
入社してすぐの20代のころは「将来的には独立したい」という漠然とした思いを抱いていましたが、会社の業務が楽しかったこともあり、その気持ちは年々薄れていました。しかし入社して12年が経ったときに、ふと「そういえば20代のころは独立して自分の会社を立ち上げたいと思っていたんだよな」と思い出しました。年齢が30代半ばに差し掛かったこともあり、チャレンジするなら今しかないと考えて、2019年3月にMAP経営を退社し、同年5月に弊社を立ち上げました。意を決して創業したものの、当時は期待よりも不安のほうが大きかったように思います。
経営者としての実感が、専門家としての評価とクオリティを上げる
前職で財務コンサルティングの実務に携わっていたときには「社長、そろそろ融資を受けましょう」などと言っていましたが、実際に自分が社長となり借り入れを申し込む立場になってみると、借金を負う不安で署名をするときに手が震えたことを今でもはっきりと覚えています。世の中の経営者は、規模の違いはあれど、不安を抱えながら経営を続けているということを身をもって実感しました。同時に、なんとしても借りたお金は返さねばならない、自分自身の力で事業をやり遂げなければならないという強い覚悟も生まれました。自らも経営者という立場になることによって、一社員という立場だったときには実感できていなかった経営者の様々な感情を深く理解することができたように思います。
独立当初は顧客ゼロからのスタートだったものの、前職で築いた人脈を活かして少しずつ仕事が増えていきました。私はどちらかといえば、大きなことを派手にやるよりもコツコツと1つ1つ積み上げていく方が性に合っていて、前職でも地道に仕事に取り組んでいました。お客様から「田中さんを信頼しているからお願いするよ」と仕事への高い評価をいただけた時には、自分がやってきたことは間違っていなかったと改めて実感することができました。
経営計画作成と実行管理で中小企業を財務面から支援
創業から5年が経った現在は、財務コンサルティングサービスを切り口に、補助金などのサポートも行っています。弊社が提供する財務コンサルティングは、経営計画の策定に加えて、管理会計にあたるサービスが強みとなっています。管理会計は、自社の業績評価や現状の可視化のためにまとめる社内向けの会計です。経営計画の通りに取り組みを実行できているか、どういうアクションで数字を達成しているかを、経営者の方や幹部の皆様にコミットしてもらいながら、丁寧に検証しています。
仮に目標の数字を達成できた場合でも、それがアクションの相応の結果なのかを確認しています。行動が伴っていないにも関わらず目標を達成できている場合は、ラッキーパンチのような一過性のものである可能性が高く、計画に沿って再挑戦する必要があります。一方で、アクションを起こしているにも関わらず数字が伴わなかった場合は、行動計画が誤っているか、方向性はあっていて継続すれば実を結ぶという可能性も考えられます。分析をして結果を見極め、目標にたどり着けるように軌道修正をしながら、次の行動に繋げる計画策定を行っていきます。
お客様の経営課題を現状分析により可視化
弊社では「経営計画の作成・実行」によって経営課題を見える化し、経営改善に向けた体制づくりをしていますが、複数の会社にコンサルタントとして入る中で感じるのは、自社の現状分析ができていない会社が多いことです。
例えば建設業であれば、工事ごとの利益の有無が、工事が完了するまで分からないというケースが少なくありません。そのため、未成工事(まだ完成していない工事)の支出明細を整理できるエクセルのワークシートを経営者様にお渡しして、取引先から請求書が届いたタイミングで工事番号や購入資材を入力してもらうことで、経過を可視化できるようにしています。その後は、見積原価通りに進捗しているかを経営者様に確認してもらいつつ、現状分析のサポートを継続することでデータを蓄積させていきます。
また、フランチャイズ(FC)型の語学教室の場合は、独自の料金システムがあり、クラスごとの生徒の増減や年齢層、履修する授業や授業数によって、単価やFC先への支払い額が変わります。さらに、語学教室のある地域の世帯や家族構成によっては営業の手法も変わり、小学校低学年が多い地域であれば、長く通い続けてもらえるような教室づくりが必要となります。タイミングを見計らってDMを出したり、教室で働く先生方の意欲向上のためにコミュニケーションをとったりと、マーケティングの領域にも関わることもあります。
弊社としては、業種業態のセグメントはしておらず、建設業や語学教室以外にも、小売りやサービス業などのお客様のお手伝いをしています。現状分析をしながら、経営者様の悩みや会社の課題を気兼ねのない対話から抽出しつつ、課題を強みに変えられるような提案を目指して取り組んでいます。
お客様の課題をワンストップで解決できるよう内製化を目指す
財務や会計といった領域は弊社の得意分野であり、弊社の強みでもあります。しかし、サポートをしているお客様の会社が成長していくにつれ、お客様のニーズがより多様化し、高度になっていると感じる機会が増えました。
例えばサービス業のお客様であれば、マーケティング面でのアドバイスを求められることが多々あり、ほかの業種の経営者様からは「顧問税理士さんとはそこまで親密ではないから聞きづらい」と税務面での課題や疑問を投げかけられることもあります。現在は、業務効率化と生産性向上に向けたDX推進へのニーズが高まっているため、今後は「生産性向上のためにITツールを導入したい」というご相談を受ける可能性もあります。
マーケティングやIT周りは、できる限り弊社で対応し、税務関係であれば弊社の提携税理士事務所の専門家に協力してもらえる環境ではあります。しかし、ほかの専門家の力を借りるだけではなく、お客様のご要望に自社で応えられるようにすることで、弊社もより経営者様に近い目線で成長していけると考えています。そのため現在は、現状分析や財務など、現在の弊社が得意とするコンサルティング領域以外にも対応できるように、内製化に向けて動き出したところです。税理士を雇い入れ、ITまわりの分析や業務効率化に対応できるパートナーと協業し、お客様のお困りごとをワンストップで解決できる体制を整えたいと思っています。
経営者の「一番相談したい人」を目指して
私は創業当時も現在も、会社を拡大したいとはあまり思わず、お客様に最高のサービスを提供することこそが大切だと考えています。お客様にご満足いただけるサービスのためには、私自身が経験者の目線に立てるように経験を積むことが必要です。初めて融資を受けた金融機関とのやり取りであったり、そのときに抱いた自分の感情であったり、入金や出金が気になって必要以上に会計ソフトを開いた日々だったりは、実際に自分が経営者となり体感してこそ共感できると思っています。
弊社が組織化を進める理由も、経営者様により近い感覚でサポートしていきたいと考えているからです。会社の組織化や人財の育成・採用で悩みを抱えている会社は多く、弊社が人財を採用し教育して組織作りに取り組み、私も同じ悩みを抱えながら経験値を上げることができれば、お客様の課題解決のヒントにもなるだろうと思っています。常に私自身や自社の経験値を上げ続けて、成功も失敗もお客様に惜しみなくお伝えすることで、経営の手がかりや経営者様の励みになればと思っています。
価値あるサービスのため「経営者」の時間を大切にする
弊社の経営理念やミッション・ビジョン・バリューは、私が大切にしていることや大事にしたいことを、私の言葉で表現し、定めています。ビジョンとして掲げている「Value “The President Time” 経営者にとって『一番相談したい人』になる」は、経営者様にとって価値ある時間を提供するために、私自身も経営者として時間を確保しようという、自戒の意味を込めて定めました。
お客様が「この人と時間を共有したい」「この人なら解決してくれるだろう」と思うコンサルタントは、コンサルティングの業務と同じくらい、お客様との時間や関係性を大切にしていると思っています。忙しいと目の前の業務に追われてしまいますが、私自身が経営者としてお客様に向き合う時間をつくることを最も大切にしています。
また、弊社の経営理念は、会社にどのような影響をもたらすかを検証するために、常に理念と方針の照らし合わせを行っています。中小企業のお客様には、理念を定めていないところもあり、理念が実際に業績に結びつけば、理念の大切さや、経営における理念と利益の共存がいかに必要を、自分自身の経験をもって伝えることができます。経営者として、また頼れる専門家として、経営者様の力になることが最大の使命だと考えています。
あらゆる情報を社員に開示するオープンな社風
現在、弊社は社員1人、業務委託5人という体制です。弊社では月2回コンサルの方に入ってもらい、私自身でカバーできる財務以外の理念作りや組織づくり等の相談相手になってもらっています。
その際には、社員にも立ち会ってもらい、私が普段何を考え、どういう疑問を持っているのかを客観的に見てもらっています。私の考え方を理解してもらうのと同時に、理念をつくり上げる過程を見ていてもらうことで、理念への理解度と愛着を深めてほしいと期待しているからです。また、財務コンサルティング会社の一員として、社員にも経営者の考え方や悩みを知っておいてほしいとも思っています。私も経営者の1人であることに違いはなく、弊社では財務内容や借り入れ額、社長報酬まで、様々な情報を包み隠さず共有することで、経営者の仕事への理解を深められるようにしています。
そして理念の照らし合わせの際に違和感を覚えるようになった時には、私の中で方針が変わりつつある兆候と捉え、社員立ち合いのもとで更新するようにしています。理念は創業から5年の間に3回ほど更新し、今の会社にフィットした内容に調整し続けています。
事業規模、領域ともに拡大しつつ郷土の新潟にも貢献したい
弊社は、お客様に経営計画を提供するコンサルティングの企業として、自社の経営計画を作成しています。現在の売上は3,000万であり、5年後には1億円超えを目指しています。弊社のお客様の企業には、売上1億円を超える会社が多くあり、経営者の方々と同じ目線でご支援していきたいと考えているからです。
今後は、現在の財務コンサルに加え、税務やマーケティング、DXといったお客様の多様なニーズにワンストップで応えられるような会社組織を目指していきます。組織づくりには、事業を支える社員の存在が必要であり、年1人のペースで採用を進めたいと思っています。人に仕事を負ってもらうのではなく、仕事に人をつける発想で、組織として力を発揮できるように整備していきたい考えです。自ら考え積極的に仕事に関わろうと努力できる、自立した方に入社してもらいたいと思っています。社員には、ゆくゆくはコンサルタントとして独立してもらい、私やお客様と同じ目線で、伴走支援ができるまでに成長してほしいという思いがあります。社内で働き続けたい場合は、成し遂げたい目標をもち、経営者にとって目標や指針がいかに大切さであるかを理解し職務にあたってほしいと思っています。
また、今後は事業エリアの拡大も視野に入れています。現在は東京都江東区に拠点を構えて、首都圏を中心に事業を展開してきましたが、近年は付き合いのある会計事務所からの紹介をきっかけに、新潟のお客様が増えてきました。私は物心がついてからはずっと横浜で暮らしてきましたが、実は私の両親は共に新潟出身で、私自身も生まれは新潟です。偶然とはいえ、ゆかりのある地と繋がりができたことに不思議な縁を感じており、今後は新潟にも拠点を構えてお客様を増やしていきたいと考えています。
新潟は東京以上に事業承継等の問題を抱える企業が多く、首都圏で培った財務や経営のノウハウを新潟の経営者の方に広げることで、郷土に貢献できればと思っています。新潟にも、事業を引き継ぎたいという気概のあるお客様がいらっしゃるので、事業改善とシナジー創出ができるよう支援し、活気ある地域づくりに貢献したい考えです。
会社概要
社名 | 株式会社ティー・エー・リンク |
創立年 | 2019年 |
代表者名 | 代表取締役 田中 亮 |
本社住所 |
136-0072 東京都江東区大島2-26-12 |
事業内容 | 財務コンサルティング 補助金申請サポート |
URL |
https://t-a-link.co.jp/
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会社沿革
2019年 | 設立 |
公開日:2024/09/17
※本記事の内容および所属名称は2024年9月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。