宇都宮
宇都宮市
「農業は土づくりにあり」を信条に80年、農薬・有機肥料にこだわる
株式会社若山商店
地産野菜農家と二人三脚で作る「厳選食材」を活かした老舗和菓子店
経営理念
- 創業以来、栗加工を手掛け、栗に関する菓子、缶詰、瓶詰の製造技術の向上に励んでおります。
- 当社独自のさつまいもに関する加工技術を保有しております。
- 日配食品等、時代の変化に対応した新製品開発に、日々努力しております。
たくさんのお客様に、和のお菓子で感動としあわせを感じていただけるよう、心をこめてつくっております。
代表者メッセージ
創業75年の事業承継メッセージ
時折口寂しくなると、なんだか甘いものが恋しくなる。そんな時にいただくほんのり甘い和菓子と熱いお茶は、格別です。
時代の流れとともに、和菓子に求められる役割もさまざまに変わって参りました。食品として美味しいこと、安心・安全に食べられることは当たり前です。しかし、それとは別に、多くの皆さまが和菓子に「癒やし」を求めていらっしゃると感じています。身体が疲れているときには豊富に含まれた糖分と栄養がエネルギーとなり、心が疲れている時には、やさしい甘さが一服の清涼剤となります。和菓子とともに過ごす時間が、まさに「幸せなひととき」をつくりだしているのです。弊社が目指しているのは、そういったたくさんの「幸せ」を和菓子に乗せて運ぶことです。
お客様に美味しいお菓子と幸せをお届けするためには、そこで働いているスタッフも幸せでなければなりません。一生懸命に働いてくれているスタッフが、仕事に夢や希望をもって積極的にチャレンジし、多くの幸せをつくり出せる環境を整えること。それが結果的に、お客様のよろこびと幸せにつながると信じて、日々の業務に全力で取り組んでまいります。
事業環境・地元への想い
私たちの商品に多く使われる「サツマイモ」は、国内でも有数の産地でもある茨城の農家は後継者不足が顕著になっており、サツマイモの生産量も年々減っています。超高齢化となり、この先5~6年でさらにサツマイモ農家は減ってしまうことが予想されます。農業は身体を使うため体力が必要でもあり、高齢になると継続することが困難になります。そして、農業経営者もまた日本の人口ピラミッドの変化に伴い70歳を超える人たちが増えています。そこで若山商店では、地元農家を応援しサツマイモ農家の取引先にも一緒に良いものをつくっていこうと一丸となって後継者を創出しています。
安くければ良いという過当競争の時代ではなくなりました。商品のブランド価値を高め、付加価値を含めた消費者に納得される値段を設定しなければ生き残ることはできません。そうして生み出した利益により農家を守れるような和菓子店を目指しています。そんな和菓子店を目指していきます。消費者のニーズも変わっていきます。安定した味の品質だけでなく、製造過程のストーリーや多角的な視点から商品を生み出していくことも重要です。そして何よりも、地元に愛される商品であるために安心安全を常に心掛けています。
私たちのこだわり
若山商店のこだわり
栗のわかやま
果実が大きく風味がよい若山農場の和栗を使用しています。親子3代80年以上受け継がれてきた「農業は土づくりにあり」を信条に、無農薬、有機肥料にこだわり、枝の隅々までたっぷり日の光を浴びるよう剪定し、丹精をこめて栽培しています
厳選素材と地産野菜、日光伏流水
創業前には農業をしていたこともあり、厳選素材の使用には強いこだわりがあります。1962年に建設された石井工場では漬物を製造しており、輸入品ではなく国産のらっきょうやきゅうりなどを扱っていました。この頃から農家の指導を行いながら、二人三脚で地産野菜を作っていく礎が築かれました。(漬物屋は約30年前に閉店)
手作りの大量生産
栗の皮むきは機械でおこなうことが一般的ですが、どうしても皮の渋味が残ります。『御栗』は職人が一つひとつに皮が入らないようくりぬき、純粋な和栗の身だけを使用します。スイートポテト用のサツマイモの皮むきは障がい者施設に依頼し、手作業でひとつひとつ丁寧に高性能なピーラーでおこなっています。
働き方・雇用について
事業承継者(専務)の方針で、雇用にも力を入れています。障がいや持病をもっていて働くことに弊害がある人も、面談をおこないどうすれば定着できるかを話し合い働く機会をつくっています。現在も社員として、精神障がい者1名や発達障がい者1名を受け入れています。受け入れをしてから、社員同士のトラブルも減りました。相手の話をよく聞き、思いやる気持ちから職場環境が自然と改善し、生産効率も向上しました。障がい者のご家族も職場へ来ていただき、働く環境を見ていただいています。
専務の休日風景
専務の休日は、家族を大切にする一面が垣間見えました。4人の子供たちととにかく触れ合うようにしています。長女と次女が野球をしていますが、専務は全くの野球経験がないため見よう見まねで手伝いをして早5年が経ちました。先日も、小学2年生の長男と千本松牧場へサイクリングに行ったりと家族の話は尽きませんでした。現在お住いのご近所は同世代の方が多く、ご近所とも仲が良いなど専務のお人柄が伝わります。
若山商店のこだわり
栗のわかやま
果実が大きく風味がよい若山農場の和栗を使用しています。親子3代80年以上受け継がれてきた「農業は土づくりにあり」を信条に、無農薬、有機肥料にこだわり、枝の隅々までたっぷり日の光を浴びるよう剪定し、丹精をこめて栽培しています
厳選素材と地産野菜、日光伏流水
創業前には農業をしていたこともあり、厳選素材の使用には強いこだわりがあります。1962年に建設された石井工場では漬物を製造しており、輸入品ではなく国産のらっきょうやきゅうりなどを扱っていました。この頃から農家の指導を行いながら、二人三脚で地産野菜を作っていく礎が築かれました。(漬物屋は約30年前に閉店)
手作りの大量生産
栗の皮むきは機械でおこなうことが一般的ですが、どうしても皮の渋味が残ります。『御栗』は職人が一つひとつに皮が入らないようくりぬき、純粋な和栗の身だけを使用します。スイートポテト用のサツマイモの皮むきは障がい者施設に依頼し、手作業でひとつひとつ丁寧に高性能なピーラーでおこなっています。
働き方・雇用について
事業承継者(専務)の方針で、雇用にも力を入れています。障がいや持病をもっていて働くことに弊害がある人も、面談をおこないどうすれば定着できるかを話し合い働く機会をつくっています。現在も社員として、精神障がい者1名や発達障がい者1名を受け入れています。受け入れをしてから、社員同士のトラブルも減りました。相手の話をよく聞き、思いやる気持ちから職場環境が自然と改善し、生産効率も向上しました。障がい者のご家族も職場へ来ていただき、働く環境を見ていただいています。
専務の休日風景
専務の休日は、家族を大切にする一面が垣間見えました。4人の子供たちととにかく触れ合うようにしています。長女と次女が野球をしていますが、専務は全くの野球経験がないため見よう見まねで手伝いをして早5年が経ちました。先日も、小学2年生の長男と千本松牧場へサイクリングに行ったりと家族の話は尽きませんでした。現在お住いのご近所は同世代の方が多く、ご近所とも仲が良いなど専務のお人柄が伝わります。
ツグナラコンサルタントによる紹介
若山商店は従業員、顧客、生産者など地域と共に時間を歩んできました。その時間は各々幸せで豊かな時間であってほしいと専務は言います。その思いが今の企業風土を築き、心も身体も満たしてくれる“若山商店の和菓子”を誕生させているのではないでしょうか。
インタビュアーのコメント
会社概要
社名 | 株式会社 若山商店 |
創立年 | 1958年 |
代表者名 | 代表取締役 若山 雄三 |
資本金 | 2000万円 |
本社住所 |
320-0057 栃木県宇都宮市中戸祭1-13-23 Tel 028-622-3855 営業本部・石那田工場 321-2103 栃木県宇都宮市石那田町1930 Tel 028-669-2524 直営店 320-0057 栃木県宇都宮市中戸祭1-13-23 |
事業内容 | レトルト殺菌製品の製造及び販売 日配食品(蒸し羊かん、あんみつ等)の製造及び販売 栗瓶缶詰の製造及び販売 |
URL |
https://www.wakanet.co.jp/
|
株式会社 若山商店の経営資源引継ぎ募集情報
公開日:2021/06/18 (2023/01/25修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年1月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。