お客様の要望は断らないというこだわり

仕事に対するポリシーは、「どんなことがあってもお客様の要望は断らない」というものです。これは、藤井産業で働き始めてから今までずっと意識しています。お客様に相談されたことや、質問には、必ず答えるということを徹底してきました。ご相談を受けた際に、こちらから改めて提案する形で応えることによって、仕事がさらに広がっていきます。このことを繰り返していくことで、お客様からの信頼を得ることができ、何度もリピートしていただけるようになります。また、「商品を売りっぱなしにしない」というのも弊社が重視している点です。商品を販売した後も、修理やメンテナンスのサポートを行い、継続してお客様のサポートをしています。

弊社は自身をマテリアルハンドリング効率化や合理化を目指す「技術商社」という立ち位置でとらえています。そのため、すべての部門が営業であると考えています。サービスを提供する技術者でも、お客様に信頼ある人になれるよう、知識力と技術力はもちろん、お客様のどんなお悩みに応えられるような提案力も磨いてほしいです。

会社の強みは「職人」レベルのベテラン技術

弊社の強みは、ベテラン社員の技術力の高さです。その技術の高さは、もはや「職人」と言えるかもしれません。知識や技術力が豊富である社員がいることで、他社が対応できない要望に応えることができます。

物流のスピード感が求められる昨今、地域の中小企業にとっても、マテハン機器の導入は必須項目です。とはいえ実際のところ、地域事業者にとっては、新しい機器の導入は、費用面で大きな負担となります。そのため、現在使っている機器を修理することで、より長く使いたいという要望を持つ方が多いのです。しかし一般的に、生産が終了した古い機械の修理は、メーカーでは引き受けてもらえません。部品の修理どころか、製品一式を交換することを提案されることも少なくないでしょう。

この課題に対し、弊社では、圧倒的なベテラン社員の経験があることで、メーカーでは対応できないような、15年～20年前の機械を修理してほしいという要望にも応えることができます。実際にこれまで、図面やマニュアルのない、だれも取り組んだことのないような機器のご要望も、断ることなくお応えしてきました。特にそのような修理が難しい機器は、マテハン機器のスペシャリストである経験豊富なベテラン社員が集まり、患者の治療を議論する医者のように、どのように修理すべきかを皆で経験とスキルを元に話し合いながら作業していきます。そして、弊社の「職人」の手にかかれば、それぞれの経験から得た知恵を持ち寄ることで、最終的にはどのような機器でも修理できてしまうのです。このような人財は、可視化することのできない弊社の一番の企業価値です。

その他、弊社では様々なメーカーの機器を取り扱っているため、お客様のニーズに合わせた中古商品を提案することができるのも特徴です。近年では、物流環境を整えることで、安心・安全に作業ができるよう、建築設備も含めたご提案をすることもあります。このように、お客様の現状に合わせ、多様な提案ができるのも、長年蓄積されてきた圧倒的な経験があってこそです。

現場の意見に応えるためにFCへ加盟

2021年（令和3年）から、株式会社土木管理総合試験所のFC（フランチャイズ）へ加盟し、宇都宮店を開設しました。これまで、物流についてご相談いただくなかで、土壌や環境問題のお悩みについても多く聞くことがありましたが、それらのご要望を吸収しきれていないことが課題でした。そこで、弊社で吸収した現場の困りごとを、技術を持った会社と連携することで解決できるのではないかと考えたことが、加盟を決意した理由です。地盤から物流を下支えすることで、これまで以上にお客様のご要望に応えられるようになると考え、既存事業とのシナジー効果も期待しています。

これまで経験のない事業に取り組むと、新たな育成方法が必要になります。人財育成は終わりがないので、時代や環境に合わせて育成方法を模索することが重要です。そのため、FC加盟するにあたり、土木管理のノウハウを学ぶため、数年前から社員を何名か派遣し、技術を学んでいます。現場作業を行うだけではなく、付加価値を弊社で生み出すために、現場作業を行う社員だけでなく、営業担当の社員に関してもスキルアップしていくことが現前の目標です。

インフラ整備は地域になくてはならないものです。特に、災害国である日本にとっては、土壌・環境調査を行うことは、環境汚染や災害から住民の暮らしを守ることに繋がります。弊社では、そのような社会インフラ整備の基礎となる調査を行うことで、栃木県の皆様の安心・安全を確保するだけでなく、将来的な地域の雇用促進にも貢献することができると考えています。

まちの頼れる御用聞きであり、地域の縁の下の力持ちとして、今後も物流を下支え

今後の事業は、機械・建設・土木管理など、マテリアルハンドリング全体の技術商社として、お客様のお悩みに対してトータルサポートを行えるよう、引き続き展開していく予定です。古い機械を直せる技術力を承継していくだけでなく、土木管理という面からも、地域の物流を下支えしていければと考えています。その際に、部門間の縦のつながりだけではなく、社内の横のつながりも大切にして、情報共有を絶えず行い、お互い助け合うことで、それぞれの柱となる事業をより強固なものにしていきたいです。

新型コロナウイルスは物流業界へも影響を与えておりますが、弊社は一つの事業に絞らず、複数の柱を作ったことで新たなお客様を獲得することもできました。コロナ禍により人々のライフスタイルに変化が生じ、家庭菜園やDIYの需要が増加したことで今までにはなかったモノを運ぶ機会が増えたためです。今後も、よりよい情報を発信しつつ、分野ごとに様々なお客様のニーズにこたえ続けられるよう、邁進してまいります。

また、弊社は花咲グループという５つの企業グループの一つです。
グループ会社である栃木小松フォークリフト(株)、(株)マテハンソフト、(株)ケイエムシー、花咲総業(株)とのグループ連携により物流のハードからソフトウェア開発・保険までトータルサポートを実現しこれからも栃木県を軸に地域密着型で他県へも弊社のソリューションを拡大していければと考えています。

ツグナラを見た方へのメッセージ

弊社は、物流の技術商社です。地域の皆様が安心・安全に物流サービスを受けられるよう、お客様をサポートしていきます。これからも、お客様に「ありがとう」といっていただくには、どのように行動したらよいかということを常に考え続け、見返りを求めずに、お客様のためになることは何か、よりよい仕事をするにはどうするべきかを追及していきます。