宇都宮
宇都宮市
宮大工の技術を生かして自然素材の高性能な家づくりに注力
K-LIVING (株式会社川堀工務店)
老舗企業の矜持を守りつつリブランディングでさらなる進化
経営理念
「わたしたちの家族になってください」
K-LIVINGのコンセプト
- 大切な人を守れる家をつくること
大切な人たちが、安心して暮らせる家をつくるために私達K-LIVINGは一つ一つの作業を丁寧に進めます。住む人の幸せを考えながら建築士と職人達とで一丸となり、真剣に取り組みます。 - 頼れる存在であり続けること
ついつい真剣な顔になってしまうのは、お客様の信頼にきちんと応えたいから。大切な人たちが理想の生活を送るために私達に何ができるのか?プロフェッショナルたちはいつだってその最善策を探し続けています。 - いつだって遊び心を忘れないこと
私達K-LIVINGは定期的に様々なイベントを開催しています。全てはお客様にたくさん幸せになってもらいたい想いから始まりました。家を建てた後もずっと楽しく過ごしてもらいたい!
代表者メッセージ
弊社の前身である川堀建築・川堀工務店は、宮大工として独立した曾祖父によって1922年に創業されました。曾祖父は、創業の地である栃木県芳賀郡市貝町の社寺や地域の家づくりを中心に手がけ、父の代には一般住宅や公共建築に携わるようになりました。
現在、社長を務める私自身は、住み込みの職人とともに川堀工務店の大工や設計として現場で経験を積み、社寺や住宅建築で培った木材の目利きを活かしながら、家づくりの技術やノウハウを社内に蓄積させてきました。
2014年には、「皆が集うリビングルームのような存在」のコンセプトで永続経営を目指す、新ブランド「K-LIVING」を立ち上げました。スタイリッシュながら、カジュアルで親しみやすいハウスメーカーを目指し、近年は自然素材にこだわる家づくりに力を入れています。
家づくりは街並みづくりでもあります。安心かつ機能的で洗練されたデザインの住宅が集まる街なみを、ハウスメーカーが意欲と責任を持ち、つくり上げることで、より美しく、地域の方が愛着をもてる街になっていけると考えています。
これからも、一棟一棟気持ちを込めて、末永く幸せに暮らせる「オンリーワン」の家づくりをお約束します。
代表 川堀 剛
私たちのこだわり
宮大工の曽祖父が創業、親族内承継で繋いできた100年
弊社は1922年に曽祖父が川堀建築として創業し、100年以上地域と共に歩んできた企業です。創業の地である栃木県市貝町田野辺は、寛永時代に日光東照宮を造営するために多くの宮大工が移り住んだ場所でした。曽祖父は、偕楽園を手掛けた大棟梁・長野万衛門氏に弟子入りし、修行ののち独立しました。当初は、宮大工として神社仏閣や農家の方の住居である和風住宅の建築を手掛けていました。
先代である父の代となってからは、一般住宅の建築や公共事業を主軸に置くようになります。1989年には、有限会社川堀工務店として法人化しました。
2014年には屋号を「K-LIVING」とし、長年培ってきた木造建築の技術を活かしながら、環境にも身体にも優しい自然素材を使った住宅建築に注力しています。
それらに加えて、現在は、細部にまでこだわったオーダーメイドの注文住宅、自然素材・高性能・デザイン性を兼ね備えた規格住宅「jigsaw」、中古物件のリフォーム・リノベーションを行う「70年代不動産」のほか、店舗設計も手掛けています。
職人たちに囲まれながら過ごした子供時代
私は3人兄弟の長男です。幼少期、自宅には住み込みの大工職人が複数人暮らしていて、一緒にお風呂に入ったり、食事をしたりと家族同然の存在でした。自宅の敷地内に川堀工務店の作業所があったため、氏神様の祠などの細かい木材加工を手伝うこともありました。
職人たちからの、期待の言葉と眼差しを投げかけられ続けるうちに、跡継ぎとしての自覚が否応なしに芽生えていきました。思春期の頃はこのような自身の境遇に反発する気持ちもありましたが、家業を継ぎたいという思いはずっと持っており、高校は建築科を選びました。卒業後は他の工務店に就職、4年間修行したのちに、22歳で川堀工務店に入社しました。入社のタイミングで建築士の資格を取得したこともあり、改めて「川堀工務店の職人として生きていく」という覚悟ができました。
社内には、同年齢で職歴が私より長い職人が2人おり、彼らに負けるわけにはいかないと、無我夢中で仕事に打ち込みました。ほどなくして、建材会社で働いていた次男も川堀工務店に入社しました。それからは、兄弟2人で切磋琢磨しながら大工職人としての経験を積んでいきました。
抜本的改革をもって創業の地に恩返し、「K-LIVING」の誕生
創業来、地元に根付いた経営を行ってきたことで地域の方々との信頼関係は強固なものとなり、弊社にとって市貝町は特別な想いや愛を抱く場所となりました。営業らしい営業をしなくてもご紹介のみで経営できてきたことは感謝でしかありません。
しかし、少子高齢化の影響や求められる住宅事情を考えると、今までの恵まれていた環境に甘えていては永続経営できなくなると思っていました。市貝町のお客様の住宅をメンテナンスし続けるためにも弊社自体の安定性を高め、常に挑戦スタンスで時代変化に対応できる会社にすべきだと考えました。市貝町から宇都宮を中心とした栃木県全体にマーケットを広げ、広域展開を目指すことにしました。この時、大きな壁となったのは大手ハウスメーカーの存在です。圧倒的なネームバリューには太刀打ちできないため、弊社は単なる広域展開ではなく、弊社の抜本的な改革を伴った新ブランディング構築が必要だと考えを改めました。
現在専務である弟と一緒に経営コンサルタント会社が主催する経営塾に入塾し、新時代に向けた経営を一から学びました。何を持って同業他社との差別化を図るか、時代に適したビジネスモデル、会社のブランディングなど当時の私にとっては真新しい視点ばかりで、教えの全てを自分たちの形として表現していこうと一生懸命でした。
結果、大きな変化として2014年に新ブランド「K-LIVING」を立ち上げました。Kは川堀の頭文字を、LIVINGは「皆が集うリビングルームのような存在」をイメージしたものです。同時に、市貝町から宇都宮市に本社を移しました。
さらに経営塾では組織としての在り方や人財育成、デザイン手法に至るまでありとあらゆることを学び、一つずつ弊社に取り入れながら改革を図りました。学んでいる当時はまだ父が代表でした。現場ではぶつかり合うこともありましたが、経営塾や社内改革については全く口を出されなかったことが印象に残っています。今思うと、新時代を切り開こうとしている私たちを見守ってくれていたのだと思います。
弟と一緒に自身も成長しながら、組織成長へと繋げていくことで幹部として、社員への責任、お客様への責任、お取引先への責任、地域への責任など改めて自覚し、経営に携わっていく覚悟を持つことが出来ました。
川堀工務店を、新ブランド「K-LIVING」として昇華させることで、郷土である市貝町により深く恩返しをしていきたいと考えています。
ワクワクと親しみやすさを追求したブランドイメージ
「K-LIVING」で大切にしているコンセプトは、お客様の家を建てるという大きな決断を一緒に悩み、一緒に楽しむということです。最終的には家づくりにかけた弊社との時間のすべてがお客様にとって「ワクワクな時間だった」と感じてもらうことを目指しています。
打ち合わせの場となる本社は全体的にスタイリッシュな場でありながらも木のぬくもりや心地よさを感じるようなデザインにしています。その雰囲気からカフェに間違われることもしばしばあります。また、建物だけでなく社員の服装もコンセプトに合わせ、カジュアルなものとしています。住宅関連の営業担当者はスーツにネクタイが定番ですが、お客様から「断りにくい営業」として印象を持たれることもよく聞いていました。心理的なハードルが上がったままの状態ではお客様の本当の声に寄り添うこともできません。社員の服装をカジュアル化したことで、お客様と出会ってすぐのタイミングで信頼関係を築くことができ、結果としてお客様の家づくりに良い影響を与えて、他社との差別化に繋がっています。
今でこそ同業他社の営業社員もラフな服装をしていることが多いですが、その走り出しは弊社だと思っています。
家づくりは、安心と信頼あってこそ「この会社にお願いしたい」と思っていただけます。K-LIVINGの屋号を立ち上げた当初は、当然知名度も低かったため、信頼がある川堀工務店というバックグラウンドが安心と信頼を担保してくれました。2年ほどして、K-LIVINGというブランドだけでも受注できるようになっていきました。改革のテンポは非常に早かったと思います。また、不動産会社に勤務していた弟が弊社に入社し、3兄弟体制となったことが改革の後押しとなりました。弟たちには本当に助けられました。
K-LIVINGにとして新たなスタートを切ってからの売上規模は、スタート以前と比較して10倍まで上がりました。
社員とその家族を守りたい
現在、弊社の社員は30名おり、大半が「K-LIVING」立上げ以降に入社した社員たちです。
川堀工務店時代はほぼ家族経営だった弊社を組織経営に転換するうえで、まず人財採用に注力しました。最初に入社したのは、20歳のコーディネーターの女性で、会社に新たな風を吹き込んでくれました。社内や労務的な環境を整備していき、それに伴って入社希望者も増えていきます。営業・現場管理・設計・コーディネーターをバランス良く配置するため、徐々に増員することができました。
お客様に満足いただけるサービス提供を行うためには、社員のモチベーション維持・向上がなによりも重要です。一緒に働く仲間同士のコミュニケーションや、やりがい、空間、制度など全てのベクトルを社員のモチベーションにフォーカスし、環境づくりを行うようにしています。
約10年かけて、風通しのよいオープンな社内環境になったと感じています。弊社にはあえて社長室を設けず、社員と一緒の空間にいます。そのため社員の小さな成果も見逃すことがないですし、距離感が近いことでちょっとした意見もあがってきます。それを吸い上げて改善していくのが私の役割であると思っています。K-LIVINGとなってまだ日が浅く、改善点も多々ありますが、社員たちのおかげで組織を作ることができたと思っています。
もともと家族経営だったため、「社員とその家族を守る」という意識は強く、採用時もその方の人生を家族として背負う覚悟でいます。
地域に貢献できる会社へ
将来的に市貝町で農業をできたらと思っています。他業種に進出することで、社員のセカンドキャリアや、産休育休を終えた社員の復帰時などの選択肢を増やすこともできますし、一人ひとりのライフステージに合わせて柔軟にジョブローテーションできるようにしたいです。
栃木県も農業に注力する方針を打ち出しているため、地域への貢献にもつながり、高齢化が進む市貝町において、地域で暮らす高齢者との交流の場としても活用できればと期待しています。
唯一無二の地域企業
弊社は、目先の売上を追求するのではなく、「永続する会社」を目指しています。そのためには、家づくりによって信頼を着実に積み重ねることが大切です。
また、現在は30名ほどの社員数を、10年後には40名規模に増員することを目指しています。単純に会社の規模を拡大するのではなく、組織全体の強化と効率化を図り、組織を骨太にするイメージです。
その上で、外構や土木の事業部を新たに設立したいと考えています。今後も、注文・規格住宅を年間60棟受注するというベースは守りながらも、リノベーション、建売事業、外構や土木事業に注力していきます。
昨今は新築住宅の価格高騰により中古住宅のリノベーションの需要が高まっています。現在リノベーション事業は4名体制ですが、さらに高まるであろう需要を見越して人員を倍にできればと思っています。
特に、建売住宅に関しては、「イメージを変えたい」という強い思いがあります。一般的に、建売住宅は注文住宅と比較して「個性がない」「安価」といったイメージがあるためです。デザイン性豊かで性能が良い建売住宅や、そのような建売住宅が集まった美しい街並みづくりをすることも大きな意義があると思います。弊社がそれらに取り組むことによって、建売住宅のイメージアップや業界的なイメージを変化させていきます。
不動産情報サイトに建売住宅の情報を掲載するには、実は莫大な費用がかかります。結局のところお客様に負担してもらうことになるため、直接お客様に訴求する方法を構築していきたいと考えており、このような弊社の方針に共感してくれる不動産会社とタイアップを構想しています。
外部環境の変化やライフスタイルの変化など様々な変化に柔軟に対応しつつも、100年以上積み上げてきた弊社のノウハウと、「一棟一棟、丁寧に誠実にお客様へ気持ちを込めて家づくりをする」という想いは変わることのない唯一無二なものとして今後も地域のみなさまに愛される会社を目指していきます。
宮大工の曽祖父が創業、親族内承継で繋いできた100年
弊社は1922年に曽祖父が川堀建築として創業し、100年以上地域と共に歩んできた企業です。創業の地である栃木県市貝町田野辺は、寛永時代に日光東照宮を造営するために多くの宮大工が移り住んだ場所でした。曽祖父は、偕楽園を手掛けた大棟梁・長野万衛門氏に弟子入りし、修行ののち独立しました。当初は、宮大工として神社仏閣や農家の方の住居である和風住宅の建築を手掛けていました。
先代である父の代となってからは、一般住宅の建築や公共事業を主軸に置くようになります。1989年には、有限会社川堀工務店として法人化しました。
2014年には屋号を「K-LIVING」とし、長年培ってきた木造建築の技術を活かしながら、環境にも身体にも優しい自然素材を使った住宅建築に注力しています。
それらに加えて、現在は、細部にまでこだわったオーダーメイドの注文住宅、自然素材・高性能・デザイン性を兼ね備えた規格住宅「jigsaw」、中古物件のリフォーム・リノベーションを行う「70年代不動産」のほか、店舗設計も手掛けています。
職人たちに囲まれながら過ごした子供時代
私は3人兄弟の長男です。幼少期、自宅には住み込みの大工職人が複数人暮らしていて、一緒にお風呂に入ったり、食事をしたりと家族同然の存在でした。自宅の敷地内に川堀工務店の作業所があったため、氏神様の祠などの細かい木材加工を手伝うこともありました。
職人たちからの、期待の言葉と眼差しを投げかけられ続けるうちに、跡継ぎとしての自覚が否応なしに芽生えていきました。思春期の頃はこのような自身の境遇に反発する気持ちもありましたが、家業を継ぎたいという思いはずっと持っており、高校は建築科を選びました。卒業後は他の工務店に就職、4年間修行したのちに、22歳で川堀工務店に入社しました。入社のタイミングで建築士の資格を取得したこともあり、改めて「川堀工務店の職人として生きていく」という覚悟ができました。
社内には、同年齢で職歴が私より長い職人が2人おり、彼らに負けるわけにはいかないと、無我夢中で仕事に打ち込みました。ほどなくして、建材会社で働いていた次男も川堀工務店に入社しました。それからは、兄弟2人で切磋琢磨しながら大工職人としての経験を積んでいきました。
抜本的改革をもって創業の地に恩返し、「K-LIVING」の誕生
創業来、地元に根付いた経営を行ってきたことで地域の方々との信頼関係は強固なものとなり、弊社にとって市貝町は特別な想いや愛を抱く場所となりました。営業らしい営業をしなくてもご紹介のみで経営できてきたことは感謝でしかありません。
しかし、少子高齢化の影響や求められる住宅事情を考えると、今までの恵まれていた環境に甘えていては永続経営できなくなると思っていました。市貝町のお客様の住宅をメンテナンスし続けるためにも弊社自体の安定性を高め、常に挑戦スタンスで時代変化に対応できる会社にすべきだと考えました。市貝町から宇都宮を中心とした栃木県全体にマーケットを広げ、広域展開を目指すことにしました。この時、大きな壁となったのは大手ハウスメーカーの存在です。圧倒的なネームバリューには太刀打ちできないため、弊社は単なる広域展開ではなく、弊社の抜本的な改革を伴った新ブランディング構築が必要だと考えを改めました。
現在専務である弟と一緒に経営コンサルタント会社が主催する経営塾に入塾し、新時代に向けた経営を一から学びました。何を持って同業他社との差別化を図るか、時代に適したビジネスモデル、会社のブランディングなど当時の私にとっては真新しい視点ばかりで、教えの全てを自分たちの形として表現していこうと一生懸命でした。
結果、大きな変化として2014年に新ブランド「K-LIVING」を立ち上げました。Kは川堀の頭文字を、LIVINGは「皆が集うリビングルームのような存在」をイメージしたものです。同時に、市貝町から宇都宮市に本社を移しました。
さらに経営塾では組織としての在り方や人財育成、デザイン手法に至るまでありとあらゆることを学び、一つずつ弊社に取り入れながら改革を図りました。学んでいる当時はまだ父が代表でした。現場ではぶつかり合うこともありましたが、経営塾や社内改革については全く口を出されなかったことが印象に残っています。今思うと、新時代を切り開こうとしている私たちを見守ってくれていたのだと思います。
弟と一緒に自身も成長しながら、組織成長へと繋げていくことで幹部として、社員への責任、お客様への責任、お取引先への責任、地域への責任など改めて自覚し、経営に携わっていく覚悟を持つことが出来ました。
川堀工務店を、新ブランド「K-LIVING」として昇華させることで、郷土である市貝町により深く恩返しをしていきたいと考えています。
ワクワクと親しみやすさを追求したブランドイメージ
「K-LIVING」で大切にしているコンセプトは、お客様の家を建てるという大きな決断を一緒に悩み、一緒に楽しむということです。最終的には家づくりにかけた弊社との時間のすべてがお客様にとって「ワクワクな時間だった」と感じてもらうことを目指しています。
打ち合わせの場となる本社は全体的にスタイリッシュな場でありながらも木のぬくもりや心地よさを感じるようなデザインにしています。その雰囲気からカフェに間違われることもしばしばあります。また、建物だけでなく社員の服装もコンセプトに合わせ、カジュアルなものとしています。住宅関連の営業担当者はスーツにネクタイが定番ですが、お客様から「断りにくい営業」として印象を持たれることもよく聞いていました。心理的なハードルが上がったままの状態ではお客様の本当の声に寄り添うこともできません。社員の服装をカジュアル化したことで、お客様と出会ってすぐのタイミングで信頼関係を築くことができ、結果としてお客様の家づくりに良い影響を与えて、他社との差別化に繋がっています。
今でこそ同業他社の営業社員もラフな服装をしていることが多いですが、その走り出しは弊社だと思っています。
家づくりは、安心と信頼あってこそ「この会社にお願いしたい」と思っていただけます。K-LIVINGの屋号を立ち上げた当初は、当然知名度も低かったため、信頼がある川堀工務店というバックグラウンドが安心と信頼を担保してくれました。2年ほどして、K-LIVINGというブランドだけでも受注できるようになっていきました。改革のテンポは非常に早かったと思います。また、不動産会社に勤務していた弟が弊社に入社し、3兄弟体制となったことが改革の後押しとなりました。弟たちには本当に助けられました。
K-LIVINGにとして新たなスタートを切ってからの売上規模は、スタート以前と比較して10倍まで上がりました。
社員とその家族を守りたい
現在、弊社の社員は30名おり、大半が「K-LIVING」立上げ以降に入社した社員たちです。
川堀工務店時代はほぼ家族経営だった弊社を組織経営に転換するうえで、まず人財採用に注力しました。最初に入社したのは、20歳のコーディネーターの女性で、会社に新たな風を吹き込んでくれました。社内や労務的な環境を整備していき、それに伴って入社希望者も増えていきます。営業・現場管理・設計・コーディネーターをバランス良く配置するため、徐々に増員することができました。
お客様に満足いただけるサービス提供を行うためには、社員のモチベーション維持・向上がなによりも重要です。一緒に働く仲間同士のコミュニケーションや、やりがい、空間、制度など全てのベクトルを社員のモチベーションにフォーカスし、環境づくりを行うようにしています。
約10年かけて、風通しのよいオープンな社内環境になったと感じています。弊社にはあえて社長室を設けず、社員と一緒の空間にいます。そのため社員の小さな成果も見逃すことがないですし、距離感が近いことでちょっとした意見もあがってきます。それを吸い上げて改善していくのが私の役割であると思っています。K-LIVINGとなってまだ日が浅く、改善点も多々ありますが、社員たちのおかげで組織を作ることができたと思っています。
もともと家族経営だったため、「社員とその家族を守る」という意識は強く、採用時もその方の人生を家族として背負う覚悟でいます。
地域に貢献できる会社へ
将来的に市貝町で農業をできたらと思っています。他業種に進出することで、社員のセカンドキャリアや、産休育休を終えた社員の復帰時などの選択肢を増やすこともできますし、一人ひとりのライフステージに合わせて柔軟にジョブローテーションできるようにしたいです。
栃木県も農業に注力する方針を打ち出しているため、地域への貢献にもつながり、高齢化が進む市貝町において、地域で暮らす高齢者との交流の場としても活用できればと期待しています。
唯一無二の地域企業
弊社は、目先の売上を追求するのではなく、「永続する会社」を目指しています。そのためには、家づくりによって信頼を着実に積み重ねることが大切です。
また、現在は30名ほどの社員数を、10年後には40名規模に増員することを目指しています。単純に会社の規模を拡大するのではなく、組織全体の強化と効率化を図り、組織を骨太にするイメージです。
その上で、外構や土木の事業部を新たに設立したいと考えています。今後も、注文・規格住宅を年間60棟受注するというベースは守りながらも、リノベーション、建売事業、外構や土木事業に注力していきます。
昨今は新築住宅の価格高騰により中古住宅のリノベーションの需要が高まっています。現在リノベーション事業は4名体制ですが、さらに高まるであろう需要を見越して人員を倍にできればと思っています。
特に、建売住宅に関しては、「イメージを変えたい」という強い思いがあります。一般的に、建売住宅は注文住宅と比較して「個性がない」「安価」といったイメージがあるためです。デザイン性豊かで性能が良い建売住宅や、そのような建売住宅が集まった美しい街並みづくりをすることも大きな意義があると思います。弊社がそれらに取り組むことによって、建売住宅のイメージアップや業界的なイメージを変化させていきます。
不動産情報サイトに建売住宅の情報を掲載するには、実は莫大な費用がかかります。結局のところお客様に負担してもらうことになるため、直接お客様に訴求する方法を構築していきたいと考えており、このような弊社の方針に共感してくれる不動産会社とタイアップを構想しています。
外部環境の変化やライフスタイルの変化など様々な変化に柔軟に対応しつつも、100年以上積み上げてきた弊社のノウハウと、「一棟一棟、丁寧に誠実にお客様へ気持ちを込めて家づくりをする」という想いは変わることのない唯一無二なものとして今後も地域のみなさまに愛される会社を目指していきます。
会社概要
社名 | K-LIVING (株式会社川堀工務店) |
創立年 | 1922年 |
代表者名 | 代表取締役 川堀 剛 |
資本金 | 1000万円 |
事業エリア |
リノベーションショールーム(陽東スタジオ)
321-0904 栃木県宇都宮市陽東5丁目11-33 |
倉庫兼作業場
321-3412 栃木県芳賀郡市貝町田野辺498 |
|
本社住所 |
321-0912 栃木県宇都宮市石井町2578 |
事業内容 | 一般住宅(新築・リフォーム・リノベーション・外構工事) 店舗工事 |
URL |
https://www.kawahori.com/
|
会社沿革
1922年 | 川堀建築創業 |
1989年 | 川堀工務店設立 |
2014年 | 川堀 剛が代表取締役に就任 |
公開日:2024/10/17
※本記事の内容および所属名称は2024年10月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。