さいたま市見沼
さいたま市
引継ぎ実績あり
給排水・配管工事のインフラ整備で日常を支える実績豊富な水道業者
株式会社大東
安心施工で地域のニーズを満たし豊かな水を届けるパイプ役
経営理念
信念
全社員が毎日笑顔で働ける職場づくりを重要業務と位置づけ、同じ志のある集団を目指し続ける。
理念
地域・社会への「次世代の架け橋」となる。
社是
大東は我なり 我は大東なり。
代表者メッセージ
「蛇口をひねれば水が出る」
当たり前の日常を守ることが弊社の役割です。
蛇口をひねれば水が出ること、きれいな水を飲めることは日本ではごく当たり前のことです。水は私たちの生活において最も大事な命を育む資源であり、弊社は、その貴重な水を皆様のお住まいや職場まで届ける、大切なライフラインの役割を担っています。豊かで健康な日常を守る使命をもち、専門知識を持ったスタッフとともに、皆様の水回りのお困り事を解決するお手伝いができるよう全力を尽くしてまいります。
代表取締役 坂原 一
私たちのこだわり
父の傍で施工技術を学び、自力で起業・新規開拓
さいたま市の大宮で生まれ育った私は、17歳後半から管工事業関係の他社で働き始めました。働くうちに違う仕事にも就いてみたいと考えるようになりましたが、当時は就職氷河期もあって就職先はなかなか見つかりませんでした。勤めていた会社は旧与野市で上位の会社でしたが、社長や奥様とうまくいかず退職し、困っていたところ、実家(旧大宮市)で管工事事業を営んでいた父の仕事を手伝うことになりました。その後約10年にわたり、父や先輩社員を見ながら仕事を覚えていきました。
入社後数年たってから、バブル経済崩壊の景気低迷の波を受け、取引先等が次々に倒産していきたました。しばらくは何とかやりくりしていましたが、父の会社も経営不振に陥り事業の継続が難しくなってしまいました。会社を整理して他の会社に勤めようと考えましたが、当時は私自身が現場の指揮を執り仕事を回していたので、使われる人間にはなりたくないと思い、自分で再出発しようと奮起しました。地元で商売をやるには、商社や施工業者との信用が無いと出来ない為、父の買掛金を私個人に切り替えてもらいました。買掛金が1,000万円ほどある状態でしたが、個人では銀行との取引がない状態だったので融資も得られず、当時27歳だった私が全額を立て替えることとなりました。今後も同じ業界で、父のノウハウを活かしながら仕事をしていくならば、借金を清算し信頼を得ていくことが大事だと考え、完済を決意しました。取引先1社1社に頭を下げて回り、借用書を交わして返済計画を作成するところから始めました。
2006年には、さいたま市大宮区で弊社を立ち上げ、借金を返済しながら新規開拓を勧めていきました。経営の地盤は自力で固めていこうと考え、父の会社のお客様には頼らず元請け取引先ゼロの状態からのスタートでした。建設会社やハウスメーカー、パワービルダーなどの社員の方々と仕事を通じて良好な関係を築きながら、これから工事を行う予定はないか、あるならどのような工事なのかといった案件獲得に繋がる情報収集を行っていきました。
給排水・空調換気配管ほか建築工事の幅広い対応力で業務を拡大
厳しい状況からのスタートでしたが、諦めずにコツコツと地道な活動を続けた結果、培った人脈を通じて徐々に仕事をいただけるようになっていきました。創業から5年ほどの間は1日も休まず徹底したサポートに努め、弊社を信用して声を掛けてくださったお客様一人ひとりに工事で応えることで、地域での信頼と実績を積み重ねていきました。
2018年には、さいたま市見沼区に本社屋を移転し、さらに商圏を拡大していきました。現在は、本社と営業所のある埼玉県中南部を中心とした関東全域を対象に、主に戸建て住宅やマンションの給排水・空調換気設備配管工事、蛇口の修理や緊急工事など、人々の生活に必要不可欠な水道工事全般に携わっています。工事部、設計部、建築部の3部署が事業の柱であり、売上はそれぞれ3分の1ずつ、同比率となっています。
グループ会社であるファーストハウジング株式会社との連携により、個人住宅・共同住宅・店舗・事務所・倉庫等の建築工事や、リノベーション工事・リフォーム工事・ 土木工事・外構工事等も幅広く手掛けています。全ての工事において設計から施工、管理まで、常に安心・安全と誠実さを心がけ、地域の皆様の豊かな暮らしと、安心できる社会作りに貢献できるよう努めております。
現在請け負っている施工事業は、ハウスメーカーや建設業者から直接受注する、元請けの仕事が中心となっています。元請け会社として責任ある仕事を任さられるまでになったのも、自社で磨き続けてきた技術・知識に加えて、創業以来築き上げてきた50社以上の協力会社との連携があるおかげです。管工事業の中でも、私たちが手掛けている給排水衛生設備工事は、一般住宅からマンション、道路まで、規模や内容は多岐にわたります。柔軟に対応できる技術力と労働力を充分に備えたことで、多くのお客様に選ばれる工事会社へと成長を遂げることができたと考えています。
社員の夢と幸せを全力で応援する会社づくり
現在のグループ全体の社員数は20人程です。管工事業界は従業員5人以下の小規模事業者が半数以上を占めているため、業界の中では規模が大きな方です。建売業者やパワービルダーからは年間建築1,000棟から2,000棟に対応できる施工業者が求められるため、社員数の多さも大きな特長となっています。近年は、経営者の高齢化による施工業者の廃業や少子化からの人財不足により、弊社への問合せも多くなってきています。外部環境はさらに厳しくなりつつありますが、変化にはうまく乗れていると感じています。
弊社の社員は、戸建・集合住宅、商業施設の図面作成から施工管理までをこなすオールラウンダーの多能工です。創業から10年以上育ててきた社員もいて、社内で技術を伝えられていることも強みです。職人不足が深刻化する中で社員が働き続けてくれているのは、社内の雰囲気がよく、コミュニケーションがとれているからだと思っています。HPや求人にも書いている通り、社員の夢と幸せを全力で応援し、縁を大事にすることで「大東に来てよかった」と言ってもらえるような会社づくりをしています。会社を維持できるのは社員がいてくれるからであり、社員が慕ってくれているからこそ私が先頭に立ち旗を振っていられます。毎月社員の要望を聞く機会を設けることで社内環境を改善し続け、今後もどんなことがあっても社員を第一に考え、支えてもらっている分は社員に返せるようにしていきたいと思っています。「ボロを着てても心は錦」という言葉のように、自分自身はたとえボロボロであっても、社員や縁あって知り合った方々に喜びや幸せを与え、それを嬉しいと思える心を持ち続けたいと思っています。
不毛な価格競争に歯止めをかけ、社員や職人を守れる地域のリーダーに
水道管工事業としては、1996年からは、国が水道事業の安定化を図る目的で段階的に水道法を改正したことで、業者間の競争が激化していきました。本社のあるさいたま市でも民間の水道工事会社の数が増え、同業者の競争が激しくなりました。中には激安をうたい顧客を獲得しようとする会社もあり、値引き競争に負けて存続の危機にさらされている同業者も少なくありません。値崩れが進めば市場相場も下がり、減収となった工事会社は材料や労働力を十分に確保できなくなるため、結果的に工事の質を落とすことにも繋がりかねません。外部環境の変化を受けやすい小規模事業者は倒産してしまう場合もあります。これまで労働環境を改善せず、担い手を育てられなかった業界側にも責任はありますが、目先の安さばかりを追い続けてきた消費者にも原因の一端はあると思います。せめて弊社のある地域だけでも、不毛な価格競争をなくし、適性価格を定着させることで社員や職人を守りたいと強く思っています。
適正価格の浸透と定着の実現には、弊社が地域のリーダーとなる必要があります。昔の腕のいい職人は地域の皆様から厚い信頼が寄せられていましたが、弊社も「大東にお願いしておけば安心」と選んでいただけるように、圧倒的な信頼と技術力を得ることでブランド力をつけていきたいと考えています。確固たるブランド力を付けて地域ナンバーワンになることができれば、競合他社が参入しても恐れることはありません。これは社長になって以来、ブレることなく言い続けていることです。安全安心を徹底し、接客やサービスなど全ての面で品質を向上し、業界内でも模範となれるよう今後も常に努力していきたいと思います。
業界イメージを変え、若手の定着を目指すブランディング
引き続き競争が厳しい環境の中で生き残っていくために、今後はこれまでの建築業、土木業、設備業を継続して営みながら、他分野にも積極的にチャレンジしていく予定です。そのために必要となるのが、将来を支える若い世代の力です。建設業界は大変そう、厳しそう、危ないといったイメージがあり、敬遠される傾向があるようです。しかし実際には、多少の景気変動には左右されない安定した業種であり、体力のある20代30代が活躍できて社会貢献度も高い、非常にやりがいのある仕事です。少しでも若い人たちに関心を持ってもらいたいと考え、社員には身だしなみや言葉遣いにも気を配るよう念押し、続いて作業着やオフィスの内装、資材置き場、社用車、社宅の内装などをおしゃれで綺麗なデザインに刷新しました。一度挑戦し失敗したアパレル事業への進出も、自社の作業服デザインから派生したものです。
社名変更もブランディングの一環として行いました。創業当初の社名は、解散した父の会社の「有限会社東海設備」から東を引継ぎ「大東設備工業」としました。2018年には「大東設備工業」から「設備」と「工業」をとり「株式会社大東」としました。昔ながらの建設業のイメージを払拭し、社員や地域の方に「大東さん」と親しみをもって名前を呼んでもらえるようにするとともに、何の会社だろうと興味をもっていただきたい狙いがあります。当初、大東の「大」は父の会社を超えると意味の「大」と太陽が東から昇るイメージで「太」にしたかったのですが、「太」の中の「、」を付けると事業としてある程度の規模にしか成長しないような印象があり「大」にしました。今後、地域ナンバーワンの会社になるという夢が達成できたら、だるまの目入れのように、社名を「太東」に変更するかもしれません。
社員一人ひとりが働きやすい環境作りにも力を入れています。快適で効率的な労働環境を生み出すために、社内を清潔に保ち整理整頓を徹底することはもちろん、社員と協力会社で情報を共有できる環境を整え、積極的に業務の改善にも取り組んでいます。社員同士が気軽にコミュニケーションを取れるような、明るくアットホームな雰囲気も自慢の一つです。
人が生きるために必要な「水」を責任を持ち届ける
ここ数年は、近隣エリアで人口が急増していることも、弊社にとっては追い風となっています。交通の便が良く都心に通勤しやすいことや、都内と比べて住宅の価格が安いことが理由に挙げられると思います。加えて、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進んだことも要因となり、都内から移住する人は今後も増え続けると見られています。移住者の増加に伴い、新築一戸建てやマンションの着工数も確実に増加するでしょう。社会インフラの整備がますます重要になる地域に、生活する上で最も重要な「水」を届ける責任の大きさに、身の引き締まる思いです。
人は水が無ければ生きられず、水道事業は今後世の中が劇的に変化しない限りは永遠に続いていく大切な仕事です。ただ、水道事業や管工事業が含まれる建設業界は人口減少とともに衰退期に差し掛かっており、現状のままでは大手しか生き残っていけないだろうと言われています。辛く苦しい時期は続き、先行きは大変不安ですが、社員のために新たなアクションを起こし続けることが、ゆくゆくは良い結果に繋がり、お客様に愛される会社に繋がっていくと信じています。
経営者としては、あと20年は組織を育て牽引していきたいと思っていますが、社員をまとめ引き継いでくれる担い手が現れたら、迷わず託せるようにしたいと思っています。会社の継続は社員やその家族、取引先、地域にとっても大事であり、後継者のためにも全社員が毎日笑顔で働ける職場作りを社長としての最重要業務として、これからも様々な取り組みにチャレンジし続けます。
父の傍で施工技術を学び、自力で起業・新規開拓
さいたま市の大宮で生まれ育った私は、17歳後半から管工事業関係の他社で働き始めました。働くうちに違う仕事にも就いてみたいと考えるようになりましたが、当時は就職氷河期もあって就職先はなかなか見つかりませんでした。勤めていた会社は旧与野市で上位の会社でしたが、社長や奥様とうまくいかず退職し、困っていたところ、実家(旧大宮市)で管工事事業を営んでいた父の仕事を手伝うことになりました。その後約10年にわたり、父や先輩社員を見ながら仕事を覚えていきました。
入社後数年たってから、バブル経済崩壊の景気低迷の波を受け、取引先等が次々に倒産していきたました。しばらくは何とかやりくりしていましたが、父の会社も経営不振に陥り事業の継続が難しくなってしまいました。会社を整理して他の会社に勤めようと考えましたが、当時は私自身が現場の指揮を執り仕事を回していたので、使われる人間にはなりたくないと思い、自分で再出発しようと奮起しました。地元で商売をやるには、商社や施工業者との信用が無いと出来ない為、父の買掛金を私個人に切り替えてもらいました。買掛金が1,000万円ほどある状態でしたが、個人では銀行との取引がない状態だったので融資も得られず、当時27歳だった私が全額を立て替えることとなりました。今後も同じ業界で、父のノウハウを活かしながら仕事をしていくならば、借金を清算し信頼を得ていくことが大事だと考え、完済を決意しました。取引先1社1社に頭を下げて回り、借用書を交わして返済計画を作成するところから始めました。
2006年には、さいたま市大宮区で弊社を立ち上げ、借金を返済しながら新規開拓を勧めていきました。経営の地盤は自力で固めていこうと考え、父の会社のお客様には頼らず元請け取引先ゼロの状態からのスタートでした。建設会社やハウスメーカー、パワービルダーなどの社員の方々と仕事を通じて良好な関係を築きながら、これから工事を行う予定はないか、あるならどのような工事なのかといった案件獲得に繋がる情報収集を行っていきました。
給排水・空調換気配管ほか建築工事の幅広い対応力で業務を拡大
厳しい状況からのスタートでしたが、諦めずにコツコツと地道な活動を続けた結果、培った人脈を通じて徐々に仕事をいただけるようになっていきました。創業から5年ほどの間は1日も休まず徹底したサポートに努め、弊社を信用して声を掛けてくださったお客様一人ひとりに工事で応えることで、地域での信頼と実績を積み重ねていきました。
2018年には、さいたま市見沼区に本社屋を移転し、さらに商圏を拡大していきました。現在は、本社と営業所のある埼玉県中南部を中心とした関東全域を対象に、主に戸建て住宅やマンションの給排水・空調換気設備配管工事、蛇口の修理や緊急工事など、人々の生活に必要不可欠な水道工事全般に携わっています。工事部、設計部、建築部の3部署が事業の柱であり、売上はそれぞれ3分の1ずつ、同比率となっています。
グループ会社であるファーストハウジング株式会社との連携により、個人住宅・共同住宅・店舗・事務所・倉庫等の建築工事や、リノベーション工事・リフォーム工事・ 土木工事・外構工事等も幅広く手掛けています。全ての工事において設計から施工、管理まで、常に安心・安全と誠実さを心がけ、地域の皆様の豊かな暮らしと、安心できる社会作りに貢献できるよう努めております。
現在請け負っている施工事業は、ハウスメーカーや建設業者から直接受注する、元請けの仕事が中心となっています。元請け会社として責任ある仕事を任さられるまでになったのも、自社で磨き続けてきた技術・知識に加えて、創業以来築き上げてきた50社以上の協力会社との連携があるおかげです。管工事業の中でも、私たちが手掛けている給排水衛生設備工事は、一般住宅からマンション、道路まで、規模や内容は多岐にわたります。柔軟に対応できる技術力と労働力を充分に備えたことで、多くのお客様に選ばれる工事会社へと成長を遂げることができたと考えています。
社員の夢と幸せを全力で応援する会社づくり
現在のグループ全体の社員数は20人程です。管工事業界は従業員5人以下の小規模事業者が半数以上を占めているため、業界の中では規模が大きな方です。建売業者やパワービルダーからは年間建築1,000棟から2,000棟に対応できる施工業者が求められるため、社員数の多さも大きな特長となっています。近年は、経営者の高齢化による施工業者の廃業や少子化からの人財不足により、弊社への問合せも多くなってきています。外部環境はさらに厳しくなりつつありますが、変化にはうまく乗れていると感じています。
弊社の社員は、戸建・集合住宅、商業施設の図面作成から施工管理までをこなすオールラウンダーの多能工です。創業から10年以上育ててきた社員もいて、社内で技術を伝えられていることも強みです。職人不足が深刻化する中で社員が働き続けてくれているのは、社内の雰囲気がよく、コミュニケーションがとれているからだと思っています。HPや求人にも書いている通り、社員の夢と幸せを全力で応援し、縁を大事にすることで「大東に来てよかった」と言ってもらえるような会社づくりをしています。会社を維持できるのは社員がいてくれるからであり、社員が慕ってくれているからこそ私が先頭に立ち旗を振っていられます。毎月社員の要望を聞く機会を設けることで社内環境を改善し続け、今後もどんなことがあっても社員を第一に考え、支えてもらっている分は社員に返せるようにしていきたいと思っています。「ボロを着てても心は錦」という言葉のように、自分自身はたとえボロボロであっても、社員や縁あって知り合った方々に喜びや幸せを与え、それを嬉しいと思える心を持ち続けたいと思っています。
不毛な価格競争に歯止めをかけ、社員や職人を守れる地域のリーダーに
水道管工事業としては、1996年からは、国が水道事業の安定化を図る目的で段階的に水道法を改正したことで、業者間の競争が激化していきました。本社のあるさいたま市でも民間の水道工事会社の数が増え、同業者の競争が激しくなりました。中には激安をうたい顧客を獲得しようとする会社もあり、値引き競争に負けて存続の危機にさらされている同業者も少なくありません。値崩れが進めば市場相場も下がり、減収となった工事会社は材料や労働力を十分に確保できなくなるため、結果的に工事の質を落とすことにも繋がりかねません。外部環境の変化を受けやすい小規模事業者は倒産してしまう場合もあります。これまで労働環境を改善せず、担い手を育てられなかった業界側にも責任はありますが、目先の安さばかりを追い続けてきた消費者にも原因の一端はあると思います。せめて弊社のある地域だけでも、不毛な価格競争をなくし、適性価格を定着させることで社員や職人を守りたいと強く思っています。
適正価格の浸透と定着の実現には、弊社が地域のリーダーとなる必要があります。昔の腕のいい職人は地域の皆様から厚い信頼が寄せられていましたが、弊社も「大東にお願いしておけば安心」と選んでいただけるように、圧倒的な信頼と技術力を得ることでブランド力をつけていきたいと考えています。確固たるブランド力を付けて地域ナンバーワンになることができれば、競合他社が参入しても恐れることはありません。これは社長になって以来、ブレることなく言い続けていることです。安全安心を徹底し、接客やサービスなど全ての面で品質を向上し、業界内でも模範となれるよう今後も常に努力していきたいと思います。
業界イメージを変え、若手の定着を目指すブランディング
引き続き競争が厳しい環境の中で生き残っていくために、今後はこれまでの建築業、土木業、設備業を継続して営みながら、他分野にも積極的にチャレンジしていく予定です。そのために必要となるのが、将来を支える若い世代の力です。建設業界は大変そう、厳しそう、危ないといったイメージがあり、敬遠される傾向があるようです。しかし実際には、多少の景気変動には左右されない安定した業種であり、体力のある20代30代が活躍できて社会貢献度も高い、非常にやりがいのある仕事です。少しでも若い人たちに関心を持ってもらいたいと考え、社員には身だしなみや言葉遣いにも気を配るよう念押し、続いて作業着やオフィスの内装、資材置き場、社用車、社宅の内装などをおしゃれで綺麗なデザインに刷新しました。一度挑戦し失敗したアパレル事業への進出も、自社の作業服デザインから派生したものです。
社名変更もブランディングの一環として行いました。創業当初の社名は、解散した父の会社の「有限会社東海設備」から東を引継ぎ「大東設備工業」としました。2018年には「大東設備工業」から「設備」と「工業」をとり「株式会社大東」としました。昔ながらの建設業のイメージを払拭し、社員や地域の方に「大東さん」と親しみをもって名前を呼んでもらえるようにするとともに、何の会社だろうと興味をもっていただきたい狙いがあります。当初、大東の「大」は父の会社を超えると意味の「大」と太陽が東から昇るイメージで「太」にしたかったのですが、「太」の中の「、」を付けると事業としてある程度の規模にしか成長しないような印象があり「大」にしました。今後、地域ナンバーワンの会社になるという夢が達成できたら、だるまの目入れのように、社名を「太東」に変更するかもしれません。
社員一人ひとりが働きやすい環境作りにも力を入れています。快適で効率的な労働環境を生み出すために、社内を清潔に保ち整理整頓を徹底することはもちろん、社員と協力会社で情報を共有できる環境を整え、積極的に業務の改善にも取り組んでいます。社員同士が気軽にコミュニケーションを取れるような、明るくアットホームな雰囲気も自慢の一つです。
人が生きるために必要な「水」を責任を持ち届ける
ここ数年は、近隣エリアで人口が急増していることも、弊社にとっては追い風となっています。交通の便が良く都心に通勤しやすいことや、都内と比べて住宅の価格が安いことが理由に挙げられると思います。加えて、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進んだことも要因となり、都内から移住する人は今後も増え続けると見られています。移住者の増加に伴い、新築一戸建てやマンションの着工数も確実に増加するでしょう。社会インフラの整備がますます重要になる地域に、生活する上で最も重要な「水」を届ける責任の大きさに、身の引き締まる思いです。
人は水が無ければ生きられず、水道事業は今後世の中が劇的に変化しない限りは永遠に続いていく大切な仕事です。ただ、水道事業や管工事業が含まれる建設業界は人口減少とともに衰退期に差し掛かっており、現状のままでは大手しか生き残っていけないだろうと言われています。辛く苦しい時期は続き、先行きは大変不安ですが、社員のために新たなアクションを起こし続けることが、ゆくゆくは良い結果に繋がり、お客様に愛される会社に繋がっていくと信じています。
経営者としては、あと20年は組織を育て牽引していきたいと思っていますが、社員をまとめ引き継いでくれる担い手が現れたら、迷わず託せるようにしたいと思っています。会社の継続は社員やその家族、取引先、地域にとっても大事であり、後継者のためにも全社員が毎日笑顔で働ける職場作りを社長としての最重要業務として、これからも様々な取り組みにチャレンジし続けます。
会社概要
社名 | 株式会社大東 |
創立年 | 2008年 |
代表者名 | 代表取締役 坂原 一 |
資本金 | 1000万円 |
事業エリア |
本社
337-0042 埼玉県さいたま市見沼区南中野288-2 |
営業所【工事部事務所】
330-0032 埼玉県さいたま市見沼区東新井964-3 |
|
本社住所 |
337-0042 埼玉県さいたま市見沼区南中野288-2 |
事業内容 | 給排水衛生工事 設計施工 維持管理 土木造成 建築工事一式 |
URL |
https://daito-sk.com/
|
会社沿革
2006年 | 大東設備工業を創業(さいたま市大宮区天沼) さいたま市指定上下水道工事事業者証を受理 |
2008年 | 大東設備工業株式会社(さいたま市大宮区天沼)を資本金200万円にて設立 |
2009年 | 東京都指定上下水道工事事業者証を受理 |
2010年 | 見沼支店(さいたま市見沼区南中野)を開設 |
2012年 | 戸田市指定上下水道工事事業者証を受理 |
2013年 | 売上高 10,000万円 川口市指定上下水道工事事業者証を受理 |
2014年 | 一般建設業許可取得 |
2015年 | 建設事業部を設置 |
2018年 | 売上高 27,000万円 資本金 500万円に増資 沖縄県宮古島市に宮古島営業所を開設 宮古島市指定水道工事事業者証を受理 本社屋完成 本社をさいたま市見沼区南中野に移転 株式会社 大東に社名変更する |
2020年 | 売上高 33,000万円 資本金1000万円に増資 |
2022年 | 見沼区東新井に工事部事務所開設 |
株式会社大東の経営資源引継ぎ募集情報
関連リンク
公開日:2023/06/21 (2023/06/23修正)
※本記事の内容および所属名称は2023年6月現在のものです。現在の情報とは異なる場合があります。