現在、機械化が進む中でビジネスの世界においてもDX化が進められています。
その中でも注目される新たな営業形態、「インサイドセールス」について4回に分けてお話していきます。
現在、機械化が進む中でビジネスの世界においてもDX化が進められています。
その中でも注目される新たな営業形態、「インサイドセールス」について4回に分けてお話していきます。
小さい範囲から始めるのがコツ
これまでインサイドセールスやマーケティングオートメーションについてご紹介してきました。今回は中小企業でインサイドセールスを取り入れるためにどのような取り組みをすればよいのか、実際にあった例を用いてお話します。
前回までのコラムはこちらからお読みください
第1回 インサイドセールスとは 今からは危険?インサイドセールスの落とし穴を解説
第2回 電話営業と何が違う?インサイドセールスの流れを解説
第3回 中小企業向け!インサイドセールスの導入事例と導入のコツ
インサイドセールスは少しづつ取り入れていくことが成功の鍵です。特に中小企業では一気に導入しようとすると社内の混乱が発生してしまいます。したがって、週に1時間、月に1日などの小さな規模から始めることで継続していきやすくなります。さらに、少しずつ取り組むことで普段の業務では着手が難しい過去の顧客の掘り起こしができ、案件獲得につなぐ一助にすることができます。
導入事例をご紹介いたします。
住宅工務店A社
1日のうちの1時間だけ、顧客リストに基づいて、過去の顧客の掘り起こしをしました。マーケティングオートメーションツールによって洗い出された過去の顧客リストを元に、電話営業を行い、その後の変化やお困りごとを伺うことで新たな案件に繋がりました。
住宅工務店B社
100%飛び込み営業を行ってきましたが、インサイドセールス導入に伴い、今まで交換してきた名刺をデータ化し、一元管理しました。それらに基づいてメールマガジンの配信を行い、反応があった取引先には電話営業や訪問といったアプローチをとりました。通常の営業に加えてこれらの取り組みを行うことで1年以上訪問できていなかった取引先からの受注を獲得する、見積りを出したところで進捗がなかった取引先からの注文を獲得するといった成果が生まれました。
設計事務所C社
コロナ禍によって来店が減り、対策としてインサイドセールスを取り入れました。来店頂いていた顧客に資料を送付しても、無反応なことが多かったため、マーケティングオートメーションツールを利用し、得られたアクセス状況を元に電話営業を行い、その後メールを送るというフローを作成しました。この取り組みによって、より顧客に自社を意識させるきっかけ作りができました。
上記の例のように
の3点に気を付けてインサイドセールスを始めることで、中小企業でも少ないリソースで継続することができます。
これまで4回にわたってインサイドセールスを解説してきましたが、いかがでしたか?
インサイドセールスに対してハードルが高いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、成功事例もたくさん存在しています。この記事が皆様のインサイドセールス導入のお役に立てれば幸いです。
前回までのコラムはこちらからお読みください
第1回 インサイドセールスとは 今からは危険?インサイドセールスの落とし穴を解説
第2回 電話営業と何が違う?インサイドセールスの流れを解説
第3回 中小企業向け!インサイドセールスの導入事例と導入のコツ
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