良い悪いという話ではありませんが、中小企業の今のM&A市場は大手が中心で、例えるなら不動産売買の仲介ビジネスのようになっていると考えています。そうなってしまうと、地域の八百屋さんや駄菓子屋さんのような、地元資本の企業が持つノウハウ、資産が途絶えてしまう事になりかねません。

こうした現状には大きな危機感を覚えています。地域の衰退を防ぎ、活性化をさせていくためにも、地域の人々の生活に欠かせない企業や文化を大切に守りながら、事業者の想い・経営への考えを引き継ぐための事業承継をサポートしていきたいと強く思います。私自身の事業承継の経験も活かしながら、日本式の、伴走型の事業承継をどんどん広めていきたいのです。
私たちは「未来会計」を推奨しています。まずは企業様のあるべき姿を明確にし、そこから逆算して課題を見出すところから支援していきます。

弊社を含めたケーエフエスグループには会計事務所や保険代理店等があります。グループはそれぞれの知恵を持った専門家たちが「知恵の輪」となり活動しています。
会計事務所の税理士は毎月クライアント様の小さな変化にも気付くことのできる最良のパートナーであるべきです。税務に関する業務をただこなすのではなく、クライアント様の経営の根幹に関わるアドバイスや、企業の成長に合わせた経営課題に対する助言を行えるプロフェッショナルさが必要です。
税務業務を軸にクライアント様の現状や今後のビジョンを考慮し、抱える課題に対して代行・解決・共有の3つのアプローチからグループ全体が一丸となって最適な情報やサービスを提供できる体制が弊社の強みです。

経営者であるお父様から、「息子を後継者として育ててほしい」というようなご依頼をいただくことも多くあります。家族だからこそ話しにくいことも、私達が寄り添って話し合いの場を設けたり、一緒に経営計画を立てる等のサポートをすることで、円滑に物事を進めることが得意です。

現代の事業承継はとても高度化しています。過去、特に高度成長期の事業承継はビジネスモデルが成長すると確定している中での引き継ぎであったため、後継者の資質が大きく問われることはなかったのではないかと思います。しかし経済状況が縮小し続ける現代、そしてDXやインボイス、働き方改革などある中での事業承継は、後継者の資質やビジネスセンスが問われます。そういった面もお客様と伴走しながら支援していきます。